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2010年01月31日

和のことはじめ


「日本人なのに、日本の伝統を詳しくは知らないんだね。もったいないね」
これは、高校生のときホームステイ先のお父さんに言われた一言です。

お世話になったホスト・ファミリーのために日本の家庭料理をと、肉じゃがと天ぷらをつくったときのこと。日本での食生活が話題になり、大晦日には年越しそば、正月にはおせち料理を食べるのが慣しだと話しました。ところが、おせち料理に込められた意味やいわれについて尋ねられると、全くと言っていいほど説明できなかったのです。

そんな私にお父さんは、「外に目を向けるばかりではなく、自分の国の文化も大切にしないと」と諭してくれたのでした。

この出来事を突然思い出したのは、正月に実家で食卓を囲んだときのことでした。大人と同じものが食べられるようになった2歳の甥は、テーブルいっぱいに並んだごちそうに目が釘付け。少しずつ皿に取り分け、大人たちが説明しながら食べさせました。

「黒豆は、“まめに暮らせるように”と願って食べるんだよ」
「昆布巻きは、“よろこんぶ”。嬉しいことが多い年になりますように」

・・・そういえば子どもの頃、私もこうして教えてもらったっけ。その光景ははっきり覚えています。しかし教えてもらった内容は、高校時代には忘れてしまっていたわけで、今さらながらもったいないような、申し訳ないような気持ちになりました。

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「幸せになれるように」「良い1年になるように」との願のつまった料理を家族そろっていただくこと、食材に彩りや工夫をこらす日本食の美しさ、それに食べ物と開運の願いとを“かける”日本語のおもしろさ。年齢を重ねていくうち、そういう伝統の大切さが理解できるようになったのだと思います。

高校時代にはできなかったけれど、これからは日本らしさ・日本人らしさを子どもたちに伝えていく番。そう考え、今年は「“和のことがら”を大切にする」という目標を立てました。

特に、二十四節気や五節句、それに雑節など、季節の移り変わりをつかむために設けられた暦を意識しながら過ごしたいと思います。単にイベントとしてではなく、いわれや意味にも興味を持ち、その中から見つけた素敵な“和”を心に留め、いつでも周りの子どもたちに伝えられるようにしたい・・・。

そういえば、来週は節分ですね。豆まき・恵方巻などの慣しのいわれは・・・。
いや、出てきません。早速、調べるところから始めないと(笑)。



2010年01月28日

龍馬伝


竜馬、龍馬どっちなの?どちらでもいいが、今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」は好調な滑り出しのようだ。組織にとらわれない生き方、卓越した時代感覚そして明治を見ずして、はかなく消えてしまう生涯と日本人好みの要素をあわせ持つ坂本龍馬を描けば視聴率を取れることは間違いない。

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以前、職場があった神保町の古本屋で司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が5巻まとまって店頭にあったので、思わず買ってしまった。変なもので、その後文庫本を買って読んでしまったので、まだ封を切らずにいる。いずれ高知にいる孫に贈るつもりだ。他に二人の作家が描いた、龍馬ものも一気に読んでしまった。

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坂本龍馬といえば、高知が連想されるがこのような人物を生み出した風土には大変興味がわく。「ちっくと」とか言いながら大酒を飲んでいる豪快な人々を思い浮かべてしまう。ただ、龍馬が活躍した舞台は、脱藩して土佐から出てしまうので、長崎・江戸・山口・京都など広範囲だ。先日、講演会に出張した長崎でも大河ドラマ人気に沸いていた。

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講演会の開始に間があったので、おばちゃん運転手のタクシーで山の上に登ってもらい、「帰りは歩いたら・・・」と商売気のないお薦めの龍馬の道コースを一気に下った。ちょうど昨年夏に亀山社中の家屋が復元され公開していた。

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龍馬の足跡に触れただけで、維新の志士のパワーをもらった気分になる単純な私だ。




 

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