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東京都の区内にも「渓谷」と名の付くところがあります

 お盆休みが終わりました。街中を歩いていると、花屋さんやブティックの店先にはそろそろ秋を感じさせるものも出始めていますが、厳しい残暑はまだしばらく続きそうです。

 日差しの強い日は木陰が欲しくなるものですが、都内にお住まいの方でしたら是非お薦めしたい場所があります。世田谷区にある等々力渓谷です。東京都でも奥多摩地区には山もあれば渓谷もあるのですが、区内にも渓谷と名の付くところがあるというのはちょっと驚きです。

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 もっとも渓谷とはいっても、山で見かけるような大きなものではなく小川みたいな所なのですが、一帯は確かに小さな谷のような地形になっています。周囲には住宅やマンションが建ち並んでいるのですが、商店街から一歩横に入ると、そこだけ鬱蒼とした木々の繁る空間が広がっていて、かつての武蔵野台地の面影を色濃く残しています。

 川の水はさすがに山の中にある渓谷ほどの輝きはありませんが、澄んでいるので、森の中を縫うように水が流れている様子だけを見れば、誰もここが東急線の等々力駅からわずか徒歩1分の場所とは思わないでしょう。渓谷全体の長さは約1kmほどですが、水の流れを沿うようにして自然を生かした遊歩道が作られており、東京都はここを「風致地区」に指定して周辺の環境を保護しています。

 今日も朝から30℃を超える暑さでしたが、いつものように階段を下って渓谷の遊歩道内に入ってみると、木陰と水の流れがとても心地よく感じられ、ほんのひとときですが深い山の中に入ったような気分になりました。

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