春の足音
夏の東京オリンピック、オミクロン株での規制と感染者数の推移、冬の北京オリンピックそしてウクライナ情勢と巣ごもり生活に立て続けにテレビにかじりつく生活が続いて、少し疲れてしまいました。
近くの公園では梅が満開になりました。
三ツ池公園の梅
池に浮かんでいる鴨たちも、渡りの時を感じてすこし浮足立っているように見えます。かわいい「ルリビタキ」も姿を見せて、アマチュアカメラマンの話題をさらいました。常連の「カワセミ」もちょっとひがむほどの人気です。こんな小さな鳥たちでもひとところにとどまらず、日本列島を渡っていくのです。
ルリビタキ
カワセミ
こんな中でやっとです。2030年に300平米以下の住宅も省エネ基準を満たすことがようやく義務化されることが決まりました。板硝子協会では長年、省エネ住宅・建築の基準の義務化を訴えてきました。近くは1999年の平成11年(次世代)省エネ基準の中でペアガラスの仕様規定が登場して、いちばん最近の平成25年(2013年)基準改正でも、全国ほぼペアガラスを使わないといけない基準になりました。でもいつも推奨基準でした(日本ではコロナの行動制限が行き過ぎに気を遣うのと同じ政策思想です)。
新築住宅では断熱ガラスの普及が行き届いたと思われましたが、省エネ基準に従うか建築士が説明して建て主がNoということもできる、それが許される基準でした、狭義の義務化は行われませんでした。苦節〇〇年です。
ただし、まだまだ油断できないのが40万戸超という新築戸建住宅の数。誰が省エネ設計して誰が審査するの?という声が早くも(いつものこと)聞こえてきました。一次エネルギー消費基準という、家庭で消費するいろいろなエネルギー源を一次エネルギー(熱量:ジュール)に統一して基準と比べる、というすぐには理解しにくい計算を一軒一軒行うのですから、2030年に向け、これからも業界として地道に啓蒙活動と簡易な方法を探る作業が始まるでしょう。
昨年も気候変動が激しく様々な被害を受けましたが、今年はどんな年になるでしょうか。
SDGsやいろいろ環境を考える機会が多くなったので、在宅でも受験できる東京商工会議所が行っている「ECO検定]を取りました。勉強してみると改めて世界中で環境危機を討議し、発信してきた歴史がわかります。福田さん、森さんがかかわっています「ヒュッゲな生活」、「エコツーリズム」や「ジオパーク」、なども大きなくくりでの地球環境への取組だと感じました。