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2007年02月26日

「ガラスの森」が大阪に出動しました

 2月22日(木)、政府の産業構造審議会・中央環境審議会は、温室効果ガス排出抑制に対する産業界の自主行動計画の2005年度達成状況を公表しました。この自主行動計画は日本経団連を窓口に産業界が作成しているのですが、エコガラス・キャンペーンの推進母体である板硝子協会はもちろんかかわっています。

 2005年度、板硝子業界の達成状況評価は「○」(自主行動計画の目標達成)で、CO2排出量を25.4%削減しました。今回は三十三業界中、達成できたのは二十一業界です。エコガラスの住宅への採用を呼びかけている板硝子業界は、生産を中心とする企業活動においてもCO2排出量削減に取り組み、頑張って一定の成果を出しています。皆様に勧めるのですから、まずわが身からきちんと地球温暖化対策に取り組まなくてはなりません。

 ところで、22日から24日にかけてインテックス大阪で開催された、ENEX2007 大阪に「ガラスの森」移動展示車が出動しました。貸し出しは別として、事務局として大阪に「ガラスの森」を派遣したのは今回が初めてでしたが、三日間で約1,800人、全来場者の一割に上る方々がエコガラスを体感して下さいました。

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 今回お手伝いしてくれたのは、地元大阪のエコレディーズ。皆明るく、そして可愛らしい女の子達で、イベントを楽しく盛り上げてくれました(^^)とういことで、秘蔵の写真を特別公開。

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     小さく前にならえ!

 
 展示会終了日の翌日に東京へ帰ったのですが、せっかくですので、心斎橋・道頓堀近辺の「コテコテ大阪」をたくさん写真に撮ってきました!(^о^)

 阪神タイガースが優勝すると、ファンが飛び込んで大騒ぎになる道頓堀川を戎橋から撮って見ました。今は飛び込み防止用の透明板で囲われています。川は思ったほど汚れていないですね。

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 そのすぐ横にある「グリコ」の巨大ネオンサイン。記念撮影をしている人がたくさんいました。

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 大阪といえば、お約束の「くいだおれ人形」、「かに道楽」本店の巨大カニ看板も、道行く人の人気写真撮影スポットです。

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 この界隈はいつきても大勢の人通りがあります。この日もまだ午前中だというのに、地元の人ばかりでなく、中国や韓国からの観光客と思われる人たちもたくさんきていました。この周辺一帯は、商都大阪の中でも特に人々を引きつけるパワーを感じますね。

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2007年02月19日

今年は初雪の前に春一番 - 気候の変化は日本の伝統文化も壊してしまう

 2月3日の節分が過ぎると翌日4日は立春、二十四ある「節気」の最初です。「日本人のしきたり」(飯倉晴武 編著 青春新書INTELLIGENCE)という本が売れているというので読んでみました。

 中国の戦国時代(紀元前400~200年頃)に太陰暦による季節のずれを直して四季を正しく示すため、一年を十二の「中気」と十二の「節季」に分け、それらに名前をつけたのが「二十四節気」だそうで、日本では江戸時代の暦から採用されたとのことです。並べると下記の通りですが、これら全ての名称・意味・新暦との目安がしっかりと頭に入っている方は、日本文学や歴史に造詣が深いか、俳句を詠むような方でしょうか。

 春 - 立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
 夏 - 立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
 秋 - 立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
 冬 - 立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

 立春を過ぎたということは暦の上で春が始まり、この日の後に吹く強い南風が「春一番」となるわけですが、今年、関東地区では2月14日に観測されたとのことです。気象庁によると発表の目安は各地で少しずつ違うとのことですが、関東地方では次の通りです。

 ① 発表する期間は立春から春分までのあいだ
 ② 日本海に低気圧があること
 ③ 強い南寄りの風(風向は東南東から西南西まで、風速8m/s以上)が吹き
 ④ 気温が上昇すること

 確かにこの日は生暖かく強い風が夕方から吹きました。「初雪も降らないのに春一番とは…」とTVニュースで言っていましたが、全くその通りです。「やっぱり今年は暖冬なのだなぁ」と実感ました。

 春はだんだんと日が長くなり、コートが不要になり、やがて桜が花を咲かせ、と楽しい気分にさせてくれるから好きな季節なのですが、厳しい冬があってこそ楽しさは増すものです。

 冬だというのにコンビニではおでんが売れずにアイスクリームが売れ、薬局では花粉症対策グッズが予想外に売上を伸ばし、ブティックではコートが売れず早々と春物を投入しているとのこと。やっぱりなんだか変だと思いませんか。

 二十四節気が使われたということは、昔の日本はとても季節の変化が感じられたということに他なりません。特にこの数年、身の回りにある季節の変化にはめりはりがなく、目に映るもの、肌で感じる季節の波が知らぬ間に小さくなってきていると感じます。

 私達日本人の子孫が自国の古典文学を学んだり、俳句を詠もうとするときに、二十四節気と実際の気候が大きくずれていたらどうなるでしょう。気候の変化は私たちの大切な伝統文化をも壊してしまうのではと思います。


2007年02月12日

地球温暖化災害の恐ろしさ - ハリケーン「カトリーナ」の爪跡

 以前にエコブログでご報告した通り、昨年11月末から10日ほど、米国におけるガラス防災対策に関する調査に行ってきたのですが、現在、調査団の方達と報告書作成の最終の詰めを行っており、その「あとがき」の草稿を書きながら撮影してきた写真を見ています。

 2005年8月末にアメリカ南部で発生したハリケーン「カトリーナ」を巨大化させた原因は、地球温暖化がもたらした可能性が高いという認識が定着しつつありますが、私達が調査に行った1年3ヶ月後でも、その悲惨な爪跡はニューオリンズの街のいたるところに見られました。

 当時、通信社から配信された新聞写真を見た方は多いと思いますが、ビル一面のガラスが割れたHyatt Hotelは今もまだその復旧が終わらず、多くの窓ガラスは割れたままでした。

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 かつては観光客で賑わっていたであろうロビーも今は真っ暗で、人影すらありません。

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 Hyatt Hotel周囲はガラスの割れたままのビルがまだ何棟も残っており、さながら廃墟の様相をなしていました。

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 ニューオリンズの街の80%を襲った大洪水の跡は目を覆うばかりでした。決壊した堤防の場所まで行ってみましたが、堤防こそ復旧されているものの、そこから市内中心部へ戻る途中、車で30分以上走っても洪水で壊れた家並みが途切れることがないのです。

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 ハリケーン「カトリーナ」による被害の概要は以下の通りです。

 ・死者     :約1,900人
 ・被災者    :250万世帯以上
 ・家を失ったもの:52万人以上
 ・被災商店   :7万件以上
 ・失業者    :40万人以上
 ・被害総額額  :400億ドル以上
 ・水没地域   :ニューオリンズ市街地の約80%
 ・森林破壊   :5,000km2以上

 地球温暖化の進行により、私達が過去経験したこともない自然現象が起こるというのはIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第1作業部会の第4次評価報告書に明確に指摘されています。「カトリーナ」級の災害は、決して遠い国で起こった他人事ではないのではないか、と改めて思いました。


2007年02月03日

IPCC第4次評価報告書の発表とENEX2007東京

 2月3日(土)に各新聞でも大きく取り上げられましたが、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第1作業部会(気候システム及び気候変化の自然科学的根拠評価の担当)がパリで開催され、地球温暖化の実態と今後の見通しについて最新の見解が取りまとめられました。今回で第4回目となる報告書では、単に地球温暖化が起こっていることを断定するだけではなく、それが「私達人間の活動に起因する温室効果ガスの増加が原因である」とほぼ断定されています。2001年の第3次報告書の中では、「可能性が高い」という表現にとどまっていましたから、さらに踏み込んだ指摘がされたことになります。

 今回の取りまとめの中で新たに出された予測がいくつかあります。その主なものは、

① 2030年までは社会シナリオによらず、10年あたり0.2℃の気温上昇
② 北極海の夏の氷が21世紀後半までにほぼ完全に消滅する可能性
③ 大気中のCO2濃度上昇により海の酸性化の進行

などですが、どれも人類だけではなく、地球上の多くの生物に深刻な影響を与えるものばかりです。世界各国の多くの研究者が3年をかけて取りまとめたこの報告は、地球温暖化の議論に科学的根拠を与えるものとして、私たち一人ひとりも極めて重たいものとして受け止めなければならないと思います。

 IPCCの発表に合わせるように、2月は「省エネルギー月間」として様々な関連行事が行われますが、板硝子協会も1月31日から2月2日にかけて、東京ビックサイトで開催されたENEX2007展にガラスの森移動展示車を出展しました。事務局発表によると、3日間の来場者は昨年度を10,000人以上も上回って50,000人を超え、省エネルギーや地球温暖化問題に対する関心の高まりを改めて感じました。

 今回は、同じく出展していた樹脂サッシ普及促進委員会(J-Mado)さんと部分的なコラボレーションを行い、ガラスの森では樹脂サッシとエコガラスを組み合わせた小型のカットサンプルを用意してエコガラスの窓枠への納まりを見せる一方、J-Madoさんでは、展示ブースのパネルに「エコガラス」と大きく表示し、樹脂窓枠とエコガラスの組み合わせによる最高性能の窓をアピールしました。

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 ガラスの森は今回も盛況で、3日間で約1,900人にのぼる方がエコガラスを体感し、説明を聞いてくださいました。昨年9月末に「省エネルギー教室」でエコっ手を使った授業を受けた神奈川県平塚市の小学生さん達も課外授業で訪れ、今度はエコボールでエコガラスの断熱性能を体感してくれました。生徒の皆さんは以前に体感したエコっ手のことをよく覚えていてくれました、嬉しいですね。

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 今回のエコレディは写真の3人。皆さんこれまでの展示会でガラスの森をお手伝いした経験があるので、説明や誘導もとてもスムースに進みました。「笑顔はもちろん、ユニフォームも可愛い!」と来場者のおじさんたち?に評判です。

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