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カテゴリー:環境のこと

ご褒美がいらなくなる日


エコ住宅の新築や、窓の断熱改修を含むエコリフォームにエコポイントが付与される「住宅版エコポイント制度」がスタートして、半月以上が経ちました。住宅・建築関係の企業のTVCMや店頭のポスターなど、エコリフォームに関する宣伝を見かける機会も徐々に増えてきました。

この制度によって、“エコで快適・お財布にもやさしい生活”がもっと広まってほしい。そう願いながら仕事に励む日々ですが、実はわが家でも、一部の窓ガラスを交換する計画を立てています。

現在は、日射が最も気になるリビングのみエコガラス。予算の関係上、残りの部屋全てというわけにはいきませんが、この機会に子ども部屋と夫の書斎の窓ガラスを換えようというプランです。

以前からエアコンが苦手だった子どもは大喜び。しかし不思議なことに、エコポイントの使い道にはあまり興味を示しません。説明しても「ふーん・・・」(笑)。

便利な物に囲まれた生活に慣れてきっているからでしょうか。何だか拍子抜けしてしまいますが、20代を中心とした若い世代に増えているという「シンプル&ナチュラル思考」に似ているのかもしれません。

背伸びせず、見栄も張らない。ブランド品よりも、手頃な価格で良い品を選ぶ。「欲しい」ではなく「必要かどうか」で堅実な消費をする。エコにも積極的で、環境負荷の高いものを敢えて買ったりはしない・・・。代わりに、趣味や習い事など自分のライフスタイルを確立・充実させるためには、十分お金をかける。最近は、こうした価値観を持つ若者が多いのだそうです。

-感心ですよね。少し見習わなければ!

その若者たちが家づくりをする世代になったら、きっと自然な涼しさ・暖かさを好み、省エネやエコに一層熱心に取り組むのではないでしょうか。将来、エコポイントのような“ご褒美・特典”付きでなくても、自然にエコガラスを選ぶ人が増えるのではないかと期待してしまいます。

エコガラスサイトのウェブマガジン、「きれいエコな暮らし」の『デンマークからの手紙』を読んでいると思うのです。この国の人たちには、きっと自発的に自然体でエコに取り組むライフスタイルがしっかり根付いているのだろう、と。

それが目指すべき理想の姿であることは誰もが感じるところでしょうが、実践できるかというと、そう簡単ではないですよね。今回計画しているガラスの交換をきっかけに、“ご褒美”がなくても自然にエコに取り組める自分に近づきたい、と思っています。

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畑仕事再開


桜の便りも高知から届いて、いよいよ春到来である。裏の畑にもつくしが顔を出していた。
気になっていた、畑の掘り起こしを先週の日曜日に行った。もちろん、倉庫に長い間眠っていた耕運機「こまめ」ちゃんを引っ張り出して、である。

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冬の間、何も出来なかった畑は荒れ放題。一応、植えつけていたエンドウ豆の苗はビニールハウスのおかげで、すくすく育っていたので、支柱を立てネットを張った。
もうひとつの、ほうれん草は、鳥に摘ままれて無残な姿になっていた。まあ、冬の間は緑も少ないのでしょうがないと言うところか。
石灰分として灰を撒きたいと思い、同僚のOさんからお風呂やさんの廃材を燃した灰を頂いている。その中にはこんなに釘がいっぱい。資源のリサイクルも分別コストがかかると大変である。

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昨年は、と言うより、当たり前だが、狭い土地で連作を続けているので、土地の養分が低下しているのが、よくわかる。また、きゅうりなどの夏野菜も順調に育っているかと見えて、急に突然枯れてしまうことがあったりして、土地改良の情報を集めていた。

私の住んでいる横浜市・鶴見区のお知らせに「土壌改良と生ごみ処理」と言う講習会が区役所であると言うので、行ってみた。

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同じ横浜市の旭区(横浜でものどかなところ)から講師の方が来ていて、実は生ごみの減量対策と菜園の土作りが同時にできると言うおいしい話である。要は家庭から出る生ごみを土壌の中にいる微生物に分解してもらい、窒素やリン酸、カリなどの野菜を育てるのに必要な培養土として活用できると言うのだ。

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実演も含めて、講義を聴いて、あまり気負わずに出来そうなので、早速試してみたくなった。以前、市から助成金をもらって「コンポスト」という生ごみや枯葉などを堆肥に作り変える魔法の容器を購入して、畑の隅においてあるのだが、同じ原理だが、ハエや臭いなど発生したらどうしよう、と考えるとなかなか活用できていない。家庭ゴミの減量に協力して、これもエコと言うことで、春先から始めたい。

ところで、ご愛読?頂いているこの“エコブログ”も4月に新装したいと考えている。いつも畑の話の筆者だが、それはそれとして、しつこくご報告したいと考えているが、もっとグローバルな生活者の観点からリレーブログを始める予定である。詳しくは・・・乞うご期待!である。




また4年後に

ここ2週間、毎晩欠かさずハイライト番組を見ていたバンクーバー五輪が終わりました。夏季五輪と分けて開催されるようになって、はや16年。一般には馴染みが薄かったり、なかなか体験できなかったりする競技が多いですが、その分多くの感動を与えてもらいました。

中でもフィギュアスケートは、わが家でも大いに盛り上がりました。子どもの頃スケートを習っていた私は、一生懸命家族に解説しながら応援しました。

ところが、ジャンプやスピン以外に「表現力がすごいね」「音楽とよくマッチしていたね」と言っても、なかなか分かってもらえない。無理もないけれど、やはり注目の的は4回転ジャンプであり、トリプルアクセルだったようです(笑)。

しかし、選手たちの活躍によってせっかくスケート人気が高まっている今、わたしたちの観戦の仕方や楽しみ方も一歩成長できるといいな、と思います。そう・・・例えばメジャーリーグの観戦客が“野球の本当のおもしろさを知っている”と言われるように、4年後のソチ大会までに、目の肥えたフィギュア・ファンになっていたいと思うのです。

-4年後といえば、その頃地球温暖化の影響は果たして大丈夫でしょうか。関係者に限らず、同じように心配しているファンもきっと多いと思います。

今大会では、記録的な暖冬の影響で雪が不足し、開幕前に慌しく人工のコースがつくられていく模様が伝えられました。雪不足などで中止に追い込まれたスキーの国際大会もいくつかあるそうですが、さすがに五輪のスケジュール変更は無理なのでしょうね。わたしたち人間に与えられた自然環境が、いつもそのままではないということ、人工雪などの技術にも限界があるということを、再認識させられました。

2014年の開催地はロシアのソチ。黒海に面した保養地で、平均気温は冬でも6度と温暖なのだそうです。そう聞くと、4年後が少し心配になってきませんか?

今後もウィンタースポーツの祭典、冬季五輪を楽しみたい。しかしそのために、“環境への配慮”に逆行するかのように会場がつくられていく様子はあまり目にしたくない・・・。

では、どうしたらいいか。やはり、些細に思えることでも着実に実行し続けることが大切ですよね。2週間つい“つけっぱなし”だったわが家のテレビと照明も、今晩から改めて“っぱなし禁止”に変更です!

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我が家のエネルギー


恒例、エネルギー家計簿の公開です。

12月で我が家のエネルギー使用量を集計してみました。毎月の電気代、ガス代、水道代(請求は2ヶ月に一回ですが)、冬の灯油代をまとめてみました。きっかけは一年前にもこのブログで書いていますが、「EcoぞうさんClub」の入会がきっかけです。


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電気代は冬に、特に1月、2月に多くもう一つは8月に山がやってきます。1,2月はなぜかはわかりませんが、お正月で人が多く家におり補助的に電気ヒーターなどを使うので多いのかも知れません。8月はエアコンでしょう。


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ガス代も冬に多くなりますが、電気代よりも春まで続きます。風呂などの温水を使う時期だからでしょうか。また最近は夏はシャワーだけにする傾向でお湯を張らないことにしていますので、夏場の低下がわかります。


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年による差はありますが、あまり季節要因が少ないようです。また、2ヶ月にまとめて請求がありますので消費の波が見えにくいようです。庭の水やりも雨水利用でタンクに溜めた雨水を使うので節約しています。


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我が家はギンギンな次世代省エネ型住宅なので、暖房機が一台だけ。灯油で温水を作り家の中に循環させている温水暖房タイプです。外部にボイラーがあり室内空気も汚れず、排ガスや水蒸気も室内には発生しません。ドイツなどで使われている住宅燃費で表せば、1.3リッターハウスと言ったところでしょうか。


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全体の光熱費とCO2排出量は3年前のレベルに戻りました。-300kg減です。今年の省エネ対策としては蛍光灯型照明に交換したくらいでしょうか。皆さんはいくら(間接的に発電所等から)CO2を出していますか?




My エコグッズ2009


先日、恒例の"今年の漢字"に『新』が選ばれました。確かに、と共感した人が多いのではないでしょうか。過去には、『偽』(2007年)や『災』(2004年)などといったマイナスイメージの漢字が選ばれたこともありましたが、比較的前向きな字が発表されると、少し明るい気分になるものですね。

2009年、自分自身の生活の中でもさまざまな『新』がありましたが、エコに関して振り返ってみると、「これは良い!」と思えるエコグッズに新たに出会った年でした。

1つ目は、魚焼きグリルの敷石「エコトクくん」。熱効率が高まって短時間で調理ができ、ガス代の節約とCO2の削減につながる優れものです。さらに助かるのは、敷石が汚れるまで繰り返し使えて掃除がラクな点。石を取り替えるまでは焼き網を洗うだけで済みますから、水・洗剤の節約にもなります。今年最も感動したエコグッズです。

2つ目もキッチン関係で、フライパンや鍋にこびりついた汚れをぬぐい落とす「スクレーバー」。炒め物などのベタベタ汚れは後片付けが大変ですが、スクレーバーでサッとひとぬぐいしてゴミ箱に捨てれば、スポンジやシンクの汚れが抑えられ、排水溝に油を流してしまう心配もなく安心です。以前から気にはなっていましたが、使って正解でした!

そして3つ目は、「5本指靴下」です。これも以前からよく知られている商品ですが、今年の夏から使い始めました。一般にはエコグッズという認識ではないかもしれませんが、私には思わぬ省エネ・節約効果がありました。指の間がさらさらに保たれるので、夏場のムレ対策として使っていた"足元さらさらスプレー"が不要に。そして冬は、普通の靴下より温かく感じられるため、昨年まで愛用していた足元用ヒーターを使わなくなったのです。

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さて、来る2010年にぜひ試してみたいものもあります。それはズバリ、圧力鍋!ご存じのとおり、圧力鍋による高圧・短時間調理は省エネと節約に役立ちますし、さらに素材の栄養価が失われにくいというメリットもあわせ持っています。使いこなせば、"エコの達人"に一歩近づけそうな便利アイテムです。

エコライフのヒントになる便利グッズは、知らないだけで、まだまだたくさんあるのでしょうね。環境に良いといわれる商品が登場すると、つい何でも試したくなる性分ですが、どんどん登場するエコグッズをしっかり選びながら、これからも暮らしに取り入れていきたい・・・。来年はどんなグッズに出会えるか、今から楽しみです。




たかがゴミ袋、されど・・・


先日、飲み会で遅く帰宅したときのこと。近所のゴミ集積所を通りかかると、『警告!』というステッカーの貼られたゴミが、いくつか転がっていました。以前から違反ゴミはよく目についたものですが、最近は行政の対応も厳しくなってきました。

私の住む地域では、この秋から指定ゴミ袋制が導入されました。それまでは、透明・半透明であれば可でしたが、可燃ゴミはカラスよけに効果的とされる黄色のゴミ袋で捨てることに。

昨年から、地域の大半のスーパーでレジ袋が有料化されたため、ゴミ袋にお金がかかること自体には抵抗を感じませんでしたが、驚くべきはその値段!Lサイズのレジ袋が1枚5円なのに対し、指定袋は3倍の1枚15円。聞けば、これよりずっと高い自治体もあるのだとか。

指定ゴミ袋制には、さまざまな角度から賛否両論があるようですが、わが家に関しては、ゴミの減量に少なからず効果を発揮しています。以前は週に45ℓと30ℓのゴミ袋を2つずつ出していたのが、30ℓのゴミ袋1つ分くらい減っているのです。

これまで軽率にポイポイ捨てていた、というわけではありません。しかし、ゴミ袋を焼却する際に発生するCO2のことまで考えがおよばず、次の収集日でも構わないのに、半分ほどしかたまっていない袋を捨てていたのは事実です。お金が関係すると考えや行動を改めるのは、ごく自然なこと・・・ですよね(笑)。

ところで、一般に自治体の指定ゴミ袋には、焼却炉の温度抑制効果がある炭酸カルシウムが入っているそうです。前述のカラスよけの効果と同様に、値段が高い分いろいろな点に配慮されているということかもしれません。

そうした配慮を効果につなげられるかどうか、やはり個々の意識や行動が肝心なのでしょう。私の場合、コンビニでついもらってしまったレジ袋に、臭いの気になるゴミを入れるのが悪しき習慣。せっかく配慮された指定ゴミ袋の中に、ポリエチレン袋をどんどん入れてしまっているわけで・・・これを機に改めなければ、と思います。

ヨーグルトの容器に生ゴミを入れて臭いを防いだり、個人情報が気になるゴミは細かく切ったり。少し工夫をすれば、“ゴミ袋の中にゴミ袋”という状態はずっと減らせるはずですよね。実際の効果の程はともかく、制度として始まったからには「されどゴミ袋!」という意識でやってみようと思います。

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千葉での講師


先日、千葉市生涯学習センターというところで「リフォーム・ステップアップ・セミナー」という講習会の講師を依頼されていってまいりました。
千葉駅のすぐ横手から歩くこと10分、比較的大きな住宅が続く住宅地が広がります。何か懐かしいというか、のどかな空気、春でしたら菜の花が咲いているような雰囲気です。

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目指す千葉市生涯学習センターは千葉駅から歩いて10分くらいのところにある大きな建物でした。

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会場にはすでに前の講義の講師の方が説明をされていました。席は満員100名近くの方が熱心にテキストを見たり、メモを取ったりしています。気が引き締まる一瞬です。
何でも、リフォームの協会では講習・研修に出席した人にはポイント制で得点がつくことになっているようです。なるほど、積極的に聴いている人が多いわけです。

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今年はリフォームの投資型減税制度もスタートしてリフォームに目を向ける方も多いはずですので、このような講習会が「省エネ・バリヤフリー改修事業者向け講習会」とこの「リフォーム・ステップアップ・セミナー」(申し込み終了)の2つを板硝子協会として講師派遣の形でサポートしています。

次に講師をするのは札幌です。




ラベルが違う ~ヨーロッパ省エネ視察~

この表題を見て、古いギャグだとわかる人はオーバーフィフティでしょうね。
ちなみに会話の中で「君とボクとは、ラベル(レベル)が違う」などと使います。

先週、大学などの研究者の方たちのヨーロッパ省エネ視察に参加してきました。オランダ、ドイツ、スイスと回って各地で省エネの推進方法や性能表示の話を聞いてきました。家の持ち主やビルのオーナーが自分の建物の性能を知って、不動産売買のときに証明書として、いわゆるラベルを発行してもらうのだそうです。

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そもそも、自分の家の性能がどんなものか、建てるときに性能を意識して建てたり買ったりしているか、という問題です。自動車やエアコンは性能をカタログや店頭で見て比べることはあるけれど、もっともっと価格の高い住宅に性能表示制度があることはご存知でしょうか。日本では小さい住宅では義務ではありませんが、ヨーロッパでは不動産の取引の際に必ず添付しなければならないことになっています。省エネ性能が、いわゆる資産価値の一部になりつつあります。

ヨーロッパではラベルといっても、家電売り場や自動車のリアウインドウで見かけるような☆☆☆マークのようなものは見当たりません。自分の住宅がエネルギー消費量として、どのレベルにあるか計算してもらい、省エネの基準値よりどうなのかを証明してもらうことを、ラべリングと言っています。

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たとえば、今回訪れた新築高校の証明書にはこういう表示を証明書として付けています。省エネに効果があるという蛍光灯やLED電球の箱にもこんな表示がありました。

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PV住宅団地なるものも見てきました。屋根に太陽光発電を載せて、集会所の屋根は草が生えています。写真のようにオランダらしく裏庭から運河に直接船でこぎ出すこともできます。

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寒いヨーロッパでは断熱材もハンパなくぶ厚いです。壁に400mmの厚さの断熱材など当たり前。3層ガラスの窓も普及を始めています。
でも食事も大胆でした。写真はスイスの建材研究所の社員食堂でのメニュー。スイスでは一番ポピュラーな定番らしいです。私は選びませんでしたが・・・

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なんでもラベルが違います・・・



品川区と大田区


先週の土曜日、東京・品川区役所の横の公園で行われている品川区太陽エネルギー見本市を見てきた。その名の通り太陽光発電のメーカーなどが商品説明を行っていたが、もちろん品川区や東京都の補助金の説明もされていた。合わせてなんと51万円も補助金がつくんだって。

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夏本番を思わせるカンカン照りのなか、子供たちが噴水に歓声を上げていた。

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展示担当の方、本当に御苦労さま。目当ては、窓改修のサンプルやエコガラス体感ボックスが並ぶNPOの皆さんのブース。冷蔵庫に入れなくてもよいものは?といいったクイズもあった。

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熱心な方が説明を聞いたり、体感したりしていた。ともかく暑い暑い。この太陽光パワーをいただいたり、制御したりするのだから人間はもっと謙虚にならなければ。

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今週8月1日の土曜日には大田区の大田文化の森にて小学校4~6年の児童を対象にソーラーカーを作る催しや、地球温暖化についての親子教室も開かれる。これもNPOの人たちがサポートしている。ぜひお近くの方は参加してみてはどうだろうか。




決意の“お直し”


朝からムシムシ、日中の暑さで帰宅時の家はサウナ状態、そして寝苦しい夜・・・。ついイライラしてしまいそうな暑さが続いていたある日、友人から嬉しいひと言が。「やせたね!」

女性にとっては、暑さも疲れもストレスもたちまち吹き飛んでしまう、魔法の言葉。やる気と自信がわいてくる、不思議な言葉。

そう、やせたんです!毎年“冬太り”しては、夏場にエクササイズなどの努力で挽回するのがパターンの私。今年は、忙しさでつい食事が手抜きになったり、梅雨時に食欲不振に陥ったりするうちに、冬増えた体重がスルスルと戻っていったのです。

苦労なくやせられるのは、異例中の異例。とてもラッキーですが、努力しなかった分油断も心配・・・ということで、きちんと維持するために何かしようと考えました。

思いついたのは、最近注目されている“お直し”です。不況の影響もあり、靴はもちろん服やバッグ、アクセサリーなどもリフォームして長く使う人が増えているのだとか。例えば服の場合、丈つめだけでなくデザインそのものを変えたり、肩パッドを薄くしたりすることもできるそうです。

そこで、“冬太り”から“夏やせ”までの移行期にはいていた、大きめのスカートを直すことに。「太ってしまっても、あの服がある」という逃げ道を断ってしまおうという、少しばかり勇気のいる決意です(笑)。

以前にもサイズを直したいと思い、購入したお店に持参したところ「デザインをそのままで小さくするのは難しい」と断られてしまったスカート。気に入っているのにと残念で仕方ありませんでしたが、インターネットで探したリフォーム専門店で見事に“ひと回り小さく”なりました。

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価格も新品を買うよりずっとお得。なるほど、リフォームが改めて評価されている理由がよくわかりました。

洋服など身に付けるものでいえば、流行を追いかけすぎず、気に入ったものを長く使うのがエコライフの基本。さらに“長く着られる体型”を維持できればより理想的ですね。“お直し”の実力を実感すると同時に、それに甘えて来年「やっぱり大きめに戻せないかしら」などと考えないように・・・と自分に言い聞かせています。




ことしも畑で––

毎年、5月の連休ころに野菜の苗を買って植えたきゅうりやナスがこの頃になると、食卓に登場する。梅雨時のじめじめした天気で野菜の病気や実をつけても日照不足でトマトなど色がつかないまま、大きくならずにダメになってしまうことが多い。

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今年は何とか梅雨が明けそうな今頃まで持ちこたえてくれそうなので、うれしい。これから梅雨が明けると暑い暑いと元気がなくなる私たちとは反対に、若者のように夏に向って元気になってくるのが、夏野菜たちだ。

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今年初めて種から作ったのが、ツルあり筋なしインゲンだ。やわらかく幅広のさやが特徴でおいしい。(写真上)また、ジャムにするブラックベリーの実も黒い色に熟し始めた(写真左下)
また、協会の同僚Oさんから頂いた素朴な味(らしい)のきゅうりの苗も順調に育っている。時期をずらすといっぺんに収穫を迎えてダブつくこともないので、今年は期待できるぞ。変わったところではズッキーニもたくましく育ってきた。

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さつまいもやオクラも夏の太陽への準備を完了した。食卓に上る日も近い。台風や豪雨などがないことを祈るばかりで、雑草も勢いをました庭を毎日みて溜息をつく今日この頃である。

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新・エコノミックアニマル


ある晩、夕食後に夫がふとつぶやきました。「なんだか疲れが取れないな。しっかり眠っているはずなのに」。深刻化する不況の折、仕事が忙しいのはありがたいことですが、やはり体が資本。内側から元気になってもらおうと、翌日はわが家の定番“癒しメニュー”、『野菜のごった煮』をつくることに。

冷蔵庫にある野菜という野菜を鍋に入れ、煮込むだけの簡単料理ですが、これがなかなか疲労回復に効くのです。かつおだし風味、みそ味、コンソメ味と味付けも選びません。今回はあっさりだし風味。野菜をたっぷり食べて少しホッとできたのか、テレビを見ながら会話がはずみました。

「疲れが取れない」といえば、この大型連休中、高速道路の渋滞に巻き込まれてしまったお父さんたちも同じではないでしょうか。利用料金の引き下げで交通費が安く済んだ一方、思わぬ“長時間労働”を強いられてしまい、悲喜こもごもの休暇だった人がきっと多いのでは・・・。

ところで、生活対策として打ち出された今回の料金引き下げには、エコの観点から少し違和感を覚えました。たしか1年前の今頃は、北海道洞爺湖サミットを控えて、温暖化防止や省エネ対策の促進が声高に叫ばれていましたね。家庭ですぐにできることとして、自転車や公共交通機関の利用も見直されていた時期だったと思います。

ここまでのところ、高速道路料金の引き下げは、温室効果ガスの削減には負の効果を生んでいるような気がします。しかし、“支援”として与えられるやいなや、エコはそっちのけで飛びついてしまいました。結局、自分自身にゆとりがないと他者には優しくなれないのかもしれない。そう気付かされ、なんだか情けない気持ちになったのです。

誰にでも守らなければならない生活があり、そのために経済が重視されるのは、ごく自然なことです。しかし、こうした対策をミーハー的に歓迎ばかりしている姿は、他の動物の目にはいわば“エコノミックアニマル”に映るのでは・・・。

高度経済成長期からバブル期にかけての日本人の経済活動を皮肉ったとされるこの言葉。今、意味を少し変えて、わたしたち人間全体の本質を問い正している気がします。「そんなに打算的、利己的で後悔しないの?」と。

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畑、始動

皆さんはゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか。1000円高速ツアー&渋滞でしたか。私は毎年恒例のように、ゴールデンウィークの前から土作り、休みに入ると自家菜園の植え付けを始めます。野菜の苗などの販売もこの時期がピークとばかり店頭にずらりと並び、野菜作りのシーズンスタートといったところです。

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苗としてはいつも普通の野菜ばかりで代わり映えしませんが、なかなか年によって出来不出来があって思うように行かないもので、とりあえずいつものメニューで今年も挑戦です。きゅうり、なす、ピーマン、トマト、ミニトマトそれに今年は「ズッキーニ」を加えました。

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また、苗の販売している横に「なんとか金時」、「農林○○号」とかサツマイモの苗もいろいろありました。これも購入して植えました。サツマイモは植える場所をよく考えないとごちゃごちゃにつるが這い回って、大変なことになってしまいます。

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また、種からも苗を用意しようと「ゴーヤ」を育てています。これは、この地域で「緑のカーテンづくり」事業として、市民に呼びかけがあり応募したところ「ゴーヤ」の種が送られてきて、詳しくその育て方や日射しを防ぐ効果などか書いてありました。早速、種から苗を育てていくことにしました。また、その過程をリポートすることも出来るようです。

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ブラックベリーの花


うちでは毎年「のうぜんかずら」や「ブラックベリー」などのつる性の植物をネットに絡ませて日よけを作っています。今年も良く育ってきましたが、これにゴーヤが加わればかなりの日射遮閉効果があり、省エネになりそうです。

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皆さんも作物も取れて一石二鳥の緑のカーテン作りをしてみてはいかがでしょうか。



コイ、つくし、ちょう

先週末、息子さんが初節句を迎える友人の家へ遊びに出かけたときのこと。思いがけず、最近ではめっきり見かけなくなった、この季節の風物詩を堪能することができました。

「子どもをのびのび遊ばせたい」という考えで、少し田舎に家をかまえた友人。学生時代は、特に伝統を重んじるタイプではなかったものの、子どもの行事となれば話は別ということで(笑)、庭に大きな鯉のぼりが飾ってありました。

最近は、マンションなどでも楽しめるよう、ベランダや室内タイプの鯉のぼりが多いそうですが、青空を悠々と泳ぐ鯉のぼりは、やはり迫力がありました。赤ちゃんを代わる代わる抱っこしながら「屋根より高い鯉のぼり~」と口ずさみ、しばし童心にかえりました。

そのとき。ふと足元に目をやると、つくしが顔をのぞかせているではありませんか。これもまた久しぶり、と感動して眺めていると、モンシロチョウがすぐそばまで飛んできました。それはとても美しい春のシーンで、今思い出しても微笑んでしまうほどです。

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大学進学のため上京して以来、“都会至上主義”だった私。若者らしいとも言えますが、人気のある地域に住み、便利で刺激の多い生活を送ることが楽しくて仕方がありませんでした。都会暮らしに疲れたら、郊外に出かけてリフレッシュすれば十分だと思い過ごしてきましたが、友人のもとを訪ねてから、少し考えさせられています。

春には春の、夏には夏の美しい風景を当たり前のように目にし、季節の移り変わりを身近に感じ取りながら、庭や田んぼで走り回る。そうして元気に育つ子どもは、現代人に欠けている心の豊かさや余裕、潤いのようなものを自然に身に付けていくのではないか・・・。“人間らしさ”を求めるならば、利便性や情報量に勝る都会の魅力は、後から知れば十分なのではないか・・・。

「家庭を持つのも子どもを育てるのも、絶対都会!」と決めていた理由が、ひょっとすると、あまり大切なものではないかもしれない。友人の生活に触れただけで、自分のライフスタイルを考え直すのは単純かもしれませんが、若い頃の理想に固執する必要はないと教わった気がするのです。きっと、「コイ」と「つくし」それに「ちょう」が、固まった考えを優しくほぐしてくれたのかもしれません。




わが家で創エネ

先日、新日本石油の実証実験プロジェクト「創エネハウス」を見学してきました。場所は東横線の大倉山駅から綱島街道沿いの徒歩圏内です。ご案内をいただいたのは、建築家集団のシーラカンスの創立メンバーで、現在“小泉アトリエ”を主宰されている小泉雅生氏。小泉氏は首都大学東京の准教授でもあり住宅設計とエネルギーの関係に注目した作品を多く発表しています。ご自宅の「アシタノイエ」は私も見学させて頂きましたが、日本建築学会の2007年作品選奨に選ばれています。

この創エネハウスでまず外観で目につくのは、屋根に太陽電池が載っていること。と、よーく見るとそれだけではないのです。太陽の恩恵はいろいろな形で受け止めることができます。一つは太陽光を電気に変換する太陽光発電。二つ目は太陽光で空気を暖めて室内に送る太陽熱空調。三つ目は太陽光でお湯を沸かす太陽熱温水利用です。三つのシステムを載せているにもかかわらず、さすがすっきりしたデザインです。

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窓はというと、変な形の庇がついています。多分日射の遮蔽を考えているのでしょう。窓枠は優しい木のサッシです。もちろん超高断熱のガラス(真空ガラスのペアガラス)がついていました。4つ☆のエコガラスが入っていました。どんなに創エネ装置が素晴らしくても、断熱・気密の良い窓や壁・屋根を持っていなくてはエネルギーの自立は成り立ちません。

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玄関から中に入ると、中央の階段を取り巻くようにFRPグレーチングの耐力壁が光と風を吹き抜けています。FRPの耐力壁はあまりなじみが無いアイテムですが、実は何を隠そう私が開発したものです。東京都の耐震アイデア商品の工法選定も受けています。

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家の中はいろいろ面白い仕掛けが満載されていて、階段教室のようなリビング?や1階2階と呼べない、らせん状にフロアがあがっていき、それぞれのスペースが出現する仕掛けになっています。屋上テラスには風を導く窓があり、創ったエネルギーを最低限で消費する仕組みになっています。

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もちろん、ENEOSさんですから、すぐ未来のエネルギー供給を考えた燃料電池や石油で発電・給湯するシステムなども組み合わせて、実際に人が生活してエネルギーゼロから創り出すを目指して実験を行なっていくそうです。

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近未来といっても、もうすぐかもしれませんね。



エコリフォーム


皆さんはエコリフォームと聞くと何を想像するでしょうか?
エコ=省エネですから、省エネに効果のあるリフォームですよね。ある人はエコな電化製品に取り替える、と思ったり給湯設備を「エコ・・・」に代えようと考えたりするかも知れません。でも待ってください、家という入れ物をちゃんとしなければ、エアコンがどんなに良くても、お風呂のお湯が効率よく涌いたとしても熱がどんどん逃げていく家ではどうしようもないのではないでしょうか。

環境省やJCCCA*がバックアップしてエコ・リフォーム・コンソーシアムという全国にあるNPOなどと消費者の方とエコリフォームを共に考える地域協議会組織が各地に出来つつあります。2月1日の日曜日に東京・練馬でそのうちのひとつ「窓から環境を考える会」の集まりがありのぞいてみました。(*JCCCA;全国地球温暖化防止活動推進センター)

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講演会形式で、まず環境省・地球温暖化対策課の下村さんが地球の現状とみんなができる対策を説明、次に建築家の方が省エネ住宅の必要な条件は「断熱」「気密」「換気」であることを解説し、最後にNPOの方がその中でも「窓」から逃げていく熱がいちばん多いので窓の対策を、と説明しました。会場には何種類かの窓の改修サンプルが展示されていて、どのように改修するのかがわかるようになっています。

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この活動の主旨に賛同し板硝子協会もこの会で配布されているテキストの資料提供や編集をお手伝いしています。このテキストはなかなか良くできていますので、下記のホームページでご覧ください。
http://eco-reform-consortium.com/

また、2月7日(日)には「東京地球温暖化対策推進協議会」が東京・目黒で同様な催しを開くようです。

練馬区役所の19階からは関東平野が見えて冬の富士山がきれいでした。

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あけまして おめでとうございます

エコガラス担当として、このブログも6か月が経ちました。ことしもエコガラスのホームページともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。

皆さんは年末年始をどのように過ごされましたか。ことしは景気の影響で巣籠りの方が多かったと聞いています。私はクリスマスのために庭でこんなことをして楽しみました。家族からリクエストの多かった自家製「燻製」を復活させたのです。復活と言うのはなかなか燻製のけむりと香りが強烈なのでご近所迷惑とも思っていたのですが、あの味には勝てず、やってしまいました。

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メニューとしては、クリスマス定番のスモークチキンとほかにベーコン、焼き豚をしました。出来栄えは久し振りにやったこととご近所への遠慮もあり長時間の燻煙ができなかったので、まあまあでした。燻製の箱は段ボール製です。

燻製自体は簡単ですが、その前に1週間前から塩水に漬け込む下ごしらえや風乾といって、風に当てて乾かす時間などを入れると結構な手間です。クリスマスの前にマーケットに行くとあんな値段でスモークチキンが売っているなんて、許せない気持ちになります。

また、暗い景気を吹き飛ばそうと、イルミネーションにも挑戦しました。家の全面に100球ものLEDをぶら下げてツリー型を作りました。LEDは省電力なので、これ全部で7Wしか消費しません。どこかの住宅街の電飾屋敷の電気垂れ流しには反対ですが、これだとエコですね。

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そして、今年の我が家のエネルギー消費が出ました。電気・ガス・水道の合計のCO2換算量は年間4,636kgで昨年より-232kgの削減でした。まだまだ削減の余地はありそうです。年間の光熱費としては、エネルギー単価の値上げもあり38万円(前年比-2100円)でした。


マークのいろいろ

新聞のテレビ欄を見ながら、ふと思ったこと。「今年はなぜかクイズ番組をよく見たなぁ・・・」。仕事の疲れやわずらわしい出来事から開放してくれる娯楽系クイズ番組、自分のためにもなりそうな教養系クイズ番組をよく見た気がします。

遊び感覚で何かを覚えたり考えたりするのは、大人にとっても楽しいものです。中でも、生活の中でさりげなく役立ちそうな雑学系が好みですが、最近はその一環としてエコロジーに関する問題も目立つようになったと思います。

少し前になりますが、11月22日付日本経済新聞の「日経PLUS1」で扱われていたエコ表示も、面白い問題になりそうだと思いました。記事は、リサイクル用マークと環境ラベルの認知度に関するもので、消費者の理解度を3段階(意味を知っている、意味までは知らない、知らない・見たことがない)で調査した結果です。

リサイクル用マークは、ペットボトルやプラスチック、紙パックなど容器包装のゴミ分別を促すためのものとして、ある程度浸透してきていますよね。調査でも全体として理解度は高く、特にペットボトルとプラスチック製容器包装については、「知らない・見たことがない」と答えた人は3%未満でした。

一方、地球を抱いた「エコマーク」に代表される環境ラベルの理解度は思わしくないようで、最も高いエコマークでも意味まで知っている人は25%程度。自分でも試してみましたが、対象の7つのマークのうち、意味まで知っていたのは2つのみ(エコマーク、再生紙使用マーク)でした。

知らなかったマークでも、目にした際ある程度意味を推測できるものは、マークとしての最低限の役割は果たしているように思います。しかし、「環境負荷を低減する商品・サービスを示す」という環境ラベルの趣旨、消費者の選択につなげる役割からすると、やはり認知度アップが大切なのでしょうね。

国が定めたもののほか、業界団体や地方自治体、それに企業独自のものまで、数万にも上るといわれる環境ラベル。ご存じのとおり、板硝子協会会員各社のエコガラスに貼付されている「エコガラスマーク」もその一つです。

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果たしてエコガラスマークの理解度はいかほどでしょう。「意味を知っている」に高い割合を求めるのは、まだ少し早いかもしれません。ただ、例えばエコガラスのCMを思い出し、何か一つでもその意味やガラスの働きを思い出してもらえたら光栄なのですが・・・。



モッタイナイ贈呈品

自他ともに認める“片付け魔”の血が騒ぐ大掃除の季節がやってきた。仕事納め以降はゆっくりお正月料理に専念したい私にとって、大掃除のタイムリミットはあと1週間ほど。週末ごとにチェックリストとにらめっこが続いている。

そんな週末のある日、忙しく家事をこなしているところへ宅配便が。届いたのは、ある航空会社の来年のカレンダーだった。自分で注文したわけではない。マイレージクラブの特典として毎年この時期に届くのだ。

しかし・・・申し訳ないが、わが家の雰囲気には合わないので、使ったことがない。職場のカレンダー頒布会に持っていくか、そのまま処分してしまうかのどちらかだ。上質な紙が使われていて装丁も立派なので、自分で処分するときは「もったいないことをしているな」と心苦しい。

このような贈呈品を受け取って、同じように困っている人がきっと大勢いるだろう。例えば、株取引をしている人。私の周りにもいるが、株主特典としてカレンダーに代表される贈呈品がいろいろと送られてくるそうだ。しかし、やはり全ては使えないため、いくらか処分しているとのこと。品物が立派なほど罪悪感は増すだろうに、少し気の毒だ。

エコ・省エネの重要性が高まっているこのご時世、まずは「来年のカレンダーを作成しましたが、送ってもよろしいですか」と、要否の確認をしてほしいものだと思う。

そんな素朴な疑問を友人に投げかけたところ、中には実践している企業もあるという。例えば、予めDMで贈呈品の要否を尋ねてくれる会社や、「贈呈品の受け取り」と「恵まれない子どもたちへの同額の寄付」とを選択できる会社など。特に後者の例については感銘を受け、その会社のイメージが自分の中でぐんとアップした。

まごころやサービスも、時代とともに形が変わっていって良いもの。これからは、上述したような配慮を伴うサービスこそが、上質なのではないかと思う。家庭ゴミを減らすためだけではなく、作成部数そのものの調整や輸送コストの削減にも目を向ける必要があると考えるからだ。

もちろん、受け取る側の意識も高くなければならない。くれぐれも、「ケチケチしちゃって。年末ぐらいサービスしなさいよ」などと思うことのないように。取っておいても、どうせ何年後かの大掃除で捨てることになるのですから・・・(経験談・笑)。

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6%の難しさ

11月9日、プロ野球日本シリーズ第7戦。連日の好ゲームの末、今年の“日本一”が決まったとき、なんとなく1年の終わりが近づいているのを感じました。応援していた巨人軍が敗れた寂しさもあったかもしれませんが、日頃からスポーツ番組を好んで見る私としては、プロ野球からウィンタースポーツへと移り変わっていく頃、「あぁ、今年も残りわずかだな」と感じるのです。

そろそろ1年の総括が求められる時期。そういえば、試合時間を6%短縮してCO2排出量を削減しようという、日本野球機構の温暖化防止活動「Green Baseball Project」(今年7月2日付ブログご参照)はどうなったのだろう・・・。

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目標の平均試合時間は、公式戦864試合で3時間6分。
以前ブログで紹介した時点では、426試合で3時間9分でした。
結果は、3時間13分。過去10年間の平均試合時間に対して5分短縮できたものの、残念ながら目標までは7分およばなかったようです。

このプロジェクトの具体的な施策は、攻守交代や投手交代にかける時間を制限したり、打者が打席でいたずらに時間を使うことを禁じたりするなどで、システマチックに無理なく実践できそうな印象を受けました。しかし、実際には必ずしもうまくいかなかったようで、球団別にみても、平均3時間6分を達成したチームは一つもありませんでした。

ルールづくりや机上の計算では比較的簡単に達成できそうに見えても、人の心の動き・感情や読み合い、それによる動作を現実にコントロールすることは難しい。そういう自然なことが数字に表れたのだと思います。

6%が無理な目標とは感じませんが、一方で、時間短縮に過度な努力が払われるとしたら、少々疑問に思います。球場で観戦するにしてもテレビで楽しむにしても、作戦を立てる様子や心理面での攻防も楽しさの一つ。それが損なわれてしまっては、寂しすぎます。

スポーツの楽しさを保ちつつ電力消費量を減らすために、観客サイドにも無理なくできることがあります。それは、早く帰ること!買い物やお手洗いは帰りに寄るのではなく、済ませておく。試合後、会場で余韻に浸る時間を少し削る。そうして、早く消灯できるように協力することも大切だと思うのです。

どうでしょう、来年は「観客の居残り時間マイナス6%」もあわせて実施してみては。



やらねば、損

10月に入っても食品や日用品の値上げが続いている。生活に必要な出費を確保するためにも、余分なものは削りたいところだが、最近、少しばかり達成感を味わえる出来事があった。

わが家の電気使用量が5ヶ月連続で減ったのだ。昨年の同時期に比べ、平均2割ほどのダウン。9月分にいたっては、なんと4割近くも減っていた。

これはぜひ、アピールしなくては。新聞と一緒にさりげなく明細書を置いておいたところ、「へぇ、ずいぶん減ったね。やっぱり効果あるのかな」と、驚きまじりの夫の声。

効果・・・そう。春以降、「電源をこまめに切る」「照明の明るさを調整する」など、省エネのための身近な取り組みを自分たちなりに強化してきたのだ。それまで、「知っている」だけで行動が伴っていなかった分、効果が表れるのに時間はかかってしまったが、最近は顕著だ。

一つひとつの心がけは些細なもので、それぞれがどれだけの削減効果を持つのかは、よく分からない。9月の4割ダウンは、比較的気温の低い日が多かったことも大きな要因だろう。しかし、「まず、できることから」と思って実践し始めると、面倒なことにも自然と取り組むようになるものだ。わが家の場合、さぼりがちだったエアコンの掃除をしたり、風呂の保温機能の使用を避けて一度に入ったりしたことが、それにあたる。

先日の日本経済新聞「日経PLUS1」に面白い記事が出ていた。家庭にある電器のスイッチをどの程度こまめに切っているかの調査結果だ。エアコンやテレビは、「使用後すぐに切る」人が7割以上と圧倒的に多いが、パソコンや高機能便座は忘れられがち。しかし、すぐに使える、常に温かい、という便利な状態から一歩引いてみても、実は案外困らないかもしれない。

家庭での省エネの取り組みは、宝探しゲームのようなものだと思う。毎日せっせと主電源を切りに足を運んでいると、ある日電気代が安くなっていることに気付く。近距離を頑張って歩いていると、ふとガソリンの減りが遅いことに気付く。そういう楽しみを覚える感覚だ。

宝探しとの違いは、どこに宝(結果)があるか、本当は分かっていることだ。やらねば、損。秋冬シーズンも、引き続き楽しみながら、電気代の削減に取り組んでみようと思う。

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家のこと(2)

エコ・エコとうるさいほど、世の中エコだらけですが、私の家のエコをまた書いてみようと思います。うるさいけれど、エコって何をしたらよいのか?という疑問をよく耳にします。実際、私の家は次世代省エネの基準に合わせて家を建てましたが、どのように効果があるのか、自分でもなかなかわかりません。

そこで、2~3年前から始めたのが、エコ家計簿です。
環境省のホームページにも載っています。
こういうのは最近はいろいろなサイトで使いやすいのが出ていますが、紹介されて会員になっているのが「エコゾウさんクラブ」です。これは某ハウスメーカーの女性社員の方たちが発案されて、そこではCO2削減のいろいろなノウハウも教えてくれます。

家計簿ですから、ここには毎月の電気・ガス・水道・灯油・ガソリン等の消費量と金額を月単位で入力すれば、記録として残ります。「エコゾウさん」で面白いのは、家族構成を会員登録時に入力しておけば同じ家族構成の会員の中では何位か順位がわかるようになっています。「こんなに消費が少ないところもあるのか、うーん」と感心したり、悔しがったり毎月の順位が楽しみです。

たとえば、我が家の8月のCO2家計簿は下の表のようになります。表計算ソフトのエクセル
があれば、自分だけでCO2家計簿はできるわけです。

2008年8月分使用量(A)二酸化炭素排出量(B)換算式
電 気500kWh169.5kgB=0.339×A
ガ ス50m3110.5kgB=2.21×A(都市ガス)
水 道25m39kgB=0.36×A
合 計289kg 


チームマイナス6%のホームページによると、日本人一人当たりが毎日排出する二酸化炭素は平均で6kgだそうです。とすると、夏場とは言え一人あたり289kg÷5人÷30日=2kgは小さい数字ではないでしょうか。
年間でどのくらいのエネルギーを使って、CO2を出しているかと言うと、2007年の1月から12月までの合計は下の表になります。

2007/1~12月電気ガス水道灯油合計
金額(円)182,286103,41785,88814,040385,631
CO2(kg)2,6601,6441144504,868

これですと、我が家は年平均一人あたり2.66kg/日となり、日本平均の6kgよりずいぶん小さい数字になります。これにはまだ自家用車のガソリンとか入っていませんが、省エネ生活の数字が実際明らかになってきます。

また、何をしたらCO2が削減できるかのメニューも上記ホームページに載っています。我が家では入浴時間もまちまちなので夏はシャワーで十分と風呂は沸かしません。エアコンは寝る時は切って扇風機を活用しています。また前回ご紹介したように、庭に撒く水も雨水でまかなっています。半面、5人家族なので生活時間帯は早朝型もいれば深夜型もいるので、照明やパソコンなども24時間稼動しているようなもので、まだまだエネルギーのムダは多いと思っています。

皆さんもCO2家計簿をつけたらいかかでしょうか。まずは自分のうちのライフスタイルを知ることからはじまります。

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真空展

真空の世界というと、宇宙空間で無重力の世界を思い浮かべますが、真空を作り出している人達が集う真空展2008に招かれました。有明の東京ビッグサイトで開催された日本真空工業会主催の「CO2低減は真空技術で」というパネルディスカッションにパネラーとして参加してきました。

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なぜエコガラスと真空か関係あるの?というと、エコガラスの心臓部である特殊金属膜が生まれるのは真空の中だからです。それを生み出すのが「スパッタリング法」と言う真空中でプラズマ状態を作り出し、特殊金属のイオンが飛び出させてガラスの表面にくっつける方法でそれは真空のおかげです、と言うようなお話をしました。

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エコガラスは正式にはLow-E複層ガラスといいますが、Low-Eとは低放射(Low-Emissivity)と言う意味で熱を吸収せず、遠赤外線などをよく反射する膜なのです。
ですから、冬の暖房の遠赤外線を反射して室内に閉じ込めておくことができるのです。また、逆に夏の暑い太陽光線はよく反射するので、冬も夏も機能する優れものと言うわけです。エコボールとエコっ手も展示して会場を盛り上げました。

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基調講演として、東京大学・サスティナビリティ学連携研究機構の住 明正教授の地球温暖化についてのお話がありました。住先生はノーベル平和賞を授賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル (Intergovernmental Panel on Climate Change))の第4回報告をまとめられたメンバーであり、地球の気温変動のシミュレーションの精度を高める研究の成果のお話をいただきました。

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お話の中で、シミュレーションの精度が上がり地球温暖化が人為的なものであることと断定することができたと語っておられました。逆に言うと、まだ温暖化が自然の成り行きであると疑っている人に対しての説得のご苦労も多くあるのだな、という印象もありました。地球全体として早く方向が一致して取り組みに進んで欲しいものです。


どうして こうなる

ドライブなどで田舎に出かけると、無人の農作物の販売所をよく見かけます。その朝収穫したばかりの大きな野菜がごろごろと並べられ、ごく簡単なつくりの集金箱が置いてあるだけの販売所。手書きの値札には、都会に住む者には驚きの価格が・・・。

私は、こうした無人の販売所が大好き。先日、夏期休暇を利用して清里にドライブに出かけた際も、昼食をとった店に隣接していた販売所に立ち寄り、肉厚のピーマンと好物のジャガイモを買いました。締めて200円。その日の食卓には、大きなピーマンの肉詰めとポテトサラダが並びました。

こうした販売所、「代金を払わない人もいるのでは」と心配に思う人も多いでしょう。私が立ち寄った販売所には、「生産者は、みなさんの良心を信じています」と書かれた札が立てられていました。そう、人間、良心に任せられると悪いことはできないもの。人に本来備わっている“良心”に対する信頼の上に成り立っているのです。

ところが、身近なところで、簡単には理解できない“良心の崩壊現象”が起きています。7月17日のブログで、私の住む地域で一斉にレジ袋の有料化が始まったことを紹介しましたが、これに伴って万引きの件数が急激に増加しているというのです。

「そんな副作用があるなんて」と驚いて調べてみると、マイバッグを悪用した万引きが全国的に増えていることがわかりました。高価な物はマイバッグに移し入れ、安い物だけをかごに残して清算する手口や、未払いの商品をマイバッグに入れたまま店外に出る手口などが目立っているそうです。

確かに、口の開いたマイバッグと買い物かごを両方持って買い物したり、他の店で精算済みの商品が入ったマイバッグを次の店でも使ったりすることがあり、使い方を見直す必要はありそうです。悲しいことですが、マイバッグの登場によって商品を持ち去りやすい環境、出来心を持ちやすい環境が生まれてしまったのかもしれません。

しかし、マイバッグの弱点を見つけてしまったとしても、当然のことながら、実行に移すかどうかは別問題。何より驚き、悲しいのは、良心を捨てて実行してしまう人が多いことなのです。わたしたちに本来的に備わっているはずの“良心”は、そんなにもろいものなのか・・・。

マイバッグ運動を単なるブームで終わらせず、確かなエコ活動として定着させていくためにも、どこかに置き忘れてしまった“良心”を取り戻しに行こうではありませんか・・・!

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家のこと(1)

省エネ住宅とかロハウスとかエネルギーを使わないようにする住宅に関心が集まっていますが、私は今から9年前の住宅の省エネ基準が次世代省エネ基準に変わった平成11年(1999年)に家を建てました。高断熱・高気密住宅を勉強し、よし!建てようと思い立ったわけです。(住宅取得減税もそのころは15年間付きました。これも動機として大きかったです。)それから来年で10年が経とうとしています。このブログでも私の家のしかけについて少しずつお話していこうと思います。

まず最初は夏のしつらえについて、南側の窓面には夏の太陽高度では直接日射が当たらないように庇やバルコニーで遮るように設計していますが、午前や午後の斜めから入る光や東面や西面は庇では無理なので、日本古来の「すだれ」でガードしています。

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また、バルコニーからは植物のカーテンを垂らして日差しをさえぎる仕掛けを毎年育てています。毎年、出てくれるので「のうぜん蔓(凌霄花(のうぜんか)とも言うそうで中国原産の蔓性の植物だそうです)」と実が取れるのでブラックベリーを植えています。

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テント倉庫の壁にもゴーヤを這わせていますが、今年はちょっと遅かったので真夏でこの程度ですが、これから実も楽しめると思います。

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それと夏にこの植物たちに欠かせないのが水です。水とCO2は関係ないとお思いでしょうが水道水を作るには浄化・消毒などの際にCO2を使う輸送機材や電力をつかっているわけです。ということで、雨樋を切り欠いて雨水貯留システムを自作しました。約45リッターのポリタンクに一雨夕立でも来ればいっぱいになります。それを庭や畑の水やりに使っています。

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家の仕組みのご紹介はロハスな取り組みからでした。



SoulSwitch in Marunouchi

板硝子協会のある東京・千代田区丸の内のあたりは明治時代に「一丁倫敦(一丁ロンドン)」と呼ばれ、赤煉瓦の建物が立ち並ぶ当時の最先端の街でした。戦後、オフィス街として発展して今では街を貫く「仲通り」をはさんで高級ブランド店が立ち並ぶオシャレな街に変身しています。

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その象徴とでも言う「丸ビル」(大阪駅前にも同じ名前のビルがありますが、あれは形が丸ビルで、こちらは丸の内ビルヂングの略称)が新しく生まれ変わって数年。そのホールで開催されたシンポジウムを聞いてきました。

テーマが「2050年のエコライフの想像×創造」で、基調講演が安藤忠雄、シンポジウムの司会が野中ともよさんで解剖学者の養老孟司さん、東大・野城教授、元ソニーの出井伸之さん、トルコ人で日本語ぺらぺらの宇宙飛行士候補のセルカンさんのトークが発散しては野中さんが絶妙にまとめてゆく、という進行でした。

第2部は同じく野中さんの司会で若い世代のクリエーターの人達が軽妙なトークを繰り広げるなど、内容の濃い午後でした。中でもこの大手町カフェで「地球大学」を推進してきた京都芸術造形大学教授・竹村真一さんの説得力のあるトークが光っていました。

「すべては太陽の恵みから始まっている」「地球は太陽の恩恵で生きられるようにできている」「人類も植物の光合成のように太陽光を使い発電したり、太陽熱により温度差で生まれた風で発電したり、太陽の熱で水は蒸発し雲になり雨となり水力発電する、海洋温度差発電の深海の温度差も太陽が作っている」と宗教家か詩人のような表現でした。ガラスの窓も太陽の光を入れて閉じこめる不思議な装置ですよね。

エコを何が何でもするという考え方もありますが、苦しみ行なうのではなく自然の摂理に従って柔軟に生活を変えてゆく、スイッチするという考えもいいのではないでしょうか。8月1日夕刻には、丸の内の仲通りで打ち水プロジェクトが行なわれました。

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NGO

板硝子協会のとなりにある新有楽町ビルの1階に「さえずり館」という一角がある。昼休みにちょっと寄ってみたら、環境NGOの活動が展示してあった。国際環境NGO“FoE JAPAN”という団体で、Friends of Earthの略。FoE internationalは全世界70ヶ国に100万人のサポーターを持ち、国連にも正式登録されている組織だと、書いてあった。

昨日は、温暖化に関わる先進国と途上国の格差の現状と先進国の責任について考え、低炭素社会に移行してゆく仕組み作りの必要性と市民キャンペーンについて、欧州の事例から提案があった。なんだか、難しいセミナーだなと思ったが、ナチュラルな店(?)の雰囲気とポスターがわかりやすかったので、申し込んで聴講した。

はじめは「オンダンカクサ(温暖化+格差の造語)」という題で、先進国の都合に温暖化ガスをほとんど出していいない途上国の環境が振り回されている、との訴えと現地のレポートを聞いた。国全体のCO2排出量と一人当たりの排出量の区別をすることが、急激に先進国の仲間入りを果たそうとする中国やインドの問題も含め重要だと、説明していた。

次にイギリスが世界で初めて政府に温室効果ガスの削減を義務付けた「気候変動法案」の事例を説明してくれた。これがこのNGO「FoE」のキャンペーン活動によって生まれたビデオが放映され、市民運動から生まれた政府の削減義務法案がまさに、政府が責任を取るべき2020年の削減数値や2050年の目標を示している。洞爺湖サミットの腰砕けの数値目標とは大違いである。

すべて女性がこのセミナーを運営していたが、なかなか骨のある組織であり活動だと感じた。

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ライトダウン

7月7日の七夕に環境省が推進している「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」が全国一斉に行なわれ、20時から22時の間、東京では六本木ヒルズ・東京ミッドタウンや東京タワー、大阪では通天閣などで照明が消されました。

ちょうど、この日から開催された北海道洞爺湖サミットとも連動したイベントとして先月の夏至の6月21日のキャンドルナイトに続く環境イベントとして定着してくればよいと思います。北海道の大倉山ジャンプ場では、ライトダウンとキャンドルの演出で素晴らしく幻想的な映像がテレビで映し出されていました。

私も思い立って、車を飛ばして横浜みなとみらい21が見渡せる橋の上に行ってみました。前日の新聞ではグリーンライトで浮かびあがる東京タワーの写真が載っていたので、てっきりグリーンにライトアップされた横浜ベイブリッジとか鶴見つばさ橋を想像していましたが、あたりを見回すとただの暗闇。

おかしいなと思い路肩に車を止めたとたんに警備の覆面ワゴン車から「そこの運転手さん、直ちに移動しなさい!」とスピーカーで警告され、驚いてそれでも撮ったのがこの写真です。横浜みなとみらい21の方向のはずです。

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横浜市内では、コンビニや百貨店など約1,800ヶ所でも消灯が行われたそうで、同市の試算では、市内のライトダウン効果で4,200人が一日に使う電力量27,000キロワット時を削減できたそうです。そうそう、わが家でもサミットを記念して電球を電球型蛍光灯に取り替えました。

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この場所は横浜港の花火でも人気のスポットで、テレビ取材のクルーも機材を片付けているところでした。確かにライトダウンは華やかさの対極にありますが、星(織姫・彦星?)も少し見えてほんとうに暗い夜空の七夕でした。


北の海からの悲鳴

先日、札幌ドームで開催された「洞爺湖サミット記念 環境総合展2008」ではいろいろな催し物をやっていました。札幌商工会議所の省エネリフォームのブースをお手伝いしていましたが、「さかなくんの講演がありまーす。」との場内アナウンスに惹かれてちびっ子に混じって聞いてしまいました。

タレントの「さかなくん」の人気ってすごいんですね。ちびっ子が大声で呼ぶとステージに登場して、「ひーぃ」とか「ひゃーっ」とか言いながら、まず魚の名前当てクイズです。
さすが、北海道の子供達は魚通です。目の位置で見分ける、左ひらめに右カレイは知っていましたが、私たちが干物や切り身でしかなじみのない「ほっけ」や「たら」などの北海の魚達をつぎつぎ当てていくのに、ビックリ!
また、さかなくんのイラストを交えた解説の面白さに引き込まれてしまいました。

次は知床の海を撮り続けている、関 勝則氏(写真家&ダイバー)との対談でした。流氷が接岸する厳しい知床にも地球温暖化の影響が明らかに現れていると言っていました。
流氷がシャーベットのような小さな氷から大きく成長してびっしりとオホーツク海を埋め尽くす様子を美しい写真で見せてもらいました。春先になると流氷の色が変ってきます。これは藻の一種が太陽の光を受けて増殖するためで、この植物プランクトンが流氷の下にできる。それをオキアミなどの動物プランクトンが食べ、それを魚が・・・という食物連鎖のはじまりが流氷の下で行なわれているそうです。流氷って、海のゆりかごでもあったんですね。

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今後、温暖化で流氷が少なくなったり、接岸しなくなると予想されています。
美しい写真の下に自然の連鎖とそれが途切れたときの怖さが、流氷の悲鳴として聞こえてきました。

ところでこの催し物は3日間で延べ83,742人だったそうです。すごい人出でしたね。



「無理なく、知らぬ間に」がスマート!

7月に入り、梅雨シーズンもそろそろ折り返しでしょうか。外出の予定が立てられず、週末も自宅で過ごすことが多かった梅雨の前半ですが、それほど退屈はしませんでした。プロ野球やJリーグ、競泳やバレーボールなど、テレビ観戦を楽しめるスポーツがたくさんあったからです。

普段はなかなか気付きませんが、実は、スポーツの試合でも照明などで多くのエネルギーが消費され、CO2が排出されているのだそうです。日本野球機構の取り組み「Green Baseball Project(試合時間マイナス6%)」を先日初めて知り、そのことに気付きました。

このプロジェクトは、過去10年間のセ・パ公式戦の平均試合時間〈3時間18分〉を、6%(12分)短縮し、電力消費量を減らすことでCO2排出量を削減しよう、というものです。具体的な施策としては、攻守交代や投手交代にかける時間を制限したり、打者が打席でいたずらに時間を使うことを禁じたりしているとのこと。

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6月30日現在、426試合の平均試合時間は、3時間9分。目標の3時間6分まであとわずかです。シーズン全体として目標を達成できれば、約209トンものCO2が削減できるそうです。試合数はまだ半分以上残っていますから、期待できそうですね。

この取り組みの良いところは、「無理なくできること」を実践している点、「観客の知らぬ間に」時間を短縮できている点だと思います。選手や運営サイドは慣れるまで多少苦労したかもしれませんが、決して無理をしているようには見えませんし、観客も、本来見られるものをカットされているわけではないでしょう。

現実的な目標を立て、できることを確実に実践し、結果を出す。CO2排出量の削減という、見た目に実感しにくい課題に取り組むからこそ、単なる理想論ではなく、確実に達成できる施策を実行することが大切なのではないでしょうか。

家庭での取り組みも同じことで、現実にできることを一つひとつ確実に行っていきたいものです。中でも、エコガラスを使うことは、まさに「無理なく」「知らぬ間に」できる地球環境への貢献です。初期費用はかかりますが、取り付けた日から確実に省エネ効果を発揮します。

いずれ、わたしたち一人ひとりが、「無理をして」CO2排出量削減に取り組まなければならないときが来るかもしれません。今、スマートな実践者になることは、将来への対応力を養うことにもなると思うのです。


洞爺湖サミットを控える北海道-札幌に行きました

 今回の札幌出張は急遽決まったのですが、目的は、「北海道環境宣言」で国の目標を上回る「道民1人1日1.1㎏のCO2削減」を呼び掛けている、高橋はるみ北海道知事と面談することです。

 北海道庁は札幌駅からほど近い場所にありますが、隣接する旧本庁舎は通称「赤レンガ」と呼ばれています。明治21年(1888年)に建てられた、国指定重要文化財のネオ・バロック様式の建物で、現在内部は資料館として公開されています。

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 我が国の窓開口部の高断熱化推進を、お互いに協力しながら各方面に働きかけている樹脂サッシ普及促進委員会の方々と、ご一緒に高橋知事と面談し、北海道では常識化している窓開口部の断熱を、本州以西でもさらに拡大させていくにはどのようにしていったらよいかについて、意見交換をさせていただきました。

 面談を終えて庁舎を出ると、整備された道庁敷地内では、八重桜が満開になっているのに気付きました。札幌の春はまだ始まったばかりなのでしょう。

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 道庁で他の方々と別れたあと、私は札幌商工会議所にご挨拶に伺いました。高橋知事が実行委員長を務める、6月19日~21日開催の「北海道洞爺湖サミット記念 環境総合展2008」に、札幌商工会議所 省エネリフォーム協議会が、「エコっ手・エコボールユニット」を活用した展示企画をされているためです。板硝子協会としても、できるだけのサポートを行うことをお伝えしました。

 商工会議所のすぐそばには、札幌を象徴するあの有名な時計台があります。「札幌市時計台」は明治11年(1878年)に、札幌農学校の演舞場として建てられた、国指定重要文化財です。中は資料館になっていて見学もできます。今でも1時間ごとに鐘がなるとは知らなかったので、突然鳴り出したときにはびっくりしました。

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 商工会議所のあと地下鉄に乗って移動し、「エコっ手」を環境教育の授業教材としてご活用いただいている、藤女子中学・高等学校を訪問しました。あいにくこの日は担当の先生が休講日でご不在でしたが、事務所に寄ってご挨拶をしました。

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 さて、札幌といえば雪まつりの開催される大通公園も、市民憩いの場所として有名です。この日は1日天気が悪かったのですが、中心部に戻ってきたころにはようやく薄日がさしてきました。東の端に位置するのが、東京タワーを小ぶりにしたような、高さ147.2mのテレビ塔です。

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 公園内にはいくつかの大きな噴水があり、花壇もきれいに整備されています。

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 春の訪れを告げるライラックがきれいな紫色の花をつけ、近づいてみるととてもよい香りをはなっていました。

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春を追いかけて新潟へ・・・ 日本の自然の美しさをあらためて感じました

 先週末、全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連)の関東甲信越地区の総会に出席するために、初めて新潟県へ行く機会がありました。東京ではもう桜が散ってしまいましたが、新潟はこれから桜が満開というところ。ようやく春の訪れがきたという時期でした。

 信濃川や阿賀野川に囲まれた新潟市から新発田市にかけての地域は、特に豊かな水に恵まれた場所であり、美しい自然もたくさん残されています。そんな場所を訪ねてみましたので、いつものように写真を交えてご紹介します。

 まずは新潟市北区の東にある福島潟です。ここは新井郷川につながっていて、周辺一帯が自然公園として整備されています。たくさんの野鳥や珍しい湿生植物が自生し、「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれている福島潟では、今菜の花が真っ盛りです。

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 菜の花の畑に入ってみると、蜂蜜に似たような、なんとも言えない甘い香りがします。

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 公園の周囲には桜の並木が整備されています。ここの桜はまだ満開ではなく、近くに寄ってみるとまだ蕾の花があり、7~8分咲きというところです。

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 次は白鳥で有名な瓢湖(ひょうこ)です。毎年冬になると遠くシベリアから3,000~5,000羽もの白鳥がこの小さな湖に渡ってきて、3月末くらいまでを過ごします。ここの白鳥は、国の天然記念物に指定されています。

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 白鳥が北へ帰るときは、1週間くらいのうちに一斉にV字型の編隊を組んで飛び去っていくそうです。でも中には怪我をしたりして、北へ帰ることができない白鳥もいるとのことで、この日も数羽の姿が見られました。湖岸に作られた人工の潟にかたまって、羽根の手入れをしていますが、何となく寂しそうに見えます。

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 瓢湖の湖岸には桜の並木が遊歩道に沿って整備されており、こちらの花は満開です。木々の背が高くないので、その下を通ると、まるで桜の花のトンネルの中を歩いているように感じます。

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 残った白鳥の一羽が、滑るように湖面を泳いでいます。この白鳥は足を怪我して今年は北に帰ることができなかった一羽で、よく見ると可哀想に、片方の足の先が欠けてしまっているようです。

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 近くで見ると羽根が真っ白でとても美しく、かわいらしい目をしています。指定された餌を買えば餌付けができますが、撒くと鴨達も我先にと一斉に近寄ってきます。

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 子供達が、北へ帰れなかったこのかわいそうな白鳥に餌を食べさせてやろうと、一生懸命手を伸ばしていました。

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 さて、実は、瓢湖のある阿賀野市水原(すいばら)地区は、私の氏族が400~500年ほど前に発祥した場所なのです。今まで一度も訪れたことはなく、今回仕事で偶然近くまで来ることができました。私の祖父の兄弟は水原生まれだそうで、そのゆかりの場所を、帰がけに探しながら訪ねてみました。

 瓢湖の隣の駐車場の一角には、大叔父がここの白鳥の渡来を広く紹介したという縁で、中村正爾氏の詩に、木田みさお氏とともに叔母が作曲した「白鳥の三部曲」の碑があります。

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 新潟市内の沼垂(ぬったり)にある楽運寺は、寛永10年開山した浄土真宗の古刹です。地震や戦災にもあわなかったとのことで、本堂内部は昔のままの造りです。

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 ここには祖父兄弟が再建した墓石があります。てっぺんの小さな石は古いものですが、その下を造り替えたのがわかります。場所がわからなかったのですが、住職の奥様が案内してくださいましたので、蝋燭を灯して線香をあげました。

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 私の祖父は若いときにキリスト教に帰依したので、ここに眠っていませんが、住職さんにご挨拶をし、過去帳を見ながら今は亡き大叔父達の話をきくことができました。

最後に訪ねたのは新潟護国神社です。

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 ここは戊辰戦争の官軍戦死者から始まり、その後の大戦で亡くなった新潟出身の方々を奉った神社なのですが、この遊歩道の脇に大叔父(祖父の次弟)の顕彰碑がありました。新潟でのスポーツ振興に尽くしたということで、ゆかりの方々が建立してくださったと聞いています。

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 新潟は初めてきたのですが、色々と訪ねたせいか本当になんとなくですが、知らない場所ではないような気がしました。

(朝から半日自動車を運転し、全ての私のゆかりの場所を探してご案内してくださり、楽運寺では蝋燭とお線香まで分けて頂いた、全硝連専務理事・新潟県板硝子商工組合連合会会長の湯浅様、また、一緒にお付き合いをいただきました、全硝連副会長・東京都板硝子商工協同組合理事長の永島様、本当に有り難うございました。この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。)


"知っている"から、"している"生活へ・・・

「今日から新年度」と新鮮な気分で迎えた4月も、早くも1/3が過ぎました。いつもなら、周囲の変化に気持ちを新たにするだけですが、今年は日常生活に直結する様々な"変化"を実感しています。

日用品や食品の値上がり、それにガソリン価格の混乱。これらのニュースに比べ、比較的扱いが小さかったように思いますが、4月1日は、京都議定書の約束期間のスタートでもありました。1990年の温室効果ガスの排出量を基準に、5年間で6%削減するという国際的な約束を果たせるかどうか。いよいよ「待ったなし」です。

ところで、家庭部門のCO2排出量はというと、実は2006年度の速報値では、基準年に比べ30%余りも増えています。CMでも「"知っている"から"している"へ」と呼びかけているように、特にこれからは、わたしたち一人ひとりの行動改革が不可欠ですね。

一人ひとりがどれだけ意識して、普段の生活を変えようとすることができるか。内閣府が発表した「2007年度国民生活モニター調査」の中に、参考になりそうな資料を見つけました。

この調査によると、2,000人のモニターのうち実に98.4%の人が、温暖化防止のために日常生活において「積極的に取り組む」「できる部分があれば取り組む」と答えています。「自分だけが頑張っても変わらない」などというマイナス思考は過去のもの。今は、多くの人が、小さな取り組みの積み重ねこそが大切だと考えているのですね。

では、実際に何に取り組んでいるのでしょうか。同調査で聞いたところ、「不必要な電灯や冷暖房器具はこまめに消す」がトップで、これに「部屋の冷暖房を控えめにする」が続きました。他にも、テレビのつけっぱなしやお湯の流しっぱなしをやめるなど、エネルギーの節約を心がけている人が多いようです。

一方、窓などの開口部に関しては、およそ62%の人が「カーテンやブラインドなどを利用し、窓からの熱の出入りを防ぐ」と答えました。そう、窓にも温暖化防止のためにできることがいろいろあるのです。

もちろん、ベストな方法はエコガラスに換えることなのですが、他にもすぐできる工夫があります。例えば、窓の外に打ち水をする、すだれをかける、窓の外でツル性の植物(ヘチマ、アサガオなど)を育てる、など。暑い季節に備えて、今のうちに取り組みを決めておくのも良いのではないでしょうか。

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「1年の計は元旦にあり」といいますが、新年に立てた計画が思うように進んでいない人(含自分!)にとって、新年度は2度目のチャンス。ぜひこの時期に、一緒に"している"生活へとシフトしましょう。


もう1つの"R" - "Refill" はいかが?

冷え性や肌の調子の改善に効果的と言われる半身浴。一度は試してみたいと思う風呂好きの方、きっと多いのではないでしょうか。

私も長風呂が好きな1人。休日には本とミネラルウォーターを持ち込んで、1時間以上お風呂に入ります。エステ効果のある入浴剤も良いですが、私は決まってバブルバス。好きな香りのバスジェルを使うと、心も体もリラックスできます。

中でも、お気に入りはThe body shopのバスジェル。いろいろな香りが楽しめ、容器もかわいい。空の容器は、自宅でリユースするのは難しいですが、店頭で回収してくれるため、捨てる罪悪感もありません。(年間約20万個リサイクルされているそうです。)

最近、"3R"(Reduce =リデュース、Reuse =リユース、Recycle =リサイクル)という取り組みをよく耳にしますが、リユースに関しては、身近なところでも広まっているように感じます。従来の牛乳パックや白トレーの回収だけでなく、プリンの容器を店頭回収する洋菓子店のような、独自の小さな取り組みで、とても共感できます。

ところで、この"3R"にもう1つ、Refill =リフィルを加えてみては、と最近よく思います。リフィルは、「詰め替え」「おかわり」という意味。例えば、スターバックスでは、多くの店舗でタンブラーでのリフィルが可能です。

実現したらおもしろいと思うのは、お弁当箱のリフィルです。会社にお弁当を持参する人は多いですよね。会社帰りにデパ地下で惣菜を買う人も多いでしょう。そこで、洗ったお弁当箱に惣菜を入れてもらえば(詰め替え!)、容器ゴミを1つ減らすことができます。1人暮らしなら、お弁当箱に「リフィル」したお惣菜と家で炊いたご飯で、立派な夕食になりますよね。

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実際、持ち帰り用の容器持ち込みOKのカレーショップなどもありますが、店側からみれば、容器の持ち込みは、衛生面で簡単ではないかもしれません。しかし、毎回真新しい容器を使うことが、果たして本当に必要な配慮なのか、疑問に感じることも。ヒトの体は、いつからそんなに軟弱になったのか?自己責任で良いのでは?とも感じるのです。

原油価格の高騰の影響で、容器代分だけ値上げ、というお店も増えているこの頃、限りある資源を有効に使うことの大切さを考えると、リフィルや容器の持ち込みがもっとスピーディーに広まっても良いのでは、と思います。

そう、昔は、無造作に新聞にくるまれた焼きイモを、気にせず食べたじゃありませんか!(笑)


「ニーズ」が変われば・・・?

数日前、友人からお土産に佃煮をもらいました。立派な木箱を開けると、中には和紙の包みが。開くと、そのまま店頭に並べてもおかしくないデザインの施された、真空パックの佃煮が出てきました。美味しくいただきましたが、「なにも3重に包装することはないのに。」と思ってしまいました。

見た目の立派さや丁寧な包装は、贈る人への真心を表わすのに役立ち、わたしたちは、立派に包装してある商品をつい選びがちです。その意味で、これまで過剰包装は、一つの「ニーズ」だったのかもしれません。

他にも、「結局、消費者のニーズが問題なのか?」と感じてしまう出来事がありました。
スーパーでブロッコリーを買ったときのこと。エコバッグにそのまま入れて帰るつもりが、レジで当然のように水物用のロール式ビニール袋に入れられてしまったのです。それは目にも留まらぬ早業で、「そのままで」の一言を挟む間さえありませんでした(笑)。

このような出来事は、まだまだ日常茶飯事。誰でも毎日経験していることですよね。日頃の消費生活の中では、自分個人のニーズを超えたところで、「これがお客様のニーズ。これが良いサービス。」と決められてしまっていると感じることが多くあります。

では、消費者の「ニーズ」が変われば、供給サイドも変わるのでしょうか・・・?

いま世間を騒がせている、製紙各社による再生紙はがきの古紙配合率の偽装問題。さまざまな背景事情から、品質の確保とエコとのはざ間で苦しむ企業の姿も伝わってきます。
わたしたちが、白く手触りの良い紙ばかりを求めなくなれば、多少の経年変化も良しとすれば、紙詰まりにもイライラしなければ、事態は変わるのでしょうか。

「ニーズ」と「供給」、どちらの変化が先かという議論は、“鶏と卵”のようなものかもしれません。例えば、レジ袋の有料化は供給サイドの変化であり、バラ売りをするスーパーに人が集まるのは、ニーズの変化であると言えるでしょう。

まずは、すっかり慣れてしまった見た目の良さや厚いサービスに、“NO”と言えるようになりたい。「お客様が求めるから。」という出口をふさいでしまえば、一つずつ変わっていくかもしれない、と思うのです。

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2008年1月 京都議定書第一約束期間の始まり

 皆様、明けましておめでとうございます。2008年が皆様にとりまして素晴らしい年になりますよう、エコガラス プロジェクト事務局一同心よりお祈り申し上げます。

 今年の1月1日から、いよいよ京都議定書に基づく温室効果ガス削減第一約束期間が始まりました。政府によれば、京都メカニズムの活用はするものの目標達成はできるという見通しですが、削減効果を正確には計れないものも、数ある対策計画の中には含まれています。

 住宅の窓ガラスにおけるエコガラスの採用は、家庭を起因とするCO2排出量削減に確実に貢献します。この4月からはその後押しとして期待できる「既存住宅の省エネ改修促進税制」が創設されますが、住宅の新築や改修に際し、一人でも多くの方がエコガラスの採用を前向きにご検討ができるようになるように、今年も私達は色々な角度から情報を発信し、エコガラス キャンペーン活動に取り組んでいきたいと思っています。

 さて、今年のお正月は皆様いかがお過ごしでしたでしょう。私は特にこれと言って特別なことはなく、ゆっくりと時間を過ごしました。

 元旦は日比谷に用事があったため、その帰り道、ふと思い立って何年ぶりかで明治神宮に行ってみました。明治神宮は毎年、初詣参拝者数で上位にくる神社ですので、さぞかし大勢の人がいるだろう、と思って参道の入り口にきてみるとそれほどでもなさそう。

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 ところが玉砂利の道を歩いていくと、途中ですごい人垣があらわれました。見渡すと参拝客には若いカップルや外国人の姿が目立ちます。表参道には元旦から開いているお店が多く、初デートを兼ねてくるのでしょうか。また、都心の原宿駅のすぐそばという場所は、外国人にとっても日本の慣習を垣間見るには便利なところなのでしょうか。

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 これはかなり待たないとだめかな?それならやめて帰ろうか・・・、と思って並び始めると、警察の整理・誘導がうまく行っているのか、人垣の列は少し待つとすぐ動き出します。それを何回か繰り返すうちに本殿の前にきました。そこには賽銭箱ならぬ、賽銭プールのようなとてつもなく大きな囲いがつくられ、最前列になった人たちが、次々とお賽銭を投げていきます。私も「二礼二拍手一礼」の作法に従って参拝しました。

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 2日はゆっくり起きて、午後からまりんを連れて近くの公園に散歩に行きました。公園には大きな池があるのですが、ここには毎年冬になると、鴨などの水鳥がやってきます。公園を訪れた人がお菓子か何かの餌を与えるせいか、こわがることもなく近寄ってきます。中にはとてもきれいな色の羽根をした立派な雄鴨もいます。

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 まりんはしばらくじっと鳥達を見ていましたが、そのうちに追っかけようとしてリードをいっぱいに引っ張って、水際にいこうとします。ときおり「ワン!」と吠えますが、鳥達には一向に相手にされません。

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 いっしょに遊びたいのか、それとも追いかけ回したいのかわかりませんが、リードがじゃまして思い通りにならず、最後はじっと池の上の水鳥達を眺めていました。

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 小一時間の散歩の後、帰りに立ち寄ったカフェの椅子に座った顔を見たら、なんだか思い通りにならずに残念そうな表情をしているようで、可笑しくなりました。

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地球温暖化防止とクリスマス・イルミネーション

 12月に入り、街中はいよいよクリスマス・シーズンという感じです。板硝子協会のある丸の内界隈でも、ビルによってはツリーやリースが1階フロアに飾られていますが、夜になると丸の内中通りには街路樹にほどこされたイルミネーションが灯ります。

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 銀座方面に歩いていくと、昨年のエコブログでも取り上げた、ミキモトや、資生堂前には今年も大きなツリーが飾られ、道行く人が携帯電話のカメラで写真を撮っています。ミキモトのツリーは今年で20年目になるそうですが、すっかり銀座の季節の風物詩になっている感があります。

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 資生堂は今年も赤を基調とした、落ち着いた感じのツリーです。ミキモトと違って周辺があまり明るくなく、人通りもそれほど多くないので、ツリーに灯るライトが一層ひきたって見えます。

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 地球温暖化防止だけを考えれば、たとえ消費電力の少ないLEDであっても灯さないほうがよいにこしたことはないでしょうが、なんでもかんでも我慢、我慢、では人間はついていくことはできません。「経済発展と環境の両立」が、本当に実現性のある地球温暖化防止対策の実現を可能にするキーワードであることは、京都議定書の枠組みに入っていない発展途上国の立場を考えればよくわかることです。

 12月3日、ポスト京都議定書の枠組みづくりを行なう、国連の気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)が、インドネシアのバリ島で開幕しました。自らも高い目標を掲げ、先進国にさらなる削減策を求める欧州、州レベルの動きには変化が見られるものの、国としてはまだ積極性がみられない米国、単純なCO2削減による経済発展の阻害を懸念し、日本を始めとする先進国に省エネ技術の提供を求める中国。国家レベルだけでなく個人レベルでも、各論となると急に難しくなるのが地球温暖化防止対策です。

 今年から自宅マンションのロビーに、管理組合の発案でクリスマス・ツリーが飾られることになりました。確かに、広いロビーエリアに何もないと寒々しいですし、コミュニテイの活性化を考えてもとてもよいアイデアで、もちろん私も大賛成です。でも、考えてみれば、絶対に必要だとはいえないものに、ほんのわずかでしょうが今年から余計に電気を使うことになるのですよね、潤いのある住環境は欲しいのですが・・・難しいところです。

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「家庭からのCO2排出量」を考えよう!

11月8日付けのブログで、2006年度の温室効果ガス国内排出量の速報値(11月5日環境省発表)の概要を紹介しました。今回は、わたしたちの生活のあり方に直接関わりのある、「家庭からの排出量」について考えてみたいと思います。

2006年度の温室効果ガスの総排出量は、13億4,100万トン(前年度比1.3%減、京都議定書の基準年(1990年)比6.4%増)。「家庭部門」は前年度比4.4%減ですが、やはり基準年と比べると30%余りも増えています。

昨年度、家庭部門の排出量が減った要因は、「暖冬の影響などにより電力消費や灯油等の消費に伴う排出量が減少したため」とされています。この冬の寒さが厳しければ、またプラスに転じてしまいかねない危ういものだ、と指摘されているような気もしました。

京都議定書で削減の対象となっている温室効果ガスには6種類ありますが(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロン等3ガス)、実は、このうち基準年比で増加しているのは二酸化炭素だけです(他のガスは2006年度の速報値で22%~70%余り減少)。

では、問題のCO2をどのように減らしていけば良いのか、わたしたちが各家庭でできる効果的な対策は何か・・・。

温室効果ガス専門の研究機関が分析した、『家庭からのCO2排出量(用途別、2005年度)』というデータを参考にしてみましょう。


※ 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より


上図のとおり、家庭からのCO2排出量は「照明・家電製品などから」が最も多く、次いで「自動車から」、「暖房から」、「給湯から」となっています。

こうして見てみると、何をすべきかがはっきり分かる気がします。温暖化問題が叫ばれる以前から、しつけの一環として注意されてきたことが次々に思い出されます。「付けたら消しなさい」、「お湯を出しっぱなしにしたらダメ」などなど・・・。

そこで、環境省の資料『家庭でできる温暖化対策』から、いくつか対策を紹介します。

○家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らす ⇒ 年間約238kgのCO2削減
○週2日往復8kmの車の運転をやめる ⇒ 年間約184kgのCO2削減
○待機電力を50%削減する ⇒ 年間約60kgのCO2削減
○冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する ⇒ 年間約33kgのCO2削減

少し面倒だな、と思うことでも、年間で可能な削減量を見ると、やる気が出てきますよね。

日に日に寒さが増す中、冷房の6倍以上の割合でCO2を排出してしまう暖房のあり方について、今のうちにわが家でも作戦を練ることにしたいと思います。


TOKYO MOTOR SHOW 2007 Photo Report vol.2

 トヨタのブースはとても広く、さすが「世界のトヨタ」という感じでした。

 トヨタの環境対策ハイブリッド車といえば、何といってもプリウスですが、高級車であるLEXUSシリーズにも、参考出品としてハイブリッド車が出展されていました。中でも人だかりの多かったのがLF-A、V10エンジン、2シーターのスポーツカーです。

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LEXUS FA-A


 LEXUSシリーズではありませんが、FT-HSも、そのデザインのカッコよさからたくさんの人に取り囲まれていました。ハイブリッドでこのスタイリング、超スマートですね~、デトロイト モーターショーでお披露目されたそうですが、反響がすごかったらしいです。

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TOYOTA FT-HS


 トヨタのブース来場者のほとんどの目的は、一人乗りの自動車、というか乗り物のiREALを一目見ることでしょう。コンパニオンが出てきて操作すると、音もなく滑るように動き出します。くるくると小回りがきく動きで、思わず「乗ってみたい!」と思わせます。iREALが動くたびに、驚きとも歓声ともつかない声が来場者の中からあがります。

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TOYOTA iREAL

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TOYOTA iREALはスティック1本で操作する


 エクステリアデザインのモチーフを屋久杉に、ターゲットユーザーは“凛”と生きる女性にしたというコンセプトカー、RINと一緒にコンパニオンからiREALの説明がされます。RINよりもどうしても目立ってしまうiREAL。デザインには流れるような美しさがあり、座り心地もよさそう。電気で動くのでもちろん環境にもやさしいです。

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TOYOTA RIN

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TOYOTA RINとiREAL


 「最近の若者達は、以前ほど車を持つということに魅力を感じなくなった」という調査結果をどこかで見ましたが、ショーの来場者の年齢層見る限りでは、興味は大いに持っているのではと思いました。環境配慮や人に対するやさしさというコンセプトなら、これからの若い世代にも積極的に受け入れられるのかもしれません。

 今回も最後はお約束のコンパニオン、アップショットです。

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TOYOTA RINとiREALに囲まれるコンパニオン



TOKYO MOTOR SHOW 2007 Photo Report vol.1

 今年で40回目を迎えた東京モーターショーに行ってきました。板硝子協会は自動車用ガラスについても関係しているために招待券があったからです。毎回華やかなモーターショーですが、今年の国内自動車メーカーの展示は、特に環境や人へのやさしさを訴えるコンセプト・カーの展示が目につきました。その中から、マスコミでも多く取り上げられて注目の高かった、トヨタとホンダのブースを2回に分けてご紹介します。

 ホンダの環境対策ハイブリッド車で目を引いたのは、今回が世界初公開のCR-Zです。ガソリンエンジンが主役で、バッテリーとモーターがエンジンを補助するシステムを搭載しているとのこと。スポーツタイプですからデザインがかっこいいですね。

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世界初公開のHONDA CR-Z


 もう一つ特に人だかりが多かったのが、人の感覚に優しくというコンセプトのPUYOです。その場で360度の回転が可能な足回り構造、半分が窓ガラスという室内からの見通しがよい箱のようなデザイン、それだけでも注目ですが、一番驚きなのはその名前の通り、ぷよぷよとしたやわらかい車体表面。サンプルを触ったらまるでグミのようでした。

 ロボットのASIMOとコンパニオンが、踊ったりしながら楽しげにPUYOの説明をしてくれます。

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PUYOの登場をエスコートするASIMO

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ASIMOと一緒に歩くコンパニオン

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説明するASIMO

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HONDA PUYOはウイングアップドア

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PUYOをバックに踊るASIMOとコンパニオン


 ASIMOはますます人間に近い動きをするようになって、進化しているようです。ホンダはいつの日かロボットメーカーになるのでしょうか、夢のある素晴らしい技術力です。
「われはロボット」や「鋼鉄都市」(人間とロボットの刑事コンビ物で長編SFミステリの傑作、面白いのでお勧めです。)などの、ロボット物で有名なSF作家アイザック・アシモフが見たら何というでしょう。(もっとも、ASIMOの名前はアシモフとは関係ないらしいですが。)

 モーターショーはバイクの展示ブースがとりわけ華やかです。というわけで、最後にお約束の写真を2枚、ホンダとイタリアを代表するメーカー Ducatiの、バイクとコンパニオンのショットです。

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HONDA EVO6

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Ducati GT1000


「カーボンオフセット年賀」、買います!

11月1日、来年のお年玉付き年賀はがきの発売が開始されました。普段は年の瀬ギリギリまで年賀はがきのプランを考えないのですが、今年は既に決めていることがあります。それは、新しく登場した「カーボンオフセット年賀」を使うことです。

民営化後初めての年賀状のラインアップは、想像していた以上に豊富でした。ディズニーキャラクターのデザインや、人気アートディレクター、佐藤可士和さんが手掛けたデザイン年賀など、「誰かに贈ってみたい」と思わせるものが多く登場したと思います。

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詳しくは「郵便年賀.jp」をご覧ください。


その中の一つ、カーボンオフセット年賀(定価55円)は、1枚あたり5円の寄付金が、国連承認済みの地球温暖化防止プロジェクトに使われるというもの。寄付の目的がCO2削減への貢献に限られているので、贈る人間の意識やメッセージがはっきり伝わる気がします。

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ところで、最近よく耳にする「カーボンオフセット」、どういう考えなのか実はよく知りませんでした。省エネを実行してもなお発生してしまうCO2を、植林やクリーンエネルギー事業などによって打ち消して削減しよう、という考えで、ヨーロッパを中心に広がっているそうです。

郵政グループによると、例えばカーボンオフセット年賀をみんなで1億枚買った場合、約15万6千トンのCO2がオフセットできることになるそうです(今年8月時点のCO2排出権取引額で計算)。

一方で、11月5日に環境省が発表した昨年度の温暖化ガス国内排出量(速報値)によると、家庭部門では、暖冬の影響で4%余り減少したものの、1990年度(京都議定書の基準年)と比べると30%余りも増えていて、なお高い水準が続いているようです。全体でも前年度比1.3%減ですが、やはり1990年度の水準を6.4%上回っているとのことです。

わが家では、毎年約120枚の年賀状を贈ります。5円×120枚=600円。ささやかすぎるくらい、ささやかですが、親類や友人たちと無言のうちに環境保護への意識を分かち合うことができるのは、素敵なことですよね。

最後に、忘れてはいけない「お年玉」。カーボンオフセット年賀限定の賞品は、家庭用園芸セット、自転車通勤セット、そしてダンボール家具セットです。環境を意識した賞品ばかりですね。私は、ひそかに、自転車通勤セットをねらっています(プジョーの自転車がほしい!)。

カーボンオフセット年賀、わが家にもたくさん届くといいな・・・。



大好きな季節、秋。

「山野に晩秋の気がたちこめ、露の冷たさに秋の深まりを感ずる頃。」10月9日、二十四節季の一つ、「寒露」の意味です。この日は、ぐずついた天気で日中も肌寒かった地域が多かったようです。まさに秋の深まりを感じる一日だったのではないでしょうか。

改めて、二十四節季の名称の由来を調べてみました。天体の現象に由来するもの(秋分・夏至など)、暦学上の季節区分(立春・立冬など)のほか、気温(処暑・大寒など)や気象(寒露・小雪など)など実に様々です。中には忘れられがちなものもありますが、現在の気候とのずれはさておき、時期によって微妙に異なる気象現象や、気温の変化を感じ取るさまには、深く感じ入ります。

子どもの頃から、この寒露の時期がとても好きでした。稲刈りの済んだ田んぼで、近所の友達とボール遊びをしたり、鬼ごっこをしたり。運動会で「スポーツの秋」を意識するまでもなく自然に駆け回り、疲れたら、わらを束ねて腰掛け、おしゃべりに夢中になりました。

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夕方寒くなって家に帰ると、今度は「食欲の秋」。常に旬の食材を使うことを意識していた母の作る秋の料理は格別で、至福のときでした。さすがに思春期を迎えると、食欲の秋どころか「天高く馬肥ゆる秋」、自分まで肥えてはならないと必死に我慢もしたものです(たいてい空しく敗れ去りましたが・・・)。

地球の温暖化がこのまま進んでしまうと、日本の四季にもいずれは異変が訪れる、と危惧する声があります。私たちは、周辺に生息する生き物、生活習慣、食材、景色の移り変わりなどによって、四季を身近に感じ取り、知らぬ間に精神的な充実も図っているように思います。仮に四季がなくなってしまうと、「季節の変化によって何かを感じる」こと自体ができなくなってしまいそうで、恐ろしさを覚えます。

日々の微妙な変化が美しい季節、秋。子どもたちが、露の冷たさや秋が深まっていくさまを、いつまでも感じ取れるような環境でありますように。


"カタチ"から入るのもいいじゃない。

私たちの多くは、何か新しいことを始めるとき、多かれ少なかれ“カタチ”から入る傾向があります。

例えば、この夏注目を集めた高級ブランドであるアニヤ・ハインドマーチの「エコバッグ」。日本に限らず、発売された国々で数量限定のバッグをわれ先にと買い求めるお客の姿が見られました。ある報道番組では、そうしたお客の姿に「そもそもエコロジーという考えに反する」という指摘がされていました。イタタタ・・・。

でも、少し視点を変えてみれば、“カタチ”から入ろうとミーハーだろうと、結果としてマイバッグで買い物をする人が増えれば、喜ばしいことではないでしょうか。
実際、マイバッグが推奨され始めたのはずいぶん前のことですが、今ひとつ普及が進みませんでした。その理由としては、「デザイン性に欠ける」とか「特定のスーパー名が入っていて使いづらい」といった、見た目に関するものが少なくなかったように思います。エコバッグだからといって必ずしもシンプルである必要はなく、「これをマイバッグにしたい!」と思わせる商品が、企業のコラボレーションによってもっと登場しても良いのではないか、と思います。

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見た目という点で、例をもう一つ。

スターバックス・コーヒーが日本に進出し始めた頃、アメリカンな雰囲気漂うカップを手にさっそうと街を歩く姿が、妙に「カッコよく」映ったものです。しかし、もし、スターバックスのコーヒーがレジ袋に入れて渡されていたら、果たしてここまで普及したでしょうか。実際に持ち帰り用に使われているのは紙バッグですが、ドリンクだけならばやはり手に持って歩く人が多いように感じます。はじまりは憧れでも、包装なしで持ち歩くことが定着したのだと思います。

エコ活動を始めるには、何らかの動機づけが必要です。その動機が「エコロージーマインド」そのものではなくても、結構。“カタチ”から入っただけにせよ、それが定着すればしめたもの。次のエコ活動への動機につながるかもしれないのですから。


女性と仕事の未来館で開催されている「エコラベル展」を見てきました

 9月4日(火)から東京・田町の「女性と仕事の未来館」で開催されている<エコラベルは楽しい カラダにも地球にもやさしい生活のために>の展示を見てきました。

 これを企画した(社)産業環境管理協会さんから、「エコガラスのロゴマークと、板硝子協会会員各社がエコガラス製品に添付開始したシールを、現在いろいろとある環境関係ラベルの紹介をするパネル展示に含めたい。」とのご要請があり、喜んで協力をさせていただいたものです。

 「女性と仕事の未来館」はJR田町駅を下りて徒歩1分、国道15号線沿いにあります。

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 展示会場は地下1階ですが、入り口を入ると案内が出ていてすぐにわかりました。

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 会場に入ると壁面全体を使って、日本国内だけでなく海外のものも含め、たくさんの種類のエコラベルがパネルになって整然と展示されています。

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 エコガラスのリーフレットにも使われている「水なし印刷」のバタフライロゴや、「大豆油インキ使用」を表すソイシールもあります。

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 さて、肝心のエコガラスのロゴはどこに・・・? 

 ありました!

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 会場の中央には机があり、10種類のエコラベルの図案と、その説明文を合わせるゲームもありましたが、数あるマークの中から光栄なことに、エコガラスのロゴが選ばれていました。

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 会場に来ていた若い女性が熱心に写真を撮っていたので、「何かの調査ですか?」と尋ねたところ、輸送機メーカー社員の方で、「最近会社で環境関係活動に係るロゴマークを作成したので、その活用の参考にするための調査です。」とのこと。エコガラスのロゴはどうですか?と聞いたら「かわいくていいですねー。」とほめてくれました。
(^^)

 10月11日(木)まで開催ですから、お近くに行かれた際は是非お立ち寄り下さい。



盛夏の気配

 毎年この時期になると各地で毎週のように花火大会が開催されます。7月28日は東京の隅田川花火大会でしたが、電車に乗るとこれから花火大会に行くのでしょうか、浴衣を着た女性の姿を何人も見かけました。髪をアップにした女性の涼しげな浴衣姿は伝統的な日本の夏の風物詩です。

 渋谷のマークシティの下を歩いていたら、揃いの浴衣を着た女性が立って何かを配っているのに気づきました。周囲を見ると同じ色をしたアイスキャンデーを食べている人が何人もいます。そうです、この女性達は販売促進のキャンペーンで、新発売らしいアイスキャンンデーのサンプルを配っていたのでした。

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 晴天で午前中からとても蒸し暑い日でしたので、このような販促品は大歓迎、見ている間にどんどんとさばけていきます。私も1本もらいました。
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 29日は前日の晴天とはうって変わって朝から曇り。参議院議員選挙の投票をするために近所の小学校に行くと、ふとセミが鳴いているのに気がつきました。昨日の暑さで地面から出てきたのでしょう。新聞によると、今年の夏は日本自然保護協会が「セミの抜け殻調査」を行なうそうです。抜け殻の分布状況を調査することで、自然環境の変化を探るためとのとのこと。地球温暖化の兆しがこの調査からもわかるのでしょうか。

 午後から依頼された講演の資料を作りにオフィスに出ると、有楽町の空は夕方のように真っ暗で、ゴロゴロと雷の音が聞こえます。東京フォーラムのイベント広場の中を歩いていると、まるで夜の森の中に入っていくようです。間もなく夕立のようにザーッと雨が降ってきました。

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 そういえば30日は土用の丑の日です。花火大会、浴衣姿、セミの声、夕立・・・。いよいよ夏がやってきたな、という気がします。


IPCC第3作業部会 第4次報告書が採択されました

 5月4日(金) IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第3作業部会は、タイのバンコクで開催された総会で第4次報告書を採択しました。報告書の要点は、費用をかければCO2などの温室効果ガス排出量の大幅削減は可能であるということですが、仮に最も厳しい削減シナリオをとった場合、そのコストは2030年の世界GDPの最大3%相当であると予測しています。

 また、CO2の削減に効果がある技術として建築分野で挙げられているのは、省エネ型の照明、断熱材・換気装置の改善などですが、建物の省エネルギーは、やはり重要なCO2削減手段であるということです。エコガラスの金属膜の技術(真空蒸着技術)は優れたものですが、現状の性能水準に甘んじることなく、今後さらに向上させていくことが求められると言えるのかもしれません。

 地球温暖化は止めることができます。でも、やはりそれにはコスト負担やライフスタイルの変革が求められるということが、この報告書から読み取れるのではないかと思います。

 ゴールデンウィーク終盤の5日、6日は「ガラスの森」移動展示車を、初めて住宅展示場に出展しました。初年度は環境関連の大型イベントを中心に展示を行ないましたが、2年目の今年は、「より住宅を建てる方に近いところでの展示にも取り組んでみよう」ということで企画したものです。

 会場は東関東で最大規模の「幕張ハウジングパーク」です。(財)住宅生産振興財団様のご協力で、財団直営のこの展示場の拡張グランドオープニングイベントに、アトラクションの一つとして参加させていただきました。

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 5日は晴天でとても日差しが強く、半袖シャツのスタッフ一同は日焼けをして大変でした。また、一日中南風が強く吹いていたのですが、海の近い幕張はこれが実は潮風であったため、夕方には顔や腕がベトベトになっていました。

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 隣に設営された「ワンちゃんふれあいコーナー」は子供達に人気でしたが、昼過ぎには暑さでワンちゃん達も疲れ気味の様子でした。

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 ところが翌日の6日は生憎と朝からの雨。5日とは打って変わって来場者の方は少なく、今回デビューしたタッチパネル式の「エコガラス シミュレーター」も、雨には濡らせないので出展できず仕舞いでした。屋外の展示はやっぱりお天気次第ですね。でもめげずにまたトライしますので、もしお近くの住宅展示場に来たときは是非のぞいてみてください。


IPCC第4次評価報告書 第2作業部会報告書の公表

 4月6日(金)にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次報告書第2作業部会の報告書が発表されました。翌日の新聞各紙が競ってこの話題を取り上げていましたので、お読みになった方も多いのではないでしょうか。

 先に発表された第1作業部会が、気候システム及び気候変化の自然科学的根拠についての評価を担当するのに対して、第2作業部会は、気候変化に対する社会経済及び自然システムへの影響や、変化への適用オプションの評価を担当しています。

 この報告書の中で、特に注目すべき指摘は以下の3点です。

1.地球の自然環境は、今まさに温暖化の影響を受けており、観測データ数の内、物理環境の94%、生物環境の90%で現れている。
2.地球全体の平均気温が1990年レベルから1~3℃未満の上昇の場合、ある地域では社会経済的損失が増えても、ある地域では便益が増える可能性がある。ただし、一部の低緯度地域ではわずかな気温上昇さえ損失が発生する。
3.地球全体の平均気温が1990年レベルから2~3℃以上上昇した場合、全ての地域で社会的損失が発生する。

 地球温暖化は確実に進んでいます。そして、それは単なる自然破壊で終わるわけではなく経済的にも大きな損失を招くということであり、経済優先で環境を省みないなら結局は経済そのものもマイナスの影響を受ける、ということです。今まさに、環境と経済発展をどのようにバランスさせていくかを、真剣に考える時がきているということだと思います。

 ところで、そんなニュースを見たばかりのところでしたが、3月30日にオープンした六本木の東京ミッドタウンに行く機会がありました。夜空にそびえる高層タワー棟は圧巻です。

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 低層棟のカフェも人がいっぱいでした。

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 でもそのガラスは・・・、残念ながら断熱性能は☆☆で、☆☆☆のエコガラスではありませんでした。

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 もちろん、エコガラスだけが地球温暖化防止の万能薬ではありませんし、人類皆が、それぞれの方法で確実に対策に取り組んでいくこと、それが一番大切なことですが、今回のIPCC第2作業部会報告を見て、私達板硝子協会は社会的責任として、一層多方面からエコガラスの普及・啓蒙に努めていかなければならないと、改めて感じています。

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多摩川の堤ではもう桜が咲いていました

 3月7日気象庁発表の第1回桜開花予想では、最も早い静岡で13日、東京は18日と発表されましたが、これだけ暖かければきっともうどこかで咲き始めている樹もあるのではと思い、所用があって近くまで来た多摩川堤に出てみると・・・やっぱりありました!

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 周辺の樹々はまだなのですが、その一角だけ三本ほどの樹が花を咲かせており、樹の下ではシートを敷いて一足早いお花見を楽しんでいる人もいます。

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 近くに寄って見ると、隣の樹はまだ固い蕾で覆われているのに、そのすぐ横では満開。広い川堤に面した場所ですので周囲には何もさえぎるものはなく、日光は平等に当るはずなのですが本当に不思議です。

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 家の近所にある神田川沿いの遊歩道でも毎年何本もの桜が一斉に花をつけ、とても美しい風景が楽しめるのですが、さすがにまだ一本も咲いてはいません。なので、今日は何だか得した気分になりました。

 ところで、3月9日、EU(欧州連合)は首脳会議で自らに課すCO2の排出量削減目標を、2020年までに基準年度比(1990年度比)20%とする行動計画を採択しました。また同時に、EUのみでなく日本や米国を含む先進国全体に対して、基準年度比で30%のCO2排出量の削減を呼びかけました。

 これは2012年に失効する京都議定書後の、国際的な地球温暖化防止の枠組み作りではEUが主導権をとって行くという決意と、先進国の目標を高く設定することにより、中国やインドなどの地球温暖化対策に消極的な国を、ポスト京都議定書の枠組みに取り込む狙いがあると見られています。

 いまだに消極的な米国や、第一約束期間の目標である6%削減すら危ぶまれている日本政府は、この呼びかけに対してどのように対応するのでしょうか。美しく咲く桜の樹の下をぶらぶらと歩きながら、ふと今朝読んだ新聞の記事を思い出しました。

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IPCC第4次評価報告書の発表とENEX2007東京

 2月3日(土)に各新聞でも大きく取り上げられましたが、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第1作業部会(気候システム及び気候変化の自然科学的根拠評価の担当)がパリで開催され、地球温暖化の実態と今後の見通しについて最新の見解が取りまとめられました。今回で第4回目となる報告書では、単に地球温暖化が起こっていることを断定するだけではなく、それが「私達人間の活動に起因する温室効果ガスの増加が原因である」とほぼ断定されています。2001年の第3次報告書の中では、「可能性が高い」という表現にとどまっていましたから、さらに踏み込んだ指摘がされたことになります。

 今回の取りまとめの中で新たに出された予測がいくつかあります。その主なものは、

① 2030年までは社会シナリオによらず、10年あたり0.2℃の気温上昇
② 北極海の夏の氷が21世紀後半までにほぼ完全に消滅する可能性
③ 大気中のCO2濃度上昇により海の酸性化の進行

などですが、どれも人類だけではなく、地球上の多くの生物に深刻な影響を与えるものばかりです。世界各国の多くの研究者が3年をかけて取りまとめたこの報告は、地球温暖化の議論に科学的根拠を与えるものとして、私たち一人ひとりも極めて重たいものとして受け止めなければならないと思います。

 IPCCの発表に合わせるように、2月は「省エネルギー月間」として様々な関連行事が行われますが、板硝子協会も1月31日から2月2日にかけて、東京ビックサイトで開催されたENEX2007展にガラスの森移動展示車を出展しました。事務局発表によると、3日間の来場者は昨年度を10,000人以上も上回って50,000人を超え、省エネルギーや地球温暖化問題に対する関心の高まりを改めて感じました。

 今回は、同じく出展していた樹脂サッシ普及促進委員会(J-Mado)さんと部分的なコラボレーションを行い、ガラスの森では樹脂サッシとエコガラスを組み合わせた小型のカットサンプルを用意してエコガラスの窓枠への納まりを見せる一方、J-Madoさんでは、展示ブースのパネルに「エコガラス」と大きく表示し、樹脂窓枠とエコガラスの組み合わせによる最高性能の窓をアピールしました。

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 ガラスの森は今回も盛況で、3日間で約1,900人にのぼる方がエコガラスを体感し、説明を聞いてくださいました。昨年9月末に「省エネルギー教室」でエコっ手を使った授業を受けた神奈川県平塚市の小学生さん達も課外授業で訪れ、今度はエコボールでエコガラスの断熱性能を体感してくれました。生徒の皆さんは以前に体感したエコっ手のことをよく覚えていてくれました、嬉しいですね。

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 今回のエコレディは写真の3人。皆さんこれまでの展示会でガラスの森をお手伝いした経験があるので、説明や誘導もとてもスムースに進みました。「笑顔はもちろん、ユニフォームも可愛い!」と来場者のおじさんたち?に評判です。

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横浜ベイクォーターに行ってみました

 先日オープンした横浜の新名所、横浜ベイクォーターに行ってみました。ここは元倉庫会社があった所らしいですが、つい最近までは百貨店の屋外駐車場になっていた場所です。以前横浜市内に住んでいた頃に時々その駐車場を利用していたので、そばまで来たときに「ああ、ここがこんなふうに変わったのだ。」と、あまりの景観の変化にびっくりしました。

 建物のデザインは海に浮かぶ船をイメージしたとのことで、確かに、段差をつけて海側に張り出した部分は大型客船の多層デッキのような感じです。この日はオープンして最初の日曜日ということで中は非常に混んでいました。たくさんあるテナント店をひやかしていると、エコをテーマにしている物を扱っているところが目に付きます。環境にやさしい洗剤やシャンプーとか、繰り返して買い物に使用するためのエコバックとかですが、やはり「エコ」は今、私達の生活の中での一つのキーワードになっているのだと感じます。

 エスカレーターに乗って屋上に上ってみると、そこはきれいに緑化されていました。ヒートアイランド現象が叫ばれて久しいですが、板硝子協会のある丸の内地区でも、最近今までは芝生しかなかったところに改めて街路樹の植栽を開始するなど、積極的な緑化により都市部の気温を低下させようという試みがあちらこちらで見られるようになりました。ここの屋上緑化もそのような試みの一つではないでしょうか。木々はまだ借りてきた置物のような感じで、なんだかまだ落ち着いてないような印象でしたが、時がたつにつれだんだんと馴染んで、海に臨む白い建物の上に木陰をつくる小さな公園ができるでしょう。

 ベイブリッジや、みなとみらい地区の高層建物が見えるオープンスペースでは、オープニングのイベントでトーマス・ズィネンさんというサックス奏者がプレイしていました。海のそばというのは夕暮れ近くなってくるとなんだかムードのある場所です。横浜駅から近いですから、お近くにこられる機会があったら立ち寄ってみてはいかがですか。

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東京都の区内にも「渓谷」と名の付くところがあります

 お盆休みが終わりました。街中を歩いていると、花屋さんやブティックの店先にはそろそろ秋を感じさせるものも出始めていますが、厳しい残暑はまだしばらく続きそうです。

 日差しの強い日は木陰が欲しくなるものですが、都内にお住まいの方でしたら是非お薦めしたい場所があります。世田谷区にある等々力渓谷です。東京都でも奥多摩地区には山もあれば渓谷もあるのですが、区内にも渓谷と名の付くところがあるというのはちょっと驚きです。

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 もっとも渓谷とはいっても、山で見かけるような大きなものではなく小川みたいな所なのですが、一帯は確かに小さな谷のような地形になっています。周囲には住宅やマンションが建ち並んでいるのですが、商店街から一歩横に入ると、そこだけ鬱蒼とした木々の繁る空間が広がっていて、かつての武蔵野台地の面影を色濃く残しています。

 川の水はさすがに山の中にある渓谷ほどの輝きはありませんが、澄んでいるので、森の中を縫うように水が流れている様子だけを見れば、誰もここが東急線の等々力駅からわずか徒歩1分の場所とは思わないでしょう。渓谷全体の長さは約1kmほどですが、水の流れを沿うようにして自然を生かした遊歩道が作られており、東京都はここを「風致地区」に指定して周辺の環境を保護しています。

 今日も朝から30℃を超える暑さでしたが、いつものように階段を下って渓谷の遊歩道内に入ってみると、木陰と水の流れがとても心地よく感じられ、ほんのひとときですが深い山の中に入ったような気分になりました。

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夏の愛犬とのお散歩にはいろんな発見があります

 お盆休みの時期になりました。暦の上ではすでに「残暑」ですが、ここへきてようやく暑い夏がやってきたという感じです。そんな夏の日の午前、愛犬「まりん」を連れて久しぶりに近所の遊歩道を散歩してみました。犬は汗腺がないので体温調節はもっぱら舌を出して「ハッ、ハッ、ハッ」と息をすることしかできません。しかも体の高さが人間よりもはるかに低いので、地面からの照り返しを間近に受けて体の回りの気温は相当なものになります。だから夏場の犬の散歩はまだ涼しい朝か、夕方するほうがいいのですね。

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 川沿いの遊歩道は四季折々の風情を見せてくれます。4月には桜が満開となり、風に花びらが散る様はまるで雪の中を歩いているようです。5月になればつつじが元気に赤や紫の花をつけます。今は夏、道傍の草が高く伸び、蝉の声があちこちからこだましてきます。
今日見つけた花は、夏の花の代名詞とも言える朝顔と向日葵。どちらも元気に夏らしい姿を見せてくれています。

 ゆっくりと歩いていると、いろいろな虫達にも遭遇します。中でも目についたのはひらひらと飛ぶ蝶々や蜻蛉です。ヤマトシジミ、キチョウ、モンシロチョウ、アゲハ、クロアゲハ、ウラギンヒョウモン、キマダラヒカゲ、シオカラトンボ、アキアカネ・・・。小学生の頃、夏休みの自由研究で昆虫採集をして標本を作ったことを思いだしました。この遊歩道は武蔵野台地の東の端、環状八号線と交差するように作られているのですが、周囲にはまだまだ結構自然が残っています。ちょっと横道に入ると住宅街の中にこぢんまりとした栗畑が突然あらわれました。大きな青いイガグリをつけた栗の木は早くも秋の訪れを待っているかのようです。

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 歩いているうちにだんだんと暑くなってきました。やっぱり「まりん」は暑そうです。水をやるとゴクゴクとおいしそうに飲み、涼しい日陰を見つけるとお腹をぺたりと地面につけてお休みです。小一時間の散歩でしたが、都会の隙間にある美しい自然を感じることができたひとときでした。


クマの出る森と中国雑技団 ― 鬼怒川温泉に行ってきました

 夏休みを土日にかけて1日とって鬼怒川温泉に行ってきました。なぜ鬼怒川温泉か、といわれても特別な理由はありませんが、強いてあげれば、東武鉄道の特急スペーシア号がJRと乗り入れを開始して、浅草まで行かなくてもJR新宿駅から乗れるようになりアクセスがよくなったからです。皆さんはご存知でしたか?

 鬼怒川へ行くのは20年ぶりくらいで、以前に行った時の印象は全く残っていません。位置関係もよくわからなくて、群馬県? それとも栃木県? 日光にも近いのかな? というくらいの意識しかありませんでしたが、いざ行ってみたら新宿から2時間で行ける便利な所で、洗練された箱根・軽井沢のリゾートや、海の近い伊豆方面とはまた趣の違う「山の中にある昔からの温泉地」という感じで、なんとなく懐かしい感じがしました。

 天気には恵まれましたが、暑かったー。でもロープウェイに乗ってお猿の山に登り、ついでにハイキングコースを少しのぞいたところ、森の中はとても涼しくて気持ちがよかったです。木陰がこんなに涼しく感じるとは、と改めておどろきました。やっぱり木々の力って素晴らしいですね。開発も必要だけどうまく森と共存できるようにしたいものです。ガラスの森よりは本当の森のほうがいいに決まっているのだから。

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 ハイキングコースをもう少し奥に行こうと思ったら、なんとクマが出るとのことで途中から進入禁止になっていました。ケーブルカーの駅員さんに「本当にクマなんか出るのですか?」と尋ねたら、「ええ、つい昨日、この駅のすぐ近くでガサガサと茂みが揺れたと思ったら、すごい音がして木が倒れたんですよ。役場の人に調べてもらったら、倒れた木のそばに大きな穴があいていて、どうもクマが蜂蜜を採りにきたようです。」とのこと!

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 ところで宿泊した宿では夏の間、毎晩「中国雑技団」のショーがあるのですが、あまりにフロントのVTRで宣伝しているので見てみました。「中国雑技団」というからてっきり上海からきたのかと思っていたら、なんと「甘粛省」の雑技団でした(笑)。でも彼女達の名誉のために言っておくと、レベルはなかなかのものでしたよ。衣装や道具が手作りっぽくて、なんとなく鬼怒川温泉の雰囲気とマッチしているな、と感じたのは私だけでしょうか・・・? ラスベガスのカジノホテルでやるショーのように、とはいきませんよね。


私達が日々の生活や仕事に追われている間にも地球温暖化は進んでいるのです

 4月21日(金)の東京新聞朝刊の「Trend Focus」という特集記事で、エコガラス・プロジェクトがとても大きく取り上げられました。今後の活動展開で皆様があちこちで目にすることになる、エコガラスのすばらしい遮熱効果を楽しく体感できるツール「エコッ手」がカラー写真で出ています。見逃したかたは中日新聞社のサイトにも掲載されていますので是非ご覧になってみてください(^-^)

ecoblog060424.jpg 翌4月22日(土)は「アースデイ」でした。アースデイって何なのか、恥ずかしながら私は知らなかったのですが、板硝子協会のある丸の内では、アースデイウイークとして4月15日から23日まで様々なイベントが開催され、六本木ヒルズ界隈でおなじみの人力車「ベロタクシー」も登場して希望者を無料で乗せてくれていました。あらためてこの活動を調べてみると、1970年米国ウイスコンシン州選出のG・ネルソン議員が、4月22日を「アースデイである」と宣言したことに始まる今年36年目を迎える市民運動で、現在世界187ヶ国余りで展開されている世界最大の環境イベントなのです。地球に感謝し、そして美しい地球を守る意識を世界中で共有する日、これがアースデイの理念です。

 ところで、今年初めにNASA(米航空宇宙局)ゴダード宇宙研究所の世界の気温データを研究するグループは、2005年の地球表面の年間平均気温が過去100年間で最高を記録したと発表しています。アースデイの始まった1970年代の半ば以降、地球はおよそ摂氏0.6℃近く上昇しており、過去100年では摂氏0.8℃上昇しています。しかも、ゴダード研のJ・ハンセン所長によると、「過去100年の内、最も暖かい年の5番目までがここ8年間に集中している。」というのです。また、この研究データの注目すべき点は北極地域の気温が大幅に上昇しているところです。主要都市から遠く離れている北半球の高緯度地域の温暖化は、決して都市部における特定した地域の汚染の影響ではないことを示していると考えられるのです。

 一方、NCAR(米国立大気研究センター)が、最近IPCC(気候変動に関する政府間パネル)により構築された21世紀の温室効果ガス排出量見積をもとに新たに行ったシミュレーションによると、2100年までに北半球の永久凍土層―北半球陸地の約1/4に含まれる少なくとも過去2年間摂氏0℃以下のままだった土壌―の約90%がとけてしまうだろうという結果が出ています。永久凍土の融解は北極海への大量の水の流入による海水面の上昇だけではなく、世界の土壌中に蓄積されるCO2の30%以上を保有している永久凍土から、化石燃料による排出をはるかに上回る大規模なCO2やメタンガスが排出されるということです。「愛・地球博」で展示されて話題となったマンモスの頭部発見も、この永久凍土融解の進行が関係しているのでしょうか。

 アースデイの理念を受けて活動をしているような人たちが存在する一方で、私達ほとんどの人は日々の仕事や生活に追われて、まだなかなか地球温暖化問題を真剣に受けとめるところまではきていないのが現実ではないかと思います。私もこのエコガラス・キャンペーンにかかわることをきっかけに、NASAやNCARのレポートを読むような機会を持ちました。

美しく、そしてかけがえのない私達の地球を守るために、自ら何ができるのか、何から始められるのか・・・。遅ればせながらですが板硝子協会も「チームマイナス6%」に参加しました。


 

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