窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

週末にはIKEAへ


すばらしいさんぽ日和、どんより曇り・しとしと雨、そしてまた「ビタミンD日和」と、まるで4月のような春がやってきたテュービンゲンから、こんにちは。
春分も過ぎ、もうそろそろ冬物をしまっても大丈夫かなぁ、と先日、蚤の市用の段ボールとトランクを用意し、整理を始めました。


ソーラーパネル & コレクターの季節。
真ん中の黄色いシールは「反・原発」シンボル
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先週末、引っ越したばかりの友だち2人がシュトゥットゥガルト郊外にあるIKEAへ家具を探しにいくというので、「大きい買物をしたら紅は自力で帰る」という条件付きで、一緒に連れて行ってもらいました。昨年、帰国時にIKEAの開店広告を見かけ、とうとう東京にも、と思いましたが、サービスが徹底された、デザインは無印良品やら通販やらで選り取り見取りな日本で、そう珍しいわけでもなく、欧州ほど広がらないのは想像がつきます。
反対にドイツでは、IKEAは大ヒットしています。見かけよりも機能性を重視して来たこの国は、デザインにかけてどこか「野暮ったく」 ー無印が「MUJI」としてヒットしているのもー そのようなお手頃・シックが売られて来なかったからかとも思います。

1974年、DIYが大好きなドイツ人にピッタリのコンセプトでスヴェーデンの家具屋IKEAがミュンヒェンに登場。現在、IKEAの売り上げ約285億ユーロ中15%はドイツで、との大人気。CMでは「IKEAライフスタイル」がうたわれ、IKEA製品を見かけない家庭や喫茶店などは稀になってきました。
製造方法から品質やセールス方まで、この10年間ずいぶん批判を浴びているIKEAでもありますが、「家具」も安く・使い捨てを消費者は望み始めているようです。代々使われ続けて来た家具などは、どっしり・しっかりとしている分、フレキシブルを要求された現代人には向かないのかもしれません。約20年前と比べ、粗大ゴミ・ヴォッチングで「手垢がこびり付いたおばあちゃんの箪笥」のような掘り出し物は少なくなってきました。替わりにIKEAなどのテックス製家具や板が道端に積まれるようになってきました。

IKEAは目的以外の買物をさせるのがうまいと、ドイツでは評判です。行ってみてたしかに、マーケティングには頭が下がりました。
薄暗い駐車場からエレベーターに乗り込み1階へ、扉が開くとパッと明るい光が「ようこそ、IKEAワールドへ」と歓迎してくれます。混雑するレジと、まるで「腹が減っては戦はできぬ」とでも言うように、家族揃ってホットドッグに食らいついている風景が目の前に広がり、1時間弱のドライブで小腹が減ったとわたしたちも、つい衝動食い。2階へ上がり、商品メモ用紙とIKEAロゴの入った鉛筆をもらい、まるで見本市会場を歩くように様ざまなモデルルームを「体験」しながら、道なりに沿って進みます。2つだけある近道を探し当てるのは不可能に近く、結局出口への道はただひとつ、くねくねと蛇歩きで、ほぼすべての商品を見て回ります。あっちの寝室、こっちの仕事部屋、と遊び疲れた頃には知らずと食堂に立っている、というタイミングには驚きました。入口でホットドッグの誘惑に勝てたとしても、中間でミートボール定食が待ち構えています。一息つき、次はカートを押して、実際にインテリア商品が置いてある「マーケット・プレイス」へ。そこまで手ぶらで来た反動なのか、客ほぼ全員が雑貨や食器、植木やランプなどを、どんどんカートに積みこんでいき、目的の組み立て家具にたどり着く前から、カートは小物でいっぱいに。ごちゃごちゃしたバザールを抜け、天井が高く倉庫のような空間ヘ出ます。そこで、モデルルームでメモをした組み立て家具を探し当て、混雑するレジへ。
友だちも結局、目的だった家具は見つからなかったのですが、しっかり80ユーロのお買い上げ。わたしも「マーケティングに踊らされてどうする」とがんばってみたのですが、欲しい物が見つかってしまいました。

6年間のコーヒーフレンドが来月シェアハウスを出て行くので、1人用コーヒー・メーカーをついつい購入してしまいました。クッキーも600グラムと6人シェアでやっと食べきることができるか出来ないか。パンフレットはモデルルームの道なり。

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IKEA家具を家に持ち帰り、組み立てるのが楽しみ、という人は大勢いますが、わたしもその内の1人。大人用プラモデルの感覚で、不器用だったり、組み立てはあまり好まないという友だちの「お手伝い」に行くときはウキウキします。そして、何人かでワイワイとねじ回しを回しながら楽しみます。
見かけはかっこよく、北欧・シック。低価格が売りな分、品質はほどほど。すべて低品質というわけではないのですが(引っ越し7回、20年来使い続けている!、今でもしっかりしている棚があります)、それでも、やっぱり「本物」の手触りや品質も忘れたくはないと思います。


 蚤の市で掘り出し物探し。
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投稿者:森さん  カテゴリー:
2015年3月24日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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