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大好きな季節、秋。

「山野に晩秋の気がたちこめ、露の冷たさに秋の深まりを感ずる頃。」10月9日、二十四節季の一つ、「寒露」の意味です。この日は、ぐずついた天気で日中も肌寒かった地域が多かったようです。まさに秋の深まりを感じる一日だったのではないでしょうか。

改めて、二十四節季の名称の由来を調べてみました。天体の現象に由来するもの(秋分・夏至など)、暦学上の季節区分(立春・立冬など)のほか、気温(処暑・大寒など)や気象(寒露・小雪など)など実に様々です。中には忘れられがちなものもありますが、現在の気候とのずれはさておき、時期によって微妙に異なる気象現象や、気温の変化を感じ取るさまには、深く感じ入ります。

子どもの頃から、この寒露の時期がとても好きでした。稲刈りの済んだ田んぼで、近所の友達とボール遊びをしたり、鬼ごっこをしたり。運動会で「スポーツの秋」を意識するまでもなく自然に駆け回り、疲れたら、わらを束ねて腰掛け、おしゃべりに夢中になりました。

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夕方寒くなって家に帰ると、今度は「食欲の秋」。常に旬の食材を使うことを意識していた母の作る秋の料理は格別で、至福のときでした。さすがに思春期を迎えると、食欲の秋どころか「天高く馬肥ゆる秋」、自分まで肥えてはならないと必死に我慢もしたものです(たいてい空しく敗れ去りましたが・・・)。

地球の温暖化がこのまま進んでしまうと、日本の四季にもいずれは異変が訪れる、と危惧する声があります。私たちは、周辺に生息する生き物、生活習慣、食材、景色の移り変わりなどによって、四季を身近に感じ取り、知らぬ間に精神的な充実も図っているように思います。仮に四季がなくなってしまうと、「季節の変化によって何かを感じる」こと自体ができなくなってしまいそうで、恐ろしさを覚えます。

日々の微妙な変化が美しい季節、秋。子どもたちが、露の冷たさや秋が深まっていくさまを、いつまでも感じ取れるような環境でありますように。


 

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