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歴史と文化のとけあう港街 - 函館(その1)

 6月21日(土)に「洞爺湖サミット記念 環境総合展2008」の札幌商工会議所のブースに立会い、また、エコっ手を授業でご活用いただいている、藤女子中学・高等学校の先生にお会いして情報交換をした後、翌日が日曜日なので午後からプライベートで、まだ訪れたことのなかった函館に行ってみました。

 札幌から函館には飛行機の便がありますが、私は割安な列車を使いました。特急「北斗」で3時間半余りの旅です。そこで車中での遅いお昼ご飯は、駅弁を買うことにしました。

 売店で「何がおすすめですか?」ときいたところ、「これがお得ですよ!」といわれて思わず買ってしまったのが、「北海道洞爺湖サミット記念<おもてなし>駅弁」(1,500円)。
付属のエコバッグに入った駅弁をあけてみたら、その量にビックリ…。でも、北海道の海の幸をふんだんに使っていて美味しく、朝抜きだったこともあってペロリと平らげてしまいました。


 札幌を出発した列車は、ディーゼルエンジンの音を響かせながら、苫小牧、登別、東室蘭を経て、内浦湾沿いを走って行きます。途中で、洞爺湖の入り口となる洞爺駅を通過しました。思ったよりも小さな駅ですが、サミット参加国の国旗が飾られています。


 函館に近づくと、車窓から景勝地の大沼が見えてきました。


 そしてようやく函館駅に到着、運転手さんお疲れ様でした。



 宿泊したのは「金森赤レンガ倉庫」に近いホテルでしたので、もうすぐ日が沈む時間でしたが、外に出てみました。「金森赤レンガ倉庫」は、通称「赤レンガ」と呼ばれる港町函館の象徴で明治40年築。今でもその一部は現役の倉庫ですが、1/3ほどはレストランなどの店舗に改装されて、観光スポットになっています。


 岸壁を見るとプレジャーボートと並んで、ガラス瓶のような誘魚灯をたくさんぶらさげた、イカ釣り船が停泊していました。


 倉庫前の道を函館山のほうに向かって歩き、坂道を登っていくと、歴史的な建築物が集まる元町地区があります。「旧イギリス領事館」は大正2年(1913年)に建てられ、昭和8年まで使用されていたそうです。


 元町地区にはかつて各国の領事館があったため、プロテスタント、カトリック、ロシア正教と、キリスト教各宗派の教会が固まって存在する全国でも珍しい場所です。「カトリック元町教会」は明治9年の創建で、風見鶏のある尖塔が美しい建物です。


 立派な仏教の寺院もあります。東本願寺函館別院は、大正4年に日本ではじめてコンクリートを使って建てられたお寺で、国の重要文化財に指定されています。


 日が暮れてくると、これらの歴史的な建築物は美しくライトアップされます。ロシア正教会の「ハリストス正教会」は、1859年にロシア領事館礼拝堂として建てられたのが起源で、日本初のロシア正教会の聖堂です。建物は大正5年築で、やはり国の重要文化財に指定されています。ライトに照らされた白壁は輝くように見えます。



 元町公園の函館山側にあるのは、「旧函館区公会堂」です。明治43年築の立派な洋館で、この建物も国の重要文化財になっています。


 函館の沖は暖流と寒流がぶつかるため、夏場は霧の出ることが多いそうです。この日も頂上付近は濃霧に覆われていましたが、山頂からの夜景は北海道三大夜景といわれているのでロープウェイに乗ってみました。やはり頂上に登ると全く何も見えませんでしたが、霧に覆われているあたりまで行く間に窓から見えた夜景は、確かにきれいなものでした。


(続く)



 

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