窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

もっとみどりを

夏日が続いて、スポーツや屋外活動に、そして、ただのんびりしている、たくさんの人々で、楽しそうな雰囲気が海や水辺、森に溢れていましたが、ヨーロッパ大陸を南北に縦断する大きな雨雲にデンマークも覆われて、大粒の雨が降り始めました。暑さも一休み。
 
IMGP0943.JPG北欧の夏は涼しいとはいえ、コペンハーゲンのような人口の多い都市では、気温が25℃を超えると、集合住宅の室内は蒸し暑くなります。
このごろは人気のあるカフェやレストランでは冷房を設備しているところもあります。
コペンハーゲン・コムーネでは冬の地域暖房供給施設に新たな技術を加えて、夏には街の商業施設へ冷房を供給する設備を開発しました。
地域暖房供給も、こちらの冷房も、エネルギー源は廃棄物の焼却です。
 
寒い冬に熱エネルギーを逃がさないようにと、断熱材を屋根や外壁にたっぷり使った建物は、夏の暑い外気も遮断して室内を涼しく保っています。
窓ガラスの断熱効果も慎重に考えて、最近は南や西向きの窓と北や東向きの窓では異なるガラスを使うことを、ガラス製造企業や建物のエネルギー利用の専門家が勧めています。
 
森さんのお住まいの街の話をうかがって、省エネルギーと環境改善や自然保護はすべてがつながっていて、全体的に向上しないとならないのだなと思いました。
ニューヨークから発信されて世界中へ広がっているグリーンマップ(街の緑や環境を配慮した事業を紹介する地図)では、「木陰が涼しい並木道」というアイコンが用意されています。樹木は涼しい木陰を提供するだけでなく、雨水を吸収するので住宅地での洪水を防いだり、大気への二酸化炭素の排出量抑制へも貢献してくれますね。
 
デンマークでは農業の発展に伴って、耕作地の確保のために森林面積が減少してきたという歴史があります。やがて工業化が進むと、耕作地が工業団地へ移り変わりました。
20世紀半ばに工業地区が拡大して住宅地に接近してくると、国土利用法によって、緑地、農地、工業用地、住宅地、商業用地が各地方自治体ごとに指定されて、緑地が他の用途で利用されることになったり、農地が工業用地に変わったり、住宅地に商業施設が突然出現したりすることがなくなりました。
それでもまだ今日でも、デンマークの森林面積は減少中だそうです。
緑地や森林を保護し、農地や庭園などの緑を豊かに増やすために、政府は「緑の増加」する事業への援助を設けています。
 
豊かな緑を増やすために、既に森林の有効利用と保護や、河川沿いの緑地や湿地帯の荒廃を防ぐために牛や羊を放牧するなどが行われています。
最近では住宅地と農業地域の間の緩衝地帯の緑地に自転車道を設けて、緑のレクリエーションの場としての利用も始まっています。
ところが緑の面積を広げる努力をしているにもかかわらず、実りが少なく種子が育っていないのだそうです。
しかも、果樹の生産高へも影響が見られるのだそうです。この原因は、数年前にデンマークで蔓延したハチの伝染病で、その後ハチの数が激減しているからだと言われています。
 
最近の調査では、デンマーク全国の果樹園におけるミツバチによる受粉は年間で10億デンマーククローネ(約170億円)の経済価値に相当すると推定されています。
デンマーク全国にたくさんあるリンゴやナシ、イチゴや各種ベリー類などの果樹園では、多くのところでミツバチに受粉を頼っています。
ですから、伝染病によるミツバチの数が激減は果実の収穫に大きく影響しています。
そこで、ミツバチの生息地の分布と健康状態を把握するために、食糧省は全国の養蜂園の電子的な統一登録を今月13日から開始しました。
こうしてミツバチの生息と健康を監視することで、ミツバチによって受粉される農地や果樹園の作物や森林その他緑地の野生の植物の成育を保持し、全国の植物成育面積の増加を図ろうというのが目的です。

 IMGP0945.JPG 我家のリンゴは花の咲く5月に雨が降って心配しましたが、6月と7月の太陽の光を受けたたくさんの実が大きく育っています。
昨年、我家にやって来たハチさん一家は、たくさんの蜂蜜を集めています。
家族も大きくなったので、分けて、もうひと家族できました。
 
先週は暑くて団扇を使いながら、扇風機を買おうかなんて話していましたが、今週は雨降りで、窓を閉めて長袖を着ています。
典型的なデンマークの夏です。城趾の堀の白鳥一家は雨上がりに家族揃って羽繕い。
7羽の「みにくいアヒルの子」たちは大きなったのに、まだ小さなヒナと同じにピーピー鳴くのですよ。
 
夏休みは半分が過ぎました。


投稿者:福田さん  カテゴリー:
2011年7月20日


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