スイーツ前線
秋・・・。芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、行楽の秋、そして食欲の秋。実り多い秋は、それを形容する表現もまた豊富です。その全てを実現できたら、どんなに充実した日々になるだろうと憧れますが、私の場合、当てはまるのは毎年せいぜい2つ程度。1つは行楽の秋、もう1つはもちろん、食欲の秋です。
この季節は、旬の食材が豊富に揃っていますよね。きのこやイモ類、サンマに秋鮭。スーパーに買い物に出かけて、まるまるとしたサツマイモが積んであると、その日の献立は忘れて思わず手が出てしまいます。
旬の食材は、美味しくて安いのはもちろんのこと、積極的に消費することでエコにも役立つそうです。露地野菜は、ハウス物と比べて生産過程で必要なエネルギーが少ないためで、ごく自然に取り組めるエコ活動と言えそうです。
こうした「賢い消費行動」に徹することができれば良いのですが、最近の私には大きな壁・・・ならぬ、“秋のスイーツ前線”が立ちはだかっています。
栗、かぼちゃ、サツマイモなどを使ったホクホクのスイーツ、洋なし、りんごなどを使った甘酸っぱいスイーツ。お菓子屋さんのチラシを目にしては買い求め、仕事帰りにはデパ地下へ。休日には、ネットのお取り寄せスイーツの誘惑に駆られる毎日です。

そもそも気象用語の“前線”は、気団と気団(例えば寒気と暖気)の境界面と地表の交わりを指すそうです。これになぞらえると、「旬のスイーツを堪能したい」という欲望と、ヘルシー思考との境界線が、頭上で停滞しているという感じでしょうか(笑)。
「好きなものは我慢しない、食べた分は運動すればいい」という考えが基本の私。しかし毎年秋から冬にかけて決まって何キロ分かのお肉を身に付けてしまい、暖かくなってから一気に落とすのがパターン化しています。
とはいえ、年齢を重ねるとなかなか“一気”には落ちてくれなくなるもの。以前は1ヵ月程度で無理なく落ちていたのが、1ヵ月半になり、2ヵ月になり・・・だんだん時間がかかるようになってきました。
あらゆる省エネが歓迎される時代ですが、やせにくい“省エネ体質”だけはちょっと遠慮したい。美味しくて安い秋の味覚を堪能し、好物のスイーツもひと通り楽しみ、かつスタイル維持ができたら。そんな無理な夢を抱きつつ、今日も停滞するスイーツ前線と闘うのです・・・!
