窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

気が付けば、秋



まだまだドイツでもコロナが落ち着かず、先が見えずに計画を立てるのが難しい日々が続いていますが、どんどん暗くなるのも早くなり、収穫の秋がやって来たテュービンゲンから、こんにちは。


小さくてもクリ、見っけ!
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先日、友人と散歩に出かけ、栗の木を発見しました。

ドイツでクリ、と言えば秋に子供たちが拾い集め遊ぶ木の実、マロニエ/トチノキ。
ドングリと同様、特別な処理法を取らない限り、食用には不適切です。

一方、食用栗のマロンは、秋に隣国フランスに遊びに行き、道端や市場で買って食べ歩きながら「ああ、異国へ来ているんだ」と実感するもので、ドイツにはない、と思い込んでいました。

そんな栗の木(ヨーロッパグリ)が、こんなに近くのおさんぽコースにクルミの木と交互に並び、実を生らせているなんて!

テュービンゲンから4キロ離れた村・ヴァイルハイムに引っ越してきてからもう4年になりますが、今までずっと、見落としていました。
まだまだ『見る目』を養わなくてはいけないようです。

マロン並木のクリはまだ小さく、収穫するにはもう数週間(数年?)掛かりそうですが、乾季の影響か、もう実を落とし始めています。

クルミは今からが収穫時期。
今年も冬に備えてのクルミ狩り競争が始まります。

自転車を引き、クルミやリンゴ、プラムなどを拾いながら散歩をしているおじいちゃんに出会ったので、栗の木の謎を知っているか訊いてみたところ、20年以上前に植えられたそう。

いろいろ聞き回ってみたところ、1987年、並木道にどんな木を植えるかを自治体で相談し、リンデンバウム(セイヨウシナノキ)よりも、実が生る『実用的な』ヨーロッパグリとクルミの方が良いと意見が一致。
以来、村人の秋の楽しみになっています。


嵐が来た翌日が収穫時だよ、とおじいちゃんに教わりましたが、小雨では枝が揺れないのか、もう先に拾われたのか、クルミは7つしか見つかりませんでした(下の写真右上です)。ところがお隣さんを訪ねたところ、カゴにいっぱいのクルミが!今度、上級・クルミ狩りを習いにお隣さんと出掛けてきます。


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8月半ば頃、果樹並木道のりンゴの木が倒れているのを見掛け、嵐が来たわけでもなく不思議に思っていました。
後日、公園のヤナギ、それに川辺のノルヴェーカエデなどの木も、ボキッと折れて倒れているのを見掛けました。

1960年代70年代のテュービンゲン道路緑化では、主に在来種が選ばれたのですが、当時、気候変動は想定外でした。

7年連続の高温と乾季により地下水位がどんどん低下していて、在来種の根が地下水に達せなくなり枯れてしまったり、もしくは水分不足で弱っている所を真菌類やキクイムシにやられてしまった、ということが考えられます。

今年の夏は特に、コロナの影響で多くの人が国内でプールだ、庭の水やりだ、と休暇を楽しんだことも地下水位低下に繋がるだろうと心配されています。


今年は近場、ネッカー川でヴァカンスを。ヨットは初めて目にしました。
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市の植物管理課の課題も近頃では、「伐倒」から「変わりゆく気候に適している樹木探し」に変わりつつあるそうです。

例えばこの数年続いているテュービンゲン中央駅(周辺)改造工事では、町の緑化、高温・乾季に強い、花や実を付ける、多くの土着種動物に好まれる、というような観点から、在来種ではない、アメリカフウ、サイカチ、オーストリアン・オーク、そしてネトル・ウッドが植林予定されています。

樹木選択の際には、ドイツ全州の作庭課・緑地課連合が常に更新し公表している「樹木リスト」(https://www.galk.de/arbeitskreise/stadtbaeume/themenuebersicht/strassenbaumliste)も参考にされました。

そして試行錯誤の実験台として、ネッカー川沿いにはヒッコリー(北米・東アジア原産)が植えられ、次には水辺との比較が可能になるよう、丘の上にも植えてみようと、計画が進んでいます。


秋といえばHokkaidoの道端お裾分け。今晩、我が家は今秋初のカボチャ・スープです
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投稿者:森さん  カテゴリー:
2020年9月29日


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