北国の春
雨が降り続き、梅雨入りの声もチラホラ聞かれる日本からこんにちは。
森さんの抒情詩のガチャ、欲しいですね。
ところで日本で一時話題になった「親ガチャ」という言葉、知っていますが?
コロナも一進一退の状況で、私も3回目のワクチンも接種してまだ感染せずに過ごしています。
45年勤めた会社生活も一区切りして、のんびりと行きたいところですが、週3日のお勤めを続けています。
先日、以前から入会していたスケッチの同好会の仲間たちと長野県の白馬村に二泊三日で旅行に行ってきました。予約は以前からしていたのですが、会員の中でも行く行かないの議論をしてきましたが、全国に制限が解除されたのを機に決行しました。
ゴールデンウィーク前の平日なので人出はなく、スキーシーズンもそろそろ終わりの白馬村は閑散としていました。ホテルの支配人に聞くと、ここ数年、スキー・スノボーに来ていた国内外の観光客がストップ、アルバイトの従業員も都会から来なくなり、84歳のおばあさんが我々の朝食を作ってくれる状況でした(ちなみに同好会の会長さんも同じ年令、私が最年少の会です)。
とは言っても、季節は北国の春、真っ盛り。桜をはじめ、あぜ道には水仙が咲き乱れる、まさに「雪解け・・・♪(古い!)」の世界が広がっていました。皆、2年以上の監禁生活から解放されたように歩き回り、標高1830mまで登り間近に白馬岳などの名峰をスケッチしてきました。
スケッチ同好会の皆さんも会社をリタイアされた方がほとんど。話題は自然とウクライナとコロナになってしまいます。私の父は北海道の根室、母は樺太(現ロシア領サハリン)生まれなので子供のころから北方領土のことは聞かされていて、母も生前「ロシア人一人ひとりは良い人だが、国の体制となると凶悪」と言っていました。今回の侵攻もこれはDNAとして受け継がれていると感じています。
以前訪れた、フィンランド工科大学の先生もロシア占領時代の市民を監視していた高い建物や港の要塞の大砲が東や西に向けられていることなど複雑な歴史を教えてくれました。
このブログも終了まで残り少なくなりましたが、長い間、ご愛読ありがとうございました.
バルト海に向けて(フィンランド)