窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

Tapetenwechselーーー模様替え


早朝、あたり一面は、霧が立ちこもり、しっとりと幽玄的な光りに包まれて、目が覚めるまでゆっくりとローソクでも灯したくなるようなテュービンゲンから、こんにちは。

はっと気がつけばもう10月、観光客の季節は終わり、収穫の季節まっただ中、「学生の季節」が始まろうとしています。
小学校から高校までは9月に新学期を迎えましたが、大学町のテュービンゲンでは大学の新学期の10月、人の入れ替わりが激しくなり、出会いだ別れだと活気付きます。
(毎年この時期、テュービンゲンにあるユースホステルは、部屋が見つからない新入生で満室になります!)


いつか、こんな立派なお家でシェアハウスをしてみたい!
大学地区に建つ、憧れの的です。
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今年でシェアハウス生活16年(5件目)になりますが、これからもまだまだ(老後までも!)こういう住み方を続けていきたいと思っています。
もちろん、一人暮らしもそれなりに気楽だし、じゅうぶん楽しいし、キレイだし、と大好きなのですが、どちらかと言うと、キレイじゃないし気を使うし大変、だけれど数人で暮らすシェアハウスの面白さ・魅力に取り憑かれてしまいました。
・・・シェアハウスと相性が良いのでしょうね。
今回はそんなシェアハウスのお話にお付き合い下さい。


当たり前だと思っていた、乗用車を使ってDIYな引っ越し。
アラフォーだからまだ出来たのかもしれないなぁ、と初めて身にしみ、
これが「年をとる」ということか、なんて考えてしまいました。
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「他人」の定義は「自分以外の人間」とし、家族でもあり、他人でもあり、友人でもあり、と様ざまな関係が在り得るなか、若者(学生)が揃うシェアハウス、社会人だけのシェアハウス、家族や多世代が住まうシェアハウス(コレクティヴハウジング)などなど、需要に合わせて様ざまなシェア形態があり、様ざまな呼び方もありますが、他人と共同で住む形をここでは全て、ひと括りにシェアハウスと呼ばせていただきます。


他人と共に暮らす時、運も相性もありますが、生活圏が重なる分だけ自分に合ったシェアハウスを探し出すことが、暮らしの快適さに繋がるのだと思います。
いくら仲が良い人とでも、日常生活を共にする時、価値観や行動時間帯のズレによるストレスだったり、小さいことが塵も積もればで、大変な問題に発展してしまうこともあります。
そうならないように、面倒でも、日々の意見交換は欠かせません。(例えば、スピーカー/洗濯機/テレビ/楽器の練習の音がうるさいからどうするか、共有スペース/インテリアのモノはどうするか、何が必要かいらないか、などなど)
友だちだけれど、シェア暮らしはダメ、ということもあれば、通常知り合うこともないだろう人たちが、シェアの相性は抜群だった、という発見もあり、日々勉強になります。

他人と暮らす面白さのひとつに挙げられるのは、常に「誰かがいる生活」。
「一人の時間」がなくなってしまうのでは?とよく訊かれますが、実際には(ある程度遮音がしっかりしているドイツの家の造りだから可能なのかもしれませんが)、一人の時間を楽しみたければ楽しみたいだけ、自分の部屋のドアを閉めてしまえば良いというようなルールが決まっているシェアハウスが多いように思います。


狭すぎるキッチンでも、どことなく居心地が良い・・・
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当たり前ですが、人が変われば、住み方も一変します。シェアハウスでは、同じ部屋に住み続けながら、模様替えのような、自分まで『居ながら引越し』を味わえるのも、魅力のひとつです。

今暮らしているシェア・ハウス(初代入居から既に二十数年という年月が経っている)には、友だちを通して、1年半前に引っ越してきました。
入居当初、半年ぐらいで他のシェアを探して出て行くつもりだったのですが、テュービンゲンに1年暮らすはずが26年になってしまったように、9月からここに腰を下ろし、部屋も荷物も増えて、いつまでここで暮らすのか、見当が着かなくなってきました。

6月末、5人の居住者中3人(男39歳、女37歳、男2歳半)が「家族水入らず」を試してみるのにちょうどいい家が見つかったので、8月末に出て行く事を決め、大きめ(約20平米)の部屋2室と、小さめ(10平米弱)の子供部屋が空くことになりました。
ハコ内事は全般的にその居住者たちが決め、入居者を選ぶのも学生寮以外のシェアでは大抵の場合、居住者自身。
シェアハウスの規模にもよりますが、「面接」用の日時を決めるだけでも一大事なのに加え、テュービンゲンのシェアハウス探しと言えば、時期が悪ければ1部屋をめぐって20人以上が「面接」に来るのが当たり前です。
快適な日常生活がかかっている分、1人づつ、少なくとも30分は『お見合い』をするので、人選びも気力が必要です。
(寮のような大規模シェアでは、「何月何日 14:00から19:00までの間、内見可能」と、時間が重なった数人で面接するところもあります。)
そして選ばれた入居者は、各自が大家さん、またはシェアハウスと契約をし、引っ越し、シェア生活が始まります。

今回、新しい住人を探さなくてはいけなくなった時、偶然条件が合った知り合いの子が1人、探すこともなく決まり、もう1人は、『よりよく暮らそう・メーリング・リスト』を通して連絡を取り合い、「面接」に来た1人目の子がピッタリで即決。運が良かったとしか言いようがありません。


古くなったゴタゴタが整理され、新しいゴタゴタに生まれ変わります。台所の壁は思い出の絵葉書やメモなど、共有スペースにはモノが溢れているシェアハウスの多いこと・・・新学期の季節、周りで引越しが多くなると、いい機会だ、と自分までモノを捨てたり交換したり、釣られて整理整頓をしています・・・。

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9月からアラサー女2人が新しくシェアハウスの住人になり、今まで赤ちゃん向け(=形あるモノはすべて壊れるのが前提&口に入れると危ないモノなどは、鍵をかけるか、手の届かない高いところに収納)だったのが、だんだんと大人向けに変わりつつあります。
1か月、新しい環境が作られる過程でごった返していたのもやっと、新しいルール、そして新しい日常生活を始められそうな落ち着きを取り戻しつつあります。


住人が変わればルールもいろいろ新しくなる。
まだ使う/片付けないで欲しいモノは各自、マーキングすることに。
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投稿者:森さん  カテゴリー:
2017年10月10日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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