窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

今日もまた、変わった風が吹く東京から、こんにちは。


先日、大雪・雨・風に恵まれた水俣、関西、沖縄の南日本の旅を終え、頭も心もお腹もいっぱいになって再び東京へ戻ってきました。
 
コロコロと、一日一日天気が変わり、南風が吹いて暖かくなり、ああ春だ、と思ったらびゅうびゅうと北風が寒い空気を連れてきたりと、予測が出来ない天気が続きますね。
みなさんも、お身体に気をつけてください。
「明日は明日の風が吹く」って、てっきり欧米かどっかの、「偉い人」の言葉かと思い込んでいたのですが、日本の言葉だったのですね。近頃やっと、日本のこんなーー昨日の天気はどこへやらーーという日々を繰り返し、そんな言葉も出てくるだろうな、と少し分かったような気がするようになりました。
 
福田さん、帰っていらしたのですね。お会いできなくて残念でした。おっしゃる通り、わたしも日本の自然界って、本当に豊かだと思います。いつか、お話しできる機会があれば、うれしいです。
「小さな生態系の変化」、本当ですね。気候、そして生態系がわたしたち人間の営みにより変わっていく、それはもう止められない所まで来てしまっているのかもしれませんが、わたしたちの生きていく基盤となっている地球に出来るだけ負担をかけない暮らしを目指したいです。
 

マヤ紅梅: 京都で見かけたマヤ紅梅。もうすぐ春。
マヤ紅梅
 
久しぶりの長期帰国なので、昔、ずいぶんとお世話になった水俣ヘも行って来なくっちゃ、と「外人用・ジャパン・レールパス」を使い、1月末から旅に出ていました。
「今夜から低気圧が流れ込み大雪になります」とラジオで聞きながら、東京でバタバタと借りてきた登山用のリュックを詰め、テラスに出ては気温と空模様をチェック。
「な〜ん、日本の天気予報もドイツと同じ、間違えることもあるさ」なんて、軽く考えていました。
朝、4:15に目覚ましが鳴り、のそのそと起き上がり、光がどことなく違うのでカーテンを引いてみて・・・一気に目が覚めました。
え?ここ、東京でしょ?!カステラの厚さぐらいの雪が積もっているじゃない!吹雪いているじゃない!と、仰天しました。
電車は動くのかなぁ、と半信半疑で早めに駅まで行ってみると、駅員さんたちが7人掛かりで線路やホームを除雪していて、ほぼ定時出発できたのにも驚きました。(遅れて当たり前だろ、というドイツだったら考えられません!)
新幹線に乗る品川には、遅れている一本前の電車を乗り継いで、予定より早く到着。「遅れ気味」のひかりで、約15分遅く出発したのですが、新大阪に着く頃には5分程度になっていました。
5分の遅れ、と言えば、ドイツではよくあること。のんびり、ゆったり、外の風景を見ながら新幹線の旅を楽しみ、出発から半日後に新水俣の駅に、霙を連れて到着しました。
 

「下界」では霙でも、天の近くは雪が積もる石飛のお茶畑。
獣の足跡もくっきり残り、「足跡当て」も楽しめる。
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迎えに来てくれた吉本さんをすぐに発見し、懐かしい助手席に乗り込み、ウキウキ。
十数年前、吉本さんに連れられて、魅力たっぷりのモノ作りたち、じっちゃん・ばっちゃんたちに出会わせてもらい、それまであまり知らなかった「わたしの日本・世界」に強く魅かれるようになりました。「地形を読むこと」が出来ることを教わり、旅が一段と楽しくなって、地理の勉強を始めることに決めたのも、彼の影響でした。
 
水俣病が生み出した数々の問題。偏見、差別、いじめや対立。わたしの経験と言葉では言い表せない凄まじい人生を強いられ、歩み、それでもそのマイナスをプラスに変えていった水俣の人たちの力。
それらを乗り越えてきて、「今、そして未来へ」を生きた、そして生きている人たち。
水俣病が、「安心・安全なものを作ろう」に繋がり、お茶や柑橘類、食べ物の有機栽培に力を入れるようになった水俣。
10年ぶりに水俣に「帰り」、当時、「他人」にここまでしっかりと受け止めてもらえることがあることに感動し、魅了され、幸せな、言葉にならない時間を過ごさせて頂いたことが昨日のことのように思われる、2016年・南日本の旅を始めたのでした。

 
久しぶりに水俣での贅沢をいただきまーす。
釣って、加工し、御馳走に・・・澤さんの安心・安全・手作り・カラスミ・スパゲッティー!
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標高約500mの雪に覆われた石飛(いしとび)にも長靴を履き、連れて行ってもらいました。
そこは、お茶作りの天野さんが息子と2人で、拾って来たモノで建てた小屋があり、十数年前に囲炉裏のある生活を楽しませてもらった思い出深い場所です。
 
天野お父さんは、水俣・石飛に、その土地に根ざした暮らしを続けているお茶作りで、わたしの最も尊敬する「遊びの達人」です。
今そこにあるモノを大切にする、水俣ならではの土地柄なのか、滅多に降らない雪が積もったので、遊ばなければもったいない、とカマクラを作ったり、ナチュラル・かき氷(かき雪)に手作り・ショウガ・シロップをかけてたらふく食べたりと、煙にいぶされながら10年ぶりとは思えない夜が更けていきました。

 
石飛の囲炉裏のある暮らし。
当時、約半年のあいだ転がり込まさせて頂いた「天野小屋」。
すきま風がビュウビュウ吹くなか、囲炉裏の火を囲み交わす酒や話、モノ作り。
ここはわたしの「原点」でもあります。
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ツララ・キャンディーはいかが?
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宮本常一の「忘れられた日本人」に惹かれるのは、「忘れられない日本人」がまだこの日本にいるからなのかもしれません。
寛大でやさしく、暮らしを楽しみ生きている、輝いている人たち。今回の旅でも、そんな人たちに出会わせてもらいました。
 

遊ぶ時も精一杯!薄暗くなっても今こそと、
ソリも楽しめるカマクラを作る天野お父さん。
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今しかない、囲炉裏端のおもてなし。かき雪にショウガ・シロップは好評。
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日本は今、田舎が元気だ、とよく耳にします。もちろん、都会が近づこうとしている全自動で便利な世界も魅力的であるのは分かるのです。でも、わたしだったら、少し不便で工夫や我慢が必要とされる生活の方が、楽しみながら生きていけるように思うのですが、甘っちょろいロマンチストなのでしょうか?




投稿者:森さん  カテゴリー:
2016年2月25日


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プロフィール

松本さん

2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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元・協会 調査役。現在は、AGCのショールーム「AGC studio」勤務。

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デンマークに1993年より在住。環境に優しくて健康的なライフスタイルを自転車で走りながら実践しています。

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ミラノに22年目、古いものと新しい物が混在する面白い町です。日本のみなさまに何かお伝えできることがあれば嬉しいです。

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森さん

南ドイツの小さな大学町テュービンゲンで「競争するより協同で」を教わりながら育つ。暮らしの中や旅路で出会う人たちの人生の多様性に魅了されています。

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