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真空展

真空の世界というと、宇宙空間で無重力の世界を思い浮かべますが、真空を作り出している人達が集う真空展2008に招かれました。有明の東京ビッグサイトで開催された日本真空工業会主催の「CO2低減は真空技術で」というパネルディスカッションにパネラーとして参加してきました。

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なぜエコガラスと真空か関係あるの?というと、エコガラスの心臓部である特殊金属膜が生まれるのは真空の中だからです。それを生み出すのが「スパッタリング法」と言う真空中でプラズマ状態を作り出し、特殊金属のイオンが飛び出させてガラスの表面にくっつける方法でそれは真空のおかげです、と言うようなお話をしました。

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エコガラスは正式にはLow-E複層ガラスといいますが、Low-Eとは低放射(Low-Emissivity)と言う意味で熱を吸収せず、遠赤外線などをよく反射する膜なのです。
ですから、冬の暖房の遠赤外線を反射して室内に閉じ込めておくことができるのです。また、逆に夏の暑い太陽光線はよく反射するので、冬も夏も機能する優れものと言うわけです。エコボールとエコっ手も展示して会場を盛り上げました。

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基調講演として、東京大学・サスティナビリティ学連携研究機構の住 明正教授の地球温暖化についてのお話がありました。住先生はノーベル平和賞を授賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル (Intergovernmental Panel on Climate Change))の第4回報告をまとめられたメンバーであり、地球の気温変動のシミュレーションの精度を高める研究の成果のお話をいただきました。

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お話の中で、シミュレーションの精度が上がり地球温暖化が人為的なものであることと断定することができたと語っておられました。逆に言うと、まだ温暖化が自然の成り行きであると疑っている人に対しての説得のご苦労も多くあるのだな、という印象もありました。地球全体として早く方向が一致して取り組みに進んで欲しいものです。


 

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