二百十日の到来 ― 9月になりました
9月1日は暦でいうところの二百十日です。二百十日は、立春から数えて二百十日目ということで、この時期は台風シーズンと重なります。日本ではこの時期が稲の開花時期にあたりますが、台風による強風で稲の花が散らされたりすると、その年は不作になるため、米作農家の方々にとってはひときわ天候が気になる時期でもあります。
芭蕉の詠んだこの「野分」は二百十日前後に吹く強風のことで、いわゆる台風のことだと中学生の頃に習いましたが、野原の草を分けるように強い風が吹く有様から、昔の人は野分と呼んだのでしょう。
有楽町駅のすぐそばにある東京国際フォーラムは10年余り前に建てられた建物で、中が全部吹き抜けの上、外壁が上から下まで透明なガラス張りのその姿は周囲に異彩をはなっていますが、残念ながらエコガラスは使用されていません。その代わりというわけではないでしょうが、足元のイベントスペースには40本余りの大きな欅(ケヤキ)の木が植えられています。9月2日は土曜日なので休みでしたが、仕事を片付けるために昼過ぎからオフィスに出たところ、このスペースに屋台に改造された自動車が10台余りも出て、ジャズ演奏のイベントが行われていました。

普段の土日はオフィス街なのでそんなに人はいないのですが、今日はたくさんの人がいて、木の下に出されたテーブルに座って、屋台自動車で販売される料理を食べたり、ビールを飲んだりしながらイベントを楽しんでいます。そんな人達の間を縫ってオフィスに行き、一人デスクに座り黙々と仕事を片付けていたら、いつのまにか6時を過ぎました。
帰りにイベントスペースを横目で見るとそのあたりはまだ明るくて、プログラムはさらに夜遅くまで続くようです。木立に囲まれたイベントスペースを見るにつけ、「あの大きな東京国際フォーラムの建物のガラスが、もしも全部エコガラスだったならば、さらに環境にやさしい空間になるのに。」と思わずにはいられませんでした。
