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クライマーズ・ハイ

このごろたまに映画を見ます。ある人から新聞記者の仕事がわかる映画だと聞いていたので見ても良いかな、の程度でした。日曜日の夕方であったのでほぼ満員でしたが、このごろの映画館は良くできていて、人の頭も気にならないし、ちょうど良い小さめのホールでまるで自分のうちでDVDを見ているような錯覚に陥るな、とか眠ってしまいそうだ、と思っているうちに映画が始まりました。

それからは、居眠りする暇もなく2時間半が経過して映画が終わりました。何で泣くところなのかなと思うところで2回ほど泣きました。隣の人も同じところでハンカチをだしたので、なんだか安心しましたが、久しぶりに良い映画を観た余韻が残っているまま、映画館を後にしました。

「日航機事故の報道」をテーマにした映画ですが、報道とはこんなに命がけでやっているものだという実感がよく伝わってきました。そして、真実(ノンフィクション)と創作(フィクション)の違いやその区別をするために努力を惜しまず真実の確認を怠ってはいけないというジャーナリズムの真髄を感じました。

私はものづくりを長くやってきたので、現業と虚業とか「ハード」と「ソフト」の区別をしてしまいます。メディアに大きく依存する現代社会に、ともすれば真実や現物が見えなくなることは、人を踊らせたり迷わせる原因にもなりかねないと思います。
ただ、感動やそのものがいかに素晴らしいか伝えるために、いかに多くの人が係っているかも知っています。この映画を見てメッセージを伝えることがいかに大変で大切か、と思いました。

でも、クライマーズ・ハイという表題とこのような境地どこでつながるのかまだイメージがなかなか一致しません。原作でも買って読んでみましょう。

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