窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

優しい冬の太陽


 
寒い冬になるという気象情報の長期予報でしたが、暖かくて、雪も降らず、氷も張らず、温かい空気が灰色の空気の下にこもり、観測史上では最高の1月の月間気温を記録しました。ついに黄色や白の小さな花が咲き始めましたが、デンマーク人は、「このまま春にはならないよ。きっと寒くなるからね」と。
 
やはり北欧の冬を知る人たちが話していたとおり、冬の日が訪れました。

 
IMG_0434雪と氷と青空.JPG 
夜間の最低気温が氷点下9℃にまで下がるという予報があり、その晩は、暖房の設定はいつものとおりなのに、室内が冷えたような感じです。風向きが変わって寒気が押し寄せて、雪も降り始めました。小さな透きとおった薄い氷の破片のような重量感の無い雪が、空から舞うようにひらひらと降りてきて、そっと地面に落ちるのです。冷たい地面に着地した雪は溶けずに、そのまま残り、次から次へ落ちてきた雪で足元が白く埋め尽くされていきます。その深夜には道路に凍結防止剤を巻くトラックやトラクターが忙しそうに我が家の窓の下の通りを行ったり来たり。屋根に乗った警告灯がオレンジ色の光を放って、まるで寒さの注意報を発しているようでした。
 
翌朝、窓の外は真っ白な冬景色。城跡の濠の水は一晩ですっかり凍りついて、その上に降った雪で覆われていました。白い氷上に小さく開いた穴のような残された水面に、つがいの白鳥が窮屈そうに泳いでいました。

 
IMG_0432氷の穴と白鳥.JPG
いつもならたくさんいるカモは、どこか他の水辺へ避難したのか姿がありません。氷の上には、ところどころでクイナが休んでいます。

 
IMG_0437凍った濠とクイナたち.JPG
クイナもカササギもカラスもヒヨドリも、寒いので羽毛を膨らませていて、まん丸の愛らしい姿。濠の土手の日の当たる場所を歩いていると、近くまでブラックバードがやってきて落ち葉の下に隠れている虫を探し始めました。餌を探すのに忙しいのか、エネルギー節約のためか、寄っても逃げません。
 

IMG_0438餌探しのブラックバード.JPG
晴れて太陽の光が雪に反射して眩しいほどですが、気温は氷点下のまま。冷たい空気はスキー場みたいです。寒くても青空で心地よいので、樹木園を散歩しました。通路は雪が薄くかぶって白く、その上を歩くとサクサクと音がして、粉のように舞い散ります。たくさんあるシャクナゲは、どれも大きな緑の葉を丸めています。自然の凍結対策で、暖かくなると再び葉を広げます。ほんの一週間ほど前に咲いたシナマンサクの花を楽しみにしていましたが、さすがに寒さに凍えていました。

 
IMG_0441こごえてしまったマンサクの花.JPGのサムネール画像
日本の山桜の下にある我が家の養蜂箱は午後の陽射しを受けていました。養蜂箱の中で蜂たちは女王蜂を中心に丸い球のように集まって冬を越します。寒くなると聞いたので、蜂の出入り口にスポンジを詰めて開口部を狭くしました。寒さが和らいだら、養蜂箱の中で蜂たちが活動し始めます。元気に春を迎えてくれますように。

 
IMG_0443我が家の養蜂箱.JPG
明るい太陽に誘われたのか、柳の花が咲き始めています。まっすぐに青空に向かって伸びたいくつもの柳の枝に、赤い花芽が膨らんでいて、ところどころに白いふわふわの毛につつまれた花が開いています。

 
IMG_0445柳の花.JPG 
樹木園の門へ戻ってくると、昨年から建設工事が続けられていたビジターセンターの建物の上に建前の飾りを見つけました。雨が降っても風が吹いても寒くても、朝夕の暗い時には照明を点して、黙々と職人さんが工事をしていましたが、やっと屋根がついて建前を迎えました。竣工が楽しみです。


IMG_0447建前を迎えたビジターセンター.JPG
2月は寒くても、明るくて、春への希望が膨らみます。
 





投稿者:福田さん  カテゴリー:
2018年2月14日


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