窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

テュービンゲンは、デモ日和



6月に入り、3週間もどんよりとした、しとしと雨日和に初夏とは思えない肌寒い日々が続いていましたが、この数日やっと雨の合間にお天道様が顔を出したり、暖かい初夏の『夕立太鼓フェスティヴァル』や幽玄的な月夜を楽しめるようになってきたテュービンゲンから、こんにちは。


Black Lives Matterデモ集会。警察殺人は他国事ではない。
ドイツで殺された人たちを忘れないで!
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約3か月の間、毎日新聞の見出しを独り占めしていたコロナウイルス。
人と会えば話題はコロナ関連、自粛疲れも限界に近づき、5月末から着々と進む規制緩和に伴い、第二波が懸念される中、テュービンゲンでは街も野原も人で溢れかえっています。

日常的にマスクを着用する習慣がないドイツだからでしょうか、今でも店の前にできているマスク姿の行列や、慣れないマスクを着用して息苦しそうにしている年輩の自転車乗りと畑のど真中ですれ違う時、何かが腑に落ちないような、どこか異国にいるような錯覚を起こします。

マスク着用規制は4月末から続いていますが、テュービンゲンでは医療用マスクはほとんど見掛けません。
鼻と口を覆っていれば、マスク代わりと認められるので、八割以上の一般人が色模様さまざまな手作り(ファッション?)布マスクを使用しているような印象を受けます。

そしてやっぱり日常的エコが当たり前のテュービンゲンでは、「使い捨て商品」に対して抵抗があるのでしょう。
スーパーや小売店でも、使い捨てよりも布マスクの方が数多く販売されています。(1枚5€〜20€)

長期間使い続ける布マスクは、本来ならば使用後毎回60°C以上で洗い、消毒することが奨励されていて、洗わず使い続けた結果、健康に悪影響が与えられるのではないかと心配されていましたが、今のところまだ、何もニュースにはなっていません。


Black Lives Matter(BLM)デモ集会。 6月6日、 雨が降ったり止んだり晴天とは言えない天気の中、
テュービンゲン旧市街の中央教会前に約1000人以上、3000人近くの人が集りました
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規制緩和に伴いデモ集会が許され、特に6月に入ってから全国各地で様々なデモが続いています。


BLM テュービンゲンで久びさの大規模デモ
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5月末、アメリカ警察官によって約9分にもわたり頭部を脚で押さえつけられ殺害(窒息死)されたジョージ・フロイドの動画はソーシャルメディアやニュースで流され、多くの人に衝撃を与えました。

以来、Black Lives Matter (ブラック・ライヴズ・マター)運動を先頭に、反・(黒色)人種差別運動、反・警察暴力殺人デモ集会がテュービンゲンでも、続いています。
  
ニュースや新聞では人種差別やドイツでもある警察暴力が報道され、社会全体の関心も高まってきています。
(日本やドイツの)親たちが「知らない人には付いて行かないよう」と子供たちに教えるのに対し、アメリカで黒人親たちは子供たちに「警官に出会った時の心得」を教えこむ、とニュースに大きく取り上げられ、幼い頃から人種差別を身近に感じて育つ子供たちが精神的に受けるだろうショックやトラウマが問題視されるようになりました。

長年の友人たちからは、今になって初めて、「紅も人種差別を受けることある?」と訊かれるようにもなりました。

国際的な小さな大学町テュービンゲンでも、見た目が外国人だからという理由で差別は日常的に受けますし、外国籍の友人たち多くも残念ながらそんな経験豊富で、日本の「警察は市民を守るため」、「法を犯さない限り味方だ」という考えが通用しません。

運が悪けば高速道路のSAでいきなり職務質問を受けたり、路上で何をしているのか説明を迫られたり、デモに参加する時は(警察側に)危険な目にあわされることも覚悟していく、など、アメリカでもドイツでも警察だけに留まらず、社会、経済、生活全てのあり方が今、問われています。

国境を超え人間社会全体に深く根を張っている諸差別(制度化された社会的差別、構造的人種差別、日常的に浸透している偏見や性差別など)は、これからはタブーではなく、その実態を認め、もっと当たり前に広く話し合い、考え、少しづつでも変えていければ良いですね。


老若男女が参加したBLMデモ集会
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集会所では、ドイツでも警察殺人は珍しくないことを伝えるため、
被害者たちのプロフィールが貼り出されました
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「気候変動を考慮した保健政策を」と旗を掲げた、6月半ばに延期されていたベルリン第九三保健閣僚会議が5月末、再度延期されることが発表されました。

ニュースでは「それと言って急用な論点がない」という理由で延期され、いつになるかは当初未定、と伝えられました。
(現在、9月30日/10月1日に延期されると発表されました)

コロナ対策など、常にビデオ会議を開き話し合っているので、わざわざベルリンに集まることはない、という理由が後日挙げられましたが、コロナ前から取り組まなくてはいけない問題はたくさんあり、それがコロナによって減ったわけでもなく、どちらかといえば顕在化していることを考えれば、それ以来毎週のようにあるデモは当たり前なのかもしれません。


6月の土曜のお昼、橋の上からネッカー川中洲のデモ集会を見守る人だかり
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デモ集会でのマスク着用&1,5m距離確保は難しいが、
『異議申し立て文化の自粛』も限界に〉
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近年、医療や福利厚生制度でも民営化が進み、貧富の差が大きくなるばかりで、それがコロナによって更に浮き彫りになりました。

そしてロック・ダウン中、病院関係者に感謝の気持を表すため、毎晩拍手や歌が送られていました。

もちろんそれも一つの手なのですが、もう一足踏み出し、医療/福利厚生制度の改善・改革を求めて、集会デモがやデモ行進が開かれるようになってきました。

介護施設や老人ホームの改革、社会変革や(国際的)供給連鎖管理法を求め、市民が集り声を上げています。


ネッカー川に浮かぶデモボート
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あいにくの雨で多くの人は集りませんでしたが、それでも集会を開き、
望むことを公にすることは意義があると信じています
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問題はシステム自体。石炭ではなく看護に金を!
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投稿者:森さん  カテゴリー:
2020年6月30日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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南ドイツの小さな大学町テュービンゲンで「競争するより協同で」を教わりながら育つ。暮らしの中や旅路で出会う人たちの人生の多様性に魅了されています。

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