窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

『Albatros』に揺られ・・・



帆船『Albatros』に揺られて、オランダのアイゼル湖とワッデン海の風と波を楽しみ、曇っているからと油断をしていて、顔だけ真っ黒に焼けて帰ってきたテュービンゲンから、こんにちは。


オランダならではのチューリップの花束とAlbatros
(Tjalk:ワッデン海用貨物運送用スクーナー/カッター?)の芳名帳
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去年のクリスマスに、小学校からの幼なじみが家族ぐるみで1週間、帆船で旅に出るけれど、一緒に行く?と声を掛けてくれました。

今まで、電車で、車で、飛行機で、と旅をしてきましたが、船旅と言えばせいぜい東南アジアのボート(こんなにギュウギュウに人が乗って、大丈夫かしらと不安になる)やフェリー(トラックや大型バスも乗る、波の揺れもそう感じない大型船)。

そんなことで、8月に入ってから、人生初めての帆船ヴァカンスに行ってきました!


一週間雨・曇りが続くとの予報に反し、お日様も合間に顔出ししてくれました
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アイゼル湖畔の町並み。
写真の右端に写る緑色の船『Albatros』に1週間、お世話になりました
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初日の夜には船のリビングルームで11人が揃い、打ち合わせを兼ねた夕食を。
(既に寝ている2人の子どもたちと、到着が深夜になる甲坂員との顔合わせは、翌日に)

日に焼けた穏やかな顔の船長・セイヒャーさんは白髪交じりの50代後半ダンディー。
10歳の頃から海と付き合ってきているだけあり、アイゼル湖のことならなんでも知っています。
1890年造の貨物運送用Albatrosを自分で修復し、日帰りツアーや(最長)2週間のセイリング・ツアーのスキッパーとして生計を立てています。

そんなセイヒャーさんをリビングルームの大きな食卓で大人10人が取り囲み、近場のピザ屋さんで買ってきたピザを頬張りながら、船長が述べる今後の注意事項に、耳を傾けました。

翌日からどんな水路を辿るかは大まかにだけ決めておき、最終的にはその日その日のお天気と相談して決めることに。

カランカランと風に揺られるマストの大コンサートで寝付けない、ということを20年前にゴメラ島で経験し、覚悟を決めていたのですが、近年には船の造りも発達してきたようで、初日から揺りかごで寝るかのように、ゆっくり・ぐっすり、朝まで眠り通しました。


船の胴体は広く、二段ベットの寝室7室にシャワールームとトイレ。
写真の奥はリビングルームにキッチン
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パンにマーマレード、もしくはチーズやサラミ、そしてジュースやお茶やコーヒーと、ホテルの朝食と比べると質素な朝食後、いざ、出航!

オランダ・ハーリンゲンからロレンツ水門を通り、アイゼル湖の風に揺られてのんびりセーリング。

波が高かったり、揺れが激しい中の食事は海上生活ならではで、お皿をしっかり捕まえておかないと、ふと気が緩んだ時などに、スーッと散歩に出掛けてしまいます。

その上トイレが流れなくなったり、台所の流し台に水が溜まったり、日常ではそう経験しなくなったいろいろな不便がありますが、それも楽しみのひとつです。

あっちこっちに転がって行くビー玉を追ってみたり、片足でバランス立ちを練習したり、2歳と4歳のちびっ子たちも大人たちも、退屈を知りません

ロレンツ水門
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水門を通過する前、帆を畳む
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1週間も船の上・周りは見渡す限り海、だなんて、退屈するかしら?なんて心配もしていましたが、初日から最終日まで、帆を揚げたり畳んだり、船が傷つくのを守るフェンダーを付け外したり、頭がクラクラするほどある、さまざまな漁師結びを少しずつ勉強したり・・・と退屈している暇はありませんでした。

『仕事』がない時は甲板でのんびり本を読んだり、話をしたり、昼寝をしたり、漁師結びの復習をしたりと、ヴァカンスを満喫。

甲板でゆっくり夢見心地になっていると、船長の急な号令に叩き起こされ、あたふたしている数分後には天気は急変。
雨風に見舞われるなんてことも少なくありません。


先方右は嵐、左は晴天。晴れ間ギリギリを帆走するAlbatros。あっぱれ船長!
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アイゼル湖畔では、風力発電機の多さが際立っていました。
オランダでは75%が化石エネルギー、23%が再生可能エネルギー、
1%が原子力で賄われているそうです
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毎日、夕方頃にはアイゼル湖畔の港町に錨を下ろし、夜ご飯までは自由行動。

そんな時は、町のスーパーに買い出しに行ったり、食事の用意をしたり、街や港歩きをしたり、各自、それぞれの時間を楽しみます。

港湾近くには、紙・ビン・その他のゴミ箱が地中に設置されていて、船上で出たゴミを処分できます。
簡単なシャワールームやトイレもあれば、必要に応じて飲水補給も充電も出来るように。
ここまでインフラが整っているのには驚きました
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空が広く、近くに感じる。飛行機の中から見える空も好きですが、海からの眺めも味わいが
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3日目にはテルスヘリング島へ。干潮・満潮の差が大きく、広大な干潟を体験できます。
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海も楽しいけれど、せっかくなので島観光をと、テルスヘリング島で2泊して、まる一日レンタサイクルで島を一周しました。

島の西端から追い風に助けられて悠々と東端まで走り、北海へ。
途中、幾組もの羊の群れを追い越しました。

海辺のレストランでハンバーガーを食べてエネルギー補給をした後、向かい風と時折降る雨に負けないようにペダルを漕ぎました。


自転車を借りてテルスヘリング島を一周。
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一面に広がるエリカは幽玄的・・・
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テルスヘリング島の煙突にも、船や人魚が飾られる

日中、まだまだ暑い日が続いている内陸でも、朝夕はすっかり秋の気配が漂うテュービンゲンから、残暑お見舞い申し上げます。





投稿者:森さん  カテゴリー:
2019年8月29日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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