「家庭からのCO2排出量」を考えよう!
11月8日付けのブログで、2006年度の温室効果ガス国内排出量の速報値(11月5日環境省発表)の概要を紹介しました。今回は、わたしたちの生活のあり方に直接関わりのある、「家庭からの排出量」について考えてみたいと思います。
2006年度の温室効果ガスの総排出量は、13億4,100万トン(前年度比1.3%減、京都議定書の基準年(1990年)比6.4%増)。「家庭部門」は前年度比4.4%減ですが、やはり基準年と比べると30%余りも増えています。
昨年度、家庭部門の排出量が減った要因は、「暖冬の影響などにより電力消費や灯油等の消費に伴う排出量が減少したため」とされています。この冬の寒さが厳しければ、またプラスに転じてしまいかねない危ういものだ、と指摘されているような気もしました。
京都議定書で削減の対象となっている温室効果ガスには6種類ありますが(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロン等3ガス)、実は、このうち基準年比で増加しているのは二酸化炭素だけです(他のガスは2006年度の速報値で22%~70%余り減少)。
では、問題のCO2をどのように減らしていけば良いのか、わたしたちが各家庭でできる効果的な対策は何か・・・。
温室効果ガス専門の研究機関が分析した、『家庭からのCO2排出量(用途別、2005年度)』というデータを参考にしてみましょう。
※ 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より
上図のとおり、家庭からのCO2排出量は「照明・家電製品などから」が最も多く、次いで「自動車から」、「暖房から」、「給湯から」となっています。
こうして見てみると、何をすべきかがはっきり分かる気がします。温暖化問題が叫ばれる以前から、しつけの一環として注意されてきたことが次々に思い出されます。「付けたら消しなさい」、「お湯を出しっぱなしにしたらダメ」などなど・・・。
そこで、環境省の資料『家庭でできる温暖化対策』から、いくつか対策を紹介します。
○家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らす ⇒ 年間約238kgのCO2削減
○週2日往復8kmの車の運転をやめる ⇒ 年間約184kgのCO2削減
○待機電力を50%削減する ⇒ 年間約60kgのCO2削減
○冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する ⇒ 年間約33kgのCO2削減
少し面倒だな、と思うことでも、年間で可能な削減量を見ると、やる気が出てきますよね。
日に日に寒さが増す中、冷房の6倍以上の割合でCO2を排出してしまう暖房のあり方について、今のうちにわが家でも作戦を練ることにしたいと思います。
