窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

春一番


IMG_0172福寿草
2月のデンマークは寒くても、太陽の光が力を増して、日向を歩くとポカポカ身体が温まります。明るい時間もずいぶん長くなって、それだけなのに朝夕には心が軽やかになるものです。北欧の冬には、太陽の地球に注ぐ光の素晴らしさに感動し、感謝したくなります。
 
ドイツでは寒かったのですね。デンマークでも水辺に氷が張っていましたが、スケートが可能になるほど厚くなりませんでした。氷上スケートが許可になるには氷の厚さが12cm以上と決まっています。私は慣れないので、氷の下の様子が見えると怖いのですが、氷が厚いので割れることはありません。最近は温暖化の影響で、大西洋からの温かい空気がデンマークに流れ込むようになり、なかなかスケートができるほど氷が厚くなりません。雪も積もらないので、クロスカントリースキーもできず、ちょっと残念です。
 
湖沼の氷を初めて体験する白鳥の若鳥が氷の下の水草が食べられずに戸惑いを見せていた2月初めに、私は日本へ一時帰国しました。到着した日は東京で気温が10℃以上に上昇して、デンマークから着てきた厚いコートを開いて、毛糸の帽子や手袋もポケットにしまって実家に到着しました。でも翌日には気温が下がりましたね。それでも庭の椿にはたくさんの花が咲いていました。近所では赤や白の梅の花も咲き始めて、日本には冬を飾る花があるのが、北欧とは違うのだと、つくづく思いました。そして、季節ごとにそれぞれの表情を見せる自然が、四季それぞれの風景を創るのだと、日本の自然の豊かさにあらためて感動しました。

 
IMG_0175冬の花
天気予報では「冬型の気圧配置」で真冬の気温と話していましたが、デンマークに比べれば温かくて、なによりも美しい青空が印象的です。そして透けるように軽い空気の彼方に見える富士山。法事で出向いた埼玉県北部では、赤城山から冷たい風が強く吹き付けていましたが、それでも南西の秩父山地の向こう側に、雪化粧の富士山が姿を見せていました。都心では高層ビルが立ち並んで、富士山の見える場所が少なくなりましたね。けれども広い関東平野の中心部からは、数多くの高層ビルの上空を大きく超えて、青空にくっきりと富士山が雄大な姿を見せています。なんとも富士山の大きさには感動的です。

 
IMG_0158青空に富士山
青空が広がる東京から新幹線に乗って、トンネルを抜けると雪国でした。上越新幹線に乗ってスキーへ出かけるたびに、三国峠のトンネルの向こうへ出ると、真っ白な雪景色であるのに驚かされます。川端康成が書いた頃から変わらない、日本の自然の神秘に触れるような気がします。我が家のデンマーク人と私は気分転換に3日間だけスキーへ出かけました。今冬の北陸は大雪で、地元の皆さんは大変ご苦労様です。越後湯沢駅に到着すると、朝の開店前の時間帯で、屋根の雪下ろしをしているところでした。東京では雨も降らないのに、こちらでは雪が50cm以上も積もっていて、我が家のデンマーク人が驚いていました。日本の風土は多様ですね。

 
IMG_0161スキー場
最近は日本のスキー場の雪質の良さが評判で、海外からのスキー客が多いですね。私たちが訪ねたスキー場では中国やタイ、フィリピンなどアジアからの客人がたくさんいて、日本のスキー場も国際的になったものです。ゲレンデに出ると西洋人の親子に気がつきましたが、デンマーク語が聞こえてきて、我が家のデンマーク人はデンマークから来たのは自分だけと思っていたのに、同郷人がいたのに少しばかりがっかり。北欧では2月は学校の「冬休み」があって、たくさんの人々が家族や友人とスキー旅行へ出かけます。私たちがコペンハーゲンから乗った成田行きの便にもデンマーク人だけでなくスウェーデンやノルウェーから日本へスキー旅行に出かける若者が同乗していました。そして成田とスキー場を行き来するバスもあるのですね。便利になったものです。

 
IMG_0164ゲレンデ
雪に恵まれた上越のスキー場で私たちは、楽しい3日間を過ごしました。また、リフト乗り場でもホテルでも、どこででも親切な職員の皆さんの笑顔が印象的でした。厳しい自然に向かいあって暮らす地元の人々に対して、心に尊敬の気持ちが湧きました。

 
IMG_0167上越の山と里
越後湯沢から実家に戻った翌日に東京に春一番が吹きました。2月に春一番では早いですね。けれども梅の花も満開になり、もしかしたら、もうすぐ春なのかもしれません。庭では、春が近づいたことを告げるように、福寿草が黄色の花を開いてました。
 
デンマークへ戻ると雪が残っていました。雪が積もって子供達は2-3日そり遊びを楽しんだようです。森でクロスカントリースキーを楽しんだ人もいました。けれども今は細かい霧雨が降って、ところどころ雪の溶けた地面には、もう1か月前から咲いている黄色い節分草や白い待雪草の花が咲いています。厚い灰色の雲が立ち込めて、まだ樹木の芽は堅く閉じたまま。重いコートを脱いで、明るい青空の下に咲き誇る花を楽しむ春は、まだまだ遠いようです。
 




投稿者:福田さん  カテゴリー:
2017年2月28日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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