窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

あぁ、時間が戻せるなら


10月下旬に、夏時間から冬時間に変わってしまいます。あーあ、、、明るい日々から暗い日々へ突入です。
それなのに、日中晴れるととっても暑くて驚きます。これから夏が来るのかと錯覚するほど暑いです。
だから、風邪ひきさんがそこら中に居て、いつ自分の番がくるかびくびくしています。

テュービンゲンの鳩の産卵所、初めて見ました。ミラノでは、街に鳩が居たら困るので、餌やりは禁止されています。
でも、沢山の観光客は鳩にパン屑やらを与えて写真を撮ったりしています。モニュメントを汚すし、衛生的にも問題があるので、嫌われ者なんです。
テュービンゲンの産卵場は卵がそのままゴミ箱に運ばれて増えないようにしているって言う事は無いのかしら?(笑)
私たちからするととっても不思議です。



先日、ヴァイオント・ダムの見学に行って来ました。
トリノで地質学の国際会議があり、日本から地質学者の方々がお見えになっていました。その方々をヴァイオント・ダムにご案内したのです。
それは、オーストリアに近い場所、美しい山々で世界自然遺産にもなっているドロミテからフリウリに向かったところにあります。
その当時世界で一番高い(264m)という事でも有名でした。「挑戦する気持ち」がよくわかる一つです。
建設は世界のダムを多数手がけていたエンジニアが担当したこともあり、注目の的でした。 
目的は電力を大量に作る事でした。それによって、工場が立ち、雇用が増える。いつの時代にも似たような事を考える物ですね。

ダムの上からの写真です。中央奥にみえるのが今のロンガローネの街です。
51年前に生まれたばかりの街,それまであった街は消えてしまったのです。
 


P1150775のサムネール画像

1963年10月9日22時39分に悪夢のような事が起きました。
今から丁度51年前の事です。
水の溜まったダムに片側の山の一部が切れるナイフでスパット切ったように一気に滑り込んだのです。
2億6千立方メートル 約1.8kmにわたって地滑りをしたのです。
 

黄色い部分がそのまま下に落ちました↓
vajont0870
黄色い部分が落ちた様子↓右下にダムがあります
vajont875
今は木が生えてきましたが、Mの字状に地滑りがあった跡がくっきり残っています↓
P1150831

そのため一気に大量の水が溢れ、まるで津波と同じような状況となり、6分足らずで下にあるロンガローネの街や小さな集落を飲み込んでしまいました。
2000人以上の方々が命を失いました。
ダム自体はびくともしなかったのは驚くべき事実です。
どんなに技術が発達しても、地質の奥深くまで知る事は出来ないという事をその事故が教えてくれたのです。


Vajont003

地質をよく調べればわかった事、警告をしっかり出せば被害者が少なかったのにそれがなされなかった。
長雨が続いて、地滑りの危険があったのに、想像はできていました。地滑りの危険も察知していたのにも係わらず、
下に住む人達への警告は「今夜ダムから水が漏れるかもしれません。そんなに慌てる事はありません」というようなものだったそうです。
もっと早く、速やかに避難をさせてあげていれば、このような惨事にはならなかったのに。
後悔先に立たず

そこで命を落とした10歳以下の子供達の名前が色とりどりの布に書かれていました。
その数400名以上、中には、まだ生まれていません、と書かれた物も沢山ありました。



P1150806



投稿者:上山さん  カテゴリー:
2014年10月 8日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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