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2008年03月28日

住宅における省エネルギーの意識が高まってきているのに…

 「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る。」といいますが、今年ももう3月が終わろうとしています。4月は入学式や入社式など、この月を1年の区切りとしてまた新たなスタートをきる人達も多いことでしょう。板硝子協会のある丸の内・有楽町界隈では、今年もチューリップの花が植栽されて春の訪れを感じさせてくれます。

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 4月は国の新予算年度の始まりでもありますが、ご承知の通り国会は迷走しています。新年度予算案は衆議院の議決が優先される憲法規定によって、参議院での承認がないままに3月28日の夜には成立する見込みです。
 一方、税制改正法案に盛り込まれている「既存住宅の省エネ改修促進税制」は、租税特別措置法案の位置づけにあることから、他の法案と共にガソリン税問題と合わさり宙に浮いた形になっています。このため、この問題が何らかの形で解決して国会を通過しないと成立しません。

 ところで、3月27日、NEDO((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、「平成20年度の住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業(住宅に係るもの)の助成金については、二次以降の公募は困難になった。」との発表をしました。
 これは、第一次の公募で予想を大幅に上回る応募件数があり、これだけで予定予算を超えてしまう見込みになってしまったためです。

 この日NEDO職員の方と話す機会があったのですが、このような事態は全く予想していなかったとのことです。申請件数の想定外の増加原因としては、

 ① 建築基準法改正の影響で新築住宅の着工が遅れ、本来なら昨年度に申請されていたものがずれ込んだこと。
 ② 予算枠増額を受けて従来よりも積極的に、NEDOが住宅雑誌などで制度存在をPRしたこと。

 などが考えられるのですが、特に昨年秋以降、消費者から省エネルギー住宅に関する問い合わせが増えてきていたとのことで、「住宅を省エネルギー化することに対する関心が、急速に高まっていることが背景にあると思います。」とのことでした。

 1月からエコガラスを展示してくださっているOZONEの責任者の方に25日にお会いしたときにも、「昨年後半くらいから、住宅の省エネルギーについての相談件数が目に見えて増えています。」とおっしゃっていました。
 NEDOのことといい、住宅を取得したりリフォームをしたりする方が目を向ける方向が、以前と変化してきているのは明らかなのではと感じます。

 消費者の関心が急速に高まっている住宅の省エネルギー化、そのインセンティブとなることが期待されている「既存住宅の省エネ改修促進税制」なのですから、早期に法案が成立して欲しいものです。
 エコガラスもチューリップのようにつぼみを膨らませ、今か今かと満開に咲くのを待っていますから
(^^)v

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2008年03月17日

チャレンジ・エコめし!(3)

先週から、出かけるときにはウールのコートではなく、ジャケットや薄手のトレンチコートなどを着るようにしました。仕事を終えて帰宅する時間には、まだ少し肌寒く、「ちょっと早かったかな」と思いつつ、やせ我慢しています。

早めに薄着に移すのは、季節を先取りした方が「おしゃれさん」に見えるから(笑)。それからもう一つ、きちんとシェイプアップしなければ、と自分を奮い立たせるためです。

冬の間、私は決まって「ものぐさ」になってしまい、太りやすくなります。仕事帰りのウィンドウ・ショッピングの回数が減る(良いことかも?)、一日にこなす家事の量が減る、睡眠時間が長くなる・・・。

そんな私も、キッチンに立つと「ものぐさ」から脱して、きびきび動きます。料理をする時間は、余計なことを考えずにそれだけに没頭できるので、気分転換にもストレス発散にも欠かせません。

先日、何か少し凝ったものをつくりたいと思い、エコガラスサイトの【きれいエコな暮らし】、3月の「賢人の食卓」をのぞいてみました。今回紹介されているレシピは、「春キャベツのポタージュスープ」。一度、本格的なポタージュスープを一からつくってみたいと思っていたので、さっそく挑戦してみました。

このレシピでは、キャベツを1/2個も使います。キャベツに豊富に含まれるビタミンや酵素を、余すところなくいただけるのが嬉しいですね。今回は、とろみ付けのくず粉の代わりに片栗粉を使った以外は、特にアレンジを加えずに、説明のとおりにつくりました。

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味付けにしょう油や味噌を使うところから想像できるように、和風テイストのポタージュスープです。キャベツの香りがしっかり残っていて、ふわっと口いっぱいに広がります。和風パスタやパニーニなどによく合いそうだな、と思いました。

葉の巻きがゆるく、簡単にはがせる春キャベツ。残ったキャベツを片付けながら、冬の間に体に付いてしまった余分なモノも、手早くはがしてしまえたらなぁ・・・と思うのでした(汗)。



2008年03月10日

省エネ法を大幅に強化する改正法案が閣議決定されました

 先週、CO2発生量の増加に歯止めがかからない家庭部門、及び業務部門における省エネルギー対策強化のために、「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の一部を改正する法律案」が閣議決定され、平成20年度の国会に提出されることになりました。経済産業省からの発表によると、この法案の要点は以下の通りです。

1. 工場・オフィス等に係る省エネルギー対策の強化

 従来の大規模な工場のような産業部門だけではなく、オフィスやコンビニなどの業務部門においても省エネ対策を強化するために、企業単位でのエネルギー管理義務を導入し、フランチャイズチェーンについても一事業者として捉えて同様の規制を導入する。
(企業は工場だけでなくオフィスもエネルギー管理義務対象となり、また、フランチャイズチェーンも一つの企業単位としてみなされ、エネルギー管理義務対象となる)

2. 住宅・建築物に係る省エネルギー対策の強化

(1) 省エネ取組に関する届出義務は、これまでは2,000m²以上の大規模な住宅・建築物に課せられていたが、家庭や業務部門における省エネ対策を強化するために、「一定の中小規模の住宅・建築物」も届出義務の対象として追加する。
(基準を2,000m²からさらに下げることで対象を拡大する)

(2) 2,000m²以上の住宅・建築物については制度の実行を強化するために、従わない者に対しては従来の「指示」「公表」に加えて「命令」措置を導入する。
(2,000m²以上の住宅・建築物の違反者に対しては、国が従うように命令ができる)

(3) 住宅の建築・販売事業者に対して、住宅の省エネ性能向上を促す措置を導入し、特に「多数の住宅を建築・販売する事業者」に対しては「勧告」「命令」措置を導入する。
(プレハブメーカーや、大規模ビルダーは住宅の省エネ性能向上の責任を問われ、違反者に対しては国が従うように命令できる)

(4) 住宅・建築物の省エネルギー性能の表示等を推進する。

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 来年度秋に国会を通過した場合、これらの法令施行は平成21年4月1日からになります。(一部の規定については平成22年4月1日から施行とのことです。)

 省エネ法は建築基準法とは異なり、いわゆる「強制法規」ではなく「努力義務」です。しかしこの改正法案によって全国民への強制ではないものの、自宅・賃貸を問わず大きな住宅の所有者(基準は500~300m²になるのではと見られています)や、大量に住宅を供給する企業にとっては、罰則も伴う強制色の強い法令になっていくと見ることができます。

 新築の住宅については、集合住宅の大半と大型住宅が省エネ法の網にかかることになり、その成果は平成22年以降に現れてくるでしょうが、問題は既に5,000万戸近くある既存住宅の省エネ対策です。

 国はこの4月1日から施行される、窓開口部を中心とした「省エネ改修促進減税(ローン減税)」が、住宅の省エネ改修を自主的に行なう国民へのインセンティブになるとしていますが、省エネ改修のためにローンを組んだ人のみが対象となるのではなく、手持ち資金で省エネ改修を行なった人にも、等しく所得税が減税される「投資減税」へとさらにグレードアップされるように、今年も板硝子協会は政府・与党に働きかけを続けていきます。


2008年03月07日

虫たちの春

3月5日、今年1度目のソメイヨシノの開花予想(北陸~九州)が気象庁から発表されました。今年は、東日本・西日本ともに2月の気温が平年より低かったため、桜の開花は平年並みか遅い見込みとのことです。関東地方では、早いところで3月27日に開花が予想されています。今から楽しみですね。

気象庁の発表以外にも、桜の開花予想、開花状況については実にさまざまな情報があります。桜の名所や観光地ごとの予想から、花見をし損ねた人向けの情報まで。わたしたち日本人にとって、桜がいかに特別で、いかに愛されているかがわかりますね。

その国・地域の人々に昔から大切にされてきたものほど、呼び名や表現が豊富にあるといいますが、「開花」「○分咲き」「満開」「満開過ぎ」などの表現があるように、芽吹きから“ちらほら”と散るまで、淡い春の情景をしっかり味わいたいと思う心は、本当に美しいものだと思います。

さて、この日は、二十四節気の一つ「啓蟄」でもありました。冬ごもりの虫たちが暖かさに誘われて地中から這い出る頃、という意味だそうです。虫は苦手ですが・・・この場面を想像してみると、何だかかわいらしいですね。しかし、よほどしっかり観察していないとわかりません。もちろん必要性もあったのでしょうが、こういう節気をつくるとは、昔の人は風流ですよね。

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今のわたしたちの生活に、草花や生き物の動向が取り入れられることはほとんどありません。蚊の襲撃に夏の訪れを悟ることはあっても、虫たちの季節の営みに目をやる機会も時間もありません。風流なセンスは、もはや現代人には必要ないのでしょうか・・・?

本来持っていたにせよ、後から身に付けたにせよ、使わなければすたれてしまうように、特に必要に迫られない中では、季節を感じ取るセンサーも退化してしまいそうで怖いです。情報に反応するだけの鈍感な人間にはなりたくない・・・。

あふれる情報の中で、急かされるように春の訪れを「知らされて」いるあなたも、ここらで一息、自分の五感で季節の移り変わりを感じ取ってみる時間をつくってみませんか?



2008年03月04日

エコガラスの価格って?(その2)

 「エコガラス」の存在を知り、住宅の省エネルギーや地球環境にとってよさそうなものだな…、と興味を持った方が、まず一番に知りたいのは、「エコガラスの値段はどれくらいするのだろう?」「エコガラスってやっぱり割高なものなのだろうか…?」ということでしょう。2月11日のエコブログでは、このような疑問を持たれた方にとっての参考になればと思い、建築用のガラス製品が消費者の手元に届く際の、一般的な価格設定のされかたについて触れてみました。

 ところで、今年1月からエコガラスのホームページを全面的にリニューアルした際に、サイト内にある「エコガラスとは」の冒頭に、「板硝子協会からのご提案です。エコガラスを使うこと、ちょっとだけ考えてみませんか?」というメッセージを加えたのをご存知でしょうか。ここにも冒頭のような疑問に対する答えがあるのではないかと思いますので、今回は改めてそこから引用をしてみます。

新築戸建住宅でスタンダード化した一般の複層ガラスとの価格差は?
 新築の戸建住宅では、すでに一般の複層ガラス普及率は90%以上(板硝子協会調べ)、消費者が特に意識をしなくても、窓ガラスに採用される時代になりました。(板硝子協会資料:複層ガラス普及率推移(住宅用) [PDF:1029KB]

エコガラスは、いわば高性能な複層ガラスであり、価格は一般の複層ガラスの1.6倍~1.7倍程度になります(価格差は9,000円/m²前後です)。平均的な戸建住宅の窓の総面積は30m²程度ですから、もし仮に新築時に全ての窓に一般の複層ガラスではなく、エコガラスを採用したとしても、家全体でのコストアップは30万円程度ですむことになります。

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窓は家の壁の一部、だから長期間にわたってメリットを享受できます
 窓ガラスは、破損したり寿命がきたりするまで、取替えるようなことはまずありません。一方、家を建てるときにどうしても目が向きがちなキッチンやバス、トイレなどの水周りは、窓ガラスと違って年月の経過とともにどうしても傷んできます。また、将来の子どもの独立や、高齢者が住むようになったりした場合など、家族の構成が変化することによってもリフォームが必要になってくることがあります。
これに対して、壁の一部である窓のガラスに使用されたエコガラスは、ガラスの寿命がくるまで、メリットを享受することができるのです。

既存住宅のリフォームの場合はどうでしょう?
 既存の戸建住宅リフォームの場合には、もちろん、全ての窓ガラスをエコガラスに替えれば家全体が快適になりますが、例えば家族の集まるリビングルームの窓や、寝室の窓、西日のきつい子ども部屋など、ご自分たちの「住まい方」に合わせてお部屋の窓ガラス交換することでも、住宅の快適性を向上させ、なおかつ一定の省エネ効果が図れるのです。窓枠(サッシ)を一緒にリフォームできれば理想ですが、アタッチメント付の製品を使えば窓枠を替えることなく、窓ガラスだけを簡単に替えることが可能です。

簡単なメンテナンス、そしてランニングコスト・ゼロが魅力です
 新築の場合と同様、窓ガラスは一度リフォームをすれば、破損したり寿命がきたりするまで、取替えの必要はありません。エコガラスは基本的な構造が、新築では既に10年以上前から普及が進み出した一般の複層ガラスと同じであることも安心です。
また、給湯装置のような機械装置ではないために部品の交換や整備は不要、メンテナンスが簡単なのも魅力です。もちろん、動かすための動力は一切不要です。エコガラスのお手入れは普通の窓ガラスと同じように、汚れたら拭き掃除をするだけでよいのです。

 新築やリフォームの計画に際して、キッチンやバス、トイレなどの水周りの設計や予算を考えるときに、ちょっとだけ窓ガラス-エコガラスのことを考えてみませんか・・・?


 

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