窓から見える青い空。この空がいつまでも続くように、いろいろ考えたいエコのこと。というわけで、エコ先進国と言われるドイツ、デンマークにお住まいのおふたりにも参加いただき、エコについてのよしなしごとを楽しく気軽に、でも真剣に語り合います。
今日もエコ日和

光へ向かって



暖かい11月で冬らしくならないからと油断をしていたら、師走を前に急に寒くなって夜間凍結。道路に凍結防止剤を撒くトラックのオレンジ色のライトが、近づいて遠ざかるのが窓の外に見えました。冬が来ました。

クリスマスを待つ待降節(アドベント)の第一日曜日の朝には、日の出前で暗くて何も見えない窓の外に、白くて柔らかいものがふわりふわり。「雪!」ようやく明るくなると、街も森も冬景色。11月に雪が降るのが珍しいだけでなく、暖かい日が続いていたから、驚きです。しかも前日の天気予報では「晴れ」の予想だったのに。けれども、街の広場に立ったクリスマスツリーも雪化粧で、点灯式に少しだけロマンチックな装いになりました。

寒くなったので、防寒のコートや毛糸の帽子や手袋を取り出して、「3月にノルウェーへスキーに行った時に着たのだっけ」。季節が巡って、また寒くなって、それなのにまだCOVID-19は収まらず。


冬が来ました
IMG_0527冬が来ました.JPG

本当に、デンマークでも週末の森は人でいっぱいです。ドイツの森さんのお便りをうかがって、思わず笑いがこぼれました。国外への旅行は自粛だし、イベントや行事は中止だし、個人のパーティも食事会も集会は10人以下ではままならないし。それで家族連れで、友達そろって、森を散歩。

ところで、近くの森の「森の幼稚園」がフランスのテレビ局の取材を受けたという記事が、地元の新聞にありました。デンマークの樹々の中での、幼児たちの1日の活動が、フランスへ紹介されたのだそうです。実は今年は春から新型コロナの影響で、一般の幼稚園でも幼児たちは、1日のほとんどの時間を屋外で過ごしています。庭の遊具や砂場で遊んだり、歌を唄ったり、追いかけっこをしたり。そして、いつもの通り、二人ずつ手をつないで列を作って、森や広場へ散歩に出ます。「森の幼稚園」ほどワイルドではないかもしれないけれど、雨が降っても風が吹いても寒くても、屋外で遊ぶ子供達は元気いっぱいです。

ここ5年ほどは、国の森や草原に設けられている簡易宿泊施設(シェルター)の利用者が増えているそうです。森で切り出した木材を積み上げて造られたシェルターは屋根付きの台で、寝袋にもぐったら、夜空の下で眠るというのが評判になのです。キャンプファイヤーの設備が用意されたところもあります。


冬の緑と空
IMG_0528冬の緑と空.JPG

新型コロナウィルスの影響で屋内での集会に厳しい規制がある今年は、森で週末の散歩中に、シェルターでの誕生会を見ることがしばしば。テーブルクロスの上に美味しそうな料理を並べて、ワイングラス片手におしゃべりが途切れないおしゃれな女性のグループ、お弁当持参でピクニックの子供達の誕生会、そして、焚き火の上の本格的なバーベキューと缶ビールで楽しむ男性のグループ。樹木の合間から、森の中でのカジュアルなパーティの楽しそうな様子が伝わってきます。

自宅を出て、森の中では、必要不可欠なものしか持っていません。それで、足りないものがいろいろあったり、ハプニングがあったり、それもまた森の中だから、笑って気にせず、慣れた「いつもどおり」とは違う特別な誕生会がより楽しくなるのかもしれません。


星を飾って
IMG_0530星を飾って.JPG

もう3週間ほどでクリスマス。家も街もモミの木と松ぼっくり、赤い帽子の妖精ニッスや天使たち、そして星や光の飾りがついて、和やかな温かい雰囲気です。「ユル(Jul)」と称するクリスマスはデンマーク人にとって年間最大の祝日。とても大切にしている伝統行事です。そして、遠く離れた家族も揃って集う特別な祭日です。けれどもすでに保健庁からクリスマス期間の注意事項が告げられています。家族の集まりは10人以下、集まって良いのは頻繁に会っている家族だけ、食卓の席はそれぞれ1mの間隔、室内の換気をこまめに、そしてもちろん、手洗いや消毒を忘れずに。


光の装い
IMG_0537光の装い.JPG

いつもなら、クリスマスイブのミサは一年に一度だけ、デンマーク人のほとんどが教会へ行くので満席で混み合うほどなのに、今年は人数制限で予約制、空席の多い不思議な雰囲気になりそうです。

けれども、いつものように、冬至を過ぎたら光が戻ってきます。暗い季節はもうすぐ終わり、わたしたちは光へ向かっているのです。


街の広場のクリスマスツリー
IMG_0535街の広場のクリスマスツリー.JPG

スカンジナビア北部から冷たい風が、暖かい日の続いていたデンマークの上空に流れ込んで、季節が冬へ移った11月末、悲しい知らせを受けました。森さんの便りにあったように、ミラノの上山レイコさんが急に亡くなられたのです。毎月の便りから元気で活躍の様子を聞いていたので、訃報を受けても驚くだけで、信じられませんでした。会ったことはなくても、エコブログの仕事仲間である上山さんの逝去は、親しい友人を亡くしたように悲しく思いました。ミラノ郊外の家に引っ越して、いろいろな新しい夢や希望が広がっていたでしょうに。心からレイコさんの急逝を悼みます。





投稿者:福田さん  カテゴリー:
2020年12月 8日


ページの先頭へ

プロフィール

松本さん

2011年夏から協会に参加。省エネ担当。技術開発出身で戸惑うことが多く、右往左往しています。ミステリー、オーディオとペットとの散歩が趣味。

詳しいプロフィールはこちら

木原さん

元・協会 調査役。現在は、AGCのショールーム「AGC studio」勤務。

詳しいプロフィールはこちら

福田さん

デンマークに1993年より在住。環境に優しくて健康的なライフスタイルを自転車で走りながら実践しています。

詳しいプロフィールはこちら                 

上山さん

ミラノに22年目、古いものと新しい物が混在する面白い町です。日本のみなさまに何かお伝えできることがあれば嬉しいです。

詳しいプロフィールはこちら                 

森さん

南ドイツの小さな大学町テュービンゲンで「競争するより協同で」を教わりながら育つ。暮らしの中や旅路で出会う人たちの人生の多様性に魅了されています。

詳しいプロフィールはこちら

Calendar

2021年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

Category

news

Back number

エコガラス

窓からエコをはじめませんか。熱をしっかり遮断する、省エネのエコガラス。

エコガラス

Copyright © 2006-2010 板硝子協会. All Rights Reserved.