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つららに再会

最近、ようやく昼間の日差しに力強さが戻ってきました。朝夕はまだまだ冷え込みますが、昼休みに日だまりで一息つくとき、少しずつ春が近づいてきているのを感じます。

とはいえ、南北に伸びる日本列島、東北や北海道ではまだまだ厳しい寒さが続いています。先週、機会あって岩手県奥州市を訪れたとき、ピンと張った冷たい空気と真っ白な雪景色に、「そうだ、これが冬の寒さだ」と、子どもの頃知っていた「冬」をふと思い出しました。

子どもの頃知っていた「冬」・・・
毎朝、凍った車のフロントガラスにお湯をかける父の姿、
氷の張った水たまりや、つららで遊んだ通学路、
給食の牛乳のビンを石油ストーブで温める「ホットミルク」派、
そして、毎年必ずかかとにできた「しもやけ」。

その懐かしいつららを岩手で見かけました。用事を済ませた帰り道、ちょうど正午頃に撮った写真です。

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つららを見かけなくなったことは、「身近に感じる温暖化現象」としてよく例に挙げられますが、実は、家の軒下のつららに関しては、住宅の断熱性能がアップしたことも大きく関係しています。

つららは、屋根に積もった雪が、家の暖房や太陽熱によってとけてしたたり落ちるとき、水滴が冷たい空気に触れて次々に凍り、形成されます。つまり、昔の家は今より断熱性能が低く、室内の熱が屋根に逃げやすかったため、つららができやすかったのだと言えます。

今後、エコガラスが「だんだん常識」になって、住宅の断熱性能がいっそう高まれば、軒下のつららは本当に過去のものになるかもしれません。懐かしい光景が見失われるのは少々惜しいですが・・・、それだけ住宅の性能がアップし、安全性も高まっているということですね。

ただ、家の軒下からは姿を消しても、渓谷の岩場や滝などの自然の中からは消えてほしくないものです。少し危険ではありますが、見ている分には本当に美しく、まさに冬の風物詩ですから。


 

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