アユタヤ - 華麗な王朝文化と過去の栄光が静寂に包まれる場所 (1)
11月15日(木)から3日間にわたりタイのバンコクで開催された、ガラス産業関係の国際コンベンション「Glasstech Asia 2007」事務局から板硝子協会はゲストとして招待されたため、代表として出席をしてきました。
コンベンションの内容は、アジア・欧州各国を中心としたガラス産業関連の企業や団体が、新製品や特に力を入れている製品の展示紹介や来場者との商談を行なう一方で、技術関連のセミナーが連日開催されるというようなものですので、一般の人達にとってはなじみの薄いものです。そこで、仕事が終わってから1日とった休みを利用して、アユタヤへの日帰りツアーに行ってきたときの様子を、今回も写真を交えて2回に分けてご紹介します。
アユタヤへは日帰りのバスツアーに参加しました。英語ガイドですので、イギリス、ドイツ、スペイン、アメリカ、カナダなどの欧米人だけでなく、インド、バングラデシュ、シンガポール、中国の人など、国際色豊か?な顔ぶれです。日本人は私だけですが、顔を見ただけでは何人かわからないですよね。
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アユタヤに行く前に、まず南20㎞くらいのところにある、バン・パイン宮殿(Bang Pa-In Palace)に行きました。ここはアユタヤ王朝時代の17世紀初頭に築かれ、現王朝のラマ4世と5世によって再建された「夏の離宮」です。入り口から建物のある中心部へ続く道はマンゴー並木とブーゲンビリアの植栽が美しい歩道になっています。

離宮の内部へ向かう歩道
歩道の奥に向かって左手は幅の広い水路、というか池になっていて、中央には 白いイタリア調の彫刻が配置された橋がかかっています。

歩道脇にある水路
歩道を進んでいくと、まず目をひきつけるのは池の中洲に建てられた、タイ様式の建物「プラ・ティナン・アイサワン・ティッパイート」です。

水上に浮かぶ
プラ・ティナン・アイサワン・ティッパイート
陽光に照らされて金色に輝く美しい建物で、水面に映る姿がとても絵になります。王族の納涼のために使用されるものだそうです。

水面に映る姿が美しい
池にはたくさんの鯉や亀がいて、売店で売っている餌のパンをやると一斉に集まってきます。観光客から餌をたっぷりもらっているせいか、みんな丸々と太っています。

池から顔を出す大きなカメ
広大な庭園内には、欧州の様式を使ったゲストハウスなどが点在していますが、庭はとても美しく手入れされチリ一つ落ちていません。象の形に美しく刈り込まれた植栽があり、今にも動き出しそうです。

象の形に刈り込まれた植栽
建物の中で唯一中に入れるのは、敷地の北の端にある中国風の宮殿「プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン」です。中国貿易で財をなした華僑が王室に寄贈したもので、材料は全て中国のものです。内部の写真撮影は禁止ですが、玉座や衝立など立派な調度品が置かれており、現中国政府から国王のお誕生日祝に送られたという、ラクダの骨で作った見事な彫刻などがあります。

プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーンの入り口
すぐ横の小島の上には、ポルトガル様式の色鮮やかな尖塔「プラ・ティナン・ウィトゥン・タサナー」があります。

尖塔 プラ・ティナンウィトゥン・タサナー
ここは上まで階段で登ることができ、バルコニーからは美しい庭園や「プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン」の黄色い屋根や、凝った装飾を上から見渡すことができます。

尖塔の最上階から見た
プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーンの屋根

尖塔から見た庭園の風景
遠くに象の形にした植栽が見える
美しい庭園と各国の様式をちりばめた華麗な建物を、ゆっくりと歩きながら見ていると、国王や王妃達のきらびやかで優雅な生活に、ほんの一瞬ですが思いをはせることができました。
