窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

生物多様性について、デンマークより

毎日、楽しく自転車に乗って元気なふくだなるみです。

アネモネの花も満開、ブナの若い芽が出て、森は薄い緑色に美しく染まっています。

 

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生物多様性ですね。

タヌキがポーランドからドイツを越えてデンマーク南部に出現しています。タヌキはデンマーク原生の動物ではないので、自然界に天敵が存在しませんから、タヌキが棲みつくと生態系のバランスが崩れる危険があります。そこでタヌキを発見したら地元の自然・森林管理局などに報告することになっています。

 

私の住んでいるコペンハーゲン郊外では、湖沼や河川沿いのミンクの棲息が問題になっています。デンマークのミンクは毛皮を使うために輸入されて農家で飼育されているもので、原生動物ではありません。その畜舎のミンクがときどき脱走するらしく、それらが水辺に住みついて野生化しているのです。外見は可愛らしいミンクですが鋭い歯を持っていて、魚だけでなく水鳥も捕らえて食べるので、自治体によっては地元のハンター協会の協力を得て、ミンク狩りをするところもあるほどです。

 

ときどきウチの人と一緒に魚釣りに出かける川にも、2-3年前からミンクが棲みついていて、私達はデンマーク自然保護協会へ報告しました。その川の管理をしている釣クラブは、川の生態系保存と自然保護を目的に、毎年マスの稚魚を放流していますが、きっとミンクの御馳走になってしまっているのでしょう。また、この川に沿った湿地帯は渡り鳥の保護地区ですが、これらの鳥達がミンクの餌食になってしまうのは深刻な問題です。

 

タヌキやミンクのように森林の破壊や人的な行為が原因でデンマークの風土に侵食している動物や植物のほかに、温暖化が原因で渡ってくる昆虫類も多くあって、農産物の収穫に影響を及ぼしています。

 

これらに反して、環境改善によって野生の自然が蘇り、産業革命前までは存在していたオオカミが国境付近で確認されたり、今年のように極寒の冬には、スウェーデンの海岸から凍った冷たい海を泳いでエルクが渡ってきたり。

 

ところで、デンマークの河川では水中の生態系保護のために、魚釣はルアーかフライフィッシングで、そして、キャッチ&リリースで。

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投稿者:福田さん  カテゴリー:
2010年5月 6日


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