窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

ルーム・シアター (Zimmertheater Tübingen)


身体がもう少し小さかったら、大ガサを持って飛べるだろう西風がビュウビュウ吹くテュービンゲンから、こんにちは。
またサマータイムの季節になりましたね。上山さんの言う通り、ほんと、日も長くなり、町中がどことなくウキウキしています。3月には大抵の大学生は休みで里帰り、町の平均年齢が上がる時です。先日、高校を卒業して以来、顔を合わすことがなかった同級生に町でばったり出会い、「あまり変わらないけれど・・・老けたねぇ」なんてことを言い合いました。それもそのはず、ピッチピッチの10代から20代に比べたら30代・40代、お肌の張りが変わったのだし、パンダのようなヘタな厚化粧もしなくなり、ほぼスッピンの毎日。年相応の外見で何が悪い?!という年になってきたのでしょうか。いや、よく忠告されるのですが、「女を捨てる」気がある訳ではないのです。生きた分、痕跡が残るのは当たり前で、「老い」にもその美しさがあるように感じ、楽しみでもあるのです。「あっ、こんな所に見たことのないシワが・・・あら、白髪も・・・」と1980年代後半に流行った絵本、「ヴォーリーを探せ!」のような楽しみをも味わっています。そうそう、おじいちゃんおばあちゃんのしわしわの手や顔にドキドキするのは、ナウシカの影響なのでしょうか?


狐の嫁入り天気。虹がうっすら出ていたのですが、見えますか?
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若者多きテュービンゲン、夜な夜な飲み明かしも踊り明かしも出来ます。そんなテュービンゲンで、今夜は何かゆっくり外出したいな、と考えた時、小さな映画館でメインストリームから外された映画を見に行ったり、劇場へ出掛けたりします。
テュービンゲンには州立劇場(LTT:114席から373席用舞台)やルーム・シアター(Zimmertheater:60席から80席用舞台)があり、そのほかにもアマチュア劇団や青少年演劇プログラム、人形劇場や「シアター・スポーツ※」など、演劇に触れる機会が多数あります。
先週末は、「Judas!」(原作:ヴァルター・イェンス著、ユダの弁護人)の最後2回の公演がルーム・シアターである、素晴らしいので見に行けと勧められ、行ってきました。(HP:http://www.zimmertheater-tuebingen.de/spielplan/judas--4287


州立劇場前に駐車する宣伝ワゴン、
天気の良い日にはよく旧市街の教会前に移動している
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旧市街にある木骨造1軒に入っている「ルーム・シアター」
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ルーム・シアター入口。中にあるカフェテリアは小さなミーティングに使われたり、
ネッカー川沿いにバルコニーもあり、夏は社交場に変わる
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客席と舞台の間が1メートルもない小さいな空間で、階段も席代わりになるぐらい満席でした。70分の間、イエスを裏切ったとされるユダのモノローグが熱く続き、ユダがキリスト教にとってどんなにか重大な役目を果たしたか、裏切りではなく愛であったことや、もしユダが「裏切る」ことを拒否していたら、イエスは十字架にかけられることなく、人類は罪を負ったままだっただろうことなどが演じ・語られました。考え方の違いや、様ざまな方向からのモノの見方を勧めるこの作品を拝見しながら、網野善彦著「日本の歴史をよみなおす」をなぜか思い出し、読みなおしてみることにしました。そして、「Judas!」の原作(ユダの弁明)も大学図書館で見つかったので、さっそく予約し、連絡待ちです。

ルーム・シアター、客席が舞台に迫る。地下室の石壁アーチを取り入れた舞台
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ユダのモノローグが「みなさん、ぼくのことをもう一度、考え直してみてくださいませんか?」と終わりを告げ、ゆっくり1階のカフェテリアヘ移動。やっぱり小さいテュービンゲン!顔見知りが何人かいたので、挨拶回りをし、坐りこみ、感想を交わしているうちに、次のプランが立てられていました。
「怖いおじさんたちのいるロッカーズ・クラブ『リビング・デッド』で親友の誕生日パーティーがある」と言う友だちに、ドキドキ(内心ちょっとびくびく)しながら付いて行きました。テュービンゲン暮らし20年以上になりますが、そんな「クラブ」があるのは聞いたこともありませんでした。カメラで見張られた入口でチャイムを鳴らし、ドアを開けてもらい2階へ。どっしりした身体に皮のスーツをぴしっとまとい、ヒゲは手入れが良いのか、立派。刺青はバイカーのシンボルなのか、見かけ恐そうなおじさんがたくさん。女性は比較的少なく、初めの内は場違いに感じ、1人でお手洗いに行きやっと恐怖心が消えるまで、ソワソワしていました。と言うのも、一般にあるパーティーや飲み会という場合、22時ぐらいから大抵のトイレは出来るだけ我慢をしたくなる汚れようになっているのですが、「パンカーとバイカーの違いはトイレ!」なんて思ってしまうぐらいキレイだったのには驚きました。若めのバイカー(30・40代)3人揃ってバーに上がりロックに身を震わせる、なんていう映画の一場面みたいなこともあり、自分の先入観がどれだけ役立たずなのか、気がつかされた夜でした。


ドイツ赤十字の古着収集ボックス。
ロッカーズ・クラブの「怖いおじさんたち」もこんな感じ、
睨まれたくはないけれど、どこかあたたかくもある・・・?
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翌日、50代女性2人組が訪ねてきました。母の知り合いかと思えば「イエス・キリストについてお話があるのですが・・・」と言われ、10分程度、玄関越しにお話をしました。今までタイミングが悪く(?)話す機会はなかったのですが、今日はちょうど良く家でのんびりしていたので、「あ、イエスとかキリスト教に、興味ありません。それよりなんて言うのでしたっけ、あの団体?・・・あ、そうそう、エホバの証人・・・」「それです、わたしたちも、エホバの証人。」「・・・ではなおさら、脱会について少々お話を・・・」と団体の構造や、そこにある凄まじい差別について質問させてもらえました。納得できる答はいただけませんでしたが、第一印象は与えていただくことができました。
今夜、「ユダ!」の最後の公演があるのでぜひ!と勧め、お帰りいただきました。

※即興劇。何組かがインプロで演技を競い合い、客が勝ち負けを決める。







投稿者:森さん  カテゴリー:
2015年4月 9日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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ミラノに22年目、古いものと新しい物が混在する面白い町です。日本のみなさまに何かお伝えできることがあれば嬉しいです。

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南ドイツの小さな大学町テュービンゲンで「競争するより協同で」を教わりながら育つ。暮らしの中や旅路で出会う人たちの人生の多様性に魅了されています。

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