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小雪、大雪

つい10日ほど前、11月も下旬に入った頃、すっかりクリスマスシーズンの飾り付けに変わったデパートのショー・ウィンドウがふと目にとまりました。おそらくもっと前から変わっていたのでしょうが、最近は足早に通り過ぎるだけで気にしていませんでした。

「そうか、もう良い頃なんだ」と、その週末、早速わが家でもクリスマス・リースを玄関のドアに飾りました。姉が器用に手づくりした、お気に入りのリース。毎年楽しみなのですが、何となく先頭をきって飾れないのは、まだ暖かく、冬の到来を実感できていないせいかもしれません。

確かこの日は、二十四節気で「陽射しが弱まり、冷え込みが厳しくなる頃」とされる「小雪」でした。そして、今週末の7日は、もう「大雪(朝夕に池や川に氷が張るようになり、雪が降る頃)」です。二十四節気は、確かに現代の気象と時期にズレがありますが、同様に季節の移り変わるスピードも異なる気がします。

わずか2週間でどんどん深まっていった昔の冬は、きっと厳しくも美しく、趣もあったのでしょうね。体がなまってしまった現代人には相当こたえるでしょうが、移り変わる様を体験してみたい気もします。

さて、晩秋から初冬にかけてのこの時期、穏やかで暖かな日和のことを「小春日和」といいますが、これは日本だけの現象ではないそうです。アメリカやカナダでは「インディアン・サマー」と呼ばれているのだとか。

なぜ「インディアン」なのでしょう?インディアンの伝説では、神様が冬眠前にタバコを吸い、その煙から暖かな一日が生まれるそうで、インディアンたちは、その日に厳しい冬に備えて支度をするのだそうです。

日に日に厳しさを増す寒さの中でこそ、昔の人は特別な安心感やありがたみを得て、「小春日和」や「インディアン・サマー」と呼んだのでしょうね。私は今、逆に「クリスマスを迎えるに相応しい気候にならないかな」と願っているのですから、何だか滑稽です。

インディアン・サマーのように、神様の計らいでもない限り、東京でホワイト・クリスマスは望めないかもしれません。でも・・・もしもその恵みに預かれたなら、今や特別に与えられる感のあるその日を、何と呼べば良いのでしょう・・・?

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