窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

エコアイランド・宮古島


まだ寒くなったりしているのに、花粉が飛び交う東京から、こんにちは。
上山さん、いいですねぇ、アンビエンテ!見本市っておもしろいですよね!
写真にあった昔の作業台が、家にあるなんてうらやましい!15年前まで工作の授業で使っていて、「わたしもいつかは・・・」と、憧れています。
 
今まで沖縄に行きたい行きたいと思いながら、機会を逃してしまっていたのですが、やっと体験することができました!それも宮古島です!
約10年前にバリ島へ旅をし、8週間も入り浸っていたのですが、当時、沖縄に出会っていたら、バリ島の感じ方もずいぶん違っていたのだろうなぁ、と思いました。
宮古島にも、今もまだ「祈りのある暮らし」が残っていて、いたるところに神聖な場所があり、人びとに忘れられたような自然がありました。
そこに、巨大なチョウ(オオゴマダラ)がふ〜わふ〜わと舞い・・・ハッとおとぎ話の世界に迷い込んだような気分でした。
 
観光スポットの砂山ビーチ。
シーズン・オフで無人浜辺でした。
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一泊目は、宮古島出身の女性建築家・伊志嶺敏子さんが宮古島の風土に学び、設計した宿泊施設「かたあきの里」に泊まらせて頂きました。
室内にはテレビがなく、ザワザワと防風林を揺さぶる風の中に一人、雨よけの下に座り、真っ暗な、雨がザーザー降る夜の宮古・ネイチャーシネマを満喫しました。雨の合間に虫や動物、なんだか判らない叫び声にも似た鳴き声を聞きながら、翌日からの出会いに心が躍らせていました。
ベッドに横になりガタガタッという窓を揺さぶる風を子守唄に、ぐっすり眠ることができました。
噂には聞いていたのですが、実際に見て・感じることのなかった伊志嶺敏子さんの建築物。見学、そして体験させて頂いて、惚れ惚れしました。
 

かたあきの里。閉ざしつつ開く造り。
室内の間接照明が目にやさしい。
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宮古島には市の「エコアイランド推進課」が運営する、宿泊も可能な市街地型と郊外型エコハウス2棟が建てられています。
環境省エコハウスモデル事業(2009年)で、全国に20の自治体で建設されている内の一つです。(http://www.city.miyakojima.lg.jp/gyosei/ecoisland/ecohouse/
 
では、「エコハウス」は何がエコなんでしょうか?
第一に、宮古島の(その土地の)風土に合った建て方をしていること。
宮古島は「台風銀座」と呼ばれるほど、毎年台風の被害がすごいので、その風土を考慮したとき、台風が来た時には守り、暑い日が多い日常では陽射しを遮り、風を通す工夫が必要です。
泊まらせて頂いた市街地型エコハウスでは:
- 花ブロック(有孔コンクリートブロック)で風を通しながら守り、周りに防風林や木を植えることによって守りながら暑さを和らげる。
- 地窓から室内に風を取り込み、換気を促す。
- 核家族を想定して、スケルトンインフィル工法で建てられ、家族構成が変わっても、その時どきに建てなおすのではなく、住み手に合わせながらカスタマイズできる。
- 内装に木(杉)を頻繁に使い、裸足で過ごすことが多い宮古島の暮らしで、足もとからの「気持ちがいい」を。
- 子供たちが部屋に引き蘢ってしまいにくいよう、みんなの勉強室がある。そこは1階のリビングキッチンから閉ざされていなく、「共同生活」が意識されている。
 
・・・そんな・こんな工夫がしてありました。
クーラはなく、夏は湿気もあるし暑くもあるそうです。でも、わたしはクーラーをがんがん効かせた寒い夏より、汗を流しながら「ああ暑い!」と文句を言いながら扇風機と遊ぶ方が好きです。お肌もしっとり、きれいになりますし。
なんて、夏場の宮古島を知らないので言えるのでしょうか?経験したら、考え方も変わるのでしょうかね?
 

守りつつ、オープンに。市街地型エコハウス。
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リビングキッチン。二階は共同勉強部屋。
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伊志嶺さんや事務所の人たちに宮古島を見せて頂きましたが、昔からある集落から、その風土に合った建て方のヒントをもらったそうです。
日本では暮らしの変化とともに、家も各世代で「消費するモノ」に変わってきてしまっている、と様ざまな人からお話し頂きました。
でも、昔の民家などは、一回建てたら、家族代々に引き継がれていきましたよね?
それは、わたしたち現代人にも、「家族」という枠に捕われずに新しい引き継ぎかたを考え、できることのように思うのですが、そうすることによって、贅沢で豊かな「日本的住まい方」がゆくゆくさき「観光資源」にもなると思うのですが、どうでしょう?
わたしが言うまでもなく、新しい「共生の形」が日本にも広がりつつあるそうです。
もうそろそろ半年の日本長期帰国が終わってしまうので、その噂にだけ聞いた新しい共生の形は、次回のおたのしみに取っておくことにします。
 
所変わって、新潟にも行ってきました。雪が残っている中、
フキノトウが春を告げていました。天ぷらにしたらおいしそう!
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投稿者:森さん  カテゴリー:
2016年3月29日


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2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

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