記録的な猛暑が教えてくれる「断熱」と「遮熱」の違い
先週の暑さは本当に異常でした。酷暑、猛暑というレベルを超えて「暴暑」という言葉で表現していた夕刊紙がありましたが、まったくその通り。全国数都市で気温40℃超を観測したそうですが、東京都心でもおそらく体感レベルではそのくらいあったと思います。深夜になっても一向に止まないセミの鳴き声が、連日の熱帯夜を実感させます。

「暴暑」をしのぐために冷房をかけざるを得ない、そしてその廃熱がさらに外気温を上昇させる、という悪循環が発生しています。昔は都市部でも夕方になれば涼しくなったものですが、もうそんなことは望めません。なので、冷房を一切使わないというのは、健康上からも現実的なことではありません。屋内でさえ熱中症にかかることもあるのですから。
たとえ省エネ型のクーラーであっても、どれだけ使用時間を減らし、なおかつ快適に過ごせるかということが、この悪循環を低減させ、最終的には地球温暖化の防止にもつながることになります。では悪循環を断ち切るにはどうすればよいのか・・・?
遮熱性能を持たせることにあります。
クーラーの使用を抑えるために、屋根や壁の断熱化が進んでいる最近の住宅では、熱が出入りする窓、とりわけ窓ガラス部分による遮熱が大切です。ここで大事なことは、窓枠を断熱タイプにして一般複層ガラスを入れても、熱は決してさえぎれないということです。一般複層ガラスでは、ひとたび空気層が温まってしまえば外気の熱を室内に伝えてしまうからです。
また、そもそも窓枠には遮熱タイプはなく、断熱タイプだけしかありません。断熱タイプの窓枠には、その名の通り「断熱性能=冬場に有効な、熱を伝えにくくする効果」はあっても、「遮熱性能=夏場に有効な、熱を伝える前に反射してさえぎる効果」はありません。
窓は基本的に「枠」ではなく「ガラス」によってその性能が決まるのです。エコガラスは、一般複層ガラスにある断熱性能を、特殊金属膜で向上させるだけではなく、窓枠では出すことができない「遮熱性能」を備えた「高断熱・遮熱ガラス」なのです。
板硝子協会がキャンペーンを通じて一般消費者の方々に訴えていくだけでは、このようなエコガラスの機能の認知促進には限界があります。そこで今年2月から約3ヶ月毎にマスコミ・報道関係の方々を対象に、エコガラスについて興味と理解を少しでも持っていただくことを目的にニューズレターを発行し、時に応じて直接訪問して説明もしています。
成果は少しずつ出てきていますが、今後さらに多くの新聞や雑誌記者の方々が、ニューズレターを通じてエコガラスの持つ機能を理解し、第三者の公平な目でその存在や効用・評価について、機会をとらえ紙面・誌面を通じ広く世の中に伝えていただくことを願っています。
(サイト内にニューズレターの掲載を開始しました。ご興味のあるかたはご一読下さい。)