国立研究開発法人建築研究所のHPに建具の種類とガラスの種類の組み合わせによる窓の熱性能一覧が公開されている。
「平成28年 省エネルギー基準関係技術資料 エネルギー消費性能計算プログラム(⾮住宅版) 解説」
2.エネルギー消費性能の算定方法 - その他 窓性能一覧
https://www.kenken.go.jp/becc/building.html#top
建具の種類とガラスの種類の組み合わせによる窓の熱性能一覧
【モデル建物方入力シート】
様式B-1 開口部仕様入力シート
【標準入力法 外皮・設備仕様入力シート】
様式 2-3. (空調)窓仕様入力シート
国立研究開発法人建築研究所が公開している技術情報(*)に基づいて算出した、
ガラスの仕様と枠の種類に応じた窓の熱貫流率と日射熱取得率の計算結果を使用する。
(住宅)ガラスの仕様と枠の種類に応じた窓の熱貫流率・日射熱取得率
*建築研究所:平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術資料(住宅)
2.エネルギー消費性能の算定方法 2.1算定方法 第三章 暖冷房負荷と外皮性能
(熱貫流率については)第三章 熱貫流率及び線熱貫流率
(日射熱取得率については)第四節 日射熱取得率
http://www.kenken.go.jp/becc/house.html
特殊板ガラス製品の熱性能等に関する取扱いはこちらへ
(一社)リビングアメニティー協会による、窓の断熱性能を評価するプログラム。個別の製品であるサッシ、板ガラスを任意に組み合わせた時の窓の熱貫流率を計算できます。
このWindEyeに加え、簡易版のWindEyeGlassを平成29年4月に公開。WindEyeGlassは、「建築物省エネ法での基準適合義務対象建築物に係る工事監理マニュアル」に、ガラス中央部の熱性能を証明する書類として例示されています。
http://www.alianet.org/windeye/
窓の代表試験体の試験値(JIS A4710)もしくは、計算値(JIS A2102-1及びJIS A2102-2)を用いて、同種類の窓の熱貫流率を求めることができます。
窓の日射熱取得率については、代表試験体基準がないため、別の算出方法より引用した値を使います。
地域の区分 | 熱貫流率の基準値 (W/(㎡・K)) | 日射遮蔽対策の基準 | ||
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省エネ基準 | 誘導基準 | 省エネ基準 | 誘導基準 | |
1~3地域 | 2.3 | 1.9 | - | - |
4地域 | 3.5 | 2.3 | - | - |
5~7地域 | 4.7 | 2.3 |
・窓の日射熱取得率が0.59以下であるもの ・ガラスの日射熱取得率が0.73以下であるもの ・付属部材を設けるもの ・ひさし、軒等を設けるもの |
|
8地域 | - | - |
・窓の日射熱取得率が0.53以下であるもの ・ガラスの日射熱取得率が0.66以下であるもの ・付属部材を設けるもの ・ひさし、軒等を設けるもの |
地域の区分 | 熱貫流率の基準値 (W/(㎡・K)) | 日射遮蔽対策の基準 | ||
---|---|---|---|---|
省エネ基準 | 誘導基準 | 省エネ基準 | 誘導基準 | |
1~2地域 | 2.3 | 1.9 | - | - |
3地域 | 2.3 | 2.3 | - | - |
4地域 | 3.5 | 2.9 | - | - |
5~7地域 | 4.7 | 2.9 | - | - |
8地域 | - | - |
北±22.5度の方位を除く開口部に次のいずれかの対策を講じるもの: ・窓の日射熱取得率が0.52以下であるもの ・ガラスの日射熱取得率が0.65以下であるもの ・付属部材を設けるもの ・ひさし、軒等を設けるもの |