沖縄 Photo Report (1) 那覇市内の世界遺産
沖縄県板硝子事業協同組合は、日本の一番南にあるガラス販売店さんの組合です。その年次総会で、エコガラスや防犯ガラスなどの、いわゆる「機能ガラス」についての講習会を依頼されて、初めて沖縄県に行ってきました。講習会は土曜の午後でしたので、午前中とその翌日、沖縄はどんなところなのか…と駆け足でみてきました。
写真をたくさん撮りましたので、私の見た沖縄をPhoto Reportにしてみます。
那覇市内にはその起源を14世紀に遡る、琉球王国時代の遺跡が数多くあります。沖縄戦で大きな被害を受けた首里城一帯にも、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、世界遺産に指定されたもののいくつかが集まっています。「グスク」とは城を意味する言葉だそうです。
首里城公園の入り口のすぐ側、住宅街に囲まれ静かにたたずんでいるのが、世界遺産「玉稜(たまうどぅん)」です。

入り口を入ると、ガジュマルに覆われた道が奥へと続いています。

玉稜は1501年、琉球王朝 第二尚氏の尚真王が築き、以後第二尚氏王統の陵墓となった場所です。琉球石灰岩で組まれた門をくぐると、大きな墓室が姿を現します。

墓室は大きく3つの部分に分かれ、真ん中は洗骨前の遺骸の安置に、東側は王と王妃、西側は王子や王女などの家族が葬られています。中には石棺があるそうですが、公開はされていません。


玉稜から歩いてすぐの場所に、首里城公園の入り口である「守礼門」があります。現在立っているのは戦災で焼失したのを1958年に再建したものであり、世界遺産指定にはなっていませんが、創建されたのは16世紀半ばです。門に書かれた「守礼之国」とは、読んで字のごとく、礼節を重んずる国という意味です。

門をくぐると左に見えてくるのが、1519年創建の世界遺産「園比屋武御嶽石門」(そのひゃんうたきいしもん)です。国王が出御の際に、道中の安泰をこの石門の前で祈願したそうです。門の後ろには森が広がっているだけで、何もありません。森羅万象に祈ったということでしょう。

石段を登っていくと首里城内に入りますが、その第一の正門が「歓会門」です。

石段を登りきったところからは、立派な石垣をへだてて那覇市内がよく見渡せ、首里城が高台に位置していることがよくわかります。

「正殿」は首里城の中心、木造3階建てです。約500年にわたって琉球国王の居城となった、政治・外交・文化の中心です。創建は14世紀頃ですが、現在の建物は戦災で焼失したものを1992年に再建したものです。

「正殿」の床下には、創建時からの石の基礎が保存されており、その一部がガラス越しの床から見ることができます。この石の基礎が、世界遺産に指定されている「首里城跡」になります。

首里城を囲むように広がる森をぬけると住宅街になっていますが、古くからの細い道がそのまま残っています。その代表が、琉球石灰岩で敷き詰められた「金城町石畳道」です。

尚真王の時代に、首里城から南に向かう道として整備されたもので、道沿いには守り神シーサーを飾った家並みが続いています。その中には、NHKの朝の連続ドラマ「ちゅらさん」で、主人公の古波蔵一家が住む家の外観として使われた建物がありました。

首里城公園の丘を下ったところにあるのが、世界遺産「識名園」です。

1799年に造営された日本風・中国風を取り入れた、琉球独自の回遊式庭園で、御殿は王家の保養や接待に使われた場所でもあります。

大きな池には中国風の石橋が渡され、六角形のあずまやがあります。

南の島の回遊式庭園を彷彿とさせるように、大きな花をつけた蘇鉄の木がありました。

(続く)
