沖縄 Photo Report (2) 北部の景勝地と巨大水族館
沖縄本島には那覇から名護まで高速道路がありますが、東シナ海に面した海岸線を通っているのが国道58号線です。宜野湾、嘉手納、と米軍基地を横に見ながら北上していくと、恩名村にある風光明媚な琉球王朝ゆかりの地、「万座毛」にたどりつきます。
1726年にここを訪れた琉球王の尚敬が「万人を座するに足る」と言ったのが「万座毛」の由来だそうです。広い駐車場がある出入り口には土産物屋が並び、沢山の観光客集まっています。

海岸につながる道には「アダン」という名の、パイナップルのような実をつけた木が何本も生えています。

これが「万座毛」です。象の鼻のような形をした「象岩」、言葉の通り、万人が座ることができそうなほどに平らに広がった岩が、とても印象的な風景です。

「万座毛」の反対側には有名なリゾート、万座ビーチホテルが見えます。

「万座毛」からさらに国道58号線を北上していくと、名護湾を過ぎて本部町に入ります。ここにあるのが沖縄海洋博覧会の跡地にできた海洋公園です。この公園の目玉施設は、なんといっても世界最大級の「沖縄美ら海水族館」です。

建物は4層になっていますが、その中に大きな水槽が2つあります。3階にあるのが「サンゴの海」をテーマにしたもので、中には色とりどりのきれいな魚や、おもしろい顔をした魚が泳いでいます。


沖縄名は「ブーナー」のサザナミフグ

沖縄名は「ヒロサー」のメガネモチノウオ、これはその頭の形から、ナポレオンフィッシュという名前でも呼ばれています。

岩の下にはアオウミガメがいます。この沖縄名は「ミジガーミー」

2階にある巨大な水槽が「黒潮の海」です。3匹のジンベイザメをはじめ、マンタ(オニイトマキエイ)やキハダ、カツオなどが泳いでいいます。この水槽に使われている正面のアクリルパネルは、幅22.5m、高さ8.2m、厚さは60cmもあります。前に立っている人の大きさと比べると、その巨大さがよくわかります。

マンタが水槽の底を這うように泳いでいきます。

ジンベイザメは側で見るとかわいい目をしています。

これが60cmのアクリルパネルのカット模型です。何層にもわたって、厚いアクリル板が積層されているのがよくわかります。

30分から1時間に1回、この巨大水槽を上から見ることができる15分の水上観察コースがあるのですが、運よく空きがあり参加することができました。水族館の楽屋裏を見るのは初めてです。巨大な水槽の上には、餌をやるためや観察用のデッキが設けられていました。

まさかジンベイザメが泳ぐのを、上から見られるとは思ってもいませんでした。

北部の最後は本部町に隣接する今帰仁村にある、世界遺産「今帰仁城跡(なきじんじょう)」です。ここは別名北山城とも呼ばれ、13世紀頃には築かれはじめたとのことです。15世紀初頭に琉球を統一した、尚巴志(しょうはし)によって滅ぼされるまでは、北山の王の居城でした。

石組みの「平郎門」をくぐると、細い石の階段が城址へと続いています。

上まで登って見渡すと、立派な石垣の向こうに海がよく見えます。

本丸の跡には火の神を奉る建物があり、今も祭祀が行なわれて参拝者が訪れるとのことです。

(続く)
