窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

冬に「さようなら」 春に「こんにちわ」


 
IMG_0215アネモネ
森にはアネモネの花が咲いて、デンマークは春を迎えました。青空が広がって、太陽の光が地面に届くと、アネモネは白い花びらをいっぱいに開きます。緑の葉の上にたくさんの花が重なるほどに咲いていて、まるで雪がふんわり積もったような風景です。白い花が陽光を受けて輝くと、森に生命の息吹が広がるように感じます。枯葉に覆われていた森の地面を、緑の葉と白い花で美しく敷き代えるアネモネ。待ち焦がれていた春を告げる花として、デンマーク人が特別な思いを抱くのもわかるような気がします。

 
IMG_0205アネモネの緑の葉と白い花
 春分の日を過ぎて、3月末に夏時間に替わって、夕飯を終えても空に明るさが残っています。晴れの日には、外出時にサングラスが必要なほどで、日差しはまさしく春。ところが空気はまだまだ温まっていないのです。けれども、自然は気温ではなく、太陽の明るさと暖かさに春を感じるのか、樹木の枝には薄緑の葉が、地面には黄色や白や紫色の花が、毎日少しずつ増えています。

 
IMG_0206ツツジ
「Arboretet (樹木園)」では早咲きの青いツツジが咲いていると聞いたので訪ねてみると、ほかにもシャクナゲやアジア原産の不思議な花も咲いていました。その日は暖かったので、散歩に来ている家族も多く、たくさんの花をつけた大きなシャクナゲのところでは女の子が薄いピンク色の花を丁寧に手にとって「きれいね」とお母さんと話していました。ランニングのお母さんに女の子は自転車で伴走です。花へあいさつしたら、ランニング再開。

 
IMG_0214アジアの不思議な花
IMG_0210樹木園で
住宅の庭ではヤナギやミロバロンすももが満開です。モクレンは白い花びらがもうすぐ開きそうです。そして、桜の花も咲き始めました。

 
IMG_0207ヤナギ
IMG_0216ミロバロンすもも
手袋が欲しいなと思うような日でも、動物もたちは春の活動で忙しそうです。我が家の養蜂箱に立ち寄ると、たくさんの蜂が巣から出たり入ったり。無事に冬を越して、もう春の花の蜜や花粉を集め始めました。池や沼では白鳥がすでに大きな巣を据えて雌の鳥が座っています。もう卵を抱いているのかな、まだわかりません。カラスは高い木の上の方に作った巣で子育てが始まりました。コウノトリが煙突の上の巣に戻ってきたという知らせも聞いています。もちろん庭の小鳥たちも巣作りを始めています。長い尻尾をたなびかせてフルスピードで道を横切るリスの姿も多くなりました。そして、夜間にはひっそり人目を避けて通り過ぎるキツネも子供達の餌探しに懸命です。
 
灰色の雲が空に立ち込めて暗い冬が去って、温かい太陽の光と青空と、たくさんの色とりどりの花が咲く春を迎えると、悩みや辛さには終わりがあって、その後に明るい未来が必ずあるのだという希望が膨らみます。ミラノより少し遅れて上山さんの言われる春の気分が、デンマークでは今感じられます。気温は10℃ほどでも、日差しが暖かくて薄着で外出したときに、ふと、太陽の光は本当にありがたいなと思いました。大木の幹の凹部に隠れて眠っていたカタツムリが日向ぼっこに出ています。そして、植物も動物も自然の恵みだけで立派に成長して逞しく生きているのだから、きっと私たちも自然の営みに頼るだけでも豊かな暮らしと円満な社会を得られるだろうなと考えました。どうして人間は必要以上の物事を獲得するために争ったり、ときには武力を行使しなければならないのでしょう。そういえば、縄張り争いで喧嘩するカササギやブラックバードを見ましたっけ。でもそれは春の風物詩のようなもの、今だけのことです。

 
IMG_0213大木とカタツムリ
IMG_0213大木とカタツムリ2.jpg 
日本の美しい桜を森さんは楽しみましたか。日本の食事は美味しくて、私はどうも「花より団子」になりがちです。我が家のデンマーク人は2月の日本滞在で焼き魚と大根おろしが気に入って、こちらに戻ってからも、大根と魚のメニューが続いています。大根は我が家のデンマーク人が八百屋に注文して買ってきました。それを日本で買ってきたおろし金でおろして、焼き魚は小ぶりのニシンで和食を楽しみました。ちょうど四旬節でカトリック教徒は肉を断つ復活祭までの6週間。我が家も肉料理を避けて断食の真似をしてみました。ところが残り2週間になったところで「ステーキと温野菜のセットが格安になっている!」と我が家のデンマーク人。せっかく続けた肉節制なので、復活祭に食べるラム肉を楽しみに、ステーキは諦めることにしました。ところで牛肉の生産では環境の負荷が大きいのだそうで、環境保護や省エネルギーのためには、豚や鶏肉を食したほうがよいのだそうです。
 
復活祭を過ぎたら、屋外の活動が楽しい季節です。サイクリングや釣りに養蜂、そろそろ準備を始めないと。
 



投稿者:福田さん  カテゴリー:
2017年4月12日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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