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おはぎとスズムシ

早いもので、9月も今日でおしまい。1年の3/4が過ぎようとしています。

「1日の半分が過ぎた」とか「1年の1/6が終わった」というように、昔から時間を分割してとらえるのが私の習慣。この時間のとらえ方、子どもの頃は、苦手な学校行事やテスト漬けの生活を乗り切るために、とても有効でした。「あとどれくらい頑張れば遊べる、休める」と少し前向きになることができたからです。

本当ならば、ある程度年齢を重ねた今は“時間をより大切に過ごすための有効なとらえ方”に変わってきたと言いたいのですが、なかなかそうはいきません。もう少し気持ちに余裕を持ちたいものです・・・。

そんな中、先日の“シルバーウィーク”は身も心もリフレッシュできる、少しゆったりした休みでした。それを演出してくれた1つが「おはぎ」です。米粒が残った状態のお餅が好きで、様々な種類が店頭に並ぶお彼岸は、特に楽しみです。近所の和菓子屋では、通年「おはぎ」として販売されていますが、春は「ぼたもち」秋には「おはぎ」と、区別して呼ぶ地域も多いそうですね。彼岸の頃に咲く牡丹と萩に由来すると言われていますが、常に“花より団子”の私の目には、どうも花のイメージは浮かんできません(笑)。

もう1つ、ホッとできる休日を演出してくれたのは、今や東京では珍しいスズムシでした。飼育されていたスズムシが放されたのか、子どもの頃よく聞いた「リーンリン」という涼しげな鳴き声が、2日間ほど夕方はっきりと聞こえたのです。なんだか嬉しくなってテレビの音を下げ、目を閉じて聞き入りました。残念ながら3日目にはパッタリと止んでしまったのですが、どこか他の場所に移って誰かを癒してあげていたのかもしれません。

ところでこの“シルバーウィーク”、耳慣れない呼び方に最初は「敬老の日」にちなんだのかと思いましたが、ゴールデンウィークに対する大型連休、という意味合いだったのですね。

「なるほど」という感じもしますが、せっかく秋のお彼岸や敬老の日に当たるのですから、レジャーや旅行が主流のゴールデンウィークとはひと味違った楽しみ方を促しても良いのでは、と思ってしまいます。

おはぎをいただきながら虫の音に耳を澄ませるのでは、少し退屈に聞こえるかもしれませんが、「動」と「清」でメリハリをつけて、残り1/4となった2009年を元気に駆け抜けられるように鋭気を養う・・・私には、ちょうどよく馴染む楽しみ方なのでした。

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