IPCC第4次評価報告書 第2作業部会報告書の公表
4月6日(金)にIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第4次報告書第2作業部会の報告書が発表されました。翌日の新聞各紙が競ってこの話題を取り上げていましたので、お読みになった方も多いのではないでしょうか。
先に発表された第1作業部会が、気候システム及び気候変化の自然科学的根拠についての評価を担当するのに対して、第2作業部会は、気候変化に対する社会経済及び自然システムへの影響や、変化への適用オプションの評価を担当しています。
この報告書の中で、特に注目すべき指摘は以下の3点です。
1.地球の自然環境は、今まさに温暖化の影響を受けており、観測データ数の内、物理環境の94%、生物環境の90%で現れている。
2.地球全体の平均気温が1990年レベルから1~3℃未満の上昇の場合、ある地域では社会経済的損失が増えても、ある地域では便益が増える可能性がある。ただし、一部の低緯度地域ではわずかな気温上昇さえ損失が発生する。
3.地球全体の平均気温が1990年レベルから2~3℃以上上昇した場合、全ての地域で社会的損失が発生する。
地球温暖化は確実に進んでいます。そして、それは単なる自然破壊で終わるわけではなく経済的にも大きな損失を招くということであり、経済優先で環境を省みないなら結局は経済そのものもマイナスの影響を受ける、ということです。今まさに、環境と経済発展をどのようにバランスさせていくかを、真剣に考える時がきているということだと思います。
ところで、そんなニュースを見たばかりのところでしたが、3月30日にオープンした六本木の東京ミッドタウンに行く機会がありました。夜空にそびえる高層タワー棟は圧巻です。


低層棟のカフェも人がいっぱいでした。

でもそのガラスは・・・、残念ながら断熱性能は☆☆で、☆☆☆のエコガラスではありませんでした。

もちろん、エコガラスだけが地球温暖化防止の万能薬ではありませんし、人類皆が、それぞれの方法で確実に対策に取り組んでいくこと、それが一番大切なことですが、今回のIPCC第2作業部会報告を見て、私達板硝子協会は社会的責任として、一層多方面からエコガラスの普及・啓蒙に努めていかなければならないと、改めて感じています。

