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2007年10月25日

0(ゼロ)から1へ

「地球のためにあなたができる最初の一歩は、この事実を知ることだ。」温暖化の問題を世界に広く知らしめたことでノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア氏は、著書『不都合な真実』の中で、私たちにまずこう訴えかけます。

ことしのノーベル平和賞は、温暖化が世界の脅威になった時代を象徴するものだと言われますが、実は、このニュースを聞いたとき、「気候変動(温暖化)問題と平和」が頭の中ですぐには結びつきませんでした。しかし、すぐに、その認識自体が既に「遅れている」のだと思い知らされました。

温暖化に伴う異常気象によって食糧危機や水不足が引き起こされ、海面上昇は大量の「環境難民」を生み出す・・・。そして、地球温暖化が世界平和の脅威になるということは、こうした事態が次の世界戦争の引き金になり得る、ということを意味する・・・。このように理解した瞬間、温暖化をモラルの問題と位置づけ、「目を反らしてはいけない」と訴えるゴア氏の言葉の重みをより実感しました。

正直なところ、私たち一般市民にとって、世界平和のことまで考えて日常の行動をすることは、なかなかできることではないと思います。それでも、ノーベル平和賞をきっかけに、地球温暖化問題の複雑で深刻な側面をまた一つ知ったことは、とても意味のあることだと思います。

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さて、私の次の課題は「知っているだけ」の状態からの脱却です。


『0(ゼロ)からは何も生まれないが、
1は2を、3を生みだす。』


温暖化問題の真実を「知らない」状態が0(ゼロ)だとして、ゴア氏の言うように、直面している問題を「まず、知った」ことが第一歩ならば、早く2を、3を生みださなくては。
そのために、『不都合な真実』に書かれている勧めにしたがって、まずは、自分の暮らしと消費生活のあり方から見直してみよう、と思うのです。


2007年10月21日

10月は「住宅月間」 - 「やまぐち住宅フェア」でエコガラスが展示されました

 10月は国土交通省が定めた「住宅月間」です。住宅の「住」と数字の「10」を言葉としてかけたわけですが、毎年全国の各地で住まいに関連したイベントが開催されます。

 山口県では「2007 やまぐち住宅フェア」が20日(土)・21日(日)開催なのですが、このイベントに出展する(財)山口県建築住宅センター様からご依頼があり、住宅の省エネルギー化を訴えるための展示ツールとして、「エコっ手・エコボールユニット」を貸し出しました。

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 この「やまぐち住宅フェア」は、物産フェア、いきいきエコフェア、やまぐち新製品フェアと同時開催され、「きらら物産・交流フェア 2007」の一部を構成しています。会場は2001年夏に開かれた「山口きらら博覧会」の記念公園内にある多目的ドームなのですが、ここは野球場としても使用できるほどの大きな全天候型ドームです。午前9時のオープニングに合わせて、1,500個もの風船が空に放たれて始まりました。

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 色とりどりの風船が青空に上っていくと、ブラスバンドが演奏を開始して一気に雰囲気が盛ります。

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 既に1時間ほど前から入場を待って集まり始めていた大勢の人たちが、一斉にドームの中に入って行くと、広い会場がまたたくまに人であふれていきます。

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 (財)山口県建築住宅センター様のブースにも、次々に人が訪れます。ガラスには不慣れなご担当の方に説明要領の手ほどきをし、機材が正常に作動することを確認し、2時間ほどお手伝いをして会場を後にしました。

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 今回のように住宅関連の公共団体の方に、イベントでエコガラスのご紹介をしていただけるのは、私達にとってはとてもうれしいことです。エコガラスの市民権がまた一歩、固まっていくことにつながるのですから。

 さて、山口県といえば安倍前内閣総理大臣の地元です。山口宇部エアポートでは空港限定という「晋ちゃんまんじゅう」が売られていましたが、説明ボードには「お疲れ様でした!!」という上書きがされていました。

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 山口県が生んだ内閣総理大臣は、明治の元勲 伊藤博文(初代)以来、安倍前総理(第90代)で8人にもなるのですね。そんなお国自慢のお土産「山口出身 総理大臣HISTORY」というクッキーも売られていました。売店のおばさんによると、こちらはよく売れているそうです。なので、私も板協オフィスにお土産として買いました。
(^^)

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2007年10月18日

大好きな季節、秋。

「山野に晩秋の気がたちこめ、露の冷たさに秋の深まりを感ずる頃。」10月9日、二十四節季の一つ、「寒露」の意味です。この日は、ぐずついた天気で日中も肌寒かった地域が多かったようです。まさに秋の深まりを感じる一日だったのではないでしょうか。

改めて、二十四節季の名称の由来を調べてみました。天体の現象に由来するもの(秋分・夏至など)、暦学上の季節区分(立春・立冬など)のほか、気温(処暑・大寒など)や気象(寒露・小雪など)など実に様々です。中には忘れられがちなものもありますが、現在の気候とのずれはさておき、時期によって微妙に異なる気象現象や、気温の変化を感じ取るさまには、深く感じ入ります。

子どもの頃から、この寒露の時期がとても好きでした。稲刈りの済んだ田んぼで、近所の友達とボール遊びをしたり、鬼ごっこをしたり。運動会で「スポーツの秋」を意識するまでもなく自然に駆け回り、疲れたら、わらを束ねて腰掛け、おしゃべりに夢中になりました。

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夕方寒くなって家に帰ると、今度は「食欲の秋」。常に旬の食材を使うことを意識していた母の作る秋の料理は格別で、至福のときでした。さすがに思春期を迎えると、食欲の秋どころか「天高く馬肥ゆる秋」、自分まで肥えてはならないと必死に我慢もしたものです(たいてい空しく敗れ去りましたが・・・)。

地球の温暖化がこのまま進んでしまうと、日本の四季にもいずれは異変が訪れる、と危惧する声があります。私たちは、周辺に生息する生き物、生活習慣、食材、景色の移り変わりなどによって、四季を身近に感じ取り、知らぬ間に精神的な充実も図っているように思います。仮に四季がなくなってしまうと、「季節の変化によって何かを感じる」こと自体ができなくなってしまいそうで、恐ろしさを覚えます。

日々の微妙な変化が美しい季節、秋。子どもたちが、露の冷たさや秋が深まっていくさまを、いつまでも感じ取れるような環境でありますように。


2007年10月15日

座禅してきました

唐突ですが・・比叡山の麓の寺院で催された座禅の会に参加してきました。

「はたして人に話せる文化や経験があるのか?自分を見つめる時間をもっているか?」と考えていたときのお誘いでしたので期待感を持って臨みました。

また偶然前日に遠来の方を東山界隈の神社仏閣にご案内しておりましたので、その流れからも非常にフィットするものでありました。
当日は、11時に寺院に集合、13時前まで座禅を組んで、その後食事、説法、と15時までの4時間を異空間の中で過ごしました。

実際に座っていたのは2時間弱なのですが、「ただ座るだけ」がいかに難しいかを感じさせられました。
何も考えないでおこうとすると何も考えないことを「考えている」自分がいて、ぐるぐるの堂々巡り、そのうちに足は痺れを通り越して痛くなってくるわ、体もふらふらするわで、不様な2時間だったと思います。

しかし、おそらく非常に短い時間であったかもしれませんが、何も考えていない時間があったようにも思います。ちょうどランナーズハイのような感覚でしょうか。
もしくは居眠っていたかも・・

帰路の雑踏感が妙に親しく、いとおしく感じられたのも良い経験でした。
心のエコロジーのために今後も年に1回程度続けようかなと思っています。

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2007年10月12日

秋をむかえて変る有楽町駅周辺

 板硝子協会のある有楽町界隈も、ここのところ一気に秋の気配が漂い始めました。東京フォーラム前の広場は、季節によってこまめに植栽を変えるのですが、今度は突然、ゴロゴロと大きなオレンジ色のカボチャが現れました。

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 10月末にひかえたハローウィーンを連想させますが、それにしてもでかい!どこか近所のビルにある働く女性向けの託児所にあずけられているのでしょうか、保母さんと思われる女性に連れられて朝のお散歩に出てきた子供が、小さな手を伸ばしてさわっています。

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 JR有楽町駅の南では、長かった再開発事業がようやく完了して商業ビル ITOCiA(イトシア)が今朝オープンしました。丸井を中核テナントとしたビルですが、2棟の建物で構成されており地下駐車場も併設されています。オープン初日の今日は、開店までまだ1時間以上あるというのに、周辺にはたくさんの人が行列をつくって並んでいました。

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 昼過ぎに中をのぞきにいってみましたが、平日というのに女性を中心に大変な混雑。取扱う商品は女性向けが多く、どのショーウインドウも秋冬物のファッションで飾られていました。JR新宿駅南口に続く二号店をオープンした超人気の「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は長蛇の列、なんと一時間半待ちです。すいていたら買ってみようかと思っていたのですが、やっぱり考えが甘かった~。

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 戦後の闇市後を彷彿とさせるごちゃごちゃした雰囲気は一変して、駅周囲はカラータイルできれいに舗装された大きな広場ができ、人の流れも大きく変ることでしょう。ここからマロニエ通りを通って銀座へ出る人が多くなると思います。

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 ITOCiAの東側の壁面は、夜になるとイルミネーションがきれいです。これはオープンの1週間前くらいから見ることができたのですが、LEDを使った大きなディスプレイで、幾何学的な模様や花や女性などの絵が、音楽に合わせて動きながら様々に変化します。立ち止まって携帯電話のカメラを使い、写真を撮る人の姿がたくさんみられました。

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2007年10月09日

ドキュメンタリー映画「北極のナヌー」- 急速に縮小する北極海の氷

 10月1日(月)、NASA(米国航空宇宙局)は北極海を覆う多年氷の面積が、2年前に比べて2割以上も減って観測史上最低になったと発表しました。

 北極海で1年以上溶けない氷を「多年氷」というのですが、その分布や動きを分析すると、今年9月14日の多年氷の面積は二年前よりも23%も縮小し、1979年の観測開始以来で最低だとのことです。NASAによると、70~90年代にかけて北極海の多年氷面積は10年ごとに約50万平方キロずつ減少し、2000年以降その減少のペースは3倍近くになっています。

 北極海を覆っている氷は、太陽光を反射させることで地球の気温上昇を抑える効果を持っています。NSIDC(米国雪氷データセンター)によると、もしこのままのペースで地球温暖化が進行した場合には、2040年頃には北極の氷は夏には完全に溶けてなくなると述べており、そうなった場合には太陽光の照射が海水面温度を上昇させるため、さらに地球温暖化が加速する可能性もあるのです。

 そんなニュースの発表と合わせるように、ナショナル ジオグラフィック フィルムが製作した映画「北極のナヌー」が、10月6日(土)から全国公開されました。白くま、セイウチを中心に北極に住む動物の生態を長期間にわたって記録し、構想から10年を経て完成された自然科学ドキュメンタリー映画です。

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 新聞やTVの映画評でも紹介されていたので、早速この映画を見に行ってみました。公開中の渋谷の映画館前には、主人公の白くま「ナヌー」のかわいらしい大きなぬいぐるみが置かれており、見に来た人は思わずさわりたくなってしまいます。

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 この映画の中でも、急速に縮小しつつある北極海の氷と直面しながら生きる白くまの姿が描かれているのですが、記録を開始した時点で監督・撮影をした動物学者夫妻(アダム・ラヴェッチ/サラ・ロバートソン)は、これほどの速さで北極の氷が失われて行くことを果たして想像できたでしょうか。おそらくできなかったのではと思います。

 北極は北の果て、普通の人なら生涯行く機会のない遠い場所です。しかし、そこでは地球温暖化が目に見える形で急速に現れ始めており、そこに生きる白くま達は、理由もわからないままに溶けていく氷と戦いながら、子供を育て、何とか生き延びようとしています。

 映画を観終わって一休みしようと思い、階上のカフェに入ってケーキセットをオーダーしたら、でてきたお皿には映画とのコラボレーションで白くまの顔がチョコレートで描かれていました。「ナヌー」と比べてなんと切実感のない私達の生活・・・

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2007年10月06日

恵みの十数秒

今月から、気象庁による緊急地震速報がスタートしました。地震の初期微動を検知し、強い揺れが来ることを事前に知らせるものですが、これによって、揺れに備えて身構え、安全確保のために行動することができる・・・地震列島・日本に暮らす私たちにとって、画期的なシステムですね。

まだ『予知』ではないし、震源に近い地域では速報が間に合わないケースもあり得るようです。それでも、突然おそってくる地震の恐ろしさを思えば、「ついにここまで技術が発達したか。」と感心します。しかし、それと同時に「これだけ技術が発達しても、まだ数秒~数十秒前にしか分からないのか。」と、自然の偉大さと人間の存在の小ささを改めて思い知らされた気もします。

私たちは、地球温暖化などの環境問題に取り組むとき、つい“地球を『救う』”とか“環境を『守る』”と簡単に言ってしまいますが、自然災害の前には限りなく無力です。地震に関していえば、P波(初期微動)とS波(主要動)という二つの揺れの間に生じるわずかな時間が、地球から私たち人間へ与えられた恵みのようにさえ感じられます。

さて、このわずかな時間をどういかせば良いのでしょうか。気象庁は、「周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保する。」ことが全ての基本であると説明しています。

・家庭では、あわてて外に飛び出さず、頭を保護して机の下に隠れる。
・屋外では、看板や割れたガラスの落下に注意して、ビルやブロック塀のそばから離れる。
・車の運転中は、あわててブレーキをかけずに、ハザードランプを点灯し、揺れを感じたらゆっくり停止する。

優先すべきことと、してはならないことを最低限理解していれば、たとえわずか10秒でも、猶予時間を有効に使うことができるのだと思います。

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ところで、みなさんは、テレビ局によって異なる緊急地震速報のチャイム音を、ニュース速報などの音と聞き分けることができますか? 反射的に正しい行動をとるためには、チャイム音を統一した方が良かったのではないか、と思います。長い年月を経て、ようやく与えられた貴重な数十秒。「ハッ この音は何だっけ」などと考えてロスするのは、もったいように思えてならないのです。

(写真は2005年3月20日午前10時53分40.3秒、福岡県北西沖の玄界灘で発生した最大震度6弱の福岡県西方沖地震直後のとある事務所の様子です)


2007年10月02日

リクルート クリエイションギャラリーG8で開催されている中島信也さんの「CMコンテ原画展」をみてきました。

 エコガラスTVCM冬篇の放映日程が決まりました。10月27日(土)から、首都圏で2週間、関西・中京地区で10日間、その他全国では1週間、CXTV系を中心にTBS系、NTV系で全日枠を使いスポット放映します。また、年明には1月12日(土)から1週間、首都圏・関西圏・中京圏で追加放映します。

 さて、タイトルにある通り、10月1日(月)から東京・新橋の「リクルート クリエイションギャラリーG8」で開催されている中島信也CM展「コンテ原画展」を見てきました。

 中島信也さんは映画・CFの大手制作会社である(株)東北新社の専務取締役でありながら、現役バリバリのCMディレクターであり、国内外で多くの受賞作品もある方で、この世界を目指す人達にとっては憧れの存在です。本木雅弘・宮沢りえの二人が出ている、サントリー緑茶「伊右衛門」のCMシリーズをご覧になった方は多いと思いますが、あのCFも中島さんの作品です。そんな有名監督がどうしてまたエコガラスCFを・・・?

 実は、エコガラスのCF監督は誰にお願いすればよいだろうか?というときに、CMプランナーの本間絹子さんが、サントリーの「燃焼系 アミノ式(燃焼系~ 燃焼系~ アミノ式♪♪♪ のCMです)」CFでも監督・プランナーでコンビを組んだ中島さんに「是非お願いしたい!」と思い、多忙な中島さんがまさにタクシーに乗り込まんとするところを追いかけて捕まえお願いしたのです。
(と、本間さんからは聞きました(^^))

 会場はJR新橋駅そばのリクルート ビルの1階で、窓の部分に中島監督のポートレートがずらりと並んで貼られているのですぐにわかりました。

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 展示会場内は撮影禁止ですので残念ながら写真では紹介はできませんが、入り口には森高千里などの芸能人をはじめ、業界関係の人々から贈られた生花がたくさん飾られています。場内に入ると、中島さんの代表作品の絵コンテの原画約200枚が壁に沿って年代順に飾られており、その中には私たちのエコガラスCFの絵コンテも、2007年の作品コーナーにありました。

 平日の夕方でしたが、若手のクリエーターっぽい人達が訪れて熱心に見ています。きっと「いつか自分も・・・」と思っているのでしょうね。10月26日(金)まで開催ですから、お近くに行かれた際は是非お立ち寄り下さい。普段は見られないものなので面白いです。なお、10月4日(水)からはこの会場から近いDNP銀座ビルで、中島信也CM展「中島信也と29人のアートディレクター展」も合わせて開催されます。(パンフ

 ところで、本間絹子さんも9月27日にCD「おはなしレコード」を出しました。
 8・9月のNHK「みんなのうた」で放送されていた「おはようのうた」も収録されています。本間さん自らが脚本・作詞・作曲・うた・朗読と1人5役をこなした作品で、ご本人によれば、構想は数年前からたてていたとのことです。子供から大人まですべての人々に通じるテーマの作品が収録されています。1枚いただいちゃいました。
(^^)V

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