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カテゴリー:その他

和のことはじめ


「日本人なのに、日本の伝統を詳しくは知らないんだね。もったいないね」
これは、高校生のときホームステイ先のお父さんに言われた一言です。

お世話になったホスト・ファミリーのために日本の家庭料理をと、肉じゃがと天ぷらをつくったときのこと。日本での食生活が話題になり、大晦日には年越しそば、正月にはおせち料理を食べるのが慣しだと話しました。ところが、おせち料理に込められた意味やいわれについて尋ねられると、全くと言っていいほど説明できなかったのです。

そんな私にお父さんは、「外に目を向けるばかりではなく、自分の国の文化も大切にしないと」と諭してくれたのでした。

この出来事を突然思い出したのは、正月に実家で食卓を囲んだときのことでした。大人と同じものが食べられるようになった2歳の甥は、テーブルいっぱいに並んだごちそうに目が釘付け。少しずつ皿に取り分け、大人たちが説明しながら食べさせました。

「黒豆は、“まめに暮らせるように”と願って食べるんだよ」
「昆布巻きは、“よろこんぶ”。嬉しいことが多い年になりますように」

・・・そういえば子どもの頃、私もこうして教えてもらったっけ。その光景ははっきり覚えています。しかし教えてもらった内容は、高校時代には忘れてしまっていたわけで、今さらながらもったいないような、申し訳ないような気持ちになりました。

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「幸せになれるように」「良い1年になるように」との願のつまった料理を家族そろっていただくこと、食材に彩りや工夫をこらす日本食の美しさ、それに食べ物と開運の願いとを“かける”日本語のおもしろさ。年齢を重ねていくうち、そういう伝統の大切さが理解できるようになったのだと思います。

高校時代にはできなかったけれど、これからは日本らしさ・日本人らしさを子どもたちに伝えていく番。そう考え、今年は「“和のことがら”を大切にする」という目標を立てました。

特に、二十四節気や五節句、それに雑節など、季節の移り変わりをつかむために設けられた暦を意識しながら過ごしたいと思います。単にイベントとしてではなく、いわれや意味にも興味を持ち、その中から見つけた素敵な“和”を心に留め、いつでも周りの子どもたちに伝えられるようにしたい・・・。

そういえば、来週は節分ですね。豆まき・恵方巻などの慣しのいわれは・・・。
いや、出てきません。早速、調べるところから始めないと(笑)。



龍馬伝


竜馬、龍馬どっちなの?どちらでもいいが、今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」は好調な滑り出しのようだ。組織にとらわれない生き方、卓越した時代感覚そして明治を見ずして、はかなく消えてしまう生涯と日本人好みの要素をあわせ持つ坂本龍馬を描けば視聴率を取れることは間違いない。

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以前、職場があった神保町の古本屋で司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が5巻まとまって店頭にあったので、思わず買ってしまった。変なもので、その後文庫本を買って読んでしまったので、まだ封を切らずにいる。いずれ高知にいる孫に贈るつもりだ。他に二人の作家が描いた、龍馬ものも一気に読んでしまった。

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坂本龍馬といえば、高知が連想されるがこのような人物を生み出した風土には大変興味がわく。「ちっくと」とか言いながら大酒を飲んでいる豪快な人々を思い浮かべてしまう。ただ、龍馬が活躍した舞台は、脱藩して土佐から出てしまうので、長崎・江戸・山口・京都など広範囲だ。先日、講演会に出張した長崎でも大河ドラマ人気に沸いていた。

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講演会の開始に間があったので、おばちゃん運転手のタクシーで山の上に登ってもらい、「帰りは歩いたら・・・」と商売気のないお薦めの龍馬の道コースを一気に下った。ちょうど昨年夏に亀山社中の家屋が復元され公開していた。

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龍馬の足跡に触れただけで、維新の志士のパワーをもらった気分になる単純な私だ。




胸を張り、目線アップ


ここ数日間、心地よい小春日和が続いた。狭いながらも澄み渡った都心の空を眺めているとつい忘れそうだが、明日から師走。そう気付いたとたんに、職場でもプライベートでもやり残したことばかりで、急に気が焦ってくるから不思議だ。

日頃から、予定をたくさん詰め込み、忙しく過ごすことで充実感を味わっているが、最近は朝晩少なくとも1回ずつ、目線を上げてぐるっと周囲を見渡し、腹式呼吸をするようにしている。

というのも、職場のロッカーでふと姿見に目をやったとき、猫背になっている自分の姿にショックを受けたからだ。

今人気絶頂のお笑い芸人「オードリー」ではないが、子どもの頃はよく“鳩胸”と言われるほど胸を張り、背筋もピンと伸びていた。いつからか、良すぎる姿勢が恥ずかしくなり、わざと猫背気味にしていたが、それでもちょうど良いくらいだった(笑)。

それだけ姿勢には自信があった分ショックは大きく、早速インターネットで姿勢の改善方法を検索!日常生活で簡単にできるものとして、“頭を上げて目線を真正面に”“腹式呼吸で背筋を伸ばす”などが紹介されていた。

そこで、目線アップを心がけるとともに、通勤途中にも景色を見渡したり、空を見上げて深呼吸したりするように。目線を上げ、周りを見ながら歩いていると、同じ道・同じ場所でも、少しずつ発見があっておもしろい。例えば、通勤途中にある家の庭木がいつの間にか美しく色付いていたり、クリスマスの飾り付けを始めたお宅があったり。建物の間から覗く山は何という名だろう、と興味がわいたりもする。

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今年もあっという間にやってきた師走だが、「忙しい、忙しい」とスケジュール帳ばかり眺めずに、身の回りに残っている自然を通して得られる“気付き”を大切にしなければ、と思う。胸を張って目線アップ、そうして目に映る景色からは、正しい姿勢と少しばかりの心の余裕、そして何か他にもプラスαがありそうな気がするのだ。




ツール・ド・西湖


正確には"ツール・ド・ジャパン 西湖"ですが、何?と言う方も"ツール・ド・フランス"は知っておられる方も多いでしょう。自転車ロードレースの最高峰です。フランス全土を舞台にして繰り広げられる、やる方は大変だけど、見ている方は険しいアルプス越えや、美しい田園を駆け抜ける空撮映像に一度は見とれたこともあるのでは。

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西湖のロードレースは1984年から紅葉真っ盛りの毎年11月の日曜日に開催されている市民参加のロードレースで富士五湖のひとつ、文字通り西湖を周回する(1周10km)のコースを最長6周(なんと60km!)する西湖挙げての一大イベントに成長しています。今年は、(元?)モーニング娘の吉澤ひとみ(ヨッシー)さんやシャ乱Qのマコトさんなどの参加で盛り上がりました。

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ツール・ド・ジャパン(http://tour-du-japon.com/)は年間5レース(川越、三宅島、ひたちなか、四日市、西湖)のポイント制になっていて、完走するごと・成績ごとにポイントがあがっていく仕組みです。レースはAクラス、Bクラスとか、経験や入賞回数でクラス分けされたレースが時間差をつけてスタートしていきます。また、シニアクラス(50歳台、60歳台)や小学生、中学生そしてレディースクラスとたくさんの参加者が気軽に参加できるようになっています。

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実は、私の家族も参加しており、応援に行ったのですが、総合シリーズポイントを1,2位で争う途中でアクシデントがあり車輪を破損しましたが、なんとか交換してレース完走を果たしました。そしてシリーズ総合2位(Sクラス)の栄冠をいただきました。アマチュアで仕事の合間ですが良く頑張ったと思います。どこに60kmもの距離を時速60km/h近くで走らせるスタミナがあるのかと思います。

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暮れ行く富士の夕景を見ながら、湖畔の日帰り温泉「いずみの湯」で湯につかりながら
疲れをいやしてきました。車ではなくエコな自転車の話でした。



モーターショー

モーターショーと聞くと少年の頃はドキドキしたものだ。夢のくるま、外国のスポーツカーなどが宝石のように並んでボク達を迎えてくれた。晴海(古い!)の展示場には何回となく通ったものだ。

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それなのに、今年のモーターショーはどうだ。外国メーカーが3社しか出展していないではないか。国産メーカーもハイブリッドや電気自動車では頑張っていたがさびしいものであった。
そうは言っても、展示台の上で回っている車は輝いていたし、未来を感じさせるデザインが発信されていた。

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輝いているはずのお姉さんたちも少ないのが華と言われた時代とは違いさびしかったが、実際の販売員的にフロアで説明している人たちも多く、実質なショーになってきているのかなぁ、と感じた。

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ショーの後で撤退を表明したトヨタのF-1カーも何か寂しげだ。モータースポーツの展示が影を潜め、環境カーが主役になったショーとして2009年は記録されるに違いないが、こんなことは今までもあったし、2年毎の開催もその名残りだが、出展社数も来場者数も激減したのは初めての経験ではないだろうか。

ガラス業界的にショックなこともあった。気づいた方もいるだろうが、ショーカー(コンセプトカー)にバックミラーがないのだ。その代わり小さなカメラがついている。バックモニターではすでに実車に搭載されているが、こういう風になる日も近いだろう。

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違った意味で未来を感じた日だった。


秋色、丸の内とコミニュティ・サイクル


久しぶりに事務所のある丸の内仲通りを歩く機会がありました。
もう丸の内界隈は秋色にあふれています。すっかり定着した感のある"ハロウィン"の飾り付けが、町の街路灯やショーウィンドウに。

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今、丸の内ではガーデニングのコンテストが開かれていて、ミニガーデンが一定間隔に歩道に置かれていて、歩く人の歩みを止めていました。

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水車の廻る和風あり、ベンチで優雅に観賞できる洋風ありの趣向を凝らしたコンテストです。一度、大手町から有楽町へ見て回るのも楽しいとおもいました。

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丸ビルや大手町、そして有楽町に10月1日から社会実験的に始まった"コミニュティ・サイクル"の貸出基地もありました。早速、登録して(JTBトラベルさんの事務所で事前登録と登録料1000円が必要なのです)ICチップ付きカード(私の場合、suica)をかざして霞が関まで出かけました。社会実験に協力です。

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有楽町から霞が関への最短ルートはご存知、日比谷公園。秋色の日比谷公園も同じくガーデニングのコンテストが開かれていました。結構、自転車で公園やビル街をスイスイ行く人が多いのにビックリ!地下鉄ひと駅ぐらいなら待ち時間など入れると、ずっと早く着きます。

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これもエコのひとつ、CO2を出さない自転車の活用です。でも、日頃自転車を乗り慣ていないおじさんにとっては、ちょっとアゴが出ました。




おはぎとスズムシ

早いもので、9月も今日でおしまい。1年の3/4が過ぎようとしています。

「1日の半分が過ぎた」とか「1年の1/6が終わった」というように、昔から時間を分割してとらえるのが私の習慣。この時間のとらえ方、子どもの頃は、苦手な学校行事やテスト漬けの生活を乗り切るために、とても有効でした。「あとどれくらい頑張れば遊べる、休める」と少し前向きになることができたからです。

本当ならば、ある程度年齢を重ねた今は“時間をより大切に過ごすための有効なとらえ方”に変わってきたと言いたいのですが、なかなかそうはいきません。もう少し気持ちに余裕を持ちたいものです・・・。

そんな中、先日の“シルバーウィーク”は身も心もリフレッシュできる、少しゆったりした休みでした。それを演出してくれた1つが「おはぎ」です。米粒が残った状態のお餅が好きで、様々な種類が店頭に並ぶお彼岸は、特に楽しみです。近所の和菓子屋では、通年「おはぎ」として販売されていますが、春は「ぼたもち」秋には「おはぎ」と、区別して呼ぶ地域も多いそうですね。彼岸の頃に咲く牡丹と萩に由来すると言われていますが、常に“花より団子”の私の目には、どうも花のイメージは浮かんできません(笑)。

もう1つ、ホッとできる休日を演出してくれたのは、今や東京では珍しいスズムシでした。飼育されていたスズムシが放されたのか、子どもの頃よく聞いた「リーンリン」という涼しげな鳴き声が、2日間ほど夕方はっきりと聞こえたのです。なんだか嬉しくなってテレビの音を下げ、目を閉じて聞き入りました。残念ながら3日目にはパッタリと止んでしまったのですが、どこか他の場所に移って誰かを癒してあげていたのかもしれません。

ところでこの“シルバーウィーク”、耳慣れない呼び方に最初は「敬老の日」にちなんだのかと思いましたが、ゴールデンウィークに対する大型連休、という意味合いだったのですね。

「なるほど」という感じもしますが、せっかく秋のお彼岸や敬老の日に当たるのですから、レジャーや旅行が主流のゴールデンウィークとはひと味違った楽しみ方を促しても良いのでは、と思ってしまいます。

おはぎをいただきながら虫の音に耳を澄ませるのでは、少し退屈に聞こえるかもしれませんが、「動」と「清」でメリハリをつけて、残り1/4となった2009年を元気に駆け抜けられるように鋭気を養う・・・私には、ちょうどよく馴染む楽しみ方なのでした。

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隠岐の思い出

7月に取材に出かけた、島根県・隠岐の島の思い出は強烈に今も残っている。環境省のエコフロー事業でモデル校になった海士町学校を訪れた。エコフロー事業は2006年からはじまり2009年に終了した事業で、全国の学校から応募されたもののうち7校の事業に補助をしてエコ改修を行ったものである。

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この改修の様子は、エコガラスのホームページにも近々掲載予定であるので、それに譲ることにして、途中の風景や初めての体験であった隠岐の島の風土などを書きたい。まず、羽田から米子空港に飛びそこから、島根半島の日本海側にある七類港から隠岐汽船のフェリーで島前(どうぜん)の中ノ島にある海士中学校を訪ねた。

まず七類港のフェリーターミナルはメテオプラザと呼ばれ建築家高松伸氏の設計、島根のご出身だそうだ。建物の評価はご覧ください。私は何とも言えません。

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当日は凪のように穏やかな日本海を進み、3時間で菱浦に到着。早速、教育委員会の車のお迎えを受け、海士中で取材しました。

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礼儀正しい生徒さんの「こんにちは」に迎えられて、エコフレームなる日射遮へい装置や窓のエコガラスを見せてもらった。最初の年は村の人たちでどのような改修が良いか中学生を含む検討委員会で議論、建設の専門家への提案を作ったという。

教室が寒くなくなり、冬場には床まで広がる結露でPタイルが滑ることもなくなったと言う。

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泊まった民宿「但馬屋」さんでは、大盛り上がりで小学生から高校生の3人の娘さんが三味線に合わせて伝統の踊りを披露してくれるなど、心温まるもてなしを受けた。
http://futamatamaru.com/tajimaya/top/hp-top071017.htm

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そして翌日、目が覚めると風雨激しくそれでもようやく午後には薄日がさし、無事フェリーで帰ることができた。帰るにあたり、ちゃんとお参りしましたが、後鳥羽上皇のようにならなくてよかった、よかった。




梅雨≠ブルー

やっと、梅雨らしい“グズグズ雨の日”が増えてきました。毎年、梅雨入り宣言が出されると、何となく身構えるような覚悟をするような気分になるのですが、今年は、ここまでのところ少し拍子抜け。あまりに降らないので、心配さえし始めていました。

昔から雨の日がさほど嫌いではない私には、梅雨シーズンの楽しみがいくつかあります。ひとつは、ヘアスタイルを変えること。湿気で膨張するのを防ぐため、普段下ろしている髪の毛をすっきりまとめ、少し大人っぽいアップスタイルを楽しみます。

靴や傘、バッグなど大好きなファッション小物でおしゃれをするのも楽しみ。お気に入りの傘やレインブーツを中心にコーディネートして出かけると、滴がかかるのもあまり気にならず、ウキウキした気分で過ごせるのです。

そして、最近みつけた新たな楽しみが、保存食づくり。旬の食材をおいしく、長く食べることができるうえ、つくり置きしておくと忙しいときにも便利です。最近では、食材を無駄にしない節約方法としても注目されているようですね。

今回は、旬のらっきょうを漬けてみました。

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らっきょうには、血液をサラサラにする作用があり、疲労回復・イライラ解消にも効果があるそうです。わが家では、定番のカレーの付け合わせとしてはもちろん、朝食のときに3,4粒ずつ食べるようにしています。

外では雨がシトシト、子どもたちの遊ぶ声も聞こえない午後の静かなひととき、黙々と細かい作業をするのも意外と良い気分転換になります。特に料理に没頭できる時間は、私にとってごほうびみたいなもの。せっせとらっきょうの皮むきをするうちに、仕事の悩みもどこかへ消え去ってくれました(笑)。

・・・うっとうしい梅雨、しかし恵みの季節でもある梅雨。レジャーやショッピングには不向きかもしれませんが、この時期ならではの趣味をみつけたり、気持ちの持ちようを少し変えてみたりすることで、楽しみをつくり出せたら嬉しいですね。

頭の中では、雨の日の過ごし方プランが次々と思い浮かびます。「今度の週末が雨だったら、自家製ピクルスでもつくろうか」「おろしたてのレインブーツを履いて食材の買出しに行こう」。こんなことを考えながら、今年はブルーな梅雨とは無縁でいられそうです。




能登島ガラス美術館(その2)


先週、能登島ガラス美術館を訪ねました。能登半島の先端近くにある能登空港からレンタカーを借りて一路、能登島ガラス美術館へ。ナビを見ると私の苗字が地名であるではないですか。急遽進路を変更しやっと車一台が通れるような能登半島の山越えの道へ。

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山間のひなびた村落の立派な住宅の木組みに感心していると、不審そうな視線を感じて、庭先で作業中のご夫婦にご挨拶しました。「苗字が同じなもので・・・、この当りは地名だけでなく、名前も多いのでしょうか?」、「いや、ひとりもいねえーな」とそっけない返事でした。「それだけで来たのか?」とあきれた表情でした。なんともテレビ番組「田舎に泊まろう」状態になってしまいました。

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やっと山道を抜けると、波静かな七尾湾に沿った道に出ました。時計を見るとちょうどお昼時です。道沿いに今度はオシャレな食事処を発見しました。湾を見渡す素晴らしいロケーションの中で海鮮丼を注文。

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新鮮な魚を美しく盛ったセンスあふれる一品でした。まるでグルメ番組のレポーターになったようです。

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つり橋を渡り、この地方の特有の黒い釉薬がかかった瓦の家並みを横目に見ながら、約束の1時に美術館に到着しました。さすが鬼才・毛綱毅曠氏(もづな・きこう/故人)設計の奇怪な建物です。

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館内は視覚の錯覚を利用した設計が随所に見られ、実際よりも遠近感を強調した展示室が印象的でした。当協会も協力した展示や企画展の正木友梨先生の作品等を学芸員の今井さんに丁寧に説明して頂きながら、館内を一周しました。

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なぜこの地にガラスにちなんだ美術館があるのか、という質問にもともとガラス工芸があった土地というわけではなく、能登島というロケーションがベネチアのムラーノ島に似ているので何か観光資源として、そういう発想が起こったそうです。

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あっという間に時間が過ぎ、お礼もそこそこに次の目的地・金沢へ向かいました。高速道路用に自分のETCカードを用意したのですが、北陸では使えませんよ、とレンタカー屋さんに笑われてしまいました。

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すると、北陸高速道を走ってゆくと、「千里(ちり)浜なぎさドライブウエイ」の文字が。高速を途中下車して、早速浜辺に乗り入れると誰も走っていませんが、ひろびろとした日本海を右手に眺めながら約8kmの砂浜ドライブを楽しみました。もう少しで次の目的地・金沢(仕事)です。



能登島ガラス美術館


能登島ガラス美術館(http://www.city.nanao.lg.jp/glass/)は石川県七尾市にあるガラスの美術館です(建築家・毛綱毅曠の設計で視覚を利用したいろいろな仕掛けがされていて建物の外観の奇抜さも含めて面白い建物だそうです)。その担当職員の今井さんからお便りが届きました。現在美術館では「現代ガラスアート 正木友梨 -自然からの贈り物-」展が6月15日までの会期で開催されています。その展覧会に併せて「ワークショップ」が企画されて、板硝子協会としてお手伝いしました。

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ワークショップの「けずって作ろう!自然のアートグラス」では板ガラスをルーター(電気の彫刻刀)で削たり、「板ガラスで作る押し花ペーパーウェイト」ではガラスの板を2枚使い、花びらなどをはさみ、押し花のペーパーウェイトを作ったそうです。そのほかにも「春の海のアロマキャンドル」など楽しい催しが企画されています。

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今井さんからは、100名以上の申込があり皆さんが気軽に参加していただき、子供たちから大人まで大変盛り上がった、とお便りをいただきました。ガラスの透明感や、また普段感じることのできないガラスの重みや硬さなどを体験して楽しんでいただいたようです。

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微力ながらお手伝いできて、皆さんの笑顔をいただきました。
まだ会期がありますので、能登の風景と共にガラスの美しさをご覧に出かけてみてはいかがでしょう。



マスクの気づかい

最近、通勤途中にすれ違う小学生を見ていて気付いたことがある。低学年から高学年まで、みんなマスクを付けているのだ。夕方家路を急ぐ子どもたちの多くも、きちんとマスクをしている。インフルエンザの流行のためか、学校で着用が指導されているのかもしれない。

そういえば、最近は用途に応じて形の工夫されたものや、違和感の少ない薄く軽いものなど、マスクの種類がずいぶん増えてきた。幼児用には、かわいいイラスト入りのマスクもあるそうだ。そんなことを考えながら眺めていたとき、ふと友人の話を思い出した。

外資系企業に勤める友人が、ある日マスクをして出勤すると、同僚の外国人と次のような会話になったそうだ。
同僚:「風邪引いたの?大丈夫?」
友人:「咳だけ。でも、電車の中で咳き込んだら迷惑だから」
同僚:「人に移さないためにわざわざ付けるの?」
友人:「自分も楽だからだけど、混雑した場所ではマスクをするのがエチケットなんだよ」
同僚:「へぇ、他人にそんな気づかいができるなんて、日本人はすばらしいね」

いつ頃からか、特に都市部では、自分のためだけでなく他人に迷惑をかけないために、マスクをするのが当たり前になった。予防目的もあるが、人ごみのなかで互いに気分よく空間を共有するためには、こうした気づかいが必要なのだろう。少し前からCMで話題になっている「江戸しぐさ」の思いやり・心配りの精神に通ずるところがあるかもしれない。

“こぶし腰浮かせ”や“傘かしげ”などの代表例で知られる江戸しぐさは、当時異文化のるつぼと化していた江戸の街で人々が仲良く共生していくために、町のリーダーたちが生み出し広まったものだという。
参照:NPO法人 江戸しぐさ ホームページ

今の時代、見も知らぬ他人への心配りは、関係を円滑にする目的よりも「自分が非難されないため」という消極的な理由からすることが多いかもしれない。それでも、“マスクの気づかい”などは、外国人の目には日本人らしい配慮ある振る舞いに映るのだ。

子どもにマスクをするよう指導するときには、それが他人への思いやりであり、そうした行動が争いのない社会につながっていくのだ、ということもぜひ教えたいものだ。

いや、私の場合は「我が振り直せ」が先か。立春も過ぎ、暦の上ではもう春。この冬は風邪を引くこともなさそうだと油断せず、きちんと振る舞わなければ。

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オバマ新大統領

世界が注目したオバマ大統領の演説にこのようなくだりがありました。

Remaking America
・・・・
We will restore science to its rightful place, and wield technology’s wonders to raise health care’s quality and lower its cost.
We will harness the sun and the winds and the soil to fuel our cars and run our factories.
And we will transform our schools and collages and universities to meet the demands of new age. All this we can do. All this we will do.・・・・

再生への道
・・・・
科学を本来あるべき地位に戻し、技術の驚くような力を使い、医療の質を引き上げて、そのコストを減らす。太陽や風力、土壌を利用して自動車を動かし工場を動かす。新時代の要請に合うよう学校や単科大学や大学を変えていく。我々はこれらをすべて成し遂げていくことができるし、おこなっていく。・・・・
(読売新聞訳より)

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ここでは、「太陽を利用する」というのは太陽光発電のことを言っているのでしょうが、工場だけではなく住宅やオフィスでも活用できます。ガラス窓それ自体も常に太陽光を室内に取り入れ、閉じ込めて自然エネルギーとして利用する働きを持っています。その熱が冬には有効に利用されているのです。
この演説からも、オイルまみれの前大統領とは違い、自然エネルギーを重視していく方針と理解しました。

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ちょうど同じくして昨日、日本でも住生活基本計画の内容が改正され緊急的かつ重点的な課題としてリフォームの際は省エネルギー対策として二重サッシ化または複層ガラスを使用する、と明記されています。

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全世界が注目する演説に地球環境保全や自然エネルギーの活用が盛り込まれる時代なのです。
写真は私が撮った18年前の視察の時のものを使いました。同じ風景なので良いでしょうか、失礼しました。ここを人が埋め尽くしたのですから、まさに「いょ!大統領!!」の気分??でしょうね。



“ほっ”と エコクッキング

「年末年始を過ぎると、成人男女の76.6%が体重の増加を経験したことがある」。多くの人が正月休みの間にこの一文を目にしたのではないでしょうか。そう、任天堂「Wii Fit」の広告の一文です。

ところでこのパーセンテージ、やはり高いのでしょうか。それとも意外と低いのでしょうか。私の率直な感想は、「けっこう節制している人が多いんだな」でした。この時期の体重増加の原因は、食べすぎ・飲みすぎ、運動不足。毎年懲りずにこのパターンに陥る私には、きちんと自己管理している人が25%近くもいることが少しショックだったのです。

しかし、もとより年末年始はそれで良いのだ、と開き直ってもいます。故郷の友人と再会し、親戚が集まって新年を祝うひととき、カロリーばかり気にしていては楽しさが半減してしまうだろう、と。案の定、今年も正月が明けると、覚悟していたとおりの結果になっていました(笑)。

このようなとき体が欲しがるのは、“ほっ”と休まるようなバランスの取れた食事ですよね。そこで、この正月に実家で母に教わった体にやさしいエコ料理を紹介します。

材料は、エビの殻と大根やニンジン、カブなどの野菜の皮。これらを煮込んでダシを取り、煮物やスープなどに使うのです。手順はシンプル。まず、他の料理などで出た野菜の皮を煮込み、そこへよく洗ったエビの殻を加えます。

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さらに30分ほど煮込んだら、こしてダシを取ります。この日は、ヘルシーな野菜スープをつくりました。コンソメと隠し味程度にめんつゆを加えるだけで、味付けは完了です。

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臭みのないエビの香ばしい風味が野菜の美味しさに深みを与え、疲れた胃も癒されるようなやさしい味でした。エビの殻を使ったところが正月らしいですが、普段は鶏の骨などでも良さそうです。

エコクッキングを心がけたくても、料理に野菜の皮を入れるのはどうも苦手、という人にもおすすめ。この手法をいろいろな料理に活用し、エコクッキングの腕を上げながら、年末年始のたるみも早々に解消してしまう意気込みです・・・!


ガラス技術シンポジウム

11月27日(木)に開催されました、ガラス技術シンポジウムの講演を聴きに行ってきました。場所は東北大学の青葉記念会館です。仙台駅からバスに乗って工学部キャンパス中央で下車すると、杜の都・仙台の青葉城址の丘の上の一角です。

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バスで街の中を通っていくと、懐かしい支店があった場所に立派な高層ビルが建っていました。私は出張で何度も立ち寄っただけですが、宮城県沖地震(1978年)の時にガラスメーカーの支店のビルのガラスが割れて話題になり、ガラスの周りを柔らかいものでシールするきっかけになった地震です。古い話で失礼しました。

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皆さんはガラスというと何を思い浮かべますか。私たちのところにも時々ガラスビンは作っていないのですか?とか、花瓶などの工芸品やステンドガラスなどの問合せなども稀にあります。
私たちは「板硝子協会」なのに、と言っても板硝子という概念が普通はあまりないのでしょう。残念ながら窓に使う平らなガラスしか、扱っていません。

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ところが今回はガラス産業連合会(GIC)というところが主催なので、ビンのガラス会社の発表やエコガラスの表面にくっついている特殊金属膜のもっともっとナノの話など様々でした。ビックリさせられたのは、牛乳瓶などが20%以上も薄くなり軽くなっている事実です。運送の重量が軽くなってガソリンや軽油が少し減らせるのですからこれもエコですよね。そこにもガラスの表面を傷つけない秘密があるのです。

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他にもいろいろ業界の方にポスターセッションなどでお話を聞いて、夕暮れの仙台駅に向かいました。新幹線の中で夕食を食べようとお弁当を買いました。
もちろん、焼きたての牛タン弁当です。駅の新幹線入り口横の牛タン屋さんで焼きたてを詰めてくれます。


スイーツ前線

秋・・・。芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、行楽の秋、そして食欲の秋。実り多い秋は、それを形容する表現もまた豊富です。その全てを実現できたら、どんなに充実した日々になるだろうと憧れますが、私の場合、当てはまるのは毎年せいぜい2つ程度。1つは行楽の秋、もう1つはもちろん、食欲の秋です。

この季節は、旬の食材が豊富に揃っていますよね。きのこやイモ類、サンマに秋鮭。スーパーに買い物に出かけて、まるまるとしたサツマイモが積んであると、その日の献立は忘れて思わず手が出てしまいます。

旬の食材は、美味しくて安いのはもちろんのこと、積極的に消費することでエコにも役立つそうです。露地野菜は、ハウス物と比べて生産過程で必要なエネルギーが少ないためで、ごく自然に取り組めるエコ活動と言えそうです。

こうした「賢い消費行動」に徹することができれば良いのですが、最近の私には大きな壁・・・ならぬ、“秋のスイーツ前線”が立ちはだかっています。

栗、かぼちゃ、サツマイモなどを使ったホクホクのスイーツ、洋なし、りんごなどを使った甘酸っぱいスイーツ。お菓子屋さんのチラシを目にしては買い求め、仕事帰りにはデパ地下へ。休日には、ネットのお取り寄せスイーツの誘惑に駆られる毎日です。

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そもそも気象用語の“前線”は、気団と気団(例えば寒気と暖気)の境界面と地表の交わりを指すそうです。これになぞらえると、「旬のスイーツを堪能したい」という欲望と、ヘルシー思考との境界線が、頭上で停滞しているという感じでしょうか(笑)。

「好きなものは我慢しない、食べた分は運動すればいい」という考えが基本の私。しかし毎年秋から冬にかけて決まって何キロ分かのお肉を身に付けてしまい、暖かくなってから一気に落とすのがパターン化しています。

とはいえ、年齢を重ねるとなかなか“一気”には落ちてくれなくなるもの。以前は1ヵ月程度で無理なく落ちていたのが、1ヵ月半になり、2ヵ月になり・・・だんだん時間がかかるようになってきました。

あらゆる省エネが歓迎される時代ですが、やせにくい“省エネ体質”だけはちょっと遠慮したい。美味しくて安い秋の味覚を堪能し、好物のスイーツもひと通り楽しみ、かつスタイル維持ができたら。そんな無理な夢を抱きつつ、今日も停滞するスイーツ前線と闘うのです・・・!


丸の牛

最初からスベった感じのオヤジギャグですいません。
最近、丸の内の仲通りにカラフルな牛が出現して道行く人を驚かせています。どこかの牧場から逃げ出した訳ではなく、動きませんから芸術のようなのです。

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これは Cow Parede 東京丸の内2008 という催しなのです。はじまりはスイスのようです。その後各地でイベントとして広がったと 丸の内ドットコム に書いてありました。作者も芸術家だけではなく、タレントの中川翔子さんや建築家の隈研吾さん、アートディレクターの佐藤可士和さんなど多士済々です。そのような牛を見つけて見て回るのも面白いかも知れません。

そこでクイズです。と言うのも、丸の内ドットコムに書いてありますが、このオブジェの牛、何頭いると思いますか?答えは・・・

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板硝子協会の入っているビルにいます


先日、大手町まで打合せに出かけましたが、初めてMarunouch Shuttle Bus に乗りました。なかなかオシャレなバスです。人にやさしいタービンEVバスで「低床」「低騒音」「低公害」と3拍子揃ったエコな乗り物なのです。タービンEVバスとは低公害ディーゼルエンジンで発電した電気を蓄電しその電気でモーターを駆動する、いわゆるハイブリッド・カーと言うことでした。
うれしいことに、無料で大手町から丸の内・有楽町を約15分間隔で循環しています。

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もともと、丸の内は彫刻など、なかなか現代アートな街を意識して整備されてきました。
それらと合わせて、芸術の秋を楽しんではいかがでしょうか。
本当は、バスが来るまで15分を待てる余裕があるといいですね。

マップ http://www.marunouchi.com/about/art.html


広島にて

9月18日から20日まで広島大学で開催された日本建築学会2008年度大会に参加してきました。学会の1年に一回のお祭りのようなもので学術講演会やシンポジウムが開催されます。板硝子協会からも共同研究や委託研究の形で5つの発表があり、その他にもビルのエネルギーシミュレーションの開発で10の連報の発表がありました。

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広島大学 東広島キャンパス
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ガラス長すぎ!


1つはガラスの色調の評価方法に関する研究で景観を守る条例などに対応するための研究です。また、ガラスに重量物が当たったときの衝撃を評価する試験手法の研究が2つ、そして単板ガラスとエコガラスの窓についての結露とカビ発生の比較実験の報告が2つありました。

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発表風景


19日は協会関係の発表がなかったので、呉市の大和ミュージアムを見学。ここはご存知、旧帝国海軍の海軍工廠があった場所で今でも造船の盛んなところです。
子供のころプラモデルで作った小さな模型が十分の一のビッグスケールで目の前にあるのは迫力満点でした。

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このスケール!
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次に某研究所の方とおち合って広島市内の建築を探索に行きました。市内の交通機関としていったんは自動車に追いやられた路面電車ですが、ヨーロッパでも軽量軌道輸送(LRT;Light Rail Transit)と呼ばれ排気ガスに無縁でCO2排出の少ないエコな乗り物として見直され、各地で復活しています。床も低く乗りやすいですし車両もかっこいいですね。

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広島電鉄5100形(Green mover max)と古い市電

まず、市電に乗って西区役所のそばにある広島市西消防署へ向かいました。この建物は山本理顕氏が設計され2000年に完成した、ご覧のように「ガラスルーバーの消防署」で有名です。開かれた消防署というコンセプトの通り、外廊下は自由に外部の人が入れます。ちょうどその場にいらした職員の方が親切に対応していただきました。やはり、ガラス張りの庁舎は人の気配が気になるとおっしゃっていました。全天候の訓練場を内部に持っており、その点は非常に便利だと言うことでした。なかなか風が吹き抜けるさわやかな印象でした。

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全景
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ガラスルーバーの外皮
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西消防署吹き抜け


次に夕暮れになる前に広島駅前に戻り、広島世界平和記念聖堂(カトリック幟町教会)を訪れました。この建物は、原爆が投下された広島で平和を誓い1953年に建てられたもので、日本の代表的な建築家、村野藤吾氏の設計によるものです。当時は丹下健三氏の平和記念資料館と並び称されたものです。共に重要文化財に指定されています。
インターナショナルな丹下氏の建築スタイルと全く趣をことにする作品はよく対照的に語られますが、実際に見て柔らかな肌のようなぬくもりを感じる建物でした。

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平和教会全景
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平和教会窓


広島にはいつも戦争を意識させるものがあり、平和の大切さに対して一層その思いを深くします。



往く夏

立秋、十五夜が過ぎ、来週は秋分。まだ汗ばむ陽気の日中には、粘り強く居座る残暑の存在に圧倒されそうになりますが、朝晩は先月までと比べるとずい分過ごしやすく、秋の訪れを実感できるようになってきました。

街中では、ブーツに履き替えた女性の姿がちらほら。こうした流行に敏感な女性たちの姿は、秋服の準備のタイミングを教えてくれます。つい先日、急に思い立って、仕事の疲れも忘れてせっせと秋服を出しました。

服の整理をしていると、それを着てどこへ行ったか、誰とどんな話をしたかなど、思い出が次々によみがえって楽しい気分になります。

この夏、派手なイベントはなかったけれど、安・近・短の旅行をし、懐かしい友人と会い、夏祭りに繰り出し、家族とゆっくり語らう時間も持ちました。しっかり満喫した気がする一方、何かが足りなかったような気も・・・。

そうだ、花火だ。今年は花火大会に一度も行かなかった。

夏の風物詩でもある花火。有名な花火大会は終わってしまいましたが、近所ではまだ時折、ドン、ドンと市販の打ち上げ花火を上げる音がします。

庭先でこぢんまりと楽しむくらいなら、まだ間に合いそうだと、翌日ホームセンターへ。安く調達した売れ残りの花火ですが、様々な色・形の火花を眺めているだけでも、不思議な高揚感と癒しを得られるものですね。

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最後はもちろん、子どもの頃誰もが一度は楽しんだ線香花火。一斉に火を付け、誰の花火が一番長くもつか、競ったものです。国産のものは、最後に振り絞るように美しい火花が咲きますが、その点、今回の売れ残りの線香花火は全くダメでした。

ジジジ・・・ジジ・・・ボトッ。む、無念。

少々残念な締めでしたが、往く夏を美しい花火で見送ることができ、なかなか良い思い出になりそうです。

片付けながら思ったこと。
「来る秋も、このまま笑顔で過ごすことができますように」
そして、
「来年は国産の線香花火を手に入れて、競争だ!」



ザリガニ捕り

近くにさくら名所100選に選ばれた県立三ツ池公園があります。時々、四季折々の花などを見に行くことがありますが、お知らせに外来種魚の駆除(ザリガニ釣り)がありましたので、のぞいてみました。

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今年の三ツ池公園の桜


冷やかしのつもりでしたが、係りの人からリボンをつけてもらい、つりざおと網を受取ると、狩猟モードに火が付きました。子供のころにさんざんこの種の遊びをやった人はどうっていうこともないでしょうが、最近(と言っても、ちょっと前の子育て中に子供と一緒に)ザリガニ釣り(捕り?)の楽しさを知ってしまった私はまだビギナーです。

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じっと釣り糸を垂れる


また、リボンをつけたのはこの三ツ池公園は、いつもは釣りが全面禁止になっているからで、この日ばかりは大っぴらに柵を乗り越えて、駆除の係となれるわけです。

ご承知のように、ザリガニの餌は「さきいか」または「スルメ」です。水中でもあのいいにおいがするのでしょうか、すぐに竿の先に反応がありました。それからがザリガニとのファイトの始まりです。なかなか、駆け引き上手、最初は1時間くらいで帰ろうと思っていましたが、あっという間に制限時間3時間のファイトが終わってしまいました。

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釣果です


ザリガニ君たちの後のことは悲しいので聞かないでください。と言ってもこの写真の後、半分がバケツから脱走してしまいました。この日の目的である外来魚駆除は皆さんが頑張って大変な成果があったようです。写真はブルーギルという外来魚です。

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外来魚ブルーギル


自然界においては、人間の勝手の【つけ】はなかなか後で取り戻すのは大変!ということがわかりました。


求道会館

小学校の同級生に誘われて、第4土曜日のみに公開されている求道会館を見学してきました。文京区本郷の東大・正門の向かいの路地を歩いてゆくとその建物が姿を見せてきます。
界隈には昔ながらの日本旅館があったり、今ではもう立てられない木造3階建ての共同住宅があったりとタイムスリップしたような街がありました。

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旅館

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木造3階建て「本郷館」


東京都の有形文化財に指定されているこの建物の由来は多少知っていました。昨年、この隣に建つ「求道学舎」という建物がリニューアルされ定期借地権付き分譲されることになり、改修計画に関わった建築家・橋本文隆氏からお話を聞いたことがありました。

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求道会館 正面


建物の歴史から言えば、この2つの建物を組にして考えないといけないのでしょうが、住宅として住まわれている学舎の方は、残念ながら今回は見学できませんでした。

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求道学舎(元の学生寮、集合住宅)


1時から開始された説明は、この建物を建てた近角常観(ちかずみじょうかん)と言う創設者のお孫さんで建築家の近角真一氏が熱心に語っていただきました。創設者の近角常観は1872年(明治3年)に生まれ、若い頃にヨーロッパを回り帰国後、仏教の布教活動のよりどころとしてキリスト教のような教会形式の教会堂の建設を思い立ち、当事、新進気鋭の武田五一という建築家に設計を依頼したそうです。

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説明される近角真一氏


依頼した項目は【1】キリスト教会のようではない建物、【2】仏教の建物のようではない建物、【3】レンガ造のようではない建物の3つでした。関西では作品が多く同志社などの建物を多く手がけていますが、関東では隣の「求道学舎」(学生寮)と2つだけとのことでした。

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古い網入りガラス

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菩提樹を描いたステンドグラス


建物の外観は明治の洋館建築そのものです。中に入ると椅子席が整然と並び、両側にバルコニーが突き出してキリスト教会を思い浮かべます。そして中央奥には祭壇のある位置に六角堂がはめ込まれて阿弥陀菩薩が鎮座(いや立像ですから)しています。ここは浄土真宗の寺院なのです。

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堂内


1915年(大正4年)に完成、常観の死後、戦後50年ほどは荒廃されたままになっていました。
東京都の文化財に指定され孫の真一さん達の努力で2002年(平成14年)にリニューアルして公開されて現在に至っています。

新しい仏教の普及活動を建物で示そうとした情熱と信念が形作った建物だと思いました。
(求道会館ホームページ http://www.kyudo-kaikan.org/map.html


1.2馬力

自家農園をやっています。と言うと結構反応してくれる人が多くなりました。特に外国の人はたいていの人と共通話題になりました。以前、英会話教室に通っていた時には、趣味はファーミングというと、何作ってるの、とか「ピーマン」の名前もそれは英語ではそうは言わない(piment フランス語でした、英語ではグリーンペッパーと言います)、とか盛り上がったものでした。

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今、話題の食料自給率を上げるためではありませんが、少ない土地でも季節によって何を植えてみようとか考えるのは楽しいことです。植える時期を間違えて失敗したり、虫にやられたりしながらも、無農薬でやりとおすぞ、と頑張ってもう10年位経ちます。ほんとうに農家の方の努力が多少なりともわかりますし、あんなにきれいなキュウリやキャベツがどうして揃うのか疑問も残ります。

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何でも道具から入る方なので?ネットオークションで中古の耕運機まで買い込んでしまいました。エンジンものは好きなので手入れしながらやっていますが、数か月使わないでいたら動かなくなりました。今年の桜の時期に八ヶ岳に行った時に、農産物の売店があり、その名も「北杜市都市農村交流センター」でしたのでそこの方に、「耕運機、使わないでいたら動かなくてね」などと話していたら、「それゃ、使わない時はキャブのガソリン抜かなくちゃダメだよ」と教えてくれました(エンジン管理の常識らしいです)。

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それで、こんどはキャブ(気化器)の部品を川崎にある耕運機屋さんに注文して(その耕運機屋さんもいろいろ親切に教えてくれました)いざ自分で交換してみたら、一発でエンジンがかかりました!今度のは、ちゃんとガソリン抜きがついて改良されていました。
1.2馬力の小さなエンジンですが、頼もしい音を響かせて(近所のみなさんごめんなさい)今日も畑づくりです。この耕運機の名前はホンダの「こまめ」と言います。



熱中症にご用心

8月。子どもたちは夏休みに入り、親はレジャーや帰省で大忙し。そんなイベントシーズンが近づいてくると、決まってすることがあります。それは、一年前の日記を見ながら今年の計画を練ることです。

さて、お盆休みの過ごし方を考えようと昨年の日記を読んでいたときのこと。カラーペンで大きく「動物病院!」と書かれた日が目にとまりました。そう、昨年のこの時期は、わが家で飼っているウサギが体調を崩し、動物病院に通っていたのでした。

梅雨明けの頃からか、エサを選り好みするようになり、やがて食欲不振に陥りました。好物のリンゴさえ受け付けなくなったとき、ただ事ではないと悟り病院へ。栄養剤を注射してもらい、弱った胃腸の働きを助ける薬を与えて、何とか元気になったのです。

この夏はどうかというと、実に元気です(笑)。人間でいうと80歳くらいのおばあさんウサギ。あまりダイエットを厳しくしてもかわいそうかと、暑くなるとエサの選り好みも許し、食べたがるものを与えて甘やかしていたおかげかも知れません。

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好物のレタスを食べる、わが家のウサギ


ところが先日、やってしまいました。ほぼ一日家を空けるというのに、うっかりエアコンを切って出かけてしまったのです。夕方、一歩家に足を踏み入れた瞬間、「しまった!」と思いました。室内は蒸し風呂状態。ウサギは・・・横たわりながら、恨めしそうに私をジロッとひと睨み・・・。

ご存じの方も多いかもしれませんが、動物の方が人間よりも熱中症にかかりやすいといいます。毛皮に覆われていて、人間のように全身に汗をかくことができないためですが、特に小動物は、体が小さい分温度変化の影響を受けやすく、短時間で熱中症になってしまうそうです。

散歩中や閉め切った室内、車の中では特に注意が必要とのこと。おっちょこちょいな飼い主のせいで、わが家のウサギには辛い思いをさせてしまいました。

夏休みの動物園で、白クマなど日本の気候に適さない動物たちに氷がプレゼントされる光景を見ていると、思うのです。「本当にお疲れさま。『僕たちの方が暑いんだ!』と、もっともっと人間に甘えていいんだよ」と。



ブリーダー

夜中、このごろ私のうちの中には奇妙な音が鳴り続けています。「かりかり、ごそごそ・・・??」そしてときどき「ぶぅーん」と羽音が。どちらにしても、「ムシ大嫌い!」という方はこの下の映像はご覧にならないようにしてください。お前のうちは、ゴキブリ屋敷か。と思われてはたまりませんので、種明かしをしますと、いただいた10匹のカブトムシの幼虫が見事に全部、孵化して元気に成虫で動き回っているのです。

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昨年から幼虫からさなぎになり、先月になって一斉に羽化しました。せっかく元気なカブトムシくんたちのために大きなジャングルジムを作りました。そこで、夜な夜な大運動会が開かれているので、冒頭のような音が絶え間なく聞こえてくるのです。

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さらに、戸棚の上には今まさに蝶として飛び立とうとしているアオスジ・アゲハのさなぎがスタンバイしています。アオスジ・アゲハはどんな葉っぱをだべるのかというと、「くす」の木しか食べないのです。もう一匹巣立ちましたが、なかなか切らさないようにえさやりするのが大変で、ここまでやっとたどり着いたところです。生命の神秘ということでしょうか、さなぎになると透明のような緑色に透きとおって見えます。そろそろ、飛び立つ日も近いと思います。

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こうなると、来年ももっといっぱい育てたいと思うのが人情。昆虫ブリーダーの人の気持ちがわかる今日この頃です。わが家は今年はムシで一杯です。


住宅拝見

土日にかけて、建築家の設計した住宅を見せていただく機会がありました。こうした建築家の設計した住宅が増えてきているのは、ひとつは建築家や設計事務所が身近な存在になってきたことが挙げられます。いつでもインターネットや一般の住宅雑誌で情報を取ることができ、その人の作ったものを住宅展示場のように実際に見ることも気軽にできます。

一つ目は私より10歳若い上垣内伸一氏。母校の千葉大学の非常勤講師もされている新進気鋭の作家です。知り合いなので時々、オープンハウスのご案内をいただきます。ということで、埼玉県越谷市の同じ敷地に建つ2棟の住宅へ。お披露目のことをオープンハウスといいます。施主の方のご理解がなければできないことですが、宣伝媒体を持たない建築家にとっては一番のプレゼンテーションの機会です。

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外観。外は閉じ、中には開放された中庭。


オープンハウスは見る側もそれなりに作法があり、当然これから新居として住む前の状態ですので、手袋やスリッパで汚さないように配慮が必要です。これから住宅を建てようとする人や建築を学ぶ若い人たちで、賑わっていました。

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ガラスにより内外の区別がつかない不思議な空間。

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室内から中庭を見る。


二つ目は井口浩(フィフス・ワールド・アーキテクツ)氏の作品。日経アーキテクチュア6/23号に掲載されているガラス下見板張り外壁を見せていただきに熱海に行ってきました。
住宅の壁をエネルギー取得装置としたソーラーウォールの試みです。
井口氏はNPOミレニアムシティも主宰され、千葉にエコビレッジを建設されるなど精力的に活動をされている建築家で、サスティナブルな都市=森林=農地を目指しているそうです。

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ところどころには透光断熱材を用いた透光壁(うっすら光が入る)が設けられている。


圧巻はオーシャンビューのフルオープン開口部を持つリビング。初島を望む素晴らしい風景を見せていただきました。別荘ではなく通勤可能な熱海に住宅としてお住まいで、休日には一日海を眺めていても飽きそうもないです。

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まさにオーシャンビュー


でも、熱海はすごいところに建物が建っているのですね。やっぱり台風のときは恐ろしいと、御主人はおっしゃっていました。

建築家との出会いはエコロジーな考えを持つ設計者を探していたお施主様が偶然作品を目にして、それから1年あまりの間、プランを煮詰めてやっと着工し完成したそうです。住宅とは買うものではなく、自分に合う殻を作り上げるものだと考えてしましました。



クライマーズ・ハイ

このごろたまに映画を見ます。ある人から新聞記者の仕事がわかる映画だと聞いていたので見ても良いかな、の程度でした。日曜日の夕方であったのでほぼ満員でしたが、このごろの映画館は良くできていて、人の頭も気にならないし、ちょうど良い小さめのホールでまるで自分のうちでDVDを見ているような錯覚に陥るな、とか眠ってしまいそうだ、と思っているうちに映画が始まりました。

それからは、居眠りする暇もなく2時間半が経過して映画が終わりました。何で泣くところなのかなと思うところで2回ほど泣きました。隣の人も同じところでハンカチをだしたので、なんだか安心しましたが、久しぶりに良い映画を観た余韻が残っているまま、映画館を後にしました。

「日航機事故の報道」をテーマにした映画ですが、報道とはこんなに命がけでやっているものだという実感がよく伝わってきました。そして、真実(ノンフィクション)と創作(フィクション)の違いやその区別をするために努力を惜しまず真実の確認を怠ってはいけないというジャーナリズムの真髄を感じました。

私はものづくりを長くやってきたので、現業と虚業とか「ハード」と「ソフト」の区別をしてしまいます。メディアに大きく依存する現代社会に、ともすれば真実や現物が見えなくなることは、人を踊らせたり迷わせる原因にもなりかねないと思います。
ただ、感動やそのものがいかに素晴らしいか伝えるために、いかに多くの人が係っているかも知っています。この映画を見てメッセージを伝えることがいかに大変で大切か、と思いました。

でも、クライマーズ・ハイという表題とこのような境地どこでつながるのかまだイメージがなかなか一致しません。原作でも買って読んでみましょう。

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おもてなし

北海道洞爺湖サミットが閉幕して1週間。政府は各課題について一定の成果を上げたとしていますが、漁業団体による一斉休漁など厳しい現実を目の当たりにすると、実際に何かが“動き出す”期待を持ってよいものかどうか、考えてしまいますね。

今月に入って、私の住む地域のスーパーでは、一斉にレジ袋の有料化が始まりました。それまでは、エコバッグ持参のお客さんは少数派でしたが、半月経った今では、ほとんどの人が当然のようにエコバッグを使っています。お使いに来たお父さんらしき男性客を除いて(笑)。

旅行などで海外のスーパーやコンビニを使うと実感するのですが、もともと日本は少々サービスが行き過ぎています。家に帰ればあるのに、使い捨てのお箸やスプーンを入れてくれたり、飲み物1本でもレジ袋に入れてくれようとしたり。アメリカなどでは頼まなければあり得ないことですが、それを「サービスが悪い」と感じるとしたら、その感覚は日本人独特のものでしょう。「必要がないから、しない」それだけのこと。

では、現在の過剰なサービスはどこから来たのでしょう。一つに、“おもてなしの精神”があるのでは、と思います。本来は、心遣いや思いやりをもって歓待する精神をいうのだと思いますが、商業性が強くなるにつれ、ある意味偏って発展してしまったように感じます。

洞爺湖サミットでも、日本流のもてなしが話題になりました。取材に訪れた国内外の記者に配られた「プレスキット」の品数が多すぎるうえ、過剰包装だったというのです。国内メーカー製の腕時計まで付いた内容に、外国の記者は「日本らしくていいじゃない」と笑ったそうです。

一方、キットを用意した外務省は、「日本のおもてなし精神を忘れたくない」と品数を絞りきれなかったとのこと。“おもてなし精神”というよりも、“見栄、メンツ”のような気がするのは、ひねくれた見方でしょうか・・・。

“おもてなしの精神”は、本来とても美しく、日本人として誇りに思い、大切に守っていきたいものです。ただし、節度をわきまえないと気品が薄れ、華美になってしまう。“心”をどう表現するか。上品に巧みに表現できる人になりたいと思うのです。

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バウハウス

大変な暑さになった日でしたが、久しぶりに日曜日に上野の森に行ってみました。夕方近くでしたので美術館の長い行列はなくなっていましたが、相変わらず賑やかでした。
お目当ては、東京芸術大学大学美術館で7月21日まで開催の「バウハウス・デッサウ展」です。

途中、猛暑となった上野の森の中に点在する建物を見ながら、やはり木立の効果は素晴らしいものだと感心しながらぶらぶら歩いて行きました。同じ東京芸術大学の施設で復元修理された「奏楽堂」も公開されています。日曜にはコンサートなども催されているようです。

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「バウハウス・デッサウ展」のオレンジ色の看板が見えてきました。
入り口で音声ガイドを借りて入場です。音声ガイドは谷原章介さんの声でナレーションでした。大変な混雑でした。建築やデザインを志す学生さんが多いのでしょう。若者が大変多かったです。中には同年配のかたも・・・

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ところで、バウハウスとは何だったのでしょうか。20世紀の初頭にドイツで興った芸術運動で「バウ」は「建築」の意味でハウスをつけて建築学校とでもいう意味です。家具や建物のあらゆるもののモダンデザインのスタートとなった大きなムーブメントとしてとらえられています。次の写真を見てください。何だ普通の建物じゃないか、と思われるでしょうが、これができたのは、戦前も1920年代だと聞いたら、ビックリするでしょう。

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これが、シンプル イズ ベスト、Less is More を追求するモダンデザインの始まりだったのです。この対極にあるのが装飾主義としてのアールヌーボーなどでしょうか。世紀末からの大きな芸術活動の足跡を堪能してきました。あと少しですのでお見逃しなく。

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歴史と文化のとけあう港街 - 函館(その2)

 翌日の6月22日(日)は朝から小雨の降る空模様でしたが、せっかく「はるばる」やってきた函館なので、中心部から少し離れた場所にも朝から行ってみました。

 五稜郭はヨーロッパを起源とする陵堡式の城塞で、徳川家定の命により1886年に完成しました。幕末から明治維新にかけての、佐幕派と新政府軍との最後の戦いである、函館戦争の舞台となったことはあまりにも有名です。地上からではその美しい五角形の姿は見られませんが、展望タワーに上るとよくわかります。


 新撰組副長として幕末の京都で勤皇派に恐れられた土方歳三は、転戦の末、最後は函館戦争で壮烈な戦死をとげたことで知られていますが、その銅像が展望タワーの上にありました。


 函館空港の近くにある「トラピスチヌ修道院」は、1898年にフランスから派遣されてきた8人の修道女によって創設された、日本最初の観想女子修道院です。(観想修道院とは、修道院の中だけで、祈りと観想、労働を中心とした生活を行なう修道院のこと。)
修道女達は祈りと労働にささげる敬虔な生活をおくっているため、内部に入ることはできませんが、中庭までは見学することができます。


 見学者を入り口で迎えるのは、大天使ミカエルの像です。


 その先には、見る者全てを優しく包み込むような、「慈しみの聖母マリア像」があります。


 修道院は小高い丘の上に建っていますが、中庭に向かう階段の道はとてもきれいに整備されています。


 登りきったところが修道院の中庭で、ここから先には入ることはできません。とても静かで、こちらもなんだか敬虔な気持ちにさせられます。昔はこのあたりに住宅はなく、一面に鈴蘭の花が咲く丘だったとのことです。



 トラピスチヌ修道院の修道女達は、年に1回函館市の中心をはさんで反対側にあるトラピスト修道院(男子修道院)に、農作物の収穫を分けてもらいにいくので、その時にだけは外に出ることがあるそうです。

 再び市内の元町地区に戻り、昨夜見た「旧函館区公会堂」の中に入ってみることにしました。昼間見ると、水色の壁と黄色の縁取りがはっきりとわかり、とても豪華で鮮やかな感じです。



 この建物は内部が公開されていて、2階の大広間ではコンサートなどがしばしば開かれているとのことです。皇太子時代の大正天皇が函館を行啓された折にはここに宿泊されており、御座所の間は、摂政宮時代の昭和天皇や、平成元年には天皇・皇后両陛下もご休息に使われたとのことです。


 2階のバルコニーに出てみると、函館港に係留された青函連絡船「摩周丸」の姿まで、はるかに見通せます。


 「ハリストス正教会」へも昼間の姿を見に、もう一度行ってみました。白壁にグリーンの尖塔が映え美しい姿をしています。写真撮影は禁止ですが、内部の祭壇には偶像が禁止されている正教会ならではの、イコン(絵)が描かれていました。



 函館は幕末から明治維新にかけての激動の歴史を感じさせるだけでなく、長い鎖国から開国した日本に一気に入ってきた、西欧文化の香りが今もしっかりと残っている街です。


 さて、エコブログ読者の皆様、私は6月末を以って板硝子協会を離れることになりました。これまで折に触れ、エコガラスにかぎらず、色々な話題でこのエコブログに寄稿をしてきましたが、それも今回で最後になります。

2年余りにわたって私の拙い文章にお付き合いをいただき、有り難うございました。

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歴史と文化のとけあう港街 - 函館(その1)

 6月21日(土)に「洞爺湖サミット記念 環境総合展2008」の札幌商工会議所のブースに立会い、また、エコっ手を授業でご活用いただいている、藤女子中学・高等学校の先生にお会いして情報交換をした後、翌日が日曜日なので午後からプライベートで、まだ訪れたことのなかった函館に行ってみました。

 札幌から函館には飛行機の便がありますが、私は割安な列車を使いました。特急「北斗」で3時間半余りの旅です。そこで車中での遅いお昼ご飯は、駅弁を買うことにしました。

 売店で「何がおすすめですか?」ときいたところ、「これがお得ですよ!」といわれて思わず買ってしまったのが、「北海道洞爺湖サミット記念<おもてなし>駅弁」(1,500円)。
付属のエコバッグに入った駅弁をあけてみたら、その量にビックリ…。でも、北海道の海の幸をふんだんに使っていて美味しく、朝抜きだったこともあってペロリと平らげてしまいました。


 札幌を出発した列車は、ディーゼルエンジンの音を響かせながら、苫小牧、登別、東室蘭を経て、内浦湾沿いを走って行きます。途中で、洞爺湖の入り口となる洞爺駅を通過しました。思ったよりも小さな駅ですが、サミット参加国の国旗が飾られています。


 函館に近づくと、車窓から景勝地の大沼が見えてきました。


 そしてようやく函館駅に到着、運転手さんお疲れ様でした。



 宿泊したのは「金森赤レンガ倉庫」に近いホテルでしたので、もうすぐ日が沈む時間でしたが、外に出てみました。「金森赤レンガ倉庫」は、通称「赤レンガ」と呼ばれる港町函館の象徴で明治40年築。今でもその一部は現役の倉庫ですが、1/3ほどはレストランなどの店舗に改装されて、観光スポットになっています。


 岸壁を見るとプレジャーボートと並んで、ガラス瓶のような誘魚灯をたくさんぶらさげた、イカ釣り船が停泊していました。


 倉庫前の道を函館山のほうに向かって歩き、坂道を登っていくと、歴史的な建築物が集まる元町地区があります。「旧イギリス領事館」は大正2年(1913年)に建てられ、昭和8年まで使用されていたそうです。


 元町地区にはかつて各国の領事館があったため、プロテスタント、カトリック、ロシア正教と、キリスト教各宗派の教会が固まって存在する全国でも珍しい場所です。「カトリック元町教会」は明治9年の創建で、風見鶏のある尖塔が美しい建物です。


 立派な仏教の寺院もあります。東本願寺函館別院は、大正4年に日本ではじめてコンクリートを使って建てられたお寺で、国の重要文化財に指定されています。


 日が暮れてくると、これらの歴史的な建築物は美しくライトアップされます。ロシア正教会の「ハリストス正教会」は、1859年にロシア領事館礼拝堂として建てられたのが起源で、日本初のロシア正教会の聖堂です。建物は大正5年築で、やはり国の重要文化財に指定されています。ライトに照らされた白壁は輝くように見えます。



 元町公園の函館山側にあるのは、「旧函館区公会堂」です。明治43年築の立派な洋館で、この建物も国の重要文化財になっています。


 函館の沖は暖流と寒流がぶつかるため、夏場は霧の出ることが多いそうです。この日も頂上付近は濃霧に覆われていましたが、山頂からの夜景は北海道三大夜景といわれているのでロープウェイに乗ってみました。やはり頂上に登ると全く何も見えませんでしたが、霧に覆われているあたりまで行く間に窓から見えた夜景は、確かにきれいなものでした。


(続く)



まりんは4歳の誕生日をむかえました

 5月24日(土)は、ポメラニアンのまりんの4歳の誕生日でした。ということは、まりんが家に来て4年がたったということ…、時の過ぎるのは早いものですね。そこで、今日はお誕生日のお祝いをしてあげることにしました。

 まりんは3歳を過ぎたころから、おもちゃで遊ぶことがほとんどなくなりました。もっぱらお散歩と食べ物が最大の関心事。ということは、やっぱりバースデーケーキを用意してあげるのが一番だろうということで、犬用のケーキを売っているお店にでかけました。

 ケーキを買ったのは目黒区の自由が丘にある、Three Dog Bakeryというお店です。
このお店は病気になった愛犬を健康にしたいと願った飼い主が、米国ミズーリ州カンザスシティーではじめたのが起源だそうで、砂糖や塩、動物性油脂や保存料を使わないオリジナルの犬用ビスケットやケーキなどを扱っています。まりんは獣医の先生から体重キープの指示を受けていますが、ここのものなら大丈夫??

 何種類かあるうちで選んだのは、お店のお姉さんに一番人気ですと勧められた、「ハートケーキ」(420円)です。人間用のケーキと見まごうばかりの出来ですが、チョコレートのように見える部分は、キャロブという豆でできています。サービスで付けてくれた4本のキャンドルも立ててみました。犬バカ、といわれてもしょうがないですね~これは。

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 ケーキを前に記念撮影ですが、本人は「待て」と命令されてソワソワと気もそぞろ。

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 キャンドルに火を灯すと、一瞬不思議そうに見ていましたが、吹き消すまでは「待て」の命令がとかれないので、「もういい加減に食べさせて~」という様子。

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 キャンドルを消して、ようやくご主人様の自己満足セレモニーはおしまいです。ケーキを寝床に持って行ってあげると(おやつはとられると思うのか、かならずここまで持ってきて食べます。このへんがやっぱりワンコです。)、わき目も振らずに食べ始めました。

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 まず、ネームプレートを食べたのですが、普段のおやつより大きくて、そのあとはどうしたらよいか悩んでしまった様子でしたので、小さく小分けにしてあげました。

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かつて北の商都として栄華を極めた街 小樽(2)

 日銀通りと色内大通りが交差する一帯は、かつて小樽が栄華を極めた頃に「北のウォール街」と呼ばれるほど、中央の銀行や地元銀行の本店・支店が建ち並んでいた場所です。

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 日本銀行旧小樽支店は、明治45年(1912年)築のルネサンス様式で、東京駅の設計者である辰野金吾らの設計によるものです。 現在は金融資料館として内部が公開されています。

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 商都小樽の象徴といえば運河を思い浮かべますが、その完成の40年以上も前の明治13年(1880年)、新橋-横浜、大阪-神戸に続く3番目の営業鉄道として開業した、小樽-札幌間の鉄道の始発点でもあるのです。小樽-手宮間の「手宮線」は1985年にその使命を終えて廃線になりましたが、いまもその跡は散策路となって一部が整備されています。

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 「北のウォール街」から西へ延びる堺町通りは、往時の商家をそのまま残した街並みが続く一帯で、ガラス細工や海産物を扱う店が並ぶ観光スポットになっています。修学旅行の学生や、中国、台湾、韓国から訪れた大勢の観光客が、土産物を探しながら歩いています。

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 海産物屋の店先はどこもミニ水族館のようです。生きたカニや貝類など、北の港町ならではのものを売っていました。

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 今や小樽の名物となったガラス工芸品は、元々漁に使われていたガラスの浮玉がプラスチック製のものに変わったため、その代替生産物としてつくられだしたのが始まりとのことです。全国的に有名な「北一硝子」は、石油ランプの製造が会社の起源だそうですが、今も店内には色とりどりの大小様々なランプが、ガラス工芸品とともに販売されています。

 海産物屋の店先には、今や客寄せのためのオーナメントとなった、大きなガラスの浮玉が置かれていました。

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かつて北の商都として栄華を極めた街 小樽(1)

 札幌での仕事が終わった翌日は土曜日でしたので、プライベートで小樽の街を訪ねてみました。札幌から小樽までは電車で30分程度の距離です。小樽の駅舎は昭和初期に建てられたもので、窓にはたくさんの石油ランプが飾られているのが印象的です。

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 着いたのは金曜日の夕方、間もなく日が暮れたので、ガス灯の並ぶ小樽運河に行ってみました。小樽の街を紹介する写真には必ず登場する場所ですが、水面に揺らめく光は確かに絵になる美しい風景です。ただこの日の気温は8℃余りでとても寒く、早々にひきあげました。

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 小樽の街からバスで15分ほどのところにある天狗山からの夜景は、函館山、札幌の藻岩山と並ぶ「北海道三大夜景」と言われるとのことなので、寒さにもめげず行ってみました。眼下に広がる小樽の街から港までの夜景は確かにきれいでしたが、展望台の体感温度はなんと0℃で、3月上旬の気温でした。

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 土曜日も朝から寒く、時折薄日が射す程度の天気でしたが、折角来たのですから街にでてみました。朝の小樽運河はまだ人通りも少ないですが、軒を連ねる石造りの倉庫が並ぶ様が港町を思わせます。

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 小樽の街は明治後期から昭和初期にかけ、日本の金融・経済を支える都市のひとつとして世界にもその名を知られていました。その名残を残す多くの建物が今も数多く現存しており、国や市から歴史的建造物に指定されています。

 中でも国指定重要文化財に指定されている「旧日本郵船小樽支店」は、歴史的な資料として特に価値のある建物です。

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 明治39年(1906年)に建造されたこの建物は、近世ヨーロッパ復興様式の石造2階建です。1階はカウンターに囲まれた営業室、電球は独特のバルブの形をしたエジソン灯です。

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 2階にある貴賓室は、当時の皇族や華族など、身分のある人しか入ることを許されなかったそうで、寄木造の床、シャンデリヤ、金唐革紙の壁など贅を尽くした内装です。

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 その隣室の会議室は200㎡もある大きなもので、完工間もない明治39年には、日露戦争後のポーツマス条約に基づく日露樺太国境画定会議が開かれた場所です。

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 この建物の中で一番驚いたのは窓開口部の造りです。木製の窓枠ですが、枠に幅をもたせて外側と内側に2枚のガラスを使い、複層ガラス構造になっています。寒冷地の気候に配慮した、当時としては最先端の「エコガラス」というわけですね。

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(つづく)


満開になった桜を堪能した一日

 先週末、首都圏は桜の花があちらこちらで満開になりました。

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 桜の花は咲く時には一斉に花を開きます。でもその美しさを長く披露することはなく、散る時にはあっという間に、花びらを吹雪のように散らしながら一斉に消えてしまいます。その有様は、古来日本人が美徳としてきた「潔さ」をあらわすということで、日本の象徴を表す花と言われていますが、最近の日本人はどうでしょうか…。

 満開になった桜が散ってしまわないうちにということで、場所を変え3か所で見てきました。まず午前中は目黒区の自由が丘にある遊歩道です。

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 午前中の澄んだ陽光に照らされた桜並木は美しく、まだ人も多くない通りのベンチは空席もありましたが、午後にはいっぱいになることでしょう。

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 小さな女子がビニール袋を片手に、落ちた桜の花びらを楽しそうに拾い集めていました。お父さんに「あんまり遠くにいってはだめだよ」と言われても、夢中になっている姿がとても可愛らしいです。

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 午後はポメラニアンのまりんを連れて、都内有数の桜の名所、井の頭公園に行ってみました。公園の池に映える桜は何度見ても美しいです。

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 明るいうちから園内は花見客でいっぱい、特にまわり全体を他のグループに囲まれない池の周囲の場所は人気が高いようです。

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 公園中ほどの池を横断する橋の上は絶好のお花見ポイントで、入れ替り立ち替り、大勢の人が立ち止まって写真を撮っていました。

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 ここからは、池の左右の岸からせり出すように枝を出している桜を、一望に眺めることができるからです。

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 公園内では外国人のグループをいくつも見かけましたが、日本人のように敷物を敷いて地面に座るのではなく、立ったままワインなどを飲みながら楽しんでいました。花見のやりかたにも、なんとなく生活習慣の違いを感じます。日が傾きはじめて街灯が灯るころになってくると、公園内はいよいよ人がいっぱいという感じで、まりんを連れていては歩くこともできないくらいになりました。

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 そこで公園を離れていつものカフェで一休み。去年買った桜の模様のついた服を着せていたので、「かわいい!」と注目され相手にされたりしてまんざらでもなさそうでしたが、もっと歩きたかったようで、声をかけてもなかなかカメラのほうを向いてくれません。

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 やっとこっちを向いてくれた瞬間ですが、やっぱりなんだか不満そう。

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 最後は神田川沿いの遊歩道の夜桜です。ここの桜は昼間には電車の窓からよく見えるので、その美しさに思わず途中下車をする人もたくさんいるそうです。地元商店街が毎年この時期には提灯で電飾をしてくれます。

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 この時期は日が暮れるとまだ寒いですね。まりんもそろそろお散歩は十分な様子なので、街灯に照らされた桜を見上げながら帰りました。

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たまには映画の新作ロードショーを

 2月25日(火)は第80回アカデミー賞授賞式がありました。それに触発されたわけではなく、また特に映画が大好きというわけでもないのですが、最近続けて2本の新作ロードショーを見に行きました。

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 1本は「アメリカン ギャングスター」。観てみたいと思ったのは、ストーリーが実話に基づいたものということと、主演のアカデミー賞男優 デンゼル・ワシントンの「クリムゾン・タイド」での演技の上手さが印象に残っており、好きな俳優だったからです。
(公式サイト http://www.americangangster.jp/

もう1本は「エリザベス:ゴールデンエイジ」。こちらもストーリーが実際の英国史の一コマを描いたものであり、主演女優のケイト・ブランシェットの華麗な衣装を「アメリカン ギャングスター」を観に行った時に予告編で目にし、これは是非大画面で見てみたいと思ったからです。
(公式サイト http://www.elizabeth-goldenage.jp/

 私は映画評論家ではないので、あれこれと感想を言う立場ではないですが、2本ともそれなりに楽しめました。特に後者は、英国史が好きな人には面白いのではないでしょうか。

 映画のスクリーンに映し出される画面には、家庭のVTRやDVDでは味わうことができない、フィルムの持つ独特の陰影と深みがあると思います。どんなにAV機器が発達し手軽になっても映画館がなくならないのは、それを好む根強いファンがいるからでしょう。

 ところで、映画を見に行くと、初めの20分程度は近日公開予定作品の予告編が上映されますが、今回2回観に行ってその予告編が「ちょっと面白そうだな・・・」と感じたのは、「ジャンパー」と「魔法にかけられて」です。
(「ジャンパー」公式サイト http://movies.foxjapan.com/jumper/
(「魔法にかけられて」公式サイト http://www.disney.co.jp/movies/mahokake/

 ラッキーなことに「ジャンパー」は鑑賞券をもらいましたので、これは絶対に観にいきます。「魔法にかけられて」はディズニー映画ですが、大人が見ても笑えるコメディのようですので、こちらも観にいきたいですね~。誰か鑑賞券をくれないかなぁ…。ここのところ週末になると寒いので、外をウロウロするよりは暖かい映画館で過ごすほうが快適ですね。
(^^)



エコ川(せん)

先日、今年のサラリーマン川柳(サラ川)の優秀作品が発表されました。社会問題や世相、人間の喜怒哀楽を、流行語などを交えてこっけいに詠った作品は実に痛快で、毎年楽しみにしています。

最近は、エコや温暖化、環境問題を題材に選ぶ人が増えているようで、今年の優秀作品100句のうち、これらに関する作品は9つもありました。およそ1割。良くも悪くも、エコに対する意識が広がりをみせている気がします。

>> サラ川「100句」はこちら(http://event.dai-ichi-life.co.jp/senryu/)

読んでいて、ふと、同じ17字の短詩なのに、なぜ「サラリーマン俳句」ではなく川柳なのかと疑問に思いました。そこで、両者の違いを改めて調べてみると、川柳は口語が主体で、切れ字や季節などの制約もないこと、「うがち」や「こっけいさ」を特徴としてきた歴史があることがわかりました。

なるほど、特にルールにとらわれることなく、自由に表現して良いらしい。それならば・・・と、「エコ川」をいくつか作ってみました。

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・実家に帰るたび、学生時代の私の服を着ている母を思い出して。
 なつかしい 娘の服着る エコな母

・見えにくいからこそ、これらの「偽装」は許せません!
 見えまいと 偽るなかれ エコと愛

・再生紙の偽装は、あまりにショックが大きいニュースだったため、1句。
 エコのはず 偽装の裏には エゴが見え

・最後に、快適な暮らしを与えてくれるエコガラスに、願いごと。
 エコガラス 家庭の平和も とじこめて

いや、どれもイマイチ。機知に富み、人情味あふれる優秀作品には遠く及びません。
それでも、
 最後まで お読みいただき ありがとう


箱根駅伝で始まる1年

少し前まで、お正月に必ず目にするCMがありました。俳優の橋爪功さんが、温泉につかりながら、箱根路を駆け抜ける大学生ランナーの姿に思いを馳せ、ふと自分を振り返る、というものです。

最近は別のCMに変わってしまい、名残惜しんでいます。なぜ、そんなにも印象に残っているのか・・・私は、自他ともに認める箱根駅伝フリークだからです。

幼い頃、父の影響で見始めた箱根駅伝。どんな過酷な状況でも諦めず、一本の襷をつなぐために懸命に走るランナーの姿に心うたれ、あっという間に大ファンになりました。

以来、放送を見逃した年はありません。どんなに寝不足でも、放送開始の5分前には目覚めます。私にとって箱根駅伝は、ひたすらに一生懸命なランナーの姿を見ながら、自らを省みて一年の志を立てるという、大切な年始行事なのです。

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2008年、そうして立てた志とは・・・
一、根っからの夜型人間。しかし、健康を考えて午前1時には就寝する。
一、もう少し自分に厳しく。今日やれることを明日に持ち越さない!
一、他人について言う前に自分を省みる。「棚上げ発言」を控えよう。
宣言して、改めて気が引き締まりました(笑)。

ところで、今年の箱根駅伝は、「戦国駅伝」を象徴するスリルある展開でしたが、一方で、史上最多の3校の途中棄権があったことは、とても悲しい出来事でした。2校は脱水症状、1校は捻挫からの靱帯損傷と報道されています。

復路の3日は好天に恵まれましたが、それが災いしたという見方があります。東京・大手町にゴールする頃には、平年の最高気温である10℃近くまで気温が上がっていました。暑いと脱水症状を起こしやすくなることから、ここでも、温暖化の影響を危惧する声が聞かれます。

実際、1970年代までの50回以上にわたる大会の中で、わずか3件しかなかった途中棄権が、1995年以降は13年間で8件と、増加傾向にあります。ギリギリの調整やスピード化が災いしているとも言われていますが、暑さも原因の一つなのかもしれません。

ハプニングが付き物とはいえ、選手生命が脅かされるような大会にはなってほしくありません。ヒトの体は、自然には逆らえないもの。給水などのルール変更で対応するほかないかもしれないですね。温暖化を嘆きつつ。


クリスマス・イブ まりんはお風呂に入りました

 今年はクリスマス・イブにかけて三連休、東京では前半冷たい雨が降りましたが、徐々にお天気は回復して24日はとてもよい天気になりました。銀座中通りに出てみると、思ったとおりたくさんの人出。一目でティファニーとわかるブルーの小さな袋を持って、彼氏と手をつないで歩く女の子達の姿を何人も見ました。

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 さて、私はといえば、ティファニーよりもチキンが大好きなお嬢さんを連れて、月1回のトリミングにいきました。お正月前にきれいにしてあげなきゃと思い、今日は特別にバブルバスに入れてあげることにしました。

 いつもお願いしているトリマーのお姉さんさんなので、台に乗せられてもおとなしく身をまかせています。

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 まりんの毛はダブルコートなので、他の犬種よりも手入れが大変みたいです。鼻のおひげもしっかりカット。

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 トリミングが終わるとシャンプーです。まずシャワーでカットした毛を流し、それからブクブクと泡をたてて全身を洗ってもらいます。昼間からお風呂とは気持ちよさそう。

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 シャンプーが終わるといよいよバブルバス。泡の力で毛穴の汚れを取ってくれるそうですが、本人も気持ち良さそう。でも毛が濡れて張り付いている姿を見ると、なんだか別の生き物のように見えて思わず笑っちゃいます。最後は強力なドライヤーで全身を乾かし、クリスマスのリボンをつけてもらっておしまいです。

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 きれいになったまりんを連れて、今度はプレゼントを買うため洋服屋さんに行きました。まりんは白いので、赤やピンク、白や黄色がよく似合います。今日は、赤いネクタイに白いブラウス、ベストと、タータンチェックのスカートが組み合わさった、女子高生コスプレに決定!ちょっと変かな、と思って着せてみたら案外よく似合いました。

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 夕方の人でいっぱいの街を連れて歩いていると、「かわいー!」という声が次々にかかり、本人もまんざらではなさそう。携帯電話ショップのお姉さんからは「写真を撮らせてください」なんていわれて、立ち止まってポーズをとってみたりして。

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 最後は自宅マンションロビーのクリスマス・ツリー前で記念撮影。

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 クリスマス・イブということで、特別に好物のチキンの腿(ワンコ用です)を食べたら、今日は疲れたのか早々とおとなしくなって寝てしまいました。

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 トリミング代は結構するのですが、洋服とチキンで締めて3,000円程度、人間の女の子とは桁が一つ違いますね~。今日は可愛いお嬢さんとの楽しいクリスマス・デートでした。
(^^)



暖かさの誘惑

朝、布団から出るのが辛く、夜はつい長風呂をしてしまう今日この頃。文字通り24時間、何らかの暖房器具のお世話になっています。

最近は、エコや節電に関して自分なりに意識が高まってきたためか、暖房を付けるタイミングや使用時間、消し忘れなどには敏感になってきました。しかし、「いけない」と思いつつ変えられずにいるのが、エアコンの設定温度です。

現在の自宅の設定温度は24℃。方々からお叱りの声が聞こえてきそうです・・・。

今年も国が呼びかけているWARM BIZ。ご存じの通り、室温を最高で20℃に設定し、代わりに服装などを工夫して自ら暖かさをつくり出しましょう、というものです。

環境省によると、平成17年度は約30%の企業が例年より設定温度を低く抑え、その結果、約141万トンのCO2(約300万世帯の1ヶ月分の排出量に相当)が削減できたそうです。
キャンペーンが定着しつつある現在は、もっと削減量が増えているのでしょうね。

さて、職場と自宅とのギャップの問題ですが、家でもちゃんと工夫はしているのです。
足元は、厚手のタイツ + フリース地の靴下 + ボア付きスリッパ ⇒相当暖かそうです。

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服も、見た目より暖かさ重視で、かなりモコモコしています。温かい飲み物は、サーモマグでいただきます。

家にみえるお客さんは「別に寒くない」と言うので、私に足りないのは・・・「我慢」でしょうか(涙)。

「暖かさの誘惑」に誘われて困っている他の方へ。
室内の「ヒンヤリ」を根本的に解消するには、やはりエコガラスが特効薬。罪悪感のない快適さは魅力ですよね!

今日、このブログでの告白をきっかけに、設定温度を2℃下げてみます。
体がだんだんと慣れてくれることを期待して、その後も少しずつがんばってみます!


鍋シーズン、到来!

最低気温が10℃を下回り、朝晩の冷え込みが厳しい日が続くようになってきました。
こたつやヒーターが早速活躍している家庭も多いのではないでしょうか。

寒さを実感し始めてから、ずっと気にしていたことがあります。それは「今年初めての鍋は何にしよう。いつにしよう。」ということです。コンビニにいち早く登場するおでんか、贅沢にすき焼きか、オーソドックスに水炊きからスタートか。ゆっくり仕込みができる週末が良いか、思い立ったが吉日か・・・。

「11月にまだ悩んでいるなんて。鍋シーズンはとっくに始まっている!」という声も聞こえてきそうですが、なぜでしょうか、ぐっと寒くなってから「あったまるね~」と言いながらお気に入りの鍋を囲みたい、という気がしてしまうのです。

鍋の楽しさの一つは、豊富な種類からメニューを選ぶこと。手に入る食材や人数、その日の気分のほか、私の場合は「流行」も大切な要素の一つ。豆乳鍋やサムゲタンなど、ヘルシー思考や韓流ブームもつい取り入れたくなります。

もう一つの楽しみは、鍋を温めるコンロの炎と立ち上る湯気、そして食材がグツグツと煮える音などによる「癒し」です。鍋料理は体が温まり、暖房要らずになりますが(夫はTシャツ姿になります)、それ以上に“鍋を囲む風景”が心も温めてくれる気がします。

“鍋を囲む風景”に似合うもの-あたたかい家族や友人、楽しい会話、それに美味しいお酒。トータルで「あぁ、鍋っていいな」と思いたいから、理想的な始まりを求めてしまうのかもしれません。

さて、肝心な結論はというと・・・今シーズンもわが家の定番、鶏団子鍋でキックオフしました。

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昨晩の鶏団子鍋


最近取り寄せた煮切り醤油を隠し味に使い、ネギや生姜をたっぷり入れた鶏団子と旬の野菜をグツグツ煮る。やはり会話が普段以上に弾み、心も体も温まりました。

理想どおりの「初鍋」に大満足。さて、次は何にしよう・・・。


アユタヤ - 華麗な王朝文化と過去の栄光が静寂に包まれる場所 (2)

 アユタヤとその周辺は1991年に世界遺産(文化遺産)に登録されています。街は四方を川と運河に囲まれ、14世紀半ばにウートン王がここに王朝を開いて以来、水運に恵まれた街は諸外国との交易に支えられて大いに栄え、35代の王が約400年間にわたって統治しました。

 しかし、その末期には度重なるビルマ軍の攻撃により滅び、街は破壊され、現在は数多く残る遺跡によってのみ、その栄光と繁栄をうかがい知ることができるばかりです。数ある遺跡の中で最も有名であり、また、歴史的に重要とされているのが、アユタヤ王室の最大の守護寺院「ワット・プラ・スィー・サンペット」(Wat Phra Si Sanphet)です。

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ワット・プラ・スィー・サンペット


 この寺院の仏塔はセイロン様式で15世紀に建造されたものです。三つ並んだ仏塔には、アユタヤ歴代3人の王の遺骨が納められていたそうです。ところどころセメントで補修されていますが、日干しレンガでつくられた周辺遺構の赤い色と、石灰で白くなった仏塔のコントラストが、青空の下で圧倒的な威容を見る者に感じさせます。

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三基並んだセイロン様式の仏塔


 仏塔の北側にあったという王宮は破壊され、土台と柱の名残しか残っていません。裏手に回ってみると、首を落とされた石造りの仏像がいくつもありました。白い花は誰が供えたのでしょうか、静寂の中で何かを語りかけているように感じます。

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首を落とされた仏像


 周辺にはタイの伝統家屋を再現したものがあります。木造の高床式なのですが、ガイドによると、この構造は下を通る風による暑さしのぎだけでなく、たびたび起こる洪水対策もあるとのことです。

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タイの高床式伝統家屋


 世界遺産指定地区といっても、観光地ですからタイならではのアトラクションもあります。象に乗って遺跡の周囲を巡るエレファント・キャンプです。タイは熱帯モンスーン気候のため、11月は雨季が明け乾季に入ったところなので、湿度が低く風も心地良いのですが、やはり日差しは強いです。なので、お客さん待ちの象は木陰に集まり、象使いと一緒に休息しています。

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エレファント・キャンプの象たち


 アユタヤ王朝第3代のボーロマラーチャー1世によって、14世紀後半に建立されたのが「ワット・プラ・マハタート」です。この寺院もビルマ軍によって、徹底的に破壊されてしまっています。周辺は草が刈られてきれいに手入れされていますが、それがかえって「廃墟」という印象を深めています。

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ワット・プラ・マハタート遺跡


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形をのこした数少ない仏像


 ここで観光客が驚くのが、木の根に取り込まれた石造りの仏頭です。いつ、どのように、してこのようなことになったのかは、誰もわからないとのことです。

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ワット・プラ・マハタートの
木の根に取り込まれた仏頭


 遺跡の周囲はとても静かです。時おり、鳥の鳴き声が聞こえてくる以外、静寂につつまれています。傾きかけたクメール様式の仏塔ですが、かつては頂上が金色に輝いていたとのことです。

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ワット・プラ・マハタート遺跡 傾いた仏塔


 アユタヤの街にはこの他にも多くの遺跡がありますが、日帰りでは全てを見ることはできません。バスツアーの一行はこのあと、チャオプラヤー川にある船着場に向かい、船で川を下りながらバンコクへ戻りました。アユタヤから二時間余り、昼食を取りながらバンコクのダウンタウンに着いたときには午後4時を回っていました。

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チャオプラヤー川を下ってバンコク市内へ



アユタヤ - 華麗な王朝文化と過去の栄光が静寂に包まれる場所 (1)

 11月15日(木)から3日間にわたりタイのバンコクで開催された、ガラス産業関係の国際コンベンション「Glasstech Asia 2007」事務局から板硝子協会はゲストとして招待されたため、代表として出席をしてきました。

 コンベンションの内容は、アジア・欧州各国を中心としたガラス産業関連の企業や団体が、新製品や特に力を入れている製品の展示紹介や来場者との商談を行なう一方で、技術関連のセミナーが連日開催されるというようなものですので、一般の人達にとってはなじみの薄いものです。そこで、仕事が終わってから1日とった休みを利用して、アユタヤへの日帰りツアーに行ってきたときの様子を、今回も写真を交えて2回に分けてご紹介します。

 アユタヤへは日帰りのバスツアーに参加しました。英語ガイドですので、イギリス、ドイツ、スペイン、アメリカ、カナダなどの欧米人だけでなく、インド、バングラデシュ、シンガポール、中国の人など、国際色豊か?な顔ぶれです。日本人は私だけですが、顔を見ただけでは何人かわからないですよね。
(^^)

 アユタヤに行く前に、まず南20㎞くらいのところにある、バン・パイン宮殿(Bang Pa-In Palace)に行きました。ここはアユタヤ王朝時代の17世紀初頭に築かれ、現王朝のラマ4世と5世によって再建された「夏の離宮」です。入り口から建物のある中心部へ続く道はマンゴー並木とブーゲンビリアの植栽が美しい歩道になっています。

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離宮の内部へ向かう歩道


 歩道の奥に向かって左手は幅の広い水路、というか池になっていて、中央には 白いイタリア調の彫刻が配置された橋がかかっています。

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歩道脇にある水路


 歩道を進んでいくと、まず目をひきつけるのは池の中洲に建てられた、タイ様式の建物「プラ・ティナン・アイサワン・ティッパイート」です。

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水上に浮かぶ
プラ・ティナン・アイサワン・ティッパイート


 陽光に照らされて金色に輝く美しい建物で、水面に映る姿がとても絵になります。王族の納涼のために使用されるものだそうです。

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水面に映る姿が美しい


 池にはたくさんの鯉や亀がいて、売店で売っている餌のパンをやると一斉に集まってきます。観光客から餌をたっぷりもらっているせいか、みんな丸々と太っています。

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池から顔を出す大きなカメ


 広大な庭園内には、欧州の様式を使ったゲストハウスなどが点在していますが、庭はとても美しく手入れされチリ一つ落ちていません。象の形に美しく刈り込まれた植栽があり、今にも動き出しそうです。

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象の形に刈り込まれた植栽


 建物の中で唯一中に入れるのは、敷地の北の端にある中国風の宮殿「プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン」です。中国貿易で財をなした華僑が王室に寄贈したもので、材料は全て中国のものです。内部の写真撮影は禁止ですが、玉座や衝立など立派な調度品が置かれており、現中国政府から国王のお誕生日祝に送られたという、ラクダの骨で作った見事な彫刻などがあります。

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プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーンの入り口


 すぐ横の小島の上には、ポルトガル様式の色鮮やかな尖塔「プラ・ティナン・ウィトゥン・タサナー」があります。

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尖塔 プラ・ティナンウィトゥン・タサナー


 ここは上まで階段で登ることができ、バルコニーからは美しい庭園や「プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーン」の黄色い屋根や、凝った装飾を上から見渡すことができます。

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尖塔の最上階から見た
プラ・ティナン・ウェーハート・チャムルーンの屋根


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尖塔から見た庭園の風景
遠くに象の形にした植栽が見える


 美しい庭園と各国の様式をちりばめた華麗な建物を、ゆっくりと歩きながら見ていると、国王や王妃達のきらびやかで優雅な生活に、ほんの一瞬ですが思いをはせることができました。



ハロウィーンが終わったら、ホリデー・シーズンの始まり

 10月31日はハロウィーンでした。オフィスの窓から見える丸の内中通りにも、先週末、並木にカボチャのランタンが吊るされ、足元にもオーナメントが置かれていましたが、一夜明けると跡形もなく片付けられていました。

 昨夜帰宅するときに隣のビルにあるロイヤル・コペンハーゲンの店の前を通りかかったら、そこの店員のお嬢さんが二人でショーウインドを見ながら話しています。何を見ているのかと思ったら、クリスマス・ツリーをちょうどディスプレイし終わったところで、その出来具合を見ていたようです。

 「ハロウィーンが終わるから、早速クリスマス・ツリーの準備なんだねー」と言ったら、
「ハイ、そうなんです(^^)v」とニコニコ顔で答えてくれました。ようするに、もうクリスマス商戦が始まるということです。特に若い女性にとってはワクワク、楽しいホリデー・シーズンがやってきます。

 私は昨夜、昨年久しぶりに作ったカボチャのランタンを、また今年も作ってみました。ランタン用のカボチャは食用には向かないので、11月1日になったらもう売れません。なので、買うならギリギリまで待つと安くなってお得です。

 でも今年はいいところを見つけました。有楽町ITOCiA前にある果物屋さんです。普通の花屋さんでは3,000円程度、高い店だと5,000円以上するものが、店にでたときから1,000円で売られていましたので、2週間ほど前に形のよさそうなのを買いました。30日には投げ売り状態になった小さなカボチャを2個、別の花屋で買って並べて飾ってみました。

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 どうです? 安いから下絵に使えるシールが付いていなかったのですが、ケイバーで一気に彫りました。

 今年はポメラニアンのまりんに、カボチャとの記念撮影を強要?しました。作っているときは取り出したタネを横からさらってガツガツ食べたりしていましたが、怪しく光るカボチャのランタンと並ばせると、怖いのか吠えもせず涙目になっちゃいました。

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 撮影終了後、安心したのかショックだったのかわかりませんが、いきなりウンチをしたのにはまいりました。
(^^)


座禅してきました

唐突ですが・・比叡山の麓の寺院で催された座禅の会に参加してきました。

「はたして人に話せる文化や経験があるのか?自分を見つめる時間をもっているか?」と考えていたときのお誘いでしたので期待感を持って臨みました。

また偶然前日に遠来の方を東山界隈の神社仏閣にご案内しておりましたので、その流れからも非常にフィットするものでありました。
当日は、11時に寺院に集合、13時前まで座禅を組んで、その後食事、説法、と15時までの4時間を異空間の中で過ごしました。

実際に座っていたのは2時間弱なのですが、「ただ座るだけ」がいかに難しいかを感じさせられました。
何も考えないでおこうとすると何も考えないことを「考えている」自分がいて、ぐるぐるの堂々巡り、そのうちに足は痺れを通り越して痛くなってくるわ、体もふらふらするわで、不様な2時間だったと思います。

しかし、おそらく非常に短い時間であったかもしれませんが、何も考えていない時間があったようにも思います。ちょうどランナーズハイのような感覚でしょうか。
もしくは居眠っていたかも・・

帰路の雑踏感が妙に親しく、いとおしく感じられたのも良い経験でした。
心のエコロジーのために今後も年に1回程度続けようかなと思っています。

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秋をむかえて変る有楽町駅周辺

 板硝子協会のある有楽町界隈も、ここのところ一気に秋の気配が漂い始めました。東京フォーラム前の広場は、季節によってこまめに植栽を変えるのですが、今度は突然、ゴロゴロと大きなオレンジ色のカボチャが現れました。

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 10月末にひかえたハローウィーンを連想させますが、それにしてもでかい!どこか近所のビルにある働く女性向けの託児所にあずけられているのでしょうか、保母さんと思われる女性に連れられて朝のお散歩に出てきた子供が、小さな手を伸ばしてさわっています。

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 JR有楽町駅の南では、長かった再開発事業がようやく完了して商業ビル ITOCiA(イトシア)が今朝オープンしました。丸井を中核テナントとしたビルですが、2棟の建物で構成されており地下駐車場も併設されています。オープン初日の今日は、開店までまだ1時間以上あるというのに、周辺にはたくさんの人が行列をつくって並んでいました。

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 昼過ぎに中をのぞきにいってみましたが、平日というのに女性を中心に大変な混雑。取扱う商品は女性向けが多く、どのショーウインドウも秋冬物のファッションで飾られていました。JR新宿駅南口に続く二号店をオープンした超人気の「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は長蛇の列、なんと一時間半待ちです。すいていたら買ってみようかと思っていたのですが、やっぱり考えが甘かった~。

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 戦後の闇市後を彷彿とさせるごちゃごちゃした雰囲気は一変して、駅周囲はカラータイルできれいに舗装された大きな広場ができ、人の流れも大きく変ることでしょう。ここからマロニエ通りを通って銀座へ出る人が多くなると思います。

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 ITOCiAの東側の壁面は、夜になるとイルミネーションがきれいです。これはオープンの1週間前くらいから見ることができたのですが、LEDを使った大きなディスプレイで、幾何学的な模様や花や女性などの絵が、音楽に合わせて動きながら様々に変化します。立ち止まって携帯電話のカメラを使い、写真を撮る人の姿がたくさんみられました。

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犬と私の10の約束 - まりんの場合は…

 まりんとはよく出かける近くのデパート屋上にある、ペットショップで出会いました。まだ生まれて3ヶ月程度、抱かれてもおとなしく手の中におさまっているような、ほんとに小さな子犬でした。

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 子犬の写真を使った装丁と題名に惹かれ、「犬と私の10の約束」(川口晴著 文芸春秋社刊)という本を買いました。作者不詳の英文の短編詩「The Ten Commandments of Dog Ownership」がもとになって書かれた小説です。その短編詩「犬との十戒 (犬と私の10の約束)」は、これから犬を飼おうとする人に対する心の戒めを訴えるものです。

犬と私の10の約束
(The Ten Commandments of Dog Ownership)

1.私と気長につきあってください。
(Give me time to understand what you want of me.)

2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。
(Place your trust in me. It's crucial to my well-being.)

3.私にも心があることを忘れないでください。
(Be aware that however you treat me I'll never forget it.)

4.言うことをきかないときは理由があります。
(Before you scold me for being lazy, ask yourself if something might be bothering me.)

5.私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
(Talk to me sometimes. Even if I don't understand your words, I do understand your voice when it's speaking to me.)

6.私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないで。
(Remember before you hit me, I have teeth that could hurt you, but that I choose not to bite you.)

7.私が年を取っても、仲良くしてください。
(Take care of me when I get old.)

8.私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
(My life is likely to last 10 to 15 years. Any separation from you will be painful for me.)

9.あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
(You have your work, your entertainment, and your friends. I have only you.)

10.私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。
(Go with me on difficult journeys. Everything is easier for me if you are there. Remember I love you . . .)

 私は動物、とりわけ犬が好きではありませんでした。「好きではない」といよりも、むしろ「嫌いだったと」いう方が正確です。

 子供の頃、家には祖母が飼っていた犬がいましたが、私を見ると激しく吠えるだけでなく、時にはつながれている鎖を引きちぎって暴れだし、逃げる私を庭どころか家にまで上がって追い掛け回し、ついには止めようとした母の手に激しく噛み付いてケガをさせたこともあります。

 そんなことがしばしばあったので、「犬は吠えてうるさいし、すぐ噛み付く凶暴な動物」という印象を強く持つようになり、犬を飼っている家に行くのは大人になってからもずっと嫌でした。

 そんな私が3年前、突然「犬を飼おう!」と言い出したのですから周囲は驚愕しました。何で突然そんなことを思ったのか、今もって自分でもよくわかりませんが、その1年前から飼い始めたハムスターの存在が、少しずつ動物嫌いを緩和させていたのかもしれません。

 「犬と私の10の約束」の1番目から6番目までは、これまでのまりんとの生活を通じて思い当たることたくさんあります。最近、まりんは悲しい時・寂しいと感じた時、目に涙をいっぱいためて本当に泣くことに気づきました。犬は吠えるだけだと思っていたのでこれには本当に驚きました。

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 今年まりんは3歳になりました。人間でいえば20歳のお嬢さんくらいの年齢で元気いっぱいですが、やがては年をとります。7番目から10番目までは、これから先のまりんとの生活での中で、必ず向き合っていかなければならないことへの戒めです。

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秋祭り

 まだまだ残暑厳しいですが、朝晩はずいぶんと涼しくなってきました。毎日聞こえていたセミの鳴声はいつのまにか聞えなくなって、夕暮れになるとコオロギのリー、リー、という鳴声が耳につきます。

 9月半ばになると、あちこちの神社で秋祭りが開かれます。近所の春日神社では15日・16日が秋の例大祭でした。

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 境内で開かれる縁日は、近所の中学生や高校生、家族連れで前に進めないくらいの賑わいです。最近の縁日には「なんでこんなものが?」というような、何だかよくわからない屋台が出ていることもありますが、ここでは昔ながらの「お約束」の屋台がしっかりと幅をきかせていました。

 射的、金魚すくい、風船釣り、スーパーボールすくい、どれも縁日アトラクションの王道です。

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坊や、よーく狙って撃ちなよ。
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残念、採れなかったけど2匹はあげるよ。
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はい、ありがとさん、おつりです。
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ほー、この子9個もすくったよ。


 もちろん食べ物も出ています。ゲームに勝てばもう1本もらえる、冷たいあんず飴、アツアツ焼きたてのたこ焼き、などなど。

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当りますように・・・
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ちょっと待ってよー、今焼いてるからねー。


 ガラス細工のお店では、電灯にてらされてキラキラと輝く小さな置物たちが、女の子達を誘惑?していました。

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 きみたちも大人になったら、もっともっとキラキラ輝く物が欲しくなっちゃうんだろうね。
(^^)


「防災フェア2007inきょうと」で「京の伝統野菜」が配られていました

 8月25日(土)・26日(日)は、板硝子協会が「全国防災まちづくりフォーラム活動発表会」と「防災合わせガラス」ブース展示に協力をした「防災フェア2007inきょうと」のサポートのために、久しぶりに京都に行きました。

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 京都駅ビルの周辺数箇所を会場に、防災に関連したイベントや展示、講演会などが24日(金)から4日間にわたって開催されるのですが、厳しい残暑にもかかわらず夏休み最後の週末、しかもターミナル駅周辺が会場ということで、たくさんの家族連れが訪れていました。

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 展示ブースの出店者は、防災活動に関連する官公庁や公共企業が中心ですが、中でも常に人だかりがあったのは、子供達のみならず大人も普段はなかなか近くで見ることの出来ない特殊車両です。その中でも、京都市消防局が展示する大型はしご車と、陸上自衛隊第7普通科連隊が展示する82式指揮通信車は、立ち止まって一緒に記念撮影をする人の数がひときわ目立っていました。

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 私も82式指揮通信車の実物は初めて見たのですが、8人乗りで最高時速100kmが出るそうです。通常はキャノピーに装備されている12.7mm重機関銃は外されていましたが、やはり軍用車両らしく、とても頑丈そうで「大きな鉄の塊」という感じです。車両は冷房が付いていないので夏場の車内は大変暑いそうですが、イラク派遣のときには冷房を付ける改造がされたと隊員の方が説明してくれました。

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 ところで、この催しでは簡単な防災に関するアンケートに回答すると、京都の伝統野菜をもらうことができました。京野菜は冬場の聖護院大根が有名ですが、夏野菜と言えば、みず菜をはじめ、壬生菜・加茂なすなどが頭に浮かびます。この日に配布されていたのは、加茂なす・九条ねぎ・万願寺とうがらし・伏見とうがらしの四種類です。

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 みず菜、加茂なすなどは、最近は東京のスーパーマーケットでも見かけますが、九条ねぎ・万願寺とうがらし・伏見とうがらしを見たのは初めてでしたので、私もそれぞれ一種類ずつをもらいました。調理方法がわかるように、「京の伝統野菜でLet’s Cooking」という小冊子が一緒に配られ、それぞれの名前の由来やレシピが紹介されていました。レシピはサイトにも掲載されていましたので、この場を借りてご紹介します。
皆さんも京の夏野菜を見かけたら試してみてはいかがでしょう。

ブランド京野菜を使った簡単レシピ
(社)京のふるさと産品価格流通安定協会


まりん、狂犬病の予防注射をする

 犬を飼っている人ならご存知のはずですが、狂犬病予防法により飼い犬には1年に1回、必ず狂犬病の予防接種をさせることが義務付けられています。犬を飼うには保健所への登録が必要ですが、毎年届出をしている保健所から注射の時期を知らせる通知がきますので、普通にしていれば忘れることはありません。

 あまり知られていないようですが、狂犬病予防法では、「飼い主が犬に狂犬病の予防注射を受けさせなかった場合には20万円以下の罰金刑に処す」という厳しい罰則が定められています。これは狂犬病が発症したら必ず死に至る極めて恐ろしい病気だからですが、最近は注射を受けさせていない飼い主が増えているとのことで困ったことです。

 日本ではこの狂犬病予防法が効を奏して、国内での感染や流行は長い間ゼロなのですが、外国ではまずほとんどの国で毎年感染する人がおり、最近ではフィリピンで犬に噛まれた人が、発症して亡くなるという事件が2件も続けてありました。外国、特に発症例が多い国では、犬だけでなく(狂犬病は他の哺乳類も感染します)やたらと動物に近寄ったり触ったりしないほうが賢明です。

 うちのポメラニアンのまりんも、今年の接種時期になりました。なので、今日は朝から近所の動物病院に連れて行きました。本人は注射をされるとは思っていないので、「朝からお散歩うれしいな♪」と言う感じです。

 さて、病院に着くと、まずお尻の穴に体温計を入れて体温測定をします。この時点でまりんは「キャン!」と悲鳴をあげました。体温異常なし、ということでいよいよ注射。獣医先生のお母さんにしっかりとおさえられて、左のお尻にプスッと注射。まりんは再び「キャン!!」と悲鳴。

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 終わったところで「なにしたの~」という感じで振り返り、先生の方を見ていました。

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 私も今までに2回、海外赴任のため狂犬病の予防接種をしたことがありますが、これは数ある予防接種の中でもけっこう痛かったです。獣医先生に聞いたら、犬と人間のワクチンは基本的には同じですが兼用はできないとのことです。海外へ行く方は動物病院ではなく、ちゃんと指定の場所で予防接種を受けましょう
(^^)

 帰り道に通った花屋さんの店先には、たくさんのひまわりの花が売られていました。鮮やかな黄色が目にしみます。今日の日差しの強さといい、まるでもう夏が来たかのようです。今年の夏は暑くなるとの予想ですが、そんな夏の窓にこそエコガラスの活躍が期待できそうです。

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GW信州旅行のご報告

みなさん、こんにちは。
遅ればせながら、ゴールデンウイークの信州旅行のご報告です。
こう見えても私は(?)、毎年信州へ旅行に行きます。
日常のバタバタから解放されて、自然を感じ、のんびりする旅行が大好きです。
今回は、女神湖周辺の宿に宿泊し、白樺湖、蓼科、諏訪と楽しんできました。
とはいえ、「何もせずのーんびりする」という旅でしたので、大した報告ではありませんが。
お時間あればどうぞ。

まずは白樺湖周辺の長門牧場です。

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宿の周辺ということもあり、ふらっと立ち寄りました。
お天気も良く、家族連れがたくさんいました。
さすがGW!!
ただ、午後遅くに立ち寄ったせいか、あまり牛や馬がいなくて、人、人、人…
動物とのふれあいを楽しみにしていたのでちょっと残念でした。
ただ、干草を元気に食べていた牛がいましたので、記念写真を一枚。
ついでに牛の頭をなでてきました。
牛の毛ってごわごわしてて硬いんですよ!
ご存知でした?

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少し散歩をした後は、牧場ならではのお楽しみ、ソフトクリーム(300円)を食べました♪
牧場のソフトクリームは濃厚で新鮮で本当に美味しかったです!
そのほか、チーズやバター、ハムなどお土産品もたくさんありましたが、さすがに初日ですし我慢我慢…

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さて、牧場を満喫し宿泊先に戻り、食事のあと露天風呂へ♪
露天風呂は、季節の菖蒲湯でした。
家に居ては感じることができない季節感を楽しめました。
残念ながら写真はありませんが、露天風呂から見えた白樺がライトアップされてとても綺麗でした。


続きまして、蓼科アミューズメント水族館です。

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この水族館、こう言ってはなんですが、非常にこじんまりした水族館でした。
私は水族館が好きでいろいろな場所の水族館に行った事がありますが、多分、一番規模が小さいと思います(違ったらすみません・・)。
ただ、ものすごく大きなピラルクー(←魚の名前です、ご存知ですか?)が居たり、写真のように、ものすごく間近で、なんとペンギンが卵を温めている様子を観察できたりしました!私は生まれて初めて、ペンギンの卵を直接見ました!!感動です!
他にはカメやザリガニなど子供が生き物に触れる水槽があったりしました。
入場料は1580円(大人)で少し高いかなとも思いますが、結構貴重な水族館である気がするので、なくさないように皆さん是非行ってみてくださいね。

続いて、散歩、ドライブの写真です。

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とにかく何もない!のが良い!です。
風が非常に強く大変でしたが、空気が美味しかったです。
ただ、晴天にも関わらず、ずっとガス?のせいか、霧のように白くぼやけた写真になってしまいました。これは高原特有なのでしょうか???


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これは、宿泊したホテルにあった「女神湖クリスタルチャーチ」です。
360°ガラスで女神湖が一望できるステキな教会です。
小さな教会なので、アットホームに式を挙げたい方にピッタリではないでしょうか?
でも普通のガラスだと夏場は暑いかなぁ…。
エコガラスおすすめしたいなぁ…。


はい、最後は諏訪のSUWAガラスの里(北澤美術館 新館)です。

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やっぱりガラスって良いですよね♪本当に綺麗です。
ここは、美術館に併設されている体験工房で、吹きガラスやとんぼ玉などの体験が楽しめたり、様々なガラス品を販売していたり、と見るだけでなく楽しめるところです。
私が訪れた時は、江戸切子の大久保先生という方が実演販売をされていました。
また、2億円(?!)のクリスタルボールが展示されており、思わず写真におさめました。

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気泡の無い美しい巨大なクリスタルボールは非常に貴重だそうです。
最後に、今NHKで放送されている「風林火山」の由布姫のゆかりの地ということで、武田信玄の兜をガラスで製作したものが展示販売(限定品!)されていました。
小さなものですが、なかなか良いお値段でした…。
私は帰りに、ガラスの小物入れ(お皿タイプ)を購入しました。1600円でしたが、バラのデザイン部分が貝で、他の部分がガラスというものでとても気に入りました。

…そんなこんなな信州旅行でしたが、少しはリフレッシュできたかな?
旅に出てもやっぱりガラスが気になる私ですが、次回の旅の報告をおたのしみに!!


神戸の街(2)-三宮駅周辺と元町・南京町

 ご存知の通り、神戸は阪神淡路大震災で大きな被害を被った場所ですが、あれから10年余を経て街は立派に回復して活気を取り戻し、街を歩いていると外国からの観光客が目につきます。特に中国や韓国から訪れる人たちが、以前よりも増えたような気がします。

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 JR三ノ宮駅前に昨年10月にオープンした商業施設「ミント神戸」は、長年神戸市民に親しまれた「神戸新聞会館」を立て直したものです。駅前にそびえるビルのグリーンの外壁は、北野にあるうろこの館の二階から見てもよく目立ちます。

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 三宮の西隣にあるのが元町です。元町駅の北側は県庁などがある官庁街ですが、南側は大丸百貨店を中心に買い物客や観光客で賑わっています。その中でも特に人が集まるのが南京町です。

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 長安門を入ると食べ物や雑貨を売るお店が軒を並べ、午前中というのに前へ進むのも大変なほどです。この町で一番有名なお店といえば元祖 豚饅頭の「老祥記」でしょう。
 http://www.roushouki.com
 小さなお店なのですが、いつでも行列が絶えません。運よく列が途切れたのを見ていたら、店のおじさんに手招きされたので思わず買ってしまいました。

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 3個で240円、出来立てはホカホカ、温かくておいしいです。

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 やっぱり儲かっているみたいで、店の隣には雑貨を売る店も開いており、広場をはさんで向かい側には、「老祥記プロデュース」と銘打った椎茸豚肉包(椎茸入りの豚まん)を売る別のお店も出したようです。ちなみにこちらは1個90円でした。

 横浜にも中華街はありますが、元町のChina Town-南京町はもっと規模が小さいです。
でもその分、中身がぎゅっと詰まっているような感じがして、活気が溢れているような気がします。

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神戸の街(1)-生田神社と北野異人館

 兵庫県の耐震工学研究センター E-Defenseで行なわれた実験に立ち会った翌日の土曜日に、半日ほど久しぶりに神戸をぶらりとしてきました。

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試験で振動させた実大の模型です。


 阪急三宮駅のすぐ北側にある生田神社は、先日行われた藤原紀香・陣内智則の結婚式で一躍全国的に有名になりましたが、元々とても由緒のある神社です。

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 ビルやマンションに囲まれた街の真ん中にあるのですが、鳥居をくぐると立派な山門があります。

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 この神社は縁結びの神様でもあるので、朝から若い女性が「縁結びのお守り」を買っていました。「ねえねえ、ここで藤原紀香が結婚式をしたんだよね!」と話している声が聞こえてきます
(^^)

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 生田神社から北野坂を上っていくと、「伝統的建造物群保存地区」に入っていきます。いわゆる北野異人館といわれる多くの建物が建っているエリアですが、たくさんあるのでとても全部をご紹介できません。そこで、特に文化財的価値の高いものとして指定されている3箇所をご紹介しましょう。

 まず「風見鶏の館」。ドイツ人貿易商トーマス氏の旧邸で異人館の中でも最も有名なだけでなく、国指定重要文化財に指定されています。赤レンガの外壁は何度みても立派で美しいです。

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 その隣にあるのは「萌黄の館」。アメリカ総領事シャープ氏の邸宅だったそうです。萌黄色の外観が目を引くのですが、今は改装中でした。

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 北野異人館郡の中で、最も山際の高いところにあるのが「うろこの家」です。元々は海のそばの旧居留地付近にあったものが移築されたそうで、外国人向けの高級借家だったとのことです。名前の通りうろこのような天然スレートの外壁が目印です。国登録有形文化財に指定されています。

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 ここには入館料(1,000円)を払って中に入りました。部屋の中には当時の生活様式を伝える家具や調度品が展示されていますが、薄暗くて子供の頃に読んだ江戸川乱歩の小説に出てくる家のような感じがします。

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 二階に上がると窓から神戸の街が港まで見渡せます。今日は天気がよいので、特に見晴らしがよいです。

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 神戸は横浜と似ているという人もいますが、私はそうは思いません。神戸のほうが海と山がより接近しているので、その分だけ街もほどよい大きさにまとまっています。なので、歩いていても、なんだかとても落ち着いた気分にさせてくれるところだと思います。


コミュニティの桜まつり

 先週後半は、兵庫県三木市にある耐震工学研究センター E-Defense(世界最大規模の実大三次元振動破壊実験施設)で行なわれた「長周期地震動による超高層建物の家具・外壁等への影響」実験に立ち会ってきました。試験場の様子や、帰りがけに半日ほどぶらりとした神戸の様子は、また追ってご紹介します。

 さて、神戸から帰ってみると、家のすぐ近くにある川沿い遊歩道の桜がちょうど満開になっていました。そこで、桜の模様のついた服を着せた犬のまりんを連れて散歩にでかけました。緩やかな春風が吹くと、満開の桜の花びらがはらはらと川面に舞い降り、とても美しい景色です。

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 4月1日(日)はその遊歩道の一角で、駅前商店街主催の「桜まつり」が開かれたのですが、まさに絶妙なタイミングとはこのことです。少し広くなっているところには数軒の屋台も出て、お花見に来た人に焼き鳥やたこ焼き、お弁当や飲み物などを売っています。
特設の簡易ステージには地元出身らしい、水戸黄門の「うっかり八兵衛」こと俳優の高橋源一郎さんがきていました。

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水戸黄門のテーマソングを歌いましたがとても上手でビックリ


 駅の南側には元横綱大乃国が開いた芝田山部屋があるからでしょう、お相撲さんが何人か出て、商店街の人達をお手伝いして甘酒を配っています。

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 遊歩道にはご近所の方たちがたくさん集まり、思い思いにお花見を楽しんでいます。老齢のご夫人を乗せた車椅子を押しながらゆっくりと歩いていくご主人、カメラを片手に一番よさそうな撮影スポットをあれこれと物色する男性、犬を連れた子供達、若い夫婦、等々、コミュニティの手作りの催しという感じが伝わってきて、とても和やかな感じです。

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 上野公園や井の頭公園のような騒々しさはなく、適度に賑やかでまりんも楽しそうです。歩いていると「かわいい!さわってもいいですか?」と聞いてくる子供達がたくさんいます。

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 でもやっぱり、桜の花よりも漂ってくる焼き鳥の匂いに気もそぞろのまりんでした。

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春分の日は彼岸の中日

 3月21日は春分の日ですが、この日は春の彼岸の中日でもあります。なので、この日にお墓参りをした人も多いのでは。私も犬のまりんを連れて祖父母の眠る墓地に行き、お墓の掃除をして花を供えてきました。

 私の実家のお墓は東京西部にある公営の霊園内にあるのですが、全体がいわゆる墓地公園になっていますので、園内はいつもきれいに整備されており、墓参に訪れた家族が公共スペースで持参したお弁当を食べたり、ボール遊びをしたりすることもできます。きちんとマナーを守りリードをつけていれば、ペットの犬を散歩させることも可能です。

 昔は少なかったのですが、最近は飼い犬を連れてきて広いところで遊ばせてやりたいという人が多くなっているのか、墓参ではなく単に犬を散歩に連れてくる人達もいるようです。実は私も実家のお墓に行くのは2~3年ぶりくらいなのですが、今日は暖かいし、まりんをどこか広いところに連れて行ってやろう、ついては今日は彼岸の中日だし、そんなに遠くない場所なのに暫くご無沙汰してしまったお墓参りもしよう、と思い立ったのです。

 墓石や敷地内を掃除したり、花を供えたりしている間、まりんはおとなしく繋がれて待っていました。

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 お墓参りを済ませてから公園スペースに行くと、全部で5~6匹の犬が遊んでいました。まりんもその中に連れて行って暫く一緒にいたのですが、中に1匹、ルール違反のリードなしの雄犬くんが混じっていて、まりんにしつこく迫ってきて離れません。よっぽど嫌だったのか、まりんはとうとうシッポを下げて逃げ出しました。でも当の飼い主さんは知らん顔なので、「嫌がっているのでもう勘弁してください。」と言いました。

 ごめん、まりん。泣きそうな顔するなよ。助けるのがちょっと遅かったかな。

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 夕方になると、園内のスピーカーから「夕焼け小焼け」のメロディーが流れてきます。そろそろ墓地公園もクローズの時間です。線香を焚いたりしたことなど久しくなかったので、なんとなく煙臭くなった上着を気にしながらはおり、疲れておとなしくなったまりんを抱っこして霊園を後にしました。

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まりんと久しぶりの散歩

 ここのところ展示会やら何やらと土曜日・日曜日が忙しくて、なかなか犬のまりんをゆっくりと散歩に連れて行ってやれませんでした。そこで今日は朝から久しぶりにまりんを連れていつものコースに出てみました。

 まりんは室内犬のせいか人慣れしていて、散歩は人通りの少ない遊歩道のようなところよりも、大通りに面した歩道や商店街が好きらしくて、そのほうが足も進みます。

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 お決まりのコースの折り返し地点は隣の駅前の商店街なのですが、中でもお気に入りは三軒ある花屋さんで、その前にくると立ち止まってクンクンと臭いを嗅いだり、顔見知りのお店のお兄さんやお姉さんに撫でてもらったり、時にはこっそりと並んだ花を食べようとしたりします。

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 3月になると、春を感じさせるパステルカラーの花が店頭に並び始めます。今日はピンクやホワイトだけでなく、イエローやパープルのスイートピー、春の定番チューリップがどの花屋さんにもたくさん並んでいました。

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 スイートピーは豆科の植物ですが原産地はイタリアのシチリア島、よい香りがするところから「甘い香りのする豆=Sweet Pea」という英語名がついたそうです。

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 今日は朝から本当に暖かく、早足のまりんに歩調を合わせて歩いていると、薄っすらと汗ばんでくるほどでした。1時間以上も思いっきり歩いたまりんは大変満足だったようで、午後は心地よい疲れに誘われたのかずっとお昼寝をしていました。(^^)

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 ところで、エコガラス キャンペーンのサイト企画の一つである「ガラスの森童話賞」の第二回目の入選作が3月1日に発表されましたが、今回は第一回目に比べて応募作品全体のレベルがとても高くなっていました。現在、入選作「紙ヒコーキ」には、絵本の体裁にすべくイラストレーターの方に挿絵の作成を依頼していますが、挿絵がついて完成すると、とても素晴らしい作品となりそうな感じです。発表は4月上旬の予定ですので、皆様、是非お楽しみに!


ホリデー・シーズン

 11月になると、街中のディスプレイにはちらほらとクリスマスをテーマにしたものが現れ始めます。雑貨店では電飾を始めとしたクリスマス・オーナメントの販売が始まりますし、ジュエリーショップは競うように女性の心をくすぐる(男性の懐は凍えさせる)、クリスマスプレゼント向けの美しいデザインのアクセサリーでショーウインドウを飾りたてます。まさにクリスマス商戦といったところです(^^)

 2002年に始まった景気拡大は今月で4年10ヶ月となり、戦後最長の「いざなぎ景気」の期間を超えたということですが、家計への恩恵は乏しく「実感のない景気拡大」とも言われています。かくいう私も「実感はない」のですが、それでもクリスマス商戦に向けた街の風景を見ると、何を買うわけでもないのですが、なんとなくウキウキと楽しい気持ちになります。

 クリスマスといえばやはりツリーですが、板硝子協会からほど近い銀座には、毎年有名なクリスマスツリーが登場します。その代表的なものをご紹介しましょう。一つは真珠を始めとする宝飾品で有名なミキモト本店前のツリーです。この木は群馬県嬬恋村から運ばれてきた高さ約10m、樹齢約40~50年のモミの木を使ったツリーだそうで、テーマは「PLANETS~地球をとりまくファンタジー~」とのことです。音楽に合わせて電飾が変わる様子はとてもきれいで、夜は携帯電話のカメラで写真を撮る人がいつも集まっています。

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 もう一つは化粧品会社の資生堂本社ビル前のクリスマスツリーです。この木は岩手県葛巻町から運んだ高さ10.5mのモミの木に、紅白の発光ダイオードや点滅するストロボを約3万5000個以上も飾り付けたものだそうです。ビルの前の並木通りも約50mにわたってイルミネーションで彩られています。銀座通りに面するミキモト本店の周辺と違って回りがそれほど明るくないので、ツリーの輝きが一層引き立つ感じです。ここでは少し大人のカップルが記念撮影をする姿が見られました。

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 自分の家に巨大ツリーは無理ですが、今年はアドベント カレンダー(Advent calendar)を買ってみました。スターバックスで売っていた、全体がツリーの形をした24個の箱の中にチョコレートが入っているもので、12月1日からクリスマス・イブの24日まで毎日1個づつ食べながら、空になった箱の引き出しを反対に向けていくと絵が完成するものです。どんな絵が完成するのか今から楽しみです。

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ところで、今月「ガラスの森」は22日から東京ビックサイトで開催される「エコビルド2006」に出動しています。冬の展示会用に作ったユニフォームを着た「エコレディ」の皆さんを一足先にお披露目しましょう。

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秋の味覚といえばやっぱり栗、レシピもご紹介しましょう!

 台風シーズンもほぼ終わって涼しい風が吹き始め、東京も秋らしくなってきました。
そんな休みの日に、久しぶりに愛犬「まりん」を散歩に連れて行ってやりました。ここのところエコガラスのイベントが続き、土日といっても家にいないことが多かったので、リードを見せると「まりん」はとても嬉しそうに喜んで自分から首を入れてこようとします。

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 夏にブログでご紹介した近所の小さな栗畑は今まさに収穫の季節です。おそらく市場にも出荷はしているのでしょうが、この栗園では毎年9月中旬から11月の初めくらいまで、近所の人たちを相手に小口の販売をしてくれます。住宅街にある普通の家のようなところで販売しているので、「くり」と書かれた小さな看板がないと、気づかずに通り過ぎてしまうのですが、値段は安く栗の種類も複数あってご近所では評判です。特に数量限定の焼き栗は甘くて香ばしく、予約をしないとなかなか手に入らないほどです。今日は焼き栗がないので、300円で小粒の生の栗を一袋買いました。

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 このあたりは近所に川があるせいか、街中なのにトンボがたくさん飛んでいます。そういえば朝、マンションの廊下には大きなカマキリがいました。カマキリもそろそろ産卵の時期です、虫達の姿を見られるのも今月末くらいまででしょうか。

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 夜、買ってきた栗を茹でて食べてみましたが、今年もほどよく甘くてよい出来具合でした。「まりん」も食卓の横で欲しそうにして尻尾をふりふり座っているので、少だけ分けてやりました。
せっかくなので、栗園でもらった栗の食べ方のレシピをご紹介します。ご参考にしてみて下さい。

 レシピはこちら(PDF形式ファイル)


旭山動物園 ― 日本で最も北にありながら最も活気のある動物園(その2)

 今回は後半です。旭山動物園の名前を一躍有名にしたオランウータン、シロクマ、そしてアザラシの展示の様子をご紹介しましょう(^‐^)

 園の一番奥の一角にあるのが「おらんうーたん館」です。建物の外には高い2本のポールが間隔をあけて立っていて、その上は太いロープでつながれています。普段は屋内にいるオランウータンが、エサを与える「もぐもぐタイム」になると、屋外へ出てこのロープを上手に伝って移動する姿が見られるのです。この様子を一目見ようと集まった大勢の観客の頭上を、悠々として渡っていくオランウータンの姿は圧巻です。渡り終えると「どうだおまえら、見たか!」と言わんばかりの表情で観客の方を見るオランウータンです。

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 一番人気の「ほっきょくぐま館」は、「ぺんぎん館」や「もうじゅう館」とは中央通路をはさんで反対側に位置します。ここではプールを泳ぐ巨大なシロクマをガラス越しに見ることができるだけでなく、<シールズアイ>という地面に突き出した小さな透明半球の内側から、地上を歩くシロクマの姿を間近に見ることもできるのです。この「氷の隙間から呼吸をしようとして顔を出したアザラシの気分」を味わえる<シールズアイ=seal’s eye>の側に、シロクマがやってくるかは運次第。残念ながら私は離れた場所にいる姿が見られただけでした。

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 「ほっきょくぐま館」と並んで人の列が絶えないのが「あざらし館」です。地上にあるプールでは気持ち良さそうに泳いでいますが、これはよその動物園にもあるありふれた光景。面白い仕掛けはそのプールの下の建物にあります。建物中央にある大きなアクリル筒の中を、アザラシが時折潜って上ったり下ったりするところが見られます。筒の周囲に出できた人垣はその瞬間を今か今かと待つ観客です。アザラシが筒の中を通ると、おおーっ!と歓声があがります。

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 旭山動物園はパンダやコアラなど、特別に珍しい動物がいるわけではなく、ましてや便利な場所にあるわけでもありません。でもたくさんの入場者があるのです。動物や施設に大金をかけなくても、園長以下職員のやる気と努力が常識にとらわれない展示アイデアや工夫を生み出し、動物園ビジネスモデルの成功パターンを作り上げたのだと思いました。
 
 最後におすすめのお土産をご紹介します。元動物園職員の絵本作家あべ弘士さんのかわいいシロクマの絵が箱に描いてある「白くまシュー」。ミルクの風味のクリームが絶品です
(^о^)


旭山動物園 ― 日本で最も北にありながら最も活気のある動物園(その1)

 「ガラスの森童話賞」最優秀賞を受賞された山本鍛(やまもと きたえ)さんにお会いするために北海道旭川市にいきました。この町は日本の最低気温記録を持つ都市ですが、ここにある市営の旭山動物園は、日本だけでなく中国や韓国でもそのユニークな動物の展示手法で知られており、この数年特に多くの観光客が訪れるようになりました。

 平成6年に野生のキタキツネが媒介する「エキノコックス」にゴリラが感染して死亡するという悲しい事件が起こり、園は一時閉鎖されて入場者は20万人にまで落ち込み、このまま閉鎖かとまで言われたのですが、その後、園長以下職員の努力によって奇跡の復活を遂げ、昨年の入場者は200万人を超えるまでになりました。この話は最近テレビドラマ化もされていますのでご存知の方も多いでしょう。その旭山動物園の様子をエコブログの読者の方々に、オリジナルの写真を添えて2回に分けてご紹介いたしましょう(^-^)

 1回目はペンギン、猛獣類を中心とした園内の様子です。正門を入るとまず園内の地図が目に入ります。思ったほど広くはないのですが、山腹に沿って作られているために、奥に行くに従って上り坂になっていくのがわかります。

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 フラミンゴや白鳥のいるケージを過ぎるとそこは「ぺんぎん館」です。プールの下に透明なチューブがあり、頭の上や横をペンギン達が砲弾のような速さで泳ぐ姿が見られます。ペンギンは泳ぐときに羽の隙間から細かい気泡がでているのがよく見えました。

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 「ぺんぎん館」の隣は「もうじゅう館」です。ここのユニークな展示手法は珍しい「ユキヒョウ」の姿を、金網越しに真下から見られるところです。触ってはいけないのですが、飛び上がれば手が届きそうです。ネコ科の猛獣達は夜行性のせいなのか、昼間はみんなごろりと横になって眠っていますね。

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 北海道の猛獣といえばはずせないのは「ヒグマ」です。大きな体、日光に照らされて金色に輝く背中の毛並みは見事です。ガラス越しに真近で顔を見ることができました。この動物園の魅力の一つは、どの動物もすごく近くで見ることができるということだと思います。

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 最近オープンしたという「チンパンジーの館」はその先にあります。今日のチンパンくんはあまりご機嫌がよくないご様子。遊具を引っ張ったり、金網をたたいて歩いたりしてさかんにお客さんを威嚇していました。

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 ここまできて正門を振り返ってみると、山肌にそって切り開かれた土地につくられた動物園だということがよくわかります。

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 次回はこの動物園の目玉である「あざらし館」、「ほっきょくぐま館」、「おらんうーたん館」の様子をご紹介します(^о^)


Tokyo MidTown Project

 建築仕上学会主催の見学会に参加して、六本木の防衛庁跡地で建設中の「東京ミッドタウンプロジェクト」建設現場に行ってきました。プロジェクトの計画面積は約10万㎡、54階建の高層棟を核にして、オフィス、ホテル、住宅、美術館、レストランやショップなどの商業施設、公園が集まるかなり大きなプロジェクトです。もともとあった緑地も上手に生かした再開発で計画面積の約40%が緑地として整備され、「東京の中心部にありながらも自然に囲まれた街区の創造」というのが一つのコンセプトになっています。既にほとんど外部が完成した建物の姿は、六本木の交差点からも見ることができます。

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 建設会社の方から一通りの説明を受けたあと、エレベーターに乗ってまず高層棟の42階に上がりました。雨混じりの曇天でしたが、窓からは東京湾を背にした東京タワーをはじめ、皇居、新宿新都心など東京の街全体が360度見渡せ、すぐ側には高さを競うようにして六本木ヒルズタワーがそびえています。3,000㎡以上あるフロアは、一区画500㎡単位で賃貸することを想定した柱のない広々とした空間です。

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 プロジェクトの5つの建物に囲まれるように作られた空間には、「六本木」の地名を表しているという高さ25mの6本の樹木のような柱に支えられた、巨大な白いガラスのキャノピー(屋根)があります。下に立って見上げるとその大きさに圧倒されそうになりました。

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 小さなキッチンがあり、シンプルな内装仕上げの住宅棟にも入ってみました。ここは帰国を控えた外国人の家族が出国までの間、一時的に滞在するためのサービスアパートメントとなるとのこと。一戸40㎡程度で家賃は60万円/月程度だそうです。

 東京ミッドタウンのグランド・オープニングは来年の3月末ですが、3年近いプロジェクト建設もいよいよ追い込みに入り、今は全体で5千人もの人が作業に従事しているとのことです。来年の今ごろには「ヒルズ族」ならぬ「ミッドタウン族」があらわれるのでしょうか・・・

 それでエコガラスは使われているのかって? はい、残念ながら窓ガラスは殆どが海外製品でしたが、エントランス付近の低層棟の1階部分には、しっかりと大きなエコガラスが使われていました。


二百十日の到来 ― 9月になりました

 9月1日は暦でいうところの二百十日です。二百十日は、立春から数えて二百十日目ということで、この時期は台風シーズンと重なります。日本ではこの時期が稲の開花時期にあたりますが、台風による強風で稲の花が散らされたりすると、その年は不作になるため、米作農家の方々にとってはひときわ天候が気になる時期でもあります。

野分して 盥に雨を 聞く夜かな (松尾芭蕉)

 芭蕉の詠んだこの「野分」は二百十日前後に吹く強風のことで、いわゆる台風のことだと中学生の頃に習いましたが、野原の草を分けるように強い風が吹く有様から、昔の人は野分と呼んだのでしょう。

 有楽町駅のすぐそばにある東京国際フォーラムは10年余り前に建てられた建物で、中が全部吹き抜けの上、外壁が上から下まで透明なガラス張りのその姿は周囲に異彩をはなっていますが、残念ながらエコガラスは使用されていません。その代わりというわけではないでしょうが、足元のイベントスペースには40本余りの大きな欅(ケヤキ)の木が植えられています。9月2日は土曜日なので休みでしたが、仕事を片付けるために昼過ぎからオフィスに出たところ、このスペースに屋台に改造された自動車が10台余りも出て、ジャズ演奏のイベントが行われていました。

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 普段の土日はオフィス街なのでそんなに人はいないのですが、今日はたくさんの人がいて、木の下に出されたテーブルに座って、屋台自動車で販売される料理を食べたり、ビールを飲んだりしながらイベントを楽しんでいます。そんな人達の間を縫ってオフィスに行き、一人デスクに座り黙々と仕事を片付けていたら、いつのまにか6時を過ぎました。

帰りにイベントスペースを横目で見るとそのあたりはまだ明るくて、プログラムはさらに夜遅くまで続くようです。木立に囲まれたイベントスペースを見るにつけ、「あの大きな東京国際フォーラムの建物のガラスが、もしも全部エコガラスだったならば、さらに環境にやさしい空間になるのに。」と思わずにはいられませんでした。


 

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