窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

三王礼拝まで続くクリスマス



朝、目を覚ますと、日が昇っているのか、既にまた沈んでしまった後なのか分からない、薄暗い日が多い季節ですが、クリスマスが過ぎ、一日一日とまた陽が長くなってくる喜びに包まれたテュービンゲンから、こんにちは。

あらあら、羊飼いさんもクリスマスの準備で忙しかったのでしょうか、通話中です
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今年も、一大行事のクリスマスが終わりに近づいてきて、ホッとしているところです。
このクリスマスの時期の独特の雰囲気は、嫌いではないのですが、なんと言っても2か月の間「アドヴェントのお茶会」と称した「クッキー/ケーキ焼き&食べ会」やお食事会が立て続き、パンパンになったズボンのボタンがもうそろそろ閉まらなくなってきています。


ろうそくの光に照らされたお茶会には、手作りクッキーと冬みかん、
ハーブティーがぴったりです
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ドイツでは、毎年11月11日に、聖者マルティンが白馬にまたがりやって来て、「光の祭」が幕開きます。この日、日が暮れると子どもたちはランタンを手に、「ランタンの歌」を歌いながら町村中を練り歩きます。
この頃から、クリスマスと大晦日を誰とどう祝うか、という話がしっきりなく交わされるようになります。

12月になれば、もちろん、アドヴェンツ・カレンダーです。クリスマス・イブまで、(主に子どもたちは)各々のカレンダーをめくり、毎日チョコレートや小さなプレゼントを取り出し、クリスマスまでの日々を楽しみます。
(アドヴェンツ・カレンダーについては、2014年12月のブログをご覧ください。 http://www.ecoglass.jp/new_ecoblog/2014/12/post-207.html


今クリスマスには『テュービンゲン、詩的・アドヴェンツ・カレンダー』として、
ケストナーの詩が毎週どこからともなく出没。
教会の壁や城壁、ネッカー川沿いと、目立つポイントをしっかり選んでいるようです
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テュービンゲンでは、11月の聖マルティン市(2日間)、クリスマスとは関係なしの12月のチョコレート市(Chocol`Art、約1週間)、クリスマス・マーケット(3日間)、1月の年の市、という具合に様々なマーケットが開催されます。
その都度、周辺の村から家族揃って遊びに来るお客さんが多かったのが、この数年、バスの日帰りツアーが組まれるようになり、ドイツ全国や隣国からの外来客が勢いを増しています。
催し物が跡を絶たず、クリスマスなんかうんざり、一人静かにどこかへ行く、という人もいます。

大掃除、クッキー焼き、(手作り)プレゼントやクリスマス用品の用意、マーケットだ、お茶会だ、と、ドイツの12月こそ、師走という呼び名がピッタリだと思います。

24日の夕方まではプレゼントだ御馳走だ、とそこら中でバッタバッタとアンカーのレースが繰り広げられ、やっとミサや夕食の時間になると、それまでのごった返しが嘘のように、1−2時間、町中は静まり返ります。
そのほんの数時間、本来のクリスマスの静けさが蘇るように思います。


クリスマス・マーケットの準備が進められる間、歩行者天国の旧市街に
車で乗り入れることができます。もちろん事前の届け出は必要ですが
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クリスマス・イブの24日、大家族で祝う人もいれば、血の繋がりがないパッチワーク・ファミリーで集まったり、一人のんびりを楽しんだり、と人それぞれです。
わたしは大抵、少人数で祝うのですが、今クリスマスは久しぶりにパーティーに出席することにしました。
60代の叔父と叔母、知人のシングル・ファーザー50代とその息子(12歳)、叔父の元恋人60代とその娘(31歳)、2人の恋人、計9人のパッチワーク・ファミリーで祝いました。

夜7時頃、それぞれ持ち寄りの御馳走がビュフェスタイルに並べられ、食事前に歌を歌う予定だったのを、腹が減っては・・・ということでまず乾杯。
やっと9時過ぎに一段落ついたところで、「クリスマスの歌」の楽譜のコピー十数枚(!)が配られ、コーラス。
普段、宗教的なことはちょっと・・・という人たちに囲まれているからか、学校で習い歌った様々なクリスマス・ソングは、20年近く忘れていました。
30分以上歌ったのが消化の手助けになったのか、胃が2つあるのか、みんな、デザートもお代りして食べました。

チェス・クラブに3年前から入っているという12歳のダーヴィッドは、ケーキ以外にもデザートに、チェス名人の叔父との対戦を希望。あと一息という所で負け、悔しがっていました。
そんな二人を見て、初めてチェスを同級生のお父さんに教えてもらったのは、12歳のクリスマスだったなぁ、なんて思い出しました。
小学6年生に、「初級少し上」ぐらいのわたしはボロ負け、手も足も出ませんでした。
年はあまり関係のないチェスと言えども、ひょうひょうとした12歳に負けたのは悔しく、新年にはチェスの練習をしようと決めました。


クリスマスの飾り付けや御馳走、習慣までもが、地域によって、家庭によって、さまざまです。
本物のロウソクを灯すクリスマスツリーには、久しぶりにお目にかかりました。
数十分歌った後、クリスマスプレゼントが並べられたツリーの周りに集まり、
子供から大人まで、一人一人がプレゼントを広げていきます
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25日、26日と休日が続くクリスマス。
大抵のお店がお休みをしているので、町中は静かです。
特に晴天の日なんかは、反対に森や野原が、のんびりと散歩をし、「日光浴」を楽しむ人でいっぱいに、賑やかになります。

28日から31日の「年の間」の数日間、大晦日用の花火が店頭に並ぶと、とたんにあちらこちらでシュッ、パン、パパン、と待ちきれなくなったアマチュア・花火師たちが予行練習を始めます。
ドイツに移り住んだ当時、日本の花火しか知らず、こっちのヒュルヒュルー、パン、パパン、ババババ、と音だけ大きい(バクチ)花火を鼻で笑ったのを覚えていますが、以来、これぞグローバライゼーション!と言いたくなるぐらい進化しています。
日本の花火大会には敵わないとしても、線香花火を片手に、新年花火の見物に行く価値はあります。


食べ過ぎ・クリスマス後の里帰りパーティーでは、サラダビュッフェにスープ。
デザートはコーヒーに甘さ控えめクッキーで。
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新年を迎え、1月6日の三王礼拝の日、三博士の扮装をした子どもたちが(カトリックの)家々を回り、ちょっとしたお菓子をもらい、戸口に(今年なら)「20*C+M+B+18」の文字を書いていきます。

魔除けのおまじないのようなもので、年号の間に星印(三博士を導いた星)、三博士の頭文字CMB(またはChristus Mansionem Benedicat、キリストがこの家を祝福し給わん、の訳だという説もあります)、CMBの後に続く3つの+は、「プラス」ではなく、神のための十字架だそうです。

この三王礼拝が過ぎ、クリスマスツリーが燃やされ、飾り物が地下室にしまわれてやっと、長い長いクリスマスが終わり、新しい年が始まります。


皆さまはどのように新年を迎えられましたか?

2018年が、良いお年になりますように。





投稿者:森さん  カテゴリー:
2018年1月 5日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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