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2006年 クリスマス・イブの夜に思ったこと

 原油価格高騰が続いていますが、それが原因で穀物価格が上昇しているとのことです。トウモロコシなどを原料とするエタノール等の代替燃料のほうが割安であるため、本来人が食べたり家畜の飼料となったりするはずであったものが、代替燃料の原料として使用されるようになったからです。ところがそんな状況の中で、地球温暖化が穀物などの食料生産量に影響を及ぼすというレポートを相次いで読みました。

 カリフォルニアは果物の産地として知られていますが、米国のローレンス・リバモア国立研究所などのメンバーからなる研究チームによると、気温の上昇と降水量の変化により、今世紀半ばまでにオレンジ、ブドウ、アボカドなどの収穫量が、20~40%程度減少することが予想されるとのことです。また、経済成長著しいインドでは、カリフォルニア大学バークレー校・サンディエゴ校の共同研究によると、温室効果ガスと大気汚染の複合作用が、同国の米の生産量減少に大きな影響を与えているとのことです。

 CO2排出量削減にはトウモロコシやサトウキビを原料とするバイオマス燃料の活用が好ましいため、その研究や活用が急速に行なわれるようになってきていますが、それには冒頭のように最近の原油高も追い風になっているのではと思います。しかし、そもそもの原因となった地球温暖化は、既にそれらの原料となる農業生産物の生産量にまで影響を及ぼしているということです。

 食料も燃料も人間にとっては欠かせない物であり、それが原因となった国家間の争いは歴史上枚挙に遑がありません。地球温暖化進行は単に気候変化をもたらすだけでなく、その過程で私達に醜い争いを引き起こさせる可能性を持っているのではないでしょうか。

 昨夜はクリスマス・イブでした。夕方渋谷の街に出てみると、美しいイルミネーションの中、いつにも増してたくさんの人が楽しそうに買い物や食事に出かけていく姿がありました。将来にわたって、私達の子供達やそのまた子供達が、この日楽しい夜を迎えられるように美しい地球を守っていくことが大切ですよね。

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