窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

アドヴェンツ・カレンダー


暖かく、曇ったり晴れたりと、秋日和が続くテュービンゲンから、こんにちは。
上山さんのキノコの写真、すごいですね。今年のキノコ豊作はヨーロッパ中なのでしょうか?
2週間ほど前、道路沿いの原っぱで見かけたのですが、ついつい写真に撮ってしまいました。ドイツでも今年は大きいキノコだらけです。


手のひら大のキノコ
手のひら大のキノコ
もうそろそろ12月。
12月と言えば、アドヴェンツ・(日めくり)カレンダーです。
テュービンゲンに移り住み23年、小学校5年生でシュタイナー教育を受けることになりました。クリスマスを前に、11月にある「聖マルティン市」の準備を親たちがするのですが、毎週1ー2回集まり、綿で天使を作ったり、クッキーを焼いたり、アドヴェンツ・カレンダーを作ったりと、11月になると母は毎年てんてこ舞いでした。

23年前、初めて貰ったアドヴェンツ・カレンダーは、赤い大幅リボンに、24の金色に塗られたクルミの殻(半分)が貼り付けてありました。朝、目を覚ますと、まず下の方から殻をひとつ、ビッとはがし開けてみるのですが、「シュタイナー風」綿天使だったり、チョコボールだったりと、クリスマスまでの毎日の小さな楽しみでした。翌年になると、またまたシュタイナー風、赤い大幅リボンに金クルミが用意されたのですが、物足りなく感じたのでしょうか、その隣にもうひとつ、オリジナル・アドヴェンツ・カレンダーが吊らされました。
毎朝、起きるのがそれはそれは楽しいのなんの。夜寝る前には、翌日なにが出てくるかと、紙袋を透かしてみたり、手探りしたりと楽しみ、夢世界へ。


少しボケていますが、2008年のカレンダー
後ろの机の下には毛糸や包装材が入ったビニール袋
2008年カレンダー
母曰く、コーディネーターの仕事と変わらないアドヴェンツ・カレンダー作りはおもしろい。年頃の娘には、毎日チョコレートばっかり出てきても飽きてしまうだろうと、小物やアクセサリーを良い具合に混ぜ合わせ、順番を決め、こつこつと創り上げていったそう。
16歳になった娘は、ビール・ワイン・タバコの消費が法律上では認められるようになり(現在は改法により17歳から)、もうそろそろ『大人』になるんだから、今年で卒業してもいいんじゃない、アドヴェンツ・カレンダー?との質問に「もしオトナになっても、かぁ(母さん)の子供。子供は変わらないよね」と催促し、30過ぎても、毎年作り続けてもらっていました。

27歳、11月。世界旅行に出かけてきます、という時にも持たせてもらいました、カレンダー、旅のお供に、お守りにと。知らない世界や知らない人びとに出会う、楽しい一人旅の毎日。でも少し寂しくなることもあります。そんな時、毎日のように出てくる「母の一言」に笑わせ・和ませてもらいました。
A(12月1日)からZ(XYZ の12月24日)まで、たとえば A、「あるいて、あるいて、いますか? 山あれば 山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆふべもよろし (種田山頭火)」という紙切れが、喫茶店用1ドル札と共に出てきたり、 B、「Bad Girls Go Everywhere. B は、やっぱり、これしかないね。」や D は、「どっちに行く、だれと出会う、今日は?」だったりと、母の教育は、遊び心いっぱいでした。


2009年はゴロワーズ(!)のカレンダー。大人になった
子供だからこそプレゼントできた代物ですね。
2009年ゴロワーズのカレンダー
トイレットペーパの芯を使ったカレンダー。
これもなかなか面白い、2010年度。
トイレットペーパの芯を使ったカレンダー
2011年度。今年はどんなカレンダーかな?と
ヴァライティー豊富な力作は毎年の楽しみでした。
2011年カレンダー
2012年度、かごカレンダー。
「シュタイナー風・綿天使」が見えますか?
2012年かごカレンダー

去年の11月末、「どうしても忙しくって作っている暇がなかったの、ごめんね。・・・でも珍しくきれいなカレンダーが売ってたのよ」と、シンプル・メルヒェンチックな絵が出てくるカレンダーをもらいました。荷物が少ない日に取りにいきます、と数日後お茶に寄ると、「やっぱり仕事の合間に作ったの、ほら♪」と誇らしげに2013年度・アドヴェンツ・カレンダーをご披露、取り出し方を説明してくれました。


まさに、「母さんが夜なべして・・・」の2013年度・アドヴェンツ・カレンダー。
仕事の合間にプリンター用インクのダンボールを使って。
2013年アドヴェンツ・カレンダー

常にきれいなクリスマスの飾り物や、すきま風のびゅんびゅん吹く娘の家用・寒さ対策グッズが出てくるのですが、数年前から必ず、葛根湯が2ー3袋出てくるようになりました。甘い物より漢方薬、年相応のカレンダーということなのでしょうね。
もうひとつありました、「母上、プロになったんだなぁ」と思ったことが。二十歳で家を出て以来、同じ町に住み続けたのですが、1週間に少なくとも1回は顔を合わせていました。それが1週間、顔を出さなくなったころから、です。「カレンダーに入りきらなかったので、取りに来てください」という招待状が出てくるようになったのは。彼女のコーディネート、「やるなぁ」と感心したものでした。
こんなに楽しい贈りもの。今年は、わたしが作る番です。


「くるま1台、差し上げます。取りに来てください」、笑い転げました。
くるま1台差し上げます

12月、もうすぐクリスマスだと、お茶会などの集まりがわんさかありますが、ドイツではクリスマスは「恋人たちのため」ではなく、キリスト教の家族のお祭りです。そして、友人たちとは大晦日を、花火を上げ共に祝う習慣です。
家族そろって、のんびりクリスマス、今年こそはホワイト・クリスマスになるのかなぁ?



【ブログ運営より豆知識^^】
12月25日のクリスマスに向けた4週間をアドヴェント(待降節)と言い、ドイツの人々にとって一年で一番大切な、喜びにあふれる4週間。その冬の楽しみのひとつが「アドヴェンツ・カレンダー」で、12月1日から12月24日までの数字が窓になっている一枚のカレンダーだそうです。毎朝その日の日付の入った窓をひとつずつ開けて、その向こうに現れるクリスマスに関するイラストを楽しむんだそうですよ^^




投稿者:森さん  カテゴリー:
2014年12月 1日


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プロフィール

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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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南ドイツの小さな大学町テュービンゲンで「競争するより協同で」を教わりながら育つ。暮らしの中や旅路で出会う人たちの人生の多様性に魅了されています。

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